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タイガーの電気ポット〈とく子さん〉のPIM-N220とPIM-H220は、調べた結果、中身が同じでした。違うのは色と、買いやすさ。この2つで決めてよい2台です。
型番の文字が違うので、「Nの方が後から出た新しいモデルでは」「Nは機能が増えているのでは」と思われがちですが、そうではありません。発売日はどちらも2025年9月21日。同じ日に出た、同じ中身の色違いです。
違いは3つに絞られます。PIM-N220はウォームホワイト、PIM-H220はアーバンブラックという色。PIM-N220はネット中心の売り方で店頭には並ばず、PIM-H220は家電量販店を含む多くの店で扱われている、という売られ方。そして、その結果として売り場での値段に差が出やすいこと。
基本のおすすめは、色にこだわりが無ければPIM-H220です。同じ中身を、値引きの入りやすい売り場で買えます。
ただし、白い電気ポットが欲しいならPIM-N220。その場合は数千円ほど高くなることが多い、と見ておいてください。
選び方はシンプルで、「白が欲しいか」「色はどちらでもよいか」の2つを自分に聞くだけです。
- PIM-N220とPIM-H220は、性能・機能・大きさ・電気代がすべて同じ。発売日も同じ2025年9月21日
- 違いは色(白/黒)と売られ方、その結果の売り場での値段だけ。新旧でも上下でもない
- 色にこだわりが無ければPIM-H220、白が欲しいならPIM-N220。「価格を取るか、色を取るか」の選択
PIM-N220
PIM-H220
PIM-N220とPIM-H220の違いを一覧で比較
まず、2機種の仕様と売られ方を1つの表に並べます。上の5行が違いのある項目で、それより下はすべて両機で同じです。
| 項目 | PIM-N220 | PIM-H220 |
|---|---|---|
| 色 | ウォームホワイト | アーバンブラック |
| 公式サイトでの扱い | 「限定商品」の表示あり。店頭・通販モールへの購入ボタン無し | 通常の製品ページ。店頭・通販モールへの購入ボタンあり |
| 取扱店の広さ | ごく少数(ネット中心) | 量販店を含む多数 |
| 売り場での値段の傾向 | 高めのことが多い | 抑えられることが多い |
| 補修部品「ふた」の品番 | PIM1138 | PIM1172 |
| 発売日 | 共通: 2025年9月21日 | |
| 容量 | 共通: 2.2L(3.0LはPIM-N300/PIM-H300) | |
| 湯わかし時の消費電力 | 共通: 700W | |
| 年間消費電力量 | 共通: 221kWh/年(1日あたり0.61kWh) | |
| 外形寸法・質量 | 共通: 幅21.8×奥行30.8×高さ27.9cm・3.3kg | |
| 水から沸とうするまで | 共通: 約24分(満水・室温23度) | |
| 保温の選択肢 | 共通: 98・90・80・70度+まほうびん保温の5種類 | |
| 省エネコース・節電タイマー | 共通: 省エネ湯わかし+省エネ保温/節電タイマー6〜10時間 | |
| 給湯 | 共通: ワイドレバー電動給湯(たっぷり/ゆっくり)+コードレスエアー給湯、お湯計量 | |
| 蒸気・安全 | 共通: 蒸気キャッチャー構造、安全設計5項目 | |
| 内容器・手入れ | 共通: フッ素加工、クエン酸洗浄 | |
| 保証 | 共通: 本体1年、補修用性能部品は製造打ち切り後10年 | |
| 生産国 | 共通: 日本 | |
| こんな人に | 白い電気ポットが欲しい人 | 色はどちらでもよく、同じ中身を安く買いたい人 |
表の見方は簡単です。上の5行だけが違いで、しかもそのうち性能にかかわる行は1つもありません。
沸かす速さ、保温の選び方、電気代、大きさは、すべて同じ数字です。型番の「N」と「H」は、色と売られ方の違いを表しているだけ、と考えて差し支えありません。
次の章で、上の5行の中身をひとつずつ見ていきます。そのあとの章では、下の行を「同じ」と言い切れる根拠を、メーカーの資料から確かめます。
違いを詳しく見る

表の上5行を、判断に効く順に見ていきます。大きいのは色と売られ方、そのあとに売り場での値段。補修部品の話は最後に短く触れます。
違い①: 色はウォームホワイトとアーバンブラック。PIM-N220はネット中心の売り方
白か、黒か
PIM-N220はウォームホワイトの1色、PIM-H220はアーバンブラックの1色です。それぞれに別の色はありません。
本体の大きさや重さは同じで、取扱説明書も1冊にまとまっています。同じ形の電気ポットが、白と黒で2つの型番に分かれている、というのが2機種の関係です。
色は、実際に選ぶ理由になっています。PIM-N220には、白い電気ポットを探していた、角ばった形で生活感が出にくいという声があります。
一方のPIM-H220には、デザインがスマートで、キッチンの生活感を減らしてくれるという声があります。白と黒、どちらにも「台所になじむ」ことを理由に選んだ人がいる、ということですね。
電気ポットは、使うたびに戸棚から出す家電ではありません。カウンターに置きっぱなしで毎日目に入るものなので、色の好みは思っている以上に長く効いてきます。
売られ方が違う
2つめは、売られ方です。ここは公式サイトの見せ方がはっきり分かれています。
タイガーの公式サイトでは、PIM-N220の製品名の前に「限定商品」の表示があります。そして、PIM-H220のページにある「お近くの店で買う」や通販モールへの購入ボタンが、PIM-N220のページには置かれていません。
あるのは、タイガーの公式ストアへのリンクだけ。タイガー直営のネットショップでも、PIM-N220の商品名には「WEB限定」の文字が入っています。
つまりメーカー自身が、PIM-N220をネットで買う色として売っているわけです。
対してPIM-H220は、通常の製品ページで、店舗検索の導線も通販モールへのボタンもそろっています。扱う店も、家電量販店を含めて多数。PIM-N220を扱う店はごく少数で、ネット中心です。
同じ中身でも、買える場所の広さがまったく違う。これが、次に見る売り場での値段の差にもつながっていきます。
店頭で見かけない理由と、在庫の注意
「PIM-N220を家電量販店で探したけれど無かった」という場合、それは売り切れではなく、そもそも店頭に並ぶ前提で売られていないからです。
だから、白と黒を店頭で実物を見比べてから決める、という買い方は基本できません。黒のPIM-H220を店頭で見て、形も大きさも同じなので白もこの形、と考えることになります。
在庫について1つ。PIM-N220は公式が通常品と区別した売り方をしているので、見つけたときに買えるかどうかが、実際の判断軸になることがあります。買える状態なら、この記事のおすすめは変わりません。
店頭で手に取ってから決めたい人には、PIM-H220の方が動きやすいでしょう。ネットで家電を買うのが普通になっている人なら、PIM-N220でも不便はありません。どちらの人物像が自分に近いかは、後の章で詳しく分けます。
違い②: 売り場での値段はPIM-H220の方が安いことが多い。公式の直販価格は同じ
3つめの違いは売り場での値段ですが、ここには前提があります。タイガーの公式オンラインストアでは、PIM-N220とPIM-H220の直販価格は同じです。
メーカーが白を高く値付けしているわけではない、ということですね。
それでも実際の市場では、PIM-H220の方が安く買えることが多くなっています。理由は、違い①で見た売られ方です。
扱う店が多いほど値引きが入りやすく、扱う店がごく少数のPIM-N220は価格が下がりにくい。差の大きさは店によって変わるものの、数千円ほどPIM-N220の方が高いことが多い、と見ておくとよいでしょう。
中身が同じなので、この差をどう受け取るかは単純です。色にこだわりが無いなら、安く買える方でよい。
逆に、白いポットであることに数千円ほどの価値を感じるなら、PIM-N220を選ぶことに迷う必要はありません。
性能で高い方を選ぶ、という考え方はこの2機種には当てはまりません。払う差額は性能ではなく色に対するものだと分かっていれば、どちらを選んでも後悔しにくいはずです。
最後に、補修部品について1つだけ。公式の部品ページで品番が違うのは、色の付く「ふた」だけです(PIM-N220がPIM1138、PIM-H220がPIM1172。価格は同じ)。
ふたパッキンやメッシュフィルター、電源コードは同じ品番で、これは次の章で「中身が同じ」と言い切る根拠の1つになります。
中身が同じと言い切れる、3つの根拠
型番のHとNを並べると、アルファベット順で後ろにあるNの方が、後の世代に見えるかもしれません。
けれども発売日は、どちらも2025年9月21日です。公式サイトでも、2機種は現行の製品として並んで掲載されています。どちらかが先で、どちらかが後、という関係ではありません。
とはいえ「同じ」と言われても、何を根拠にそう言えるのかが気になるところ。ここでは、メーカー自身が出している資料を3つ使って確かめます。
根拠①: 取扱説明書が1冊で、仕様表にHとNの区別が無い
いちばん強い根拠は、取扱説明書です。タイガーが公開している取扱説明書は、表紙に「PIM-H型/PIM-N型」と2つの型番を並べて書いた1冊で、裏表紙の保証書の型名欄も「PIM-H / PIM-N」となっています。
もし中身に少しでも違いがあれば、メーカーは説明書を分けるか、少なくとも「PIM-N型のみ」といった注記を入れるはず。それが1冊にまとまっています。
さらに、この説明書の仕様表を見ると、列は「2.2タイプ」と「3.0タイプ」の2つだけ。HとNを分ける列そのものがありません。
つまり容量、電源、湯わかし時の消費電力、年間消費電力量、外形寸法、質量、水から沸とうするまでの時間、保温温度になるまでの時間、再沸とうにかかる時間。これらをメーカーは、HとNで区別していないのです。
区別する必要が無いから、区別していない。仕様表がそう物語っています。
根拠②: 公式ページの特長文が、両機で同じ文
2つめは、公式サイトの製品ページです。PIM-N220とPIM-H220のページをそれぞれ開くと、キャッチコピーは同じ「機能性とデザイン性を併せ持ったスタイリッシュな電気ポット」。
その下に続く特長の説明も、同じ文が並んでいます。VEまほうびん構造、蒸気キャッチャー構造、省エネコース、お湯計量、たっぷり給湯とゆっくり給湯、ワイドレバー、バックライト水量計、コードレスエアー給湯、そして安心・安全設計の5項目まで。
説明の順番も、文言も同じです。「片方にだけある機能」は存在しません。
「白の方は何か省かれているのでは」「黒の方が機能が多いのでは」という心配はいりません。
根拠③: 補修部品は「ふた」以外すべて同一品番
3つめは、部品の品番です。公式の部品ページでは、ふたパッキンがPIQ1049、メッシュフィルターがPVH1184、電源コードがPVV1009、洗浄用のクエン酸がPKS1009。これらが両機で同じ品番になっています。
別品番なのは、本体の色に合わせて色が付く「ふた」だけ。そのふたも価格は同じです。
交換部品を色の付く「ふた」だけ分けている、というメーカーの扱い方そのものが、「色が違うだけの同じ製品」であることの裏づけになっています。
どちらを選んでも変わらない、2機種共通の中身

ここからは、安い方や好きな色を選んでも失わない部分の話です。比較表で「共通」と示した項目を、数字の羅列ではなく、使う場面ごとに4つにまとめて見ていきます。
保温力と電気代(VEまほうびん・5種類の保温・省エネコース・節電タイマー)
まず、電気ポットの本分である保温です。2機種の内容器は、ステンレス製の高真空2重瓶。魔法瓶と同じ構造で、ヒーターに頼らなくても温度が下がりにくい造りになっています。
この造りを活かしたのが「まほうびん保温」です。ヒーターを切った状態で、魔法瓶の保温力だけでお湯を保ちます。取扱説明書では、沸とうさせてから2時間たったときの湯温の目安は約88度(満水・室温23度の場合)。
保温の選択肢は、98度・90度・80度・70度の4段階に、このまほうびん保温を加えた5種類。飲み物や用途に合わせて温度を選べます。
電気代を抑える仕組みは2つあります。
1つめは「省エネコース」。省エネ湯わかしを選ぶと、設定した保温温度に達したところで湯わかしを終えます。省エネ保温は、2時間以上ボタン操作が無いと保温温度を約5度下げるもの(98度保温のときは95度保温になります)。しばらく使わないと自動で少し控えめになる、と考えると分かりやすいでしょう。
2つめは「節電タイマー」。6・7・8・9・10時間の5段階で、セットした時間はヒーターを切ってまほうびん保温に切り替わり、終了の1時間前から湯わかしが始まります。たとえば就寝中のように、何時間か使わないと分かっている時間帯に向いた機能です。
セット中は電動給湯とキッチンタイマーが使えないので、本当に使わない時間帯に合わせて設定することになります。
年間の消費電力量は、比較表で見たとおり同じ数字。電気代を気にする家庭でも、どちらを選んでも同じ条件で使えます。
注ぐ場面(ワイドレバー電動給湯・お湯計量・コードレスエアー給湯・水量計)
次は、毎日いちばん回数が多い「注ぐ」場面です。
給湯レバーは本体の前面にあり、左右どちらの手からでも押せます。右利き・左利きや、置き場所によってどちら側から手が伸びるかを、あまり気にしなくてよい配置です。
注ぐ速さは「たっぷり給湯」と「ゆっくり給湯」の2段階。メーカーは、料理には素早い「たっぷり給湯」を、と場面で使い分ける説明をしています。少しずつ注ぎたいときは、ゆっくり給湯に切り替えられます。
お湯計量は、注いだ量を液晶に表示する機能です。電動給湯で注いだ分を、約10mLから990mLまで10mL単位で表示し、2秒以内にもう一度給湯すれば、前の量に加算されます。計量カップを使わずに、必要な量を目で確かめながら注げる、ということです。
コードレスエアー給湯は、電源プラグを抜いた状態でも注げる機能です。コンセントの無い場所に持っていっても、お湯を出せます。
水量計はバックライト付きで、残りの量が光って見えます。注いでいるときに水量計が光って残量が見やすい、という声があります。明かりが気になるときは、[まほうびん]ボタンを約3秒長押しすると消灯でき、同じ操作で点灯に戻せます。
ほかに、1〜30分のキッチンタイマーも付いています。
計量やタイマーを使う人も、使わない人も、ここは両機でまったく同じ。「注ぐ」場面の使い勝手で、白と黒に差はありません。
置き場所と安全(蒸気レス・安全5項目・大きさ)
「蒸気レス」は、この2機種の名前にも入っている特徴です。仕組みは、沸とう時の蒸気を蒸気レスセンサーが感知し、ふたの内部で冷やして水滴に戻し、内容器へ返す「蒸気キャッチャー構造」。本体の外に蒸気を出さない造りです。
置き場所の自由度に直結する話で、蒸気が出ないので置き場所を選ばず、子どもがいても安心という声があります。
安全設計は5項目。カラだき防止、自動ロック電動給湯、傾斜お湯もれ防止、転倒お湯もれ防止構造、チャイルドロックです。
大きさは、幅21.8cm・奥行30.8cm・高さ27.9cm(とっ手を倒した状態)で、重さは電源コードを含めて3.3kg。コードの長さは1.0mです。置く場所を決めるときは、奥行が30cm強あることを頭に入れておくとよいでしょう。
手入れと保証
内容器はフッ素加工です。傷を付けないために、メラミンスポンジやたわし、食器洗い機は使えません。
定期的な手入れはクエン酸洗浄。内容器は2〜3カ月に1回、クエン酸約30gを入れて約1時間30分。ポンプは半年に1回が目安です。洗浄用のクエン酸(PKS型)は別売りで、ふたのパッキンは1年を目安に交換する消耗品です。
保証は本体1年(消耗品を除く)。補修用の性能部品は、製造打ち切り後10年間保有されます。生産国は日本。長く使う前提の家電として、必要な条件はそろっています。
ここまで見た中身そのものが自分に合うか、同じとく子さんの別ラインと比べて確かめたい人は、PIM-H220とPIS-G220の違いを比較した記事も参考になります。中身は同じなので、PIM-N220を検討している人にもそのまま当てはまる内容です。
PIM-N220が向いている人
- 白い電気ポットが欲しい人
- 数千円ほどの差より、毎日目に入る色の満足を優先したい人
- ネット通販で家電を買うことに抵抗が無い人
白い電気ポットが欲しい人
VEまほうびん・蒸気レス・お湯計量つきの2.2Lという、この中身で白を選ぶならPIM-N220です。PIM-N220とPIM-H220の中で、白はPIM-N220の側だけ。
台所の家電を白でそろえている、冷蔵庫や炊飯器が白なのでポットも合わせたい。そんな人にとっては、色が決め手になって当然です。
先に触れたとおり、白を条件に探していたという声も実際にあります。色から入る選び方は、この2機種に関しては何も間違っていません。中身が同じなのですから、色で決めた時点で他の心配は要らないのです。
数千円ほどの差より、毎日目に入る色の満足を優先したい人
実売の差は数千円ほどのことが多い、と前の章で見ました。この差額をどう捉えるかで考えます。
差額を払うのは、買うときの一度きり。一方で色は、使っている間ずっと付いて回ります。メーカーが補修用の性能部品を製造打ち切り後10年保有しているとおり、電気ポットは年単位で使う家電です。
年単位で使うものの色に対して数千円ほどなら、払う価値がある。そう考える人には、PIM-N220が向いているでしょう。
逆に「色にそこまでの価値は感じない」なら、次の章のPIM-H220の方が合っています。ここは損得ではなく、自分がどちらのタイプかを知るだけの話です。
ネット通販で家電を買うことに抵抗が無い人
PIM-N220は、店頭に並ぶ前提の商品ではありません。実物を手に取ってから決めたい人には向きませんが、家電をネットで買うのが当たり前になっている人なら、不便は何もありません。
届いてから「思っていたのと違う」となりにくいのは、寸法・重さ・機能が公式ページと取扱説明書で公開されているからです。しかもその数字は、黒のPIM-H220と同じ。ネットで確かめられる情報だけで、判断に必要なことはそろいます。
PIM-N220
PIM-H220が向いている人
- 色はどちらでもよく、同じ中身を安く手に入れたい人
- 黒でキッチンの生活感を抑えたい人
- 店頭で実物を見てから決めたい人・在庫を気にせず手に入れたい人
色はどちらでもよく、同じ中身を安く手に入れたい人
公式の直販価格は両機同じですが、市場ではPIM-H220の方が安いことが多い。これは前の章で見たとおりです。
中身が同じなのですから、色に希望が無いなら、安く買える方を選ぶ。それだけで正解にたどり着きます。
「安い方を選んで何か削られていないか」と心配になるかもしれませんが、この2機種にはそれが当てはまりません。削られている機能はゼロで、取扱説明書も同じ1冊。浮いた数千円ほどは、そのまま別のことに回せます。
黒でキッチンの生活感を抑えたい人
アーバンブラックのPIM-H220には、見た目がスマートで、台所の生活感を減らしてくれるという声があります。
電気ポットを目立たせたくない、台所全体を落ち着いた色でまとめたい。そういう人には、黒を積極的に選ぶ理由があります。
白と黒の違いは、好みの違いであって優劣ではありません。黒がいい、あるいは黒でも構わない。そのどちらでも、PIM-H220は候補になります。
店頭で実物を見てから決めたい人・在庫を気にせず手に入れたい人
PIM-H220は、家電量販店を含む多くの店が扱っています。公式サイトの製品ページには「お近くの店で買う」の店舗検索もあり、実物を見に行く前提で探せます。
給湯レバーの押し心地や、実際に置いたときの大きさの印象を見てから決めたい人には、この買いやすさが効きます。
すぐ欲しいときにも探しやすいのが、扱う店が多いことの利点。どこかで在庫が見つかりやすい、ということです。
色にこだわらず PIM-H220 に決めかけているなら、買ってから気になりやすい点も先に知っておくと安心です。黒の PIM-H220 と中身が同じ白の PIM-N220 の声も合わせて、1杯目のぬるさや70度まで冷める時間、お知らせ音といった気になる口コミが、どんな使い方の人に影響するのかをPIM-H220を買う前に確認したい口コミと注意点をまとめた記事で整理しています。
PIM-H220
買う前に知っておきたい、両機共通の疑問
ここまで読んで「どちらにするか」は決まりつつあるはず。最後に残るのは、色に関係なく共通の「この電気ポット自体、うちに合うのか」という疑問です。
ここに挙げるものは、すべて両機に共通の仕様です。どちらか一方の欠点ではありません。
2.2Lで足りる? 3.0L(PIM-N300/PIM-H300)との違い
2機種はどちらも2.2Lですが、同じ色で3.0Lもあります。白ならPIM-N300、黒ならPIM-H300です。
2.2Lと3.0Lの差は、高さが約4cm、重さが0.3kg、年間消費電力量が34kWh。容量が増える分、背が高く、少し重く、電気代もいくらか上がります。
2.2Lだと1日に2回給水が必要になる家庭もある、という声があります。一方で、思っていたより大きいという声もあります。
給水の手間を減らしたいか、置き場所を小さく抑えたいか。この2つを天びんにかけて決めることになります。3.0Lで迷うなら、PIM-H300とPIG-H300の違いを比較した記事で、3.0Lの中身と、その中での選び方を確かめられます。
赤ちゃんのミルク作りに使いたい。70度保温の待ち時間と、1杯目のぬるさ
70度保温にするには
PIM-N220には、赤ちゃんのミルク作りのために選んだ、70度に設定できることが決め手だった、という声があります。機能は両機共通なので、PIM-H220でも同じことができます。
ただ、知っておきたいのが待ち時間です。取扱説明書によると、沸とうさせてから70度保温の温度に落ち着くまで、約7時間30分(2.2タイプ・満水・室温23度)。まほうびん構造で温度が下がりにくいため、自然に冷めるのを待つと、それだけの時間がかかります。実際に、70度まで下がるのを待つと時間がかかる、という声もあります。
急ぐなら、順番を変えます。先に保温温度を70度に決めておき、省エネ湯わかしを選ぶ。こうすると設定した温度で湯わかしを終えるので、沸とうから下がってくるのを待つ必要がありません。
1杯目がぬるいのは故障ではない
もう1つ、両機共通で知っておきたいのが、注ぎ始めの1杯目です。
取扱説明書の「故障かな?と思ったら」の項目に、1杯目のお湯がぬるいことがある、と書かれています。理由は、水量表示計の管にたまったお湯が先に出てくるため。つまり故障ではなく、この構造の仕様です。
注ぎ始めの50mL前後がぬるく、少量ずつ作る粉ミルクには向かないと感じた、という声もあります。構造は両機同じなので、白でも黒でも同じことが起こります。
温度を細かく合わせたい用途では、最初の少量を別のカップに出してから使う、と決めておくと扱いやすいでしょう。
お知らせ音は消せる?
お知らせ音が消せず、夜間に鳴るのが気になる、という声があります。
取扱説明書にも、音を消す操作は載っていません。これは両機共通です。
夜間に湯わかしが入るような使い方、たとえば節電タイマーの終了1時間前から始まる湯わかしを家族が寝ている時間帯に重ねることを考えている人は、この点を知ったうえで設定を決めるとよいでしょう。寝室と台所が近い、あるいはワンルームで使う人は、特に。
電気ケトルから買い替えるとどう変わる?
電気ケトルから買い替えて、保温とタイマーを目当てに使っている、という声があります。
ケトルは、使う分だけ沸かして使い切る道具。対して電気ポットは、沸かしたお湯を保温しておき、必要なときに繰り返し注ぐ道具です。この違いが、日々の使い勝手の差になります。
この2機種で言えば、5種類の保温、節電タイマー、お湯計量が「ケトルには無かったもの」として効いてきます。飲みたいときに待たずに注げる、温度を用途に合わせて選んでおける、量を測りながら注げる。
引き換えに、置き場所は固定になります。幅21.8cm・奥行30.8cmの場所を、常に空けておくことになるわけです。
なお、タイガーでは電気ケトルにも「N」の付く型番があり、こちらも同じくWEB向けの色違いという立ち位置です。ケトルとの二択で迷っているなら、PCV-N100とPCV-A100の違いを比較した記事が、同じ考え方で読めます。
結論: 色を取るか、価格を取るか
判断は、冒頭の2つの質問に戻ります。
白い電気ポットが欲しいなら、PIM-N220。色はどちらでもよい、あるいは黒でよいなら、安く買えることの多いPIM-H220。中身が同じなので、この2問で決まります。色を取るか、価格を取るか、それだけです。
ただし、価格の状況によって答えが動く場合が3つあります。
- 差が千円程度まで縮んでいるなら、価格は判断材料から外して、好きな色で選んでかまいません
- 差が1万円前後、あるいはそれ以上に開いているなら、白へのこだわりがよほど強くない限り、PIM-H220を選ぶ方が納得しやすいでしょう
- PIM-N220が品切れ・取り扱い終了になっているなら、実質PIM-H220の一択です。ネット中心の売り方をしている商品なので、これは起こりえます
- 中身・性能・電気代・大きさは同じ。発売日も同じで、新旧でも上下でもない
- 白が欲しいならPIM-N220。色はどちらでもよいなら、安く買えることの多いPIM-H220
- 差が千円程度なら好きな色で。大きく開いていればPIM-H220。PIM-N220が品切れならPIM-H220
タイガー以外の電気ポットも見ておきたいなら、象印 CV-GD30とCV-GC30の違いを比較した記事があります。象印の電気ポット2機種を、同じ考え方で比べた記事です。
同じ中身だと分かってしまえば、悩む時間はもう要りません。白が欲しいか、価格を抑えたいか。自分の答えが決まったら、あとは手に入る方を選ぶだけです。
PIM-N220
PIM-H220
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
PIM-N220とPIM-H220は、メルカリでも出品されていることがあります。中には、色がキッチンに合わなくて手放した、引っ越しで使わなくなった、といった理由で、新品未使用品が安く出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

