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PIM-H220 は、蒸気を出したくない場所に置きたい人や、注ぐお湯の量を量りたい人なら候補にしやすい電気ポットです。ただし、注ぎ始めの1杯目がぬるいという口コミがあり、70度の保温でミルクを少量ずつ作りたい人にはおすすめしにくい面があります。
一方で、蒸気が外に出ないことと、70度などの保温温度を選べることは、同じ中身の白いモデルを含めて評価する声が見られました。1回目から70度ちょうどのお湯を少量ずつ出したい人かどうかが、選ぶときの分かれ目になります。
PIM-H220 そのものの口コミは、まだ数が少ない段階です。そのためこの記事では、取扱説明書の記載と、同じ中身の白いモデルの声も合わせて整理しました。
この記事で伝えたいのは、口コミの数や評価の高さではありません。それぞれの不満がどんな使い方の人に影響し、どんな人なら気にしなくてよいのか。そこまで分けて見ていきます。
- 気になる口コミ: 注ぎ始めの1杯目がぬるい/沸とう後に70度まで下がるのに時間がかかる/お知らせ音を消せない
- 評価されている点: 蒸気が外に出ない/70度など保温温度を選べる/注いだお湯の量が表示される
- おすすめしにくい人: 1回目から70度ちょうどのお湯を少量ずつ出したい人、夜間の電子音を消したい人、なるべく小さく軽いポットがよい人
- おすすめな人: 蒸気を出したくない場所に置きたい人、注ぐ量を量りたい人、黒い角型のデザインを選びたい人
PIM-H220
PIM-H220 の口コミはまだ少ない。この記事で使う声の出どころ
PIM-H220 は、タイガー魔法瓶の蒸気レスVE電気まほうびん〈とく子さん〉のコードレスタイプで、容量は2.2L、色はアーバンブラックの1色です。発売は2025年9月21日。発売から1年ほどしか経っていないこともあり、PIM-H220 そのものについて内容まで確認できた口コミは、ごく少数にとどまります。
声が少ないのは、発売からの期間が短いためです。評判が悪いから声が無い、という話ではありません。ただ、少ない声を「みんなの評価」のように膨らませるわけにもいきませんね。
そこでこの記事では、取扱説明書に書かれている事実を柱にしています。取扱説明書の「故障かな?と思ったら」の欄には、使う人が気になりやすい現象が仕様として書かれていて、口コミの内容と照らし合わせると、どこまでが仕様でどこからが個人の感じ方かを切り分けられます。
もう1つの柱が、同じ中身の白いモデル PIM-N220 の声です。PIM-N220 はWEB限定色のウォームホワイトで、取扱説明書は「PIM-H型/PIM-N型」として1冊にまとまっており、仕様表にも H と N の区別がありません。中身は同じで、違うのは色と売られ方だけ。そのため、使い勝手や機能に関する声に限って「同じ中身の白いモデル」の声として扱います。色や艶に関する声は、PIM-H220 には当てはまらないので使いません。
さらに、同シリーズの3.0L(PIM-H300)の声も、蒸気を外に出さない構造やお湯の計量のように、容量に関係なく共通する仕組みの話に限って補助的に使います。容量・重さ・冷める時間のように、容量で変わる話には使いません。
以降、声を取り上げるときは、「PIM-H220 の口コミ」「同じ中身の白いモデル」「同シリーズの3.0L」のどれなのかを文ごとに書き分けていきます。どの声も原文の転載ではなく、要点をまとめたものです。
PIM-H220 の悪い口コミ・気になる評判

購入前に知っておきたい気になる声を、購入判断への影響が大きい順に4つ取り上げます。
それぞれについて、何が起きているのか、どんな使い方の人に関係するのか、逆にどんな人なら気にしなくてよいのかまで分けて整理していきます。
注ぎ始めの1杯目がぬるいという口コミ
一部には、注ぎ始めの数十mLがぬるく感じられ、少量ずつ作る粉ミルクには向かないと感じたという声もあります。これは PIM-H220 の口コミに1件あったもので、対象機種そのものの声の中では、購入判断にいちばん関わる内容です。
どういうことかというと、保温温度を70度に設定していても、注ぎ始めに出てくるお湯が設定より低く感じられる、ということです。一度にたっぷり注ぐなら最初の少量は全体に混ざって目立ちませんが、1回に数十mLしか注がない使い方だと、その最初の分が占める割合が大きくなります。
取扱説明書の「故障かな?と思ったら」には、1杯目のお湯は水量表示計の水量管にたまっているお湯が給湯されるため、ぬるくなることがある、と書かれています。つまり故障ではなく、仕様として起こりうる現象です。
同じ趣旨の記載は、同じ〈とく子さん〉の別ラインである PIS-G 系の取扱説明書にもあります。水量管を持つポットに共通する性質で、PIM-H220 だけの欠点というわけではありません。とはいえ、これを避けるための操作は取扱説明書に書かれていないので、この記事でも回避策として何かを勧めることはしません。
補足として、注いだ量の話も分けておきます。PIM-H220 は注いだお湯の量を10mL単位で表示しますが、取扱説明書には「表示される給湯量は目安です」と明記されています。同じ中身の白いモデルには、この表示はミルク用には参考程度という声もありました。こちらは温度ではなく量の精度の話で、別の論点です。
困りやすいのは、赤ちゃんのミルクを70度保温で少量ずつ作る人、1回に数十mLだけ注ぐことが多い人です。
一方で、カップ麺・お茶・コーヒー・料理で一度にまとまった量を注ぐ人なら、最初の少量の温度差は目立ちにくく、大きな不満につながりにくいでしょう。
そのため、ミルクを少量ずつ作る用途を最優先する人は購入前に注意が必要ですが、まとまった量を注ぐ使い方が中心の人なら、過度に心配しなくてよい点です。
沸とうしてから70度まで下がるのに時間がかかるという声
一部には、ミルク用に70度へ冷めるまで長くかかる、という声もあります。これは同じ中身の白いモデル(PIM-N220)の口コミに1件あったもので、冷め方は容量と構造で決まるため、同じ2.2Lの PIM-H220 にもそのまま当てはまります。
取扱説明書には、冷める時間の目安が容量ごとに載っています。2.2Lタイプ・満水・室温23度の条件で、沸とうしてから90度保温になるまで約2時間20分、80度保温まで約4時間20分、70度保温までは約7時間30分です。
これは、まほうびん構造で冷めにくいことの裏返しです。保温力が高いということは、意図して下げたいときも下がりにくい、ということですね。取扱説明書には、湯量が少ないと冷めやすくなる、とも書かれています。
取扱説明書に書かれている範囲で、関係する機能を1つ挙げておきます。省エネコースの「省エネ湯わかし」を選ぶと、設定した保温温度になった時点で湯わかしが終わり、沸とうまで上げません。ただし、同じコースの「省エネ保温」は、2時間以上キー操作がないと設定より約5度低い温度で保温します(保温選択などのキーを1度押すと、約1分で元の温度に戻ります)。ここでは機能の説明にとどめ、ミルク作りにどの使い方が適切かは、この記事では判断しません。
困りやすいのは、沸かしたてのお湯をすぐ70度で使いたい人です。夜中や朝に、その場で沸かしてすぐミルクを作りたい、という使い方が当てはまります。
一方、90度や98度で使う人には関係のない話です。70度保温に設定したまま置いておく人も、一度下がってしまえば以降は70度で保温されるので、問題になりにくいでしょう。
「毎回沸かして、すぐ70度で使う」使い方には合いません。「70度で保温しておいて使う」使い方なら、気にしなくてよい点です。
お知らせ音を消せないという声
一部には、夜間にお知らせ音が鳴るのが気になる、という声もあります。同じ中身の白いモデル(PIM-N220)の口コミに1件あったもので、音の仕様は PIM-H220 も共通です。
取扱説明書によると、湯わかしが終わると「ピー」と5回、キッチンタイマーの終了で「ピピッ」と10回、内容器の洗浄終了でも「ピー」と10回鳴ります。そして、この音を消す操作は取扱説明書に載っていません。音量を下げる設定もありません。
1つだけ関連する記載があります。節電タイマーをセットした後は湯わかし終了の音が鳴らない、と取扱説明書の「音が鳴らない」の項に書かれています。これは音の仕様として書かれている事実で、夜の音対策として案内されているものではありません。
なお、ここで話題にしているのは操作や完了を知らせる電子音のことで、沸とう中の「ゴー」という音とは別物です。沸とう中の音については、良い口コミの章で取り上げます。
困りやすいのは、赤ちゃんが寝ている部屋や寝室の近くで、夜間に沸かすことが多い人です。深夜に「ピー」と5回鳴るのが響く環境なら、購入前に知っておきたい点ですね。
一方、日中に沸かすことが多い人や、キッチンが寝室から離れている間取りなら、気にしなくてよい話です。
夜間の電子音を完全に消したい人には合わない可能性がありますが、沸かす時間帯や置き場所でかわせる人なら、大きな問題にはなりにくいでしょう。
思ったより大きい・2.2Lだと1日2回の給水になるという声
同じ中身の白いモデル(PIM-N220)の口コミには、思ったより大きいという声と、家族で使うと1日2回は給水が要るという声が見られました。どちらも寸法と容量の話なので、同じ2.2Lの PIM-H220 にそのまま当てはまります。
取扱説明書の仕様では、外形寸法は幅21.8×奥行30.8×高さ27.9cm(とっ手を倒した状態)、質量はコードを含めて3.3kgです。奥行が30cmを超えるので、置こうとしている棚やカウンターの奥行を先に測っておくと、届いてから置けないという事態を防げます。
容量については、同シリーズに3.0Lの PIM-H300(高さ31.9cm・3.6kg)があります。2.2Lで足りないと感じそうなら、容量違いという選択肢がある、という事実だけここでは押さえておいてください。
困りやすいのは、ミルク・お茶・料理で1日に何度もお湯を使う家族、そして置き場所の奥行が浅い人です。
一方で、1〜2人暮らしの人や、1日に使うお湯が2L前後に収まる人なら、給水は1日1回で済むことが多く、大きさも一般的な電気ポットの範囲に収まります。
給水が1日2回になっても苦にならないか、奥行30cm超の置き場所が取れるか。この2つで判断するとよいでしょう。
このほか、1件ずつの少数の声も短くまとめておきます。PIM-H220 の口コミには給湯レバーのメッキに指紋が付くという声、同シリーズの3.0L には黒い本体でほこりが目立つという声がありました。取扱説明書の手入れ方法は、ふたや本体をよくしぼった布でふく、です。
保温中もバックライトや表示が点いたままなのが気になる、という声は同シリーズの3.0L と白いモデルに1件ずつ。こちらは取扱説明書に消す操作があり、[まほうびん]キーを約3秒長押しするとバックライトを消灯できます(節電タイマー中は操作できません)。
白いモデルには、水量目盛りがやや見づらい、給湯ボタンが押しにくい、長時間保温した後のにおいが気になる、沸とうに時間がかかる、という声も各1件ありました。においについて取扱説明書は、残り湯は捨てる、カルキ臭は沸とう後にふたを1度開け閉めする、と案内しています。沸とう時間は満水で約24分(700W)です。
悪い口コミから分かる PIM-H220 をおすすめしにくい人
ここまでの気になる声を使い方ごとに整理し直すと、PIM-H220 が合わない可能性があるのは、次の3タイプの人です。自分の生活に照らして、当てはまるものがないか確かめてみてください。
ミルク作りで、1回目から70度ちょうどのお湯を少量ずつ出したい人
注ぎ始めの1杯目がぬるくなることがある仕様と、沸とうしてから70度に下がるまで約7時間30分かかる性質。この2つは、少量ずつミルクを作る夜の使い方でちょうど重なります。数十mLごとに温度を揃えたい人ほど、期待とのずれを感じやすいでしょう。
70度で保温しておいたお湯をまとめて使うぶんには別の話ですが、「沸かしてすぐ、最初の一口から70度」を求めるなら、この機種を選ぶ理由は薄くなります。
夜間に寝室の近くで沸かすことが多く、電子音を完全に消したい人
湯わかし終了の「ピー」5回をはじめとするお知らせ音は、取扱説明書に消す操作がありません。音量の調整もできない作りです。寝室と続きのキッチンで深夜に沸かす習慣がある人は、その音が毎回響くことになります。
沸かす時間帯をずらせない事情がある家では、合わない可能性があると考えておくのが安全ですね。
なるべく小さく軽い電気ポットにしたい人
奥行30.8cm・重さ3.3kgは、取扱説明書の仕様値です。数字だけ見ると意識しにくいのですが、奥行が30cmを超えることは、置き場所によっては効いてきます。棚の奥行が浅い、給水のたびに本体を持ち上げる、という条件なら、もう少し小さく軽い機種の方が扱いやすいでしょう。
同じ〈とく子さん〉には、奥行が短く軽い機種もあります。どちらが自分に合うかは、後の章で比較記事とあわせて触れますね。
この3つに当てはまらない人にとっては、前の章で挙げた気になる点が、購入をやめる決め手になる場面は限られる、ということでもあります。
PIM-H220 の良い口コミ・評価されている点

ここからは、評価されている点です。良いという声をそのまま並べるのではなく、その長所が生活のどんな場面で役に立つのか、前の章の注意点とどう関係するのかまで含めて見ていきます。
蒸気が外に出ないので置き場所を選びにくいという声
同じ中身の白いモデル(PIM-N220)では、蒸気が出ないことを評価する声が複数見られました。同シリーズの3.0L(PIM-H300)にも同様の声があります。置き場所を選びにくい、小さな子どもがいても安心して置ける、という方向の内容です。
生活の場面に置き換えると、吊り戸棚の下や壁ぎわに置いても、蒸気による結露や家具の傷みを気にしにくい、ということです。小さな子が手を伸ばしても、蒸気でやけどをする心配が減ります。
仕組みは公式サイトと取扱説明書に書かれています。蒸気キャッチャー構造といって、湯わかし中の蒸気をふたの内部で冷やして水滴に戻し、内容器へ戻すことで、蒸気を本体の外に出しません。メーカーはこれを「蒸気レス」として打ち出しています。
ただし、取扱説明書には注意も書かれています。本体を傾けたり倒したりするとお湯が流れ出るおそれがある、スライド式テーブルの上では蒸気がこもらないよう注意する、という内容です。蒸気が出ないことと、倒れても安全なことは別なので、子どもの手が届く場所に置くなら転倒には気を配ってください。
蒸気と並んで、沸とう中の音が気にならないという声も、白いモデルに1件、同シリーズの3.0L に2件ありました。静かさについてメーカーが数値や訴求を出しているわけではないので、あくまで感じ方としての声です。取扱説明書には、「ゴー」という音は泡がはじける音で、内容器が汚れていると大きくなるためクエン酸洗浄をする、と書かれています。前の章で触れたお知らせ音とは別の話です。
満足しやすいのは、キッチンが狭い家、吊り戸棚の下に置く家、小さな子どもがいる家庭でしょう。
70度など保温温度を選べて飲み物やミルクに使いやすいという声
PIM-H220 の口コミには、70度に設定できることを選んだ理由に挙げる声があります。同じ中身の白いモデル(PIM-N220)でも、ミルク用に70度や80度の保温を評価する声が複数見られました。
生活の場面では、ミルク用の70度や、緑茶に向く低めの温度を、毎回沸かして冷ます手間なく保温したまま使えるということです。飲み物ごとに温度を決めて淹れる人には、その温度で待っていてくれる安心感がありますね。
取扱説明書の仕様では、保温は98度・90度・80度・70度の4段階と、ヒーターを使わないまほうびん保温を合わせた5種類です。湯わかし中でも保温中でも変更できます。まほうびん保温にした場合、2.2Lタイプでは2時間後に約88度(満水・室温23度の条件)です。
ただし、この長所は前の章の2つの注意点とセットで見る必要があります。注ぎ始めの1杯目はぬるくなることがある点と、沸とうしてから70度まで下がるのに約7時間30分かかる点です。「70度にした後、保温しておいたお湯を使う」ぶんには便利ですが、「沸かしてすぐ70度」「最初の一口から70度ちょうど」を求めると、期待とずれる可能性があります。
そのため、ミルク作りに最適と言い切るのではなく、保温したお湯を使う前提の人に向いた機能、と捉えるのが正確でしょう。お茶やコーヒーの温度を決めて淹れる人、80度・90度で使う人なら、注意点の影響を受けにくく、長所をそのまま活かせます。
注いだ量が表示される・水量計が光って見やすいという声
注いだお湯の量が表示される機能について、同じ中身の白いモデル(PIM-N220)に2件、同シリーズの3.0L(PIM-H300)に1件、便利だという声があります。水量計が光って残量が見やすいという声も、同じく白いモデルに2件、3.0L に1件ありました。
お湯計量は、注いだ量を約10〜990mLの範囲で10mL単位で表示する機能です。2秒以内にもう一度給湯すると、量が加算されます。カップ麺やスープ、料理で決まった量のお湯を使うときに、計量カップを出さずに済むのが生活上のメリットです。電動給湯のときだけ働き、取扱説明書には表示される給湯量は目安、と書かれています。
バックライト水量計は、通電中に水量計が点灯して残量が見える仕組みです。夜や照明を落としたキッチンでも、給水のタイミングが分かります。点きっぱなしが気になる場合は、[まほうびん]キーの約3秒長押しで消灯できるので、寝室に近い場所に置く人も調整できますよ。
満足しやすいのは、料理やインスタント食品で決まった量を注ぐことが多い人、照明を落とした時間帯にお湯を使う人でしょう。
節電タイマーと保温力で朝すぐ使えるという声
同じ中身の白いモデル(PIM-N220)では、保温力や省エネ、タイマーで朝すぐお湯が使えることを評価する声が複数見られました。
節電タイマーは、6〜10時間の5段階で設定します。セットするとヒーターが止まってまほうびん保温に切り替わり、終了の1時間前から湯わかしが始まります。寝る前にセットしておけば、夜間はヒーターを使わずに保温し、朝には沸いた状態で使える、という流れです。
仕様の数字も挙げておきます。年間消費電力量は221kWh/年(1日当たり0.61kWh)で、取扱説明書に載っている値です。まほうびん保温にしたときの温度は、2.2Lタイプで2時間後に約88度でした。
口コミには出ていませんが、知っておきたい注意点が1つあります。節電タイマーのセット中は、電動給湯とキッチンタイマーが使えません。夜中に一度お湯を使う習慣がある人は、タイマーの設定時間と重ならないか考えておきたいところです。
白いモデルには、電源がなくても注げることを挙げる声もありました。プラグを抜いても押し板で注げるコードレスエアー給湯の仕組みで、出る量は電動給湯より少なくなることがあります。
満足しやすいのは、朝いちばんにお湯を使う人、夜間の電気の使い方を気にする人でしょう。
口コミと仕様から分かった PIM-H220 がおすすめな人
反対に、気になる点を踏まえたうえでも PIM-H220 が合っていると言えるのは、次のような人です。良い声の数で決めるのではなく、その長所が自分の生活のどこで働くかで見ていきます。
蒸気を出したくない場所に置きたい人
吊り戸棚の下、壁ぎわ、小さな子どもの手が届く高さ。こうした場所に置くなら、蒸気を本体の外に出さない構造がそのまま利点になります。転倒への注意は別途必要ですが、蒸気による結露ややけどの心配を減らしたい人には、この一点だけでも選ぶ理由になるでしょう。
注いだお湯の量を量りたい・暗いキッチンで残量を見たい人
カップ麺やスープ、料理で決まった量を注ぐことが多い人は、計量カップを出す手間が減ります。表示は目安と案内されていますが、料理の湯量を大まかに揃えたい程度の使い方なら、その目安で足りるでしょう。
夜に照明を落としたキッチンで使う人は、光る水量計で給水のタイミングをつかめます。暗い時間帯にお湯を使うことが多い家ほど、この機能の出番は増えますよ。
70度や80度で保温しておいたお湯を使う人
「沸かしてすぐ70度」ではなく「70度で保温しておいて使う」使い方なら、1杯目の温度差と冷めるまでの時間という2つの注意点の影響を受けにくくなります。緑茶やコーヒーの温度を決めて淹れる人、日中にミルクを作るときにまとまった量を注ぐ人は、この使い方に近いでしょう。
朝いちばんにお湯を使い、夜は節電タイマーで済ませたい人
寝る前に節電タイマーをセットして、朝に沸いた状態で使う。この流れが生活に合う人は、夜間のヒーターを止めつつ、朝の手間を減らせます。タイマー中は電動給湯が使えないので、夜中にお湯を使わない人ほど相性のよい使い方です。
黒い角型のデザインを選びたい人
PIM-H220 の口コミには、角型で天面が平らなデザインを決め手に挙げる声もありました。キッチンに生活感を出したくない人、黒い家電で揃えている人には、機能とは別の選ぶ理由になります。白い方がよい人は、次の章で触れる色違いのモデルが候補です。
PIS-G220 や白い PIM-N220 と迷っている人へ
PIS-G220 とどちらにするか決めきれない人へ
PIM-H220 単体の口コミと仕様から分かったのは、まとまった量を注ぐ使い方なら大きく避ける理由は見当たらない、ということでした。ただ、それは「商品として悪くない」という意味であって、比較相手より選ぶべきだという意味ではありません。
同じ〈とく子さん〉には、1年前の2024年9月に発売された PIS-G220 という2.2Lの機種があります。保温の仕組みと年間消費電力量はほぼ同じで、PIS-G220 の方が奥行が2.5cm短く500g軽く、価格も数千円ほど抑えられています。前の章で「奥行が短く軽い機種」と書いたのは、この PIS-G220 のことです。
一方、注いだ量の表示・キッチンタイマー・光る水量計は、PIM-H220 だけの機能です。この3つに数千円を払う価値があるかは、PIM-H220 の口コミをいくら読んでも決められません。自分がその機能を使うかどうかの話だからです。
2機種の違いを、価格差と生活への影響まで含めて整理した記事があります。その記事の結論は、量る機能を使わない人なら PIS-G220 で十分、というものです。追加機能が向いているのはどんな人かまで書いてあるので、量る機能を使うか迷っている人は、先に PIM-H220とPIS-G220の違いを、価格差も含めて確認する と判断しやすくなりますよ。
白い PIM-N220 が気になる人へ
この記事で「同じ中身の白いモデル」として声を借りてきた PIM-N220 は、色と売られ方だけが PIM-H220 と違うモデルです。中身が同じなら、色にこだわりが無い人は、量販店を含む広い売り場で扱われている PIM-H220 の方が手に入れやすく、PIM-N220 より数千円ほど安く買えることが多い、と見ておいてください。白い電気ポットが欲しい人だけ、PIM-N220 を選ぶ形になります。2つの型番で本当に中身が同じなのかを、発売日や取扱説明書までさかのぼって確かめたのが 白のPIM-N220と黒のPIM-H220で中身が同じかを確かめた記事 です。
PIM-H220 を選んで後悔しにくいのはどんな人?
最後に、この記事全体の結論です。
PIM-H220 には、注ぎ始めがぬるい、70度まで冷めるのに時間がかかる、お知らせ音を消せない、という3つの気になる点がありました。ばらばらに見えますが、どれも夜間のミルク作りで重なりやすい、という共通点があります。
そのため、その使い方を最優先する人には、おすすめしにくい商品です。
一方で、蒸気が外に出ないこと、保温温度を選べること、注いだ量が表示されることは評価されていました。まとまった量を注ぐ、70度で保温しておいたお湯を使う、蒸気を出したくない場所に置く。こうした使い方の人なら、注意点の影響を受けにくく、長所の方をそのまま受け取れるでしょう。
発売から日が浅く、PIM-H220 そのものの声はまだ少ない段階です。それでも、取扱説明書の記載と同じ中身の白いモデルの声を合わせて見た範囲では、購入をやめるほどの欠点は見当たりませんでした。
つまりこうです。「1杯目の温度差はそこまで重視せず、蒸気レスや計量の機能を優先したい」という人なら、PIM-H220 を選んでよいでしょう。逆に、70度のミルクを夜に少量ずつ、という条件が外せないなら、この機種にこだわらず、使い方から考え直す方が後悔は少なくなります。
PIM-H220 の口コミ・評判まとめ
要点を振り返ります。
気になる点は3つです。
- 注ぎ始めの1杯目がぬるくなることがある(取扱説明書に仕様として記載)
- 沸とう後、70度保温まで下がるのに約7時間30分かかる
- お知らせ音を消す操作がない
評価されていたのは、次の3点でした。
- 蒸気が本体の外に出ないので、置き場所を選びにくい
- 98・90・80・70度の保温温度を選べる
- 注いだお湯の量が10mL単位で表示される
おすすめしにくいのは、1回目から70度ちょうどを少量ずつ出したい人、夜間の電子音を消したい人、なるべく小さく軽いポットがよい人。
おすすめなのは、蒸気を出したくない場所に置きたい人、注ぐ量を量りたい人、黒い角型のデザインを選びたい人です。
ひとことで言えば、PIM-H220 は「まとまった量を注ぐ・保温したお湯を使う・蒸気を出したくない」使い方に向いた電気ポットです。
PIS-G220 や白い PIM-N220 とまだ迷っている人は、前の章で紹介した違い記事で差を確かめてから決めると安心です。使い方が固まっていて PIM-H220 に決めた人は、下の商品ページで在庫を確認してみてください。
PIM-H220

