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パナソニックの23Lオーブンレンジ「NE-FS3E」は、温め直しを中心に、鍋を使わない一品料理やお総菜の揚げ物の温め直しまでレンジに任せたい一人暮らし・二人暮らしなら、選んでよい一台です。
ただし、市販の冷凍フライをレンジで仕上げたい人や、肉・魚の解凍をレンジで頻繁にする人には、おすすめしにくいところがあります。
発売は2026年9月1日。日が浅いため、この機種を使った人の声はまだほとんど出てきていません。
そこでこの記事では、加熱の仕組みが同じ前モデル「NE-FS3D」の声を、前モデルのものだと明示したうえで手がかりにします。そのうえで、NE-FS3E本体の取扱説明書と公式の仕様で、当てはまるかどうかを確かめていきますね。
先に、要点を表にまとめておきます。
| 気になる点 | 前モデルNE-FS3Dでは、あたためで中心が温まりきらないことがあるという声と、解凍の手間を気にする声。NE-FS3E自体は、冷凍フライのあたために非対応で、ワンボウルメニューではシチュー・スープを作れない |
|---|---|
| 評価されている点 | 前モデルでは、置きやすいコンパクトなサイズと、フラットな庫内の拭きやすさ(本体と庫内はNE-FS3Eも同じ仕様)。NE-FS3Eはワンボウルメニューとフライあたため(常温・冷蔵)で、温め直し以外の出番が増えた |
| おすすめしにくい人 | 市販の冷凍フライやスープ・シチューまでレンジに任せたい人。肉・魚をレンジで頻繁に解凍する人。両面グリル・スチーム・2段オーブンが欲しい人 |
| おすすめな人 | 温め直しが中心で、鍋を使わない一品やお総菜の揚げ物の温め直しまで任せたい一人暮らし・二人暮らし |
NE-FS3E
NE-FS3Eの悪い口コミ・気になる評判(前モデルNE-FS3Dの声から)
NE-FS3Eは2026年9月1日に発売されたばかりで、購入者の声はまだほとんど見当たりません。そこでこの章では、1つ前のモデルであるNE-FS3Dの声を手がかりにします。
前モデルの声を参考にできるのは、加熱にかかわる仕様が同じだからです。庫内の広さ、本体の外形、レンジの出力、温まり具合を見るセンサー、ヒーター、オーブンの温度まで、公式の仕様表の数値が一致しています。
ただし、操作部のボタン構成は違います。NE-FS3Eの丸ボタンは「飲み物」「トースト」「オーブン」「グリル」の4個で、NE-FS3Dは3個。そのため、操作に関する声はNE-FS3Eにそのまま当てはめず、分けて扱います。
それぞれの声のあとには、NE-FS3E本体の取扱説明書で確認できる対処や仕様を添えていきます。
あたためで、中心まで温まりきらないことがある
前モデルのNE-FS3Dについては、一部に、600Wで6分を超えてあたためても中心が冷たいままだった、追加で温め直すことがある、という声があります。
生活の場面に置き換えると、冷凍のお弁当や厚みのある冷凍食品を、スタート1回で中まで温めたいときに起こりやすい不便です。外側は熱いのに、真ん中だけひんやりしている。食べ始めてから気づいて、もう一度レンジに戻すことになります。
公式の仕様では、最高出力の1000Wは最大約3分で、自動的に600Wへ切り換わります。手動の出力は1000・600・500・300・150Wの5段階です。
お急ぎあたため(スピード機能)が働くのも、手動の500Wか600Wで30秒〜10分の加熱をするときだけ。高い出力が使えるのは短い時間に限られる、ということですね。
取扱説明書に書かれている対処
NE-FS3Eの取扱説明書では、自動の「あたため」で温められる分量は100〜500g(冷凍ごはんは300gまで)とされています。
さらに、冷凍カレー・市販の冷凍食品・加工食品・500gを超える食品は、自動では上手にあたためられないものとして挙げられています。市販品はパッケージの指示に従い、600Wで様子を見ながら温めるという扱いです。
加熱が足りなかったときは、取り出して混ぜたり並べかえたりしてから、「レンジ」600Wで様子を見ながら追加加熱するよう書かれています。
ほかにも、取扱説明書には次のような注意があります。
- 冷凍ごはんは、ラップの重なりを下にして置く(上にすると上手に温まらない)
- 庫内の湿度が高いと、あたため時間が長くなって加熱しすぎになることがある。ドアを開けて少し待ってから使う
- 加熱が終わってから6分間、表示部の「秒」が点滅している間なら、時間を足して追加加熱できる。ただし「あたため」「飲み物」にはこの機能がない
困る人・困りにくい人
困りやすいのは、冷凍弁当や厚みのある冷凍食品を、1回のスタートで中まで温めきりたい人です。
一方、ごはんやおかずの温め直しが中心で、途中で混ぜたり追加で温めたりするのが苦にならない人なら、大きな問題にはなりにくいでしょう。
NE-FS3Eでも同じことが起こる、と言い切ることはできません。ただ、レンジ出力・センサー・庫内寸法は前モデルと同じです。「自動の対象外のものは600Wの手動で様子を見る」という取扱説明書の線引きを知ったうえで選べば、買ってからの戸惑いは減らせるでしょう。
解凍に手間がかかる
前モデルのNE-FS3Dについて確認した口コミには、解凍の手間を気にする声が複数ありました。30秒ずつ手動で様子を見ないとムラが出る、解凍を選ぶときにダイヤルを回しすぎてしまう、といった内容です。
まとめ買いした肉や魚を冷凍しておき、使う日にレンジで解凍する。この頻度が高い家庭ほど、毎回の手間として効いてくる論点です。
NE-FS3Eの解凍は「解凍(g設定必要)」で、食品の重さを合わせてからスタートする方式。パナソニックには「芯までほぐせる解凍」という機能がありますが、その対応機種にNE-FS3Eは入っていません。解凍の方式は前モデルと同じです。
取扱説明書で確認できるコツ
NE-FS3Eの取扱説明書では、自動の「解凍」について次のように書かれています。
- 冷凍庫から出してすぐに使う。分量は100〜500g(さしみは100〜200g)で、重さを10g刻みで合わせてからスタート
- 発泡スチロールのトレーのまま、ラップはしない。表面の霜は取る(煮えの原因になる)
- 仕上がりは5段階。さしみや肉の細切りを包丁で切れる固さにしたいときは「弱」、1枚ずつ広げて冷凍した薄切り肉や脂身の多い薄切り肉は「やや弱」
- 冷凍庫から出して長く置いたもの、冷蔵庫へ移したもの、100g未満のものは、150Wで様子を見ながら
もう1つ、冷凍する段階での準備も書かれています。厚みが不均一だと薄い部分は煮え、厚い部分は溶け残りやすいので、冷凍するときに厚みを3cm以下にそろえる、というものです。
困る人・困りにくい人
肉や魚をまとめ買いして、週に何度もレンジで解凍する人には、この手間が積み重なりやすいでしょう。
反対に、前日に冷蔵庫へ移して解凍する人や、解凍機能をほとんど使わない人なら、気にしなくてよい点です。
解凍方式が前モデルと同じなので、この声はNE-FS3Eにも当てはまる可能性が高いと考えておくのが無難ですね。レンジ解凍が台所の主役になっている家庭は、厚みをそろえて冷凍する前提で考えておきたいところです。
時間設定の操作は、手間という声と分かりやすいという声に分かれる
前モデルのNE-FS3Dについて確認した口コミには、時間設定の手間を気にする声が複数ありました。一方で、操作が簡単、ボタンが分かりやすい、という逆の評価もあり、受け止め方は割れています。
ここは、前モデルの声をNE-FS3Eにそのまま当てはめられない論点です。章の冒頭で触れたとおり、操作部のボタン構成が違うからです。NE-FS3Eでも同じ手間がかかるとも、手間が減ったとも言えません。
そこで、NE-FS3Eの取扱説明書で確認できる事実だけを並べておきます。
- 操作の入口は、ごはん・おかずは「スタート」を押すだけ、解凍や自動メニューはダイヤルで選ぶ、飲み物・トースト・手動加熱はボタンから
- 手動レンジ(1000〜300W)の時間はダイヤルで合わせる。10分までは10秒単位、10〜30分は1分単位
- 「レンジ」ボタンを押すごとに、600W→500W→300W→150W→1000Wと切り換わる。1000Wで設定できるのは最大3分
- 初期画面で「レンジ」を2秒押すと、前回の出力と時間を呼び出せる(レンジ設定メモリー)。時間はダイヤルで変えられる
手動で毎回、秒単位まで時間を合わせる使い方が多い人は、この手順が自分に合うかを考えておくとよいでしょう。
反対に、自動あたため・トースト・飲み物のようにボタン1つで済む使い方が中心の人や、いつも同じ出力と時間で温める人なら、メモリーの呼び出しで足りる場面が多いはずです。
なお、音については前モデルでも、気になるという声と気にならないという声の両方があります。NE-FS3Eの取扱説明書には、ブザー音を消す設定(「取消」を2秒押す操作を3回)が書かれています。ただし消すと、トーストの裏返しや予熱完了のブザーも鳴らなくなります。
口コミ以前に、仕様で決まっているNE-FS3Eの割り切り

ここからは声ではなく、公式の仕様と取扱説明書で確認できる線引きの話です。
NE-FS3E本体の声がまだ少ないぶん、買う前にいちばん確かめておきたいのは、むしろこちらかもしれません。「できないこと」がはっきり書かれている項目なので、自分の献立や朝の習慣に当たるかどうかで判断できます。
冷凍フライのあたためと、シチュー・スープのワンボウルは対象外
NE-FS3Eには「フライあたため」がありますが、対象は常温・冷蔵の揚げ物までです。パナソニックの「冷凍フライあたため」の対応機種一覧に、NE-FS3Eは入っていません。取扱説明書にも、冷凍した揚げ物はあたためられないと書かれています。
つまり、総菜コーナーで買ったコロッケを翌日に温め直すのは対象でも、市販の冷凍フライを凍ったままレンジで仕上げる使い方は対象外、ということです。
ワンボウルメニューにも線引きがあります。公式の注記では、シチュー・中華・スープはNE-FS3Eの対象外。食材を凍ったまま使う「凍ったままワンボウル」「凍ったままパスタ」も、対応機種にNE-FS3Eは入っていません。
ワンボウルで作れるのは、パスタ・煮物・副菜といったメニューです。
困りやすいのは、市販の冷凍フライをレンジで仕上げたい人。それから、鍋の代わりにスープやシチューをレンジで作りたい人です。
一方、総菜の揚げ物を温め直す使い方が中心の人や、レンジに任せたいのがパスタ・煮物・副菜の人なら、この線引きに引っかかることはありません。
線引きは「冷凍」と「スープ系」の2つ。ここが自分の献立にちょうど当たるなら、NE-FS3Eでは用途を満たせないので、ほかの機種も含めて検討する判断材料になるでしょう。
トーストは2枚まで途中で裏返し、グリルは片面、オーブンは1段
トーストは「トースト」ボタンで、角皿の上段に1〜2枚。奥側に寄せて置くよう、取扱説明書には書かれています。
焼き始めて約3分40秒〜4分10秒でブザーが鳴り、「裏返す」が点滅します。6分以内に裏返さないと設定が取り消されるので、そのタイミングでキッチンに戻る必要がありますよ。
焼き上がりの目安は、1枚で約5分45秒、2枚で約6分20秒。連続で焼くと焼き色が薄くなる場合がある、とも書かれています。パンを置いてスタートしたら焼き上がりまで離れていられる、という使い方とは少し違うわけです。
グリルは上のヒーターだけの片面焼きで、両面を焼くには裏返します(最大30分)。
オーブンは1段で、温度は100〜250℃。220〜250℃の高温で運転できるのは約5分で、その後は自動的に210℃に下がります。予熱の目安は200℃で約10分、250℃で約15分です。
スチーム発生装置はなく、茶わん蒸しなどは角皿に50℃のお湯をはってスチームを出す方式。また、角皿はレンジ加熱には使えず、グリルとオーブン専用です。
困りやすいのは、朝に3枚以上まとめてトーストを焼きたい家庭や、両面焼きを一度で済ませたい人。高温を長く保つ必要があるパンやお菓子作りが目的の人も、ここは先に確認しておきたいところです。
反対に、トースターを別に持っている人や、オーブンは週末のグラタンやクッキー程度という人なら、困る場面は少ないでしょう。
分かれ目は、オーブンレンジ1台でトーストまで済ませたいかどうか。そこに当てはまらなければ、この割り切りは日々の使い勝手にほとんど影響しません。
悪い口コミと仕様から分かる、NE-FS3Eをおすすめしにくい人
前モデルの声と、NE-FS3E自体の仕様の線引きを合わせると、NE-FS3Eをおすすめしにくいのは次の3つのタイプです。
どれも「自分の使い方がそこに当たるかどうか」で決まる話。当てはまらなければ、判断を左右する点にはなりにくいでしょう。
市販の冷凍フライや、スープ・シチューまでレンジに任せたい人
フライあたためは常温・冷蔵の揚げ物までで、冷凍フライは対象外です。ワンボウルメニューも、シチュー・中華・スープは作れません。
夕食のおかずを冷凍フライに頼っている家庭や、鍋を使わずに汁物まで済ませたい人は、レンジに任せたい場面でちょうど任せられないことになります。
肉や魚をまとめ買いして、レンジ解凍を週に何度もする人
前の章で触れたとおり、前モデルでは解凍の手間を気にする声があり、解凍の方式はNE-FS3Eも同じです。
解凍の回数が多いほど、重さを合わせて様子を見る手間が毎回のことになります。冷蔵庫でゆっくり解凍する習慣に切り替えにくい人は、ここを重く見ておきたいところです。
両面グリルやスチーム、2段のオーブンを求める人
グリルは片面、オーブンは1段で、スチーム発生装置もありません。トーストも2枚までで、途中に裏返しが入ります。
週末にパンやお菓子を本格的に焼きたい人や、朝に家族のトーストを一度に焼きたい人は、上位の機種や別のトースターも含めて考えたほうが満足しやすいでしょう。
なお、冷凍弁当や厚みのある冷凍食品のあたためは、600Wの手動で様子を見ながら温めれば付き合える範囲です。そのため、ここでは「おすすめしにくい人」には入れていません。
3つのどれにも当てはまらないなら、次の章で見る評価されている点が、そのまま生きてきます。
NE-FS3Eの良い口コミ・評価されている点(前モデルNE-FS3Dの声から)

ここでも手がかりは前モデルの声です。本体の大きさ、設置の条件、庫内のつくりはNE-FS3Eと仕様が同じなので、そのまま参考にできます。
置き場所を選びにくいサイズ(外形・設置条件はNE-FS3Eと同じ)
前モデルのNE-FS3Dについて確認した声には、コンパクトで必要十分だという評価が複数ありました。
キッチンが狭くて、レンジを置ける台や棚の幅・高さが限られている。一人暮らしや二人暮らしの部屋で、まずぶつかるのがこの悩みですよね。
NE-FS3Eの外形は幅468×奥行386×高さ338mmで、質量は15.2kgです。左右と背面は壁にぴったり寄せて置け、あけるのは上の10cm以上だけ。公式では、高さ43.8cmあれば設置できるとしています。
置く前に測っておきたいところ
- ハンドルを含めた奥行は433mm。ドアを開けると、手前に621mmまで出る
- 電源コードは底板の後ろから1550mm
- 電源は定格15A以上のコンセントを単独で使う(タコ足配線はしない)。アース線をアース端子につなぐ
置き台の奥行が足りていても、ドアを開けたときに手前へ大きく出ます。通路の幅や、手前に置いている物との位置関係も、先に確かめておくと安心ですよ。
満足しやすい人
置き場所の幅や高さが限られる一人暮らし・二人暮らしの人は、メリットを感じやすいでしょう。
置けるかどうかは、声に頼らず数字で確かめられる項目です。前モデルの評価は、その数字が実際の暮らしでも収まりやすいことの裏付け、と受け取るのがちょうどよい読み方でしょう。
フラットな庫内で拭きやすい(角皿の手入れは別、という声も)
前モデルのNE-FS3Dについて確認した声には、庫内がフラットで拭きやすいという評価が複数ありました。一方で、角皿の汚れを拭くのが面倒だという声もあります。
庫内に回転するお皿(ターンテーブル)がないので、こぼれた汁や飛び散った汚れを、布巾でさっと拭き取れるということです。
NE-FS3Eも庫内はワイド&フラットで、耐熱塗装と庫内灯付き。メーカーは、広くフラットで拭き掃除がしやすいとしています。
取扱説明書で確認できるお手入れ
- 庫内は固く絞ったぬれぶきんで水拭き。底面は耐熱ガラスなので、水をかけたり衝撃を与えたりしない
- 気密性の高い設計のため、庫内やドアに水滴が付く。冷めてから拭き取る(そのままにするとさびの原因)
- クリーントレー(本体前面下部の、食品カスや水滴を受けるトレー)は取り付けたまま使い、使うたびに水洗い。食洗機は使えない
- 角皿は台所用洗剤で洗い、周りの溝は念入りに。食洗機は使えない
- 自動お手入れコース(脱臭)は目安約20分。庫内の汚れを拭いてから、換気して行う
- 使い始めは、さび止め用の油が焼けるにおいがする。気になるときは換気して「20 脱臭」を使う
満足しやすい人
庫内の掃除を手早く済ませたい人には、うれしいつくりです。
ただ、角皿とクリーントレーの手洗いは残ります。「庫内は拭くだけ、角皿と受け皿は手洗い」と受け止めておくと、届いてから期待とずれにくいでしょう。
NE-FS3Eの自動メニューは、どこまで任せられるか(公式仕様と取扱説明書から)
ここは声ではなく、公式の仕様と取扱説明書の話です。
NE-FS3Eの自動メニューは47。レシピブックや取扱説明書に載っている、自動で作れるメニューの数です。本体のダイヤルには1〜19の自動メニューと20番の脱臭が並び、ごはんを炊く・冷凍うどん・パスタ・煮物・焼き魚・から揚げ・ハンバーグ・焼きいも・クッキーなどが入っています。
前モデルから増えた中身の比べ方は後の章で紹介する比較記事に任せ、ここでは「自分の台所で出番があるか」を確かめるための、使う条件を整理します。
ワンボウルメニュー:ボウルは別に用意する
下ごしらえした材料を耐熱ガラス製のボウルに入れ、ふんわりラップをかけてレンジにまかせる一品料理。メーカーは、ワンボウルメニューをそう説明しています。
気をつけたいのは、ボウルが付属していないこと。付属品は角皿1枚と取説レシピ集です。取扱説明書では、直径約25cm・容量2.5Lの耐熱ガラス製ボウルを使うよう書かれていて、サイズが極端に違うと加熱不足やふきこぼれの原因になります。
- パスタは1〜4人分(スパゲティ80〜320g)。太さ1.6mmのみで、早ゆでタイプ・マカロニ・ペンネは使えない
- パスタの水は常温、ラップはふんわり、調味料は加熱後に入れる
- 煮物は野菜100〜500g(一部のメニューを除く)
仕事から帰って、鍋を出さずにパスタや煮物を一品済ませたい平日に出番がある機能です。ボウルを1つ買い足すことと、スパゲティの太さをそろえることが前提になります。
フライあたため:お総菜の揚げ物を角皿で
メーカーは、上のヒーターで表面はサクサクに、中はレンジでしっかりあたためる、と説明しています。
取扱説明書で確認できる使い方は次のとおりです。
- 角皿の下段に直接のせる。分量は50〜600gで、ラップはしない
- 目安は、コロッケ4個で約12分
- かき揚げは焦げやすく、冷蔵保存したものはぬるめに仕上がることがある。様子を見ながら使う
- 衣が角皿にこびり付くことがあるので、クッキングシートを敷いてもよい
夕方に総菜売り場で買った揚げ物を、夕食の時間に温め直す。そんな使い方にちょうど合う機能ですね。
飲み物・お弁当あたため
NE-FS3Eには「飲み物」ボタンがあります。対象は牛乳・コーヒー・お茶・ジュース・水・みそ汁で、1〜4杯、1杯200mLが基準です。
広口で背の低い容器に8分目まで入れ、加熱の前後に混ぜます。お酒は対象外で、600Wの手動で温めます。
お弁当あたためは、コンビニの幕の内弁当やどんぶり物、スパゲティなどが対象。300〜500gを1個ずつ、ラップやふたを外して温めます。冷蔵庫に保存したお弁当や、1種類ずつ小分けになったお総菜・おにぎりは、600Wの手動です。
出番があるかどうかの見きわめ
ボウルを買い足してパスタや煮物を任せる。お総菜の揚げ物を温め直す。このどちらかに出番がありそうなら、この章の機能が毎日の台所で生きてきます。
反対に、温め直しとトースト以外に使う予定がないなら、ここで紹介した機能は使わないまま、ということもありえます。
口コミと仕様から分かったNE-FS3Eがおすすめな人
気になる点と評価されている点を合わせて見ると、NE-FS3Eが合いやすいのは次の3つのタイプです。
気になる点がまったくないわけではありません。それを差し引いても、得られるもののほうが大きい人たちです。
温め直しが中心で、週に何度かは鍋を使わずに一品を済ませたい一人暮らし・二人暮らし
ボウルを1つ買い足せば、パスタ・煮物・副菜をレンジに任せられます。平日の夕食で、洗い物を増やさずにもう一品足したい人には使いどころのある機能です。
前モデルで出ていたあたためムラの声も、「自動の対象外のものは600Wの手動で様子を見る」という線を知っていれば、付き合える範囲でしょう。
お総菜の揚げ物を買って帰ることが多い人
常温・冷蔵の揚げ物なら、角皿にのせて自動で温め直せます。仕事帰りに総菜売り場へ寄るのが習慣になっている人なら、出番は多いはずです。
対象は冷凍していない揚げ物だけ、という線だけは押さえておきましょう。
置き場所が限られていて、左右を壁に寄せて置きたい人
幅468mmで、上に10cmあけて高さ43.8cmあれば置けます。左右と背面にすき間を取らなくてよいので、狭いレンジ台にも収めやすいサイズです。
ドアを開けると手前に621mmまで出る点だけ、通路の広さとあわせて確かめておくと安心ですよ。
前モデルのNE-FS3Dと迷っているなら、価格差も含めて判断
ここまで見てきたように、NE-FS3Eの加熱の仕組みと解凍の方式は前モデルと同じです。前モデルで出ていたあたためや解凍の声は、NE-FS3Eにも引き継がれる可能性があります。増えたのは、ワンボウルメニューやフライあたためといった自動メニューの側です。
ただ、NE-FS3Eに大きな欠点が見当たらないとしても、前モデルのNE-FS3Dで足りるかどうかは別の判断になります。増えた自動メニューが自分に必要なのか、現在の数千円の差を払う価値があるのか。ここは単体の評判だけでは決められません。
比較記事では、2機種の公式仕様を突き合わせて分かった5つの違いの中身と、それぞれが暮らしの中でどう効くかを整理しています。どんな人なら前モデルで足りるかも、そちらで確かめられます。
増えた自動メニューに数千円の差を払うかどうかは、両機の違いを並べて見ると決めやすくなります。
NE-FS3EとNE-FS3Dの違いを、価格差も含めて確認する
目安としては、ワンボウルやフライあたためを使いそうならNE-FS3E。あたため・トースト・オーブンしか使わない人なら、前モデルでも足りる可能性があります。
もし差が広がっているようなら、温め直しが中心の人ほど前モデルを選ぶ理由が強まります。反対に、前モデルが見つからなくなれば、迷う相手はいなくなりますね。
NE-FS3Eを選んで後悔しにくいのはどんな人?
NE-FS3Eには、前モデルの声として、あたためで中心が温まりきらないことがある点と、解凍に手間がかかる点が挙がっています。加えて、冷凍フライのあたためとシチュー・スープのワンボウルは対象外で、トーストは2枚まで途中で裏返す仕様です。
そのため、冷凍フライやレンジ解凍を頼りにしている人、トーストまで1台でまとめて焼きたい人には、おすすめしにくい商品です。
一方で、置きやすいサイズと拭きやすい庫内は前モデルで評価されていて、本体と庫内はNE-FS3Eも同じ仕様。ワンボウルメニューとフライあたためで、温め直し以外の出番も増えています。
冷凍フライとレンジ解凍はそこまで重視せず、温め直しと手軽な一品調理を優先したい。そういう人なら、NE-FS3Eを選んでよいでしょう。
なお、この記事は、NE-FS3E本体の声がまだ少ない時期に、前モデルの傾向と取扱説明書の線引きから判断したものです。購入者の声が出そろってから決めたい人は、もう少し待つのも1つの選び方です。
NE-FS3Eの口コミ・評判まとめ
最後に、買う前に確かめておきたい点を並べておきます。
- 前モデルのNE-FS3Dでは、あたためで中心が温まりきらないことがあるという声と、解凍の手間を気にする声があった。加熱の仕組みと解凍の方式はNE-FS3Eも同じ
- 冷凍カレーや市販の冷凍食品は、自動あたための対象外。600Wの手動で様子を見ながら温める
- 冷凍フライのあたためと、ワンボウルでのシチュー・中華・スープは対象外
- トーストは2枚までで、途中で裏返す。グリルは片面、オーブンは1段
- 前モデルでは、置きやすいサイズとフラットな庫内の拭きやすさが評価されていた。外形と庫内はNE-FS3Eも同じ
- ワンボウルメニューのボウル(直径約25cm・2.5Lの耐熱ガラス製)は付属しないので、別に用意する
このうち、自分の献立や台所の使い方に当たる項目がないかを確かめたら、商品ページで在庫や仕様もあわせて確認してみてください。
NE-FS3E

