【タイガー・とく子さん】PIM-H220とPIS-G220の違いは「お湯計量」の有無。保温と電気代はほぼ同じ

【タイガー・とく子さん】PIM-H220とPIS-G220の違いは「お湯計量」の有無。保温と電気代はほぼ同じ ケトル・コーヒー

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タイガーの電気ポット〈とく子さん〉の2.2Lで、型番のよく似た2台が並んでいます。2025年9月発売のPIM-H220と、2024年9月発売のPIS-G220です。どちらも蒸気レスで、電動給湯とプラグを抜いても注げるエアー給湯の両方が使え、色も同じアーバンブラック。新しいPIM-H220のほうが上位に見えますが、公式の仕様を突き合わせると、そう単純な関係ではありませんでした。

結論から言うと、基本はPIS-G220をおすすめします。

理由は、お湯を保温する仕組みと電気代が2台でほぼ同じだからです。どちらも同じ「VEまほうびん構造」で、年間消費電力量はPIM-H220が221kWh、PIS-G220が220kWh。そのうえでPIS-G220は本体が500g軽く、奥行も2.5cm短く、実勢価格は5千円前後安くなっています。

一方で、PIM-H220には、PIS-G220に無い機能が3つあります。注いだお湯の量を液晶に表示する「お湯計量」、1〜30分を計れる「キッチンタイマー」、そして残りの水量が光って見える「バックライト水量計」です。カップ麺やスープ、料理でお湯の量をよく量る家庭なら、PIM-H220が合っています。

この記事では、両機の公式ページと取扱説明書を突き合わせ、違いと共通点を順に整理します。

  1. PIM-H220とPIS-G220の違いを一覧で比較
  2. 違いを詳しく確認
    1. 違い①: お湯計量とキッチンタイマーはPIM-H220だけ
      1. 注いだお湯の量が液晶に出る「お湯計量」
      2. 1〜30分のキッチンタイマー
      3. 水量計が光るかどうか
    2. 違い②: PIS-G220は500g軽く、奥行が2.5cm短い
    3. 違い③: 価格はPIS-G220が5千円前後安い
    4. 違い④: 発売年・生産国・操作キーの配置
  3. 保温と電気代は「ほぼ同じ」。新しいPIM-H220が上位ではない
    1. 断熱の仕組みは同じVEまほうびん構造
    2. 年間消費電力量は221kWhと220kWh
    3. 冷め方はPIS-G220がわずかにゆっくり
    4. 型番の頭の3文字は「系列」
  4. 2機種で共通する機能
    1. 保温は5種類、省エネコースと節電タイマーも同じ
    2. 電動給湯とエアー給湯の2通り
    3. 蒸気レスと安全機能
    4. 湯わかしの速さと消費電力
  5. 取扱説明書から分かる、買う前に知っておきたいこと(両機共通)
    1. 置き場所とコンセント
    2. 水以外は入れない・丸洗いしない
    3. お手入れはクエン酸洗浄が基本
    4. 「故障かな」と思いやすい3つ
    5. 保証と部品
  6. PIS-G220がおすすめな人
    1. お湯を沸かして保温し、注げれば十分な人
    2. ポットを持ち上げる回数が多い家庭
    3. 奥行の浅い場所に置きたい人
  7. PIM-H220がおすすめな人
    1. カップ麺やスープ、料理でお湯の量をよく量る人
    2. ポットでキッチンタイマーも済ませたい人
    3. 暗い場所でも残りの水量を見たい人
    4. 日本製やデザインを重視する人
  8. 結論: あなたに合うのはどっち?
    1. メルカリで中古品をチェックしてみる手も

PIM-H220とPIS-G220の違いを一覧で比較

まず、2機種の仕様を1つの表に並べます。太字にした行が違いのある項目で、それ以外は両機とも同じか、ほぼ同じ内容です。

項目 PIM-H220 PIS-G220
発売日 2025年9月21日 2024年9月21日
お湯計量(注いだ量の表示) あり なし
キッチンタイマー あり(1〜30分) なし
水量計 バックライト水量計 ワイド&赤玉水量計
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 21.8×30.8×27.9cm 21.9×28.3×28.3cm
質量 3.3kg 2.8kg
生産国 日本 中国
価格の傾向 5千円前後高い 5千円前後安い
断熱構造 VEまほうびん構造 VEまほうびん構造
年間消費電力量 221kWh/年 220kWh/年
まほうびん保温 2時間後の湯温 約88度 約89度
容量 / 湯わかし時の消費電力 2.2L / 700W 2.2L / 700W
保温の種類 98・90・80・70保温とまほうびん保温 98・90・80・70保温とまほうびん保温
省エネコース / 節電タイマー あり / 6〜10時間 あり / 6〜10時間
給湯 電動給湯(2段階)+エアー給湯 電動給湯(2段階)+エアー給湯
色 アーバンブラック アーバンブラック
こんな人に お湯の量を量りたい人、キッチンタイマーや光る水量計が欲しい人、日本製を選びたい人 保温と注ぐ機能があれば足りる人、軽さと奥行を重視する人。迷ったらこちら

表を上から見ると、違いは「できることの数」と「本体の大きさ」と「価格」の3つに集まっていることが分かります。

逆に、お湯を冷めにくくする断熱の仕組み、年間の電気の使用量、保温の選択肢、給湯のしかたは、ほぼ同じです。毎日の「沸かす・保温する・注ぐ」はどちらでも変わらず、その上に便利機能を足したのがPIM-H220、と考えると整理しやすくなります。

違いを詳しく確認

違いを詳しく確認のイメージ画像

表で見た違いを、判断に効く順に確認していきます。

違い①: お湯計量とキッチンタイマーはPIM-H220だけ

いちばん大きな違いは、PIM-H220にだけ付いている2つの機能です。

注いだお湯の量が液晶に出る「お湯計量」

PIM-H220は、給湯レバーを押している間、注いだお湯の量を液晶に表示します。表示は約10mLから990mLまで、10mL単位です。いったん指をはなしても、約2秒以内にもう一度押せば量が足し算されていきます。

メーカーは、お料理やインスタント調理に便利な機能としています。カップ麺の「お湯は線まで」、スープの素の「お湯150mL」、お茶を入れる湯のみの量など、計量カップを出さずに済む場面は意外と多くあります。

PIS-G220には、この給湯量の表示がありません。取扱説明書の電動給湯の説明は、ロックを解除してレバーを押す、という手順だけです。量を量りたいときは、容器の目盛りや計量カップを使うことになります。

なお、お湯計量が使えるのは電動給湯のときだけで、プラグを抜いて使うエアー給湯では表示されません。表示される量はあくまで目安で、メーカーは注ぎ方などによって誤差が出る場合があるとしています。

1〜30分のキッチンタイマー

PIM-H220には、1分から30分まで1分単位で計れるキッチンタイマーも付いています。時間になると「ピピッ」と10回鳴って知らせます。お湯を注いでからのカップ麺の待ち時間や、お茶の蒸らし時間を、ポットの上で計れるわけです。

PIS-G220の操作キーは[ロック解除][保温][省エネ][まほうびん][沸とう|タイマー]の5つで、この「タイマー」は節電タイマー用です。料理の時間を計るキッチンタイマーはありません。

水量計が光るかどうか

水量計も違います。PIM-H220はバックライト水量計で、通電中は水量表示計が光り、残りの水量を暗い場所でも確認できます。光らせたくないときは、[まほうびん]キーを約3秒長押しすると消灯できます。

PIS-G220は「ワイド&赤玉水量計」で、水量管の中の赤い玉が水面の位置を示します。光りはしませんが、赤い玉の位置で残りの量をひと目で読めます。

読者

お湯の量が出ないと、やっぱり不便?
取扱説明書では

PIS-G220の電動給湯は、ロックを解除してレバーを押すだけのしくみで、給湯量の表示はありません。お茶やコーヒーを入れる用途が中心なら困りませんが、カップ麺やスープの分量を毎回量りたいならPIM-H220が便利です。

逆に言えば、お湯計量とキッチンタイマーを使う場面が思い浮かばない家庭にとって、この違いは価格差ほどの意味を持ちません。ここが、2台のどちらを選ぶかのいちばんの分かれ目です。

違い②: PIS-G220は500g軽く、奥行が2.5cm短い

2つめの違いは本体の形です。

公式の仕様表では、PIM-H220が幅21.8×奥行30.8×高さ27.9cmで3.3kg、PIS-G220が幅21.9×奥行28.3×高さ28.3cmで2.8kgです。幅はほぼ同じで、PIS-G220は奥行が2.5cm短く、500g軽くなっています。高さはPIS-G220のほうが0.4cm高いだけです。

置き場所で効いてくるのは奥行です。奥行の浅いカウンターや、電子レンジ台の棚にポットを置く場合、2.5cmの差で前にはみ出すかどうかが変わることがあります。

重さは、2.2Lの水を入れると両機とも5kg以上になります。PIS-G220には、給水や湯すてで本体を傾けるのがしんどいという声が一部にありました。電気ポットは、水を足すときや残り湯を捨てるときに持ち上げて傾ける道具です。その回数が多い家庭ほど、500gの差は毎回の手首の負担として感じやすくなります。

違い③: 価格はPIS-G220が5千円前後安い

3つめは価格です。2026年9月時点の実勢価格では、PIS-G220のほうが5千円前後安くなっています。

違い①と違い②を合わせて考えると、この価格差は「お湯計量・キッチンタイマー・光る水量計・日本製」のぶんと見ることができます。本体の大きさと重さではPIS-G220が有利で、保温と電気代は同じなので、機能を使う予定が無ければ、安いPIS-G220を選んでも失うものはほとんどありません。

違い④: 発売年・生産国・操作キーの配置

最後に、仕様表と取扱説明書から読み取れる残りの違いをまとめます。

  • 発売年: PIM-H220は2025年9月21日、PIS-G220は2024年9月21日
  • 生産国: PIM-H220は日本、PIS-G220は中国
  • 容量の展開: どちらも同じデザインの3.0L(PIM-H300 / PIS-G300)がある
  • 給湯レバー: PIM-H220は横長のワイドレバーで、左右どちらから押しても注げる

操作のキーは、できることが同じ部分でも押し方が違います。

  • 給湯のロック解除と速さ: PIM-H220は1つのキーの左右で「少」と「多」を選ぶ。PIS-G220は[ロック解除]を押すと通常の速さ、長押しで「ゆっくり給湯」
  • 省エネコース: PIM-H220は[節電タイマー|省エネ]の長押し。PIS-G220は独立した[省エネ]キーを押す
  • 節電タイマー: PIM-H220は[節電タイマー|省エネ]、PIS-G220は[沸とう|タイマー]を押すごとに時間が切り替わる

PIS-G220について、メーカーは見やすいデカ文字の操作パネルとしています。PIM-H220について、メーカーは「機能性とデザイン性を併せ持ったスタイリッシュな電気ポット」としています。PIM-H220には、デザインがスマートでキッチンの生活感を減らしてくれるという声があり、一部には給湯レバーのクロムメッキに指紋が付くのが気になるという声もありました。

保温と電気代は「ほぼ同じ」。新しいPIM-H220が上位ではない

ここで、この2機種でいちばん迷いやすい点を整理しておきます。

断熱の仕組みは同じVEまほうびん構造

2台とも、お湯を保温する仕組みは「VEまほうびん構造」です。ステンレス製の高真空二重瓶でお湯を包み、電気を切っても保温できるようにしたもので、VEは真空(Vacuum)と電気(Electric)の頭文字です。

PIM-H220の公式ページでは、このVEまほうびん構造の説明図に、PIM-H型と同様のVEまほうびん構造を持つPIS-G型の画像を使っている、という注記が付いています。メーカー自身が、断熱の仕組みは同じだと示しているわけです。

年間消費電力量は221kWhと220kWh

公式の仕様表では、年間消費電力量はPIM-H220が221kWh、PIS-G220が220kWhです。1日あたりでは0.61kWhと0.60kWhになります。

どちらも同じ日本電機工業会の自主基準で測った値で、室温23度、1日に湯わかし2回と再沸とう1回、90度で23時間保温する、という条件です。差は1年で1kWh。電気代で見れば、2台の差は無いと考えてかまいません。

冷め方はPIS-G220がわずかにゆっくり

取扱説明書には、満水・室温23度で沸とうしてから、設定した保温温度まで下がる時間の目安が載っています。

沸とう後、この温度になるまで PIM-H220 PIS-G220
90保温 約2時間20分 約2時間45分
80保温 約4時間20分 約4時間50分
70保温 約7時間30分 約8時間25分

PIS-G220のほうが少しだけゆっくり冷めていきます。ヒーターを切ったまほうびん保温で、沸とうから2時間後の湯温の目安は、PIM-H220が約88度、PIS-G220が約89度です。1度の差で、表示は5度単位なので、使っていて違いを感じる場面はほとんど無いでしょう。

読者

新しいPIM-H220のほうが、省エネ性能も上だと思っていた…
公式の仕様では

年間消費電力量はPIM-H220が221kWh、PIS-G220が220kWhで、ほぼ同じです。PIM-H220が上回っているのは、お湯計量やキッチンタイマーといった便利機能の数です。

型番の頭の3文字は「系列」

〈とく子さん〉には、PIM、PIS、PIG、PIPといった系列が並んでいて、ハイフンのあとのアルファベットは系列ごとのモデルの世代です。PIM-H220はPIM系列、PIS-G220はPIS系列で、別の系列の2台です。「HはGの次だから、PIM-H220はPIS-G220の後継」という関係ではありません。実際、同じ「H」でも、PIM-H220は2025年、PIG系列のPIG-H300は2024年の発売で、記号がそろっていても同じ年のモデルとは限りません。

つまり、2台は「新型と旧型」ではなく「系列の違う2台」で、保温と電気代は同じ、機能の数はPIM-H220が多い、という関係です。

なお、同じPIM-H系列の3.0L・PIM-H300については、断熱構造の違う系列のPIG-H300と比べた記事があります。3.0Lも候補に入れている家庭は、PIM-H300とPIG-H300の違いを比較した記事もあわせて見ておくと、系列ごとの性格がつかみやすくなります。

2機種で共通する機能

2機種で共通する機能のイメージ画像

違いを見たあとは、両機に共通する部分を確認します。ここはどちらを選んでも手に入る部分です。

保温は5種類、省エネコースと節電タイマーも同じ

保温は、98・90・80・70度の4つの温度と、ヒーターを使わないまほうびん保温の5種類から選べます。メーカーは、ハンドドリップのコーヒーには90度、煎茶には80度を例に挙げていて、飲み物に合わせて温度を決められます。

省エネコースを選ぶと、設定した保温温度になった時点で湯わかしを終えるので、沸とうさせるより早くお湯が使えます。さらに、2時間以上キーを操作しないと、設定より約5度下げて保温し、電気の使用を抑えます。

節電タイマーは、6時間から10時間まで1時間きざみで選べます。セットするとヒーターが切れてまほうびんで保温し、終わる1時間前から湯わかしを始めるので、寝る前や出かける前にセットしておくと、戻ったころにお湯が沸いています。節電タイマー中は電動給湯が使えないことと、まほうびん保温を選んでいるときはセットしないことは、両機の取扱説明書に共通して書かれています。

電動給湯とエアー給湯の2通り

給湯は、給湯レバーを押す電動給湯と、プラグを抜いても押し板で注げるエアー給湯の2通りです。電動給湯は、ゆっくりと通常の2段階に速さを切り替えられます。

メーカーは、エアー給湯について、電源の届かない場所や災害時でも給湯できるとしています。食卓までポットを運んで、プラグを抜いたまま注ぐ使い方もできます。PIS-G220には、電源を入れていないときはエアー給湯ができ、電動よりは少し力が要るという声がありました。

給湯のあと約10秒でレバーは自動でロックされます。エアー給湯の押し板は、注ぎ終わったら手動でストッパーをロックに戻します。

蒸気レスと安全機能

両機とも蒸気キャッチャー構造で、沸とうしたときの蒸気をふたの中で冷やして水滴に変え、内容器に戻します。メーカーは、高温の蒸気にふれてやけどをするリスクを抑え、置き場所にも困らないとしています。PIS-G220には、静かで蒸気も出ず安全な気がするという声がありました。

ただし、メーカーは、蒸気量は抑えられるものの蒸気がまったく出ないわけではなく、続けて沸とうさせたときなどは注ぎ口から蒸気が出る場合があるとしています。

安全機能は、カラだき防止、自動ロック電動給湯、傾斜お湯もれ防止、転倒お湯もれ防止構造、チャイルドロックの5つが共通です。チャイルドロックはすべてのキーをロックできます。

湯わかしの速さと消費電力

湯わかし時の消費電力はどちらも700Wで、満水の水から沸とうするまではPIM-H220が約24分、PIS-G220が約25分です。保温中の再沸とうは、98度や90度からなら両機とも約4〜8分です。

沸とうするまでの残り時間を表示する機能も両機にあります。湯温と残り時間が約10秒ごとに交互に表示されるので、あと何分待てばよいかが分かります。

取扱説明書から分かる、買う前に知っておきたいこと(両機共通)

ここからは、両機の取扱説明書に共通して書かれている内容のうち、買う前に知っておくと安心な点を取り上げます。

置き場所とコンセント

取扱説明書では、壁や家具の近く、水のかかりやすい場所、熱に弱いテーブルや敷物の上などでは使わないよう書かれています。キッチンのスライド式の収納棚に置く場合は、蒸気がこもらないように引き出して使い、置く場所の耐荷重を確認することとされています。

コンセントは、定格15A以上のものを単独で使います。電源コードは1.0mで、本体側はマグネット式のプラグです。底は360度回るので、置いたまま注ぎ口の向きを変えられます。

水以外は入れない・丸洗いしない

お湯をわかせるのは水だけです。お茶の葉やティーバッグ、牛乳などを入れるとふきこぼれや故障の原因になるとされています。本体は丸洗いできず、蛇口から直接水を入れるのもいけません。水は別の容器で運んで入れます。

約50度以上のお湯を入れると自動で湯わかしが始まらない場合があるので、そのときは沸とうのキーを押して沸かします。

お手入れはクエン酸洗浄が基本

内容器はフッ素加工で、ふだんはやわらかいスポンジでふき取ります。メラミンスポンジやたわし、食器洗い乾燥機は使えません。

水に含まれるミネラル分が内容器に付くと、白い浮遊物や変色が出ることがあります。取扱説明書は、2〜3か月に1回を目安に、クエン酸約30gを入れて洗浄コースで洗うよう案内しています。洗浄にかかる時間は約1時間30分です。お湯の出が悪くなったときは、ポンプのクエン酸洗浄(半年に1回が目安)を行います。

「故障かな」と思いやすい3つ

取扱説明書の「故障かな?と思ったら」には、知っておくと慌てずに済む項目がいくつかあります。

  • 1杯目のお湯がぬるい: 水量表示計の管の中にたまっていたお湯が先に出るため
  • 「ゴー」という音がする: 湯わかし中に泡がはじける音。省エネ保温中にキーを押すと、設定温度に戻すための湯わかしで音がする
  • お湯がぬるい: 省エネ保温中は設定より約5度低く保温している。キーを押すと約1分で元の温度に戻る

1杯目がぬるい点について、PIM-H220には、注ぎ始めの少量がぬるく、少しずつ温度を調整しながら作る粉ミルクには向かないと感じたという声がありました。1杯目がぬるくなることがある点は、両機の取扱説明書に共通して書かれています。温度を細かく合わせたい用途では、最初の少量を捨ててから使うと考えておくとよいでしょう。

保証と部品

保証は両機とも本体1年です。補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後10年で、材料調達や設備状況によっては10年未満で供給できなくなる場合がある、という但し書きが付いています。ふたパッキンは消耗品で、1年を目安に確認し、白く変色したり蒸気がもれたりしたら交換します。

PIS-G220がおすすめな人

ここまでの内容を踏まえて、PIS-G220が向いている人を挙げます。

お湯を沸かして保温し、注げれば十分な人

保温の仕組み、年間消費電力量、保温の選択肢、節電タイマー、2通りの給湯は、PIM-H220と同じです。お茶やコーヒーを入れる、白湯を飲む、という使い方が中心なら、お湯計量やキッチンタイマーが無くても困る場面は少なく、そのぶん価格を5千円前後抑えられます。

ポットを持ち上げる回数が多い家庭

2.8kgと、PIM-H220より500g軽い本体です。水を足すときや残り湯を捨てるときに、毎回ポットを持ち上げて傾ける家庭なら、この軽さが助けになります。

奥行の浅い場所に置きたい人

奥行28.3cmと、PIM-H220より2.5cm短くなっています。カウンターや棚の奥行がぎりぎりの場合は、この差で収まりやすくなります。

PIM-H220がおすすめな人

PIM-H220は、便利機能とつくりで選ぶ1台です。

カップ麺やスープ、料理でお湯の量をよく量る人

注いだお湯の量が10mL単位で液晶に出ます。計量カップを出さずに、分量どおりのお湯を注げるのは、PIM-H220だけの便利さです。

ポットでキッチンタイマーも済ませたい人

1〜30分のキッチンタイマーが付いているので、お湯を注いだその場で待ち時間を計れます。カップ麺やお茶の蒸らしのたびにスマートフォンを出していた人には、ちょうどよい機能です。

暗い場所でも残りの水量を見たい人

バックライト水量計で、通電中は残りの水量が光って見えます。夜にお茶を入れる、照明の届きにくい場所に置く、という家庭なら、この見やすさは毎日の小さな助けになります。

日本製やデザインを重視する人

PIM-H220は日本製で、メーカーはデザイン性も打ち出しています。横長の給湯レバーは左右どちらから押しても注げるので、置く向きや利き手を選びません。

保温はVEまほうびん構造で、年間消費電力量もPIS-G220とほぼ同じです。便利機能が増えても、電気代が増えるわけではありません。

なお、色だけが違う白いモデル「PIM-N220」も同じ日に発売されています。取扱説明書が1冊で両方を兼ねているほど中身が同じで、違うのは色と売られ方だけです。黒ではなく白を置きたい、という迷いがあるなら、PIM-N220とPIM-H220の違いを詳しく確認した記事も先に読んでおくと、色で後悔せずに選べます。

カップ麺や料理でお湯の量を量りたい人、ポットでタイマーまで済ませたい人なら、5千円前後の差を払って PIM-H220 を選ぶ意味があります。ただ PIM-H220 には、注ぎ始めの1杯目がぬるいことがあるという声や、お知らせ音を消せないという声もあり、夜に少量ずつミルクを作る使い方では気になりやすい点です。そうした声がどんな使い方の人に関係し、どんな人なら気にしなくてよいのかは、PIM-H220の悪い口コミと、注意が必要な人を整理した記事で確認できます。

結論: あなたに合うのはどっち?

2機種は、お湯を保温する仕組みと電気代がほぼ同じで、違いは「できることの数」「本体の大きさ」「価格」です。PIS-G220は軽くて奥行が短く、価格も5千円前後安いので、基本はPIS-G220をおすすめします。

注いだお湯の量を量りたい、キッチンタイマーをポットで済ませたい、暗い場所で水量を見たい、日本製を選びたい。こうした理由があるなら、PIM-H220を選んでください。この3つの機能を使う場面が思い浮かぶかどうかが、そのまま判断の分かれ目です。

仕様表より

保温と電気代は同じ。お湯計量とキッチンタイマーを使うならPIM-H220、使わないならPIS-G220。発売の新しさは判断の材料になりません。

なお、2台の価格差が2千円程度まで縮んでいたら、話が変わります。そのくらいの差なら、お湯計量とキッチンタイマーが付くPIM-H220を選んでおくほうが、あとで「付いていればよかった」と思わずに済むからです。買う時点の価格も確認しておくと安心です。

メルカリで中古品をチェックしてみる手も

PIM-H220とPIS-G220は、メルカリでも出品されていることがあります。中には、引っ越しや家族構成の変化で使わなくなった品や、景品でいただいたけれど使わない新品未使用品が安く出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

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