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東芝のオーブンレンジ、「石窯オーブン」のER-60Bと「石窯ドーム」のER-D70B。名前がよく似ていて、何が違うのか分かりにくいペアですよね。
調べてみると、同じ「石窯」でも庫内の天井の作りとセンサーが違う2台でした。そして、価格の差は数千円しかありません。
先に結論を言うと、置き場所と予算に無理がなければ、基本はER-D70Bがおすすめです。数千円の差で、センサー・容量・庫内の作り・自動メニューのすべてが上回ります。
ただし、あたためが「1人分/2人分」のボタンで足りて、オーブンはたまにしか使わないなら、小さく軽く、価格が抑えられるER-60Bで十分です。
なお、どちらも2025年に出た同じ世代の2台。新旧や型落ちで選ぶ話ではないので、そこは気にしなくて大丈夫ですよ。
- 同じ「石窯」でも、庫内の天井の作りとセンサーが違う2台。価格差は数千円
- 置き場所と予算に無理がなければ、基本はER-D70Bがおすすめ
- あたため中心でオーブンはたまになら、小さく軽いER-60Bで十分
ER-60B
ER-D70B
ER-60BとER-D70Bの違いを一覧で比較
まずは2台の仕様を一覧で並べます。細かい説明は次の章に回すので、ここでは全体の形をつかんでください。
| 項目 | ER-60B | ER-D70B |
|---|---|---|
| シリーズ名 | 石窯オーブン(角皿式スチームオーブンレンジ) | 石窯ドーム(角皿式スチームオーブンレンジ) |
| センサー | 温度センサー | ハイアングル赤外線センサー/温度センサー |
| あたためボタンの構成 | あたため1人分/2人分、冷凍ごはん、牛乳、コンビニ弁当 | ごはん、おかず、お好み温度、のみもの、ゆで野菜 |
| 庫内の天井の作り | (上)ガラス管ヒーター・庫内4面遠赤(底・奥・左右) | (上)ドームヒーター・庫内まるごと遠赤(扉部を除く) |
| 庫内コーティングの範囲 | 庫内よごれプロテクト(天井、扉部、底面を除く) | 庫内よごれプロテクト(扉部、底面を除く) |
| 総庫内容量 | 23L(ワイド&フラット庫内) | 26L(ワイド&フラット庫内) |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 468×384×338mm | 480×390×350mm |
| 質量(本体) | 約15kg | 約17kg |
| カラー | ホワイト1色 | ブラック/ホワイト2色 |
| 総レシピ数(自動メニュー数) | 83(71) | 126(87) |
| 石窯おまかせ焼き | なし | 肉(鶏肉のみ)/野菜 |
| グリルのヒーター出力 | 1400W | 1100W |
| トースト(6枚切り2枚) | 7分40秒(途中で裏返し) | 6分50秒(途中で裏返し) |
| オーブン温度 | 共通: 100〜250℃(250℃は約5分、以後200℃へ自動切換) | |
| レンジ出力 | 共通: 1000W最大3分(その後600Wへ自動切換)/600・500W連続 | |
| スチーム | 共通: 角皿式(角皿にお湯を注いで蒸気を出す方式) | |
| 発売年 | 共通: どちらも2025年(同じ世代。新旧ではない) | |
| 価格の傾向 | 価格が抑えられている | 数千円高い傾向 |
| こんな人に | あたため中心・小さく軽く価格を抑えたい人 | あたための細かさとオーブンの日常使いまでほしい人 |
見てほしいのは表の上半分です。センサー、あたためボタンの構成、庫内の天井の作り、容量。名前が似ているだけの2台に見えて、天井の作りとセンサーが違う、というのがこのペアの本体です。
途中に少し不思議な行があります。グリルのヒーター出力の数値はER-60Bの方が高いのに、その下のトーストの所要時間はER-D70Bの方が短い。数字がそのまま焼きの速さになっていないんですね。ここは後の章で改めて整理します。
そして下の共通行は、価格が抑えられているER-60Bを選んでも失わない部分です。オーブンの温度もレンジ出力もスチームの方式も同じ。どちらも2025年に出た同じ世代の2台なので、新旧で選ぶ話でもありません。
次の章から、上半分の4つの違いを順に見ていきます。
4つの違いを詳しく見る。生活のどこで差が出るか

ここからは、表の上半分にあった違いを「生活のどの場面で差が出るか」という順番で見ていきます。
違い①: センサーとあたためボタン。「1人分・2人分」で選ぶか、「仕上がり温度」で選ぶか
2台でいちばん毎日に効くのが、センサーの違いです。ER-60Bは温度センサーのみ。ER-D70Bはハイアングル赤外線センサーと温度センサーの2つを積んでいます。
この違いは、操作パネルを見るとそのまま形になって表れています。ER-60Bのあたためボタンは「あたため1人分/2人分」「冷凍ごはん」「牛乳」「コンビニ弁当」。つまり、分量や食品の種類を自分で選んで押す方式です。
一方のER-D70Bは「ごはん」「おかず」「お好み温度」「のみもの」「ゆで野菜」。ボタンの構成そのものが別物で、メーカーはER-D70Bに、仕上がりの温度を指定できる「お好み温度」を用意しています。
1つ注意したいのが、ER-60Bのワンタッチあたための訴求に「(常温・冷蔵のみ)」という注記が付いている点です。
ただし、これはワンタッチあたための対象の話。ER-60Bにも冷凍ごはん専用の自動メニューはちゃんとあるので、「冷凍が温められない」わけではありません。ここは誤解しやすいところですね。
実際の使い心地はどうかというと、ER-D70Bの自動あたためは全体として受け入れられている一方で、センサーの効き方が期待どおりではなかったという声もあります。
ER-60Bも、10年以上前の機種からの買い替えであたためのムラが減ったと感じたという声がある一方、加熱のムラを指摘する声も。どちらも「ここは完璧」と言い切れるわけではない、と見ておくのが正直なところでしょう。
あたための感じ方は、温めるものや量など使い方次第の面が大きいところです。自分の使い方に近い人の声を、商品ページで確かめてから決めると安心ですよ。
ER-D70B
まとめると、冷凍ごはんや作り置きの温め直しが毎日あって、飲み物やおかずの仕上がり温度までこまかく決めたい人はER-D70Bが向いているでしょう。いつも同じものを「1人分/2人分」の押し方で温める人なら、ER-60Bで困りません。
違い②: 「石窯オーブン」と「石窯ドーム」の中身。違うのは温度ではなく天井の作り
「オーブンの温度が違うんでしょ?」と思われがちですが、実は違います。オーブン温度は両機とも100〜250℃。250℃での運転は約5分で、その後200℃に自動で切り換わる仕様まで同じです。加熱の型式も、どちらも上下ヒーター式。
では名前だけの違いなのかというと、そうでもありません。違うのは温度ではなく、天井の作りです。
ER-60Bは、天井にガラス管ヒーターが露出しているタイプ。遠赤の面は底・奥・左右の4面で、天井は含まれません。ER-D70Bは、ドーム形状の天井にヒーターを納めていて、扉部を除く庫内まるごとが遠赤仕様です。
この構造の違いは、公式の記載の3か所に同じ方向で表れています。
| 公式の記載 | ER-60B | ER-D70B |
|---|---|---|
| 加熱方式 | (上)ガラス管ヒーター・庫内4面遠赤 | (上)ドームヒーター・庫内まるごと遠赤 |
| コーティングの範囲 | 天井、扉部、底面を除く | 扉部、底面を除く |
| 省エネ法の区分 | B(ヒーターの露出があるもの) | D(ヒーターの露出があるもの以外) |
天井にヒーターが露出しているER-60Bは、天井だけコーティングの対象外。しかも省エネ法の区分名まで「ヒーターの露出があるもの」と「それ以外」で分かれています。名前の違いは飾りではなく、庫内の作りの違いだった、ということです。
東芝はER-D70Bにだけ「石窯ドーム」「大火力石窯ドームグリル」の名前を与えています。とはいえ、ER-60Bのブランドも「石窯オーブン」。どちらも東芝の石窯系で、どちらが上手に焼けるかを公式が焼き比べているわけではありません。書けるのは、構造がここまで違う、という事実までです。
判断としては、グラタンやお菓子など、オーブンやグリルを日常的に使うならER-D70Bが向いているでしょう。ただし温度の上限は同じなので、レンジのあたため中心で、たまにグラタンやトーストという使い方ならER-60Bでも足ります。
違い③: 23L・約15kgか、26L・約17kgか。効くのは庫内の高さ・重さ・色
容量は23Lと26L。数字だけ見ると大きな差に感じますが、外側の寸法差は幅12mm・奥行6mm・高さ12mmしかありません。設置に必要な空きスペースも、左右3cm以上・上方10cm以上でどちらも同じです。
つまり「26Lの方は棚に置けないかも」と心配する場面は、ほとんど無いんですね。
差が出るのはむしろ中身と重さです。庫内の高さには3cm半ほどの差があり、背の高い容器の入れやすさが変わってきます。本体の重さは約15kgと約17kgで、2kgの差。扉を開けた間口は、ER-60Bが38.8cm、ER-D70Bが39.7cmです。
メーカーの謳いも、ER-60Bは「コンパクトでワイド&フラットな角皿式スチームモデル」、ER-D70Bは「大皿料理の出し入れもしやすい26Lワイド&フラット庫内」と、それぞれの立ち位置がはっきり分かれています。
実際、ER-60Bは23Lでもコンパクトさと実用性のバランスが良かったという声があります。31Lクラスからの買い替えでも十分だったという声も。ER-D70Bの方は、2人から5人くらいの家庭で使われているという声が目立ちます。
あと見落としがちなのが色です。ER-60Bはホワイト1色、ER-D70Bはブラックとホワイトの2色。キッチンを黒でそろえたい人にとっては、選択肢があるかどうかの差になります。
選び方としては、①ケーキ型やグラタン皿など背の高いものを入れるか、②一人で設置・移動するか、③黒が選べるか、の3点で考えるのが実際的です。「小さいからER-60B」ではなく、「入れるものの高さ」で決めるといいですよ。
違い④: 「置いてボタンを押すだけ」で焼き物までしたい人に効く、自動メニューの差
自動でおまかせできる範囲にも差があります。総レシピ数(自動メニュー数)は、ER-60Bが83(71)、ER-D70Bが126(87)です。
ただしこの数字、総レシピ数にはアレンジレシピやケーキ型のサイズ違いなども含まれていて、単純な引き算で「何品ぶん多い」と言える性質のものではありません。それでも、メニューの数にはっきり開きがあることは読み取れます。
中身の差で分かりやすいのが「石窯おまかせ焼き」。食材を置いてボタンを押すだけで焼き上げる自動メニューで、ER-D70Bには肉(鶏肉のみ)と野菜の2つがあります。ER-60Bには、この機能はありません。
一方で、時短系は共通です。「おつまみ1分」「3分・5分・7分メニュー」、パンを温め直す「ふっくらパン」、揚げ物向けの「カラッとあたため」は、どちらにも同じように載っています。ER-60Bにも71種類の自動メニューがあるので、自動調理が丸ごと無いわけではないんですね。
鶏肉や野菜の焼き物まで「置いてボタンを押すだけ」で済ませたいならER-D70B。レシピを見ながら自分で温度と時間を決めて焼く人には、この差はほとんど響かないでしょう。
ER-60Bの方が上回る点もある。ヒーター出力の数値と、小ささ・軽さ

ここまでの流れだとER-D70Bの一方的な話に見えてしまうので、ER-60Bの方が上回る点も、公式の数値で整理しておきます。一覧の表で予告した、あの不思議な行の話もここで片づけましょう。
まずグリルのヒーター出力です。ER-60Bは1400W、ER-D70Bは1100W。数値の上ではER-60Bの方が高くなっています。
ところが、公式が案内しているトーストの所要時間を見ると、6枚切り2枚でER-D70Bが6分50秒、ER-60Bが7分40秒。冷凍のトーストでも8分20秒と9分40秒で、短いのはER-D70Bの方なんです。
つまりこのペアでは、ヒーター出力の数字がそのまま焼きの速さにはなっていないということ。数値だけを根拠に「ER-60Bの方が強く焼ける」とも言えませんし、逆にグリル全体の優劣をどちらかに断定することもできません。W数はあくまでヒーター単体の数字、と受け取っておくのが正確なところです。
消費電力も見ておきます。オーブン・グリル使用時の消費電力はER-60Bが1420W、ER-D70Bが1350Wで、ER-60Bの方が大きめ。ただ、これは電気を多く使うという話であって、長所ではありません。年間消費電力量で見ると、ER-D70Bの方がわずかに少ない値になっています(70.4kWh/年と73.4kWh/年)。
はっきり上回ると言えるのは、小ささと軽さです。ER-60Bは幅468×奥行384×高さ338mmで約15kg。ER-D70Bより一回り小さく、2kg軽い本体です。
結局のところ、ER-60Bを選ぶ理由は「小さい・軽い・価格が抑えられる」で十分に成り立ちます。W数の大小を根拠に足す必要はありません。数値の細部ではなく、置き方と使い方で選んでよい2台です。
どちらを選んでも同じ部分。毎日のレンジ・スチーム・時短は変わらない
ここまで違いを並べてきましたが、毎日の使い勝手の土台になる部分は、2台できれいにそろっています。価格が抑えられているER-60Bを選んでも、この章に挙げるものは手放さずに済みます。
- レンジ出力: 1000Wは最大3分(その後600Wへ自動切換)、600W・500Wは連続。両機とも同じ
- スチーム: 角皿にお湯を注いで蒸気を出す角皿式。方式も呼び名も同じ
- ノンフライ調理と発酵(30・35・40・45℃)はどちらにも搭載
- 設置に必要な空き(左右3cm以上・上方10cm以上)も、別売の転倒防止金具の品番も同じ
いちばん大事なのは、レンジ出力が完全に同じという点です。1000Wの短時間高出力も、600W・500Wの連続運転も、仕様の文字列まで一致しています。「安い方はレンジの力も控えめなのでは」という心配は、このペアには当てはまりません。
蒸す・作る方面も同じです。角皿にお湯を注いで蒸気を出す角皿式スチームに、油を使わず揚げ物風に仕上げるノンフライ調理、パン生地づくりに使う30〜45℃の発酵。どれも両方に載っています。前の章で触れた「おつまみ1分」などの時短メニューと、パン・揚げ物のあたためが共通なのも同じ流れですね。
逆に、正直に書いておきたいのが「どちらにも無いもの」です。過熱水蒸気調理、スチームレンジ、深皿調理、スマホと連携するIoT機能は、2台とも搭載していません。この辺りが欲しくなったら、このペアではなく上のカテゴリの機種を検討する場面です。
置き場所の条件も差がありません。必要な空きスペースは同じで、地震対策の転倒防止金具まで同じ品番の別売品が使えます。
要するに、毎日のあたためと蒸し調理、時短メニューの水準は、どちらを選んでも変わりません。分かれ目になるのは、違い①で見たボタンの構成とセンサー、それに天井の作り・容量・自動メニュー。この記事で見てきた4つだけです。
数千円の価格差をどう考えるか
最後の判断材料は価格です。時期や店によって変わるものの、2台の差はおおむね数千円程度にとどまっています。
この記事の結論をあらためて言い切ると、数千円程度の開きで、センサー・容量・庫内の作り・自動メニューがそろって一段上になるのがER-D70Bです。あたための細かさやオーブンの日常使いに魅力を感じた人なら、この差額には見合う中身があります。
逆に、あたためは「1人分/2人分」の押し方で足りて、オーブンはたまにしか使わない。そういう人にとって、この数千円で増えるのは使わない機能です。だったら払わない、というER-60Bの選び方も、はっきり合理的ですよ。
ひとつ添えておくと、どちらも生産終了品で、価格は在庫の状況によって動きます。もし確認した時点で差が数千円をかなり超えて開いているようなら、あたため中心の人はER-60Bでよいと考えて構いません。反対に、差がごくわずかまで縮まっているようなら、ほぼ同じ支払いで上のものが手に入るので、ER-D70Bを選ばない理由が無くなってきます。
買う直前に、両方の価格を一度見比べてから決める。それがこのペアのいちばん堅実な進め方です。
ER-D70Bがおすすめな人
ここまでの違いを、生活の場面に置き換えてまとめます。次のどれかに当てはまるなら、ER-D70Bが合っているでしょう。
- 冷凍ごはんや作り置きの温め直しが毎日あり、仕上がりの温度までこまかく決めたい人
- グラタン・トースト・鶏肉の焼き物など、オーブンとグリルを日常的に使う人
- ケーキ型や背の高い容器を庫内に入れる予定がある人
- キッチンを黒でそろえたい人
1つめは、違い①のセンサーとボタン構成がそのまま効く人です。「ごはん」「おかず」「のみもの」に加えて、仕上がり温度を指定できる「お好み温度」があるのはER-D70Bだけでした。温め直しの回数が多い家ほど、この細かさが毎日効いてきます。
2つめは、天井の作りと自動メニューの差が効く人。扉部を除く庫内まるごと遠赤の作りに加えて、鶏肉や野菜を「置いてボタンを押すだけ」で焼き上げる石窯おまかせ焼きが使えます。焼き物の登板が週に何度もあるなら、ここは日々の時短になりますね。
3つめは容量です。庫内の高さに3cm半ほどの差があるので、ケーキ型や深めのグラタン皿を考えているなら、余裕がある方が安心。
4つめは色。ブラックが選べるのは、この2台ではER-D70Bだけです。
実際、ER-D70Bには20年近く前の機種や、他社のオーブンレンジからの買い替えという人の声があります。次も長く使うつもりの買い替えなら、細かいところまで行き届いたER-D70Bを選んでおくと満足しやすいでしょう。
ER-60Bがおすすめな人
一方で、次に当てはまる人はER-60Bで十分です。
- あたためは「1人分/2人分」「コンビニ弁当」のボタンで足りて、いつも同じものを温める人
- 置き場所や搬入に余裕がなく、少しでも小さく軽い方が扱いやすい人
- オーブンはたまにしか使わず、浮いた数千円を他に回したい人
温めるものが毎日ほぼ決まっているなら、分量を選んで押すER-60Bの方式で不足はありません。必要なボタンが最初から並んでいる、と考えることもできます。
本体は約15kgで、2台のうちでは軽い方。自分ひとりで設置する人や、棚の少し高い位置に置きたい人には、この2kgの差が効いてきます。
オーブンの温度は100〜250℃でER-D70Bと同じ。たまのグラタンやお菓子づくりなら、ER-60Bでも同じ温度帯で焼けます。
使っている人からは、シンプルで操作が分かりやすいという声があります。前の機種より庫内が明るく見やすくなったという声も。多機能さよりも、迷わず使える分かりやすさを取りたい人に合う1台です。
ここまで読んで、あたためが1〜2人分で足りてオーブンはたまに、という自分にはER-60Bで十分だと感じたなら、買う前にもうひとつだけ確かめておきたいことがあります。この比較で分かるのはER-D70Bとの機能差までで、ER-60Bを実際に毎日使ったときに引っかかる部分までは見えていません。ER-60Bの口コミ記事では、操作パネルの文字の小ささや、自動であたためられる食品の条件が細かいことなど、購入後に効いてくる不満を取り上げ、それが困る人と、気にしなくてよい人まで分けて整理しています。
ER-60B
よくある疑問
最後に、ここまでの本文で拾いきれなかった疑問に答えておきます。
型番の「60」と「D70」で、どちらが上か判断していい?
型番の数字や、「石窯オーブン」「石窯ドーム」という名前の語感だけでは、上下は判断できません。東芝の公式ページも、この2台に上位・下位という言葉を使っていないんです。
この記事で「総合的にはER-D70Bが上」と言えるのは、センサー・容量・庫内の作り・メニュー数という仕様の差と、実際の価格の並びを確認した結果です。別のペアでは数字の大きい方が上とは限らないので、型番の見た目だけで決めない方が安全ですよ。
冷凍ごはんやコンビニ弁当のあたためは、ER-60Bでもできる?
できます。ER-60Bの操作パネルには「冷凍ごはん」「コンビニ弁当」の自動ボタンがあります。
「(常温・冷蔵のみ)」という注記を見て不安になった人がいるかもしれませんが、あれはワンタッチあたための対象を示した注記です。冷凍ごはんには専用の自動メニューが別に用意されている、という関係になっています。
どちらも生産終了と聞いたけれど、買っても大丈夫?
公式サイトでは、2台とも生産終了品の扱いになっています。ただ、これはこの世代がまとめて世代交代したためで、どちらか片方だけが古くなったわけではありません。2台は同じ立場です。
生産終了品は在庫の状況で価格が動きやすいので、買うと決めたら価格だけ確認しておく、くらいの構えで十分。急がせるような話ではありません。
結論: あなたに合うのはどっち?
同じ「石窯」の名前でも、天井の作りとセンサーが違う2台。そして差は数千円——それがER-60BとER-D70Bでした。
- 置き場所と予算に無理がなければ、基本はER-D70B。数千円の差でセンサー・容量・庫内の作りまで変わる
- あたため中心でオーブンはたまになら、小さく軽いER-60Bを選ぶのも合理的
- レンジ出力とスチームの土台は同じ。毎日のあたための水準はどちらでも変わらない
置き場所と予算に無理がないなら、ER-D70Bを。あたための細かさ、庫内まるごと遠赤の天井、26Lの余裕、そして石窯おまかせ焼き。数千円の差で手に入る中身としては厚い方です。
いつも同じものを「1人分/2人分」で温めて、オーブンはたまに。そんな使い方なら、小さく軽く、価格が抑えられたER-60Bが向いているでしょう。
そしてER-60Bを選んでも、レンジ出力もスチームの方式も時短メニューもER-D70Bと同じ。毎日のあたための水準は、そのまま保たれます。
ER-60B
ER-D70B
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
ER-60BとER-D70Bは、メルカリに出品されていることがあります。中には、買い替えの予定が変わって使わなかったものなど、新品未使用品が安く出ている場合もあるので、一度確認してみる価値はありますよ。

