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東芝の石窯ドーム、ER-D100CとER-D100B。新しいほうが出たと知って、待つべきか、いま出ているほうで決めてしまうか、迷っていませんか。
先に答えを出しておきます。東芝の公式サイトに並んでいる仕様と機能の項目を、38ある行すべて突き合わせてみたところ、内容が違っていたのは4つだけでした。
30Lの庫内も、本体の大きさも、オーブンの設定温度も、レンジの出力も、食品の温度を見るセンサーも、公式に書かれている中身は2台で同じ。年間の電気の使用量にいたっては、数値も区分も一字も違いませんでした。
つまり「新しいほうが上手に焼けるのでは」「新しいほうがあたためが賢いのでは」という不安は、仕様書の上では確かめようがない、ということです。
そのぶん、判断はずっと簡単になります。残った4つが自分の毎日に響くかどうか。見るべきところは、そこだけになるからです。
- 公式サイトの仕様・機能の項目38行のうち、内容が違っていたのは4行だけ
- 30Lの庫内・本体サイズ・オーブン温度・レンジ出力・センサーは、すべて同じ
- 変わったのは、庫内コートの名前/あたため機能ひとつ/レシピ数の±1/現行モデルか生産終了品か
- 焼き上がりやあたための実力で2台を選び分けることは、仕様の上ではできない
ER-D100CとER-D100Bの違いを一覧で比較
東芝の公式サイトに載っている仕様と機能の項目を、2台ぶん並べたのがこの表です。
上の4行が「違っていた項目」、その下が「まったく同じだった項目」。この並び順のまま眺めてみてください。
| 項目 | ER-D100C | ER-D100B |
|---|---|---|
| 庫内コーティング | とれちゃうコート(セラミックコート)※扉部・底面を除く | 庫内よごれプロテクト ※扉部・底面を除く |
| あたため機能(抜粋) | ごはん/おかず/お好み温度/のみもの/ゆで野菜/お急ぎモード | ごはん/おかず/お好み温度/のみもの/ゆで野菜/コンビニ弁当 |
| 総レシピ数(自動メニュー数) | 141(97) | 140(98) |
| 発売/公式ラインアップでの扱い | 2026年8月/現行モデル | 2025年7月/生産終了品 |
| 総庫内容量 | 30L(ワイド&フラット庫内) | |
| 外形寸法/質量 | 幅約49.3×奥行約39.9×高さ約37.8cm / 約18kg | |
| 加熱方式/オーブン温度 | 石窯ドームオーブン(上下ヒーター式)/100〜250℃ | |
| グリル・ノンフライ・発酵 | 大火力石窯ドームグリル/ノンフライ調理あり/発酵 30・35・40・45℃ | |
| レンジ出力 | 1000W 最大3分(600W)/600・500W連続、200・100W相当 | |
| センサー | ハイアングル赤外線センサー/温度センサー | |
| 過熱水蒸気/スチーム | 過熱水蒸気は非搭載。スチームは角皿式 | |
| 付属の角皿 | 角皿(鉄板ホーロー)41.1×29.7cm 1枚(同一品) | |
| 消費電力 | レンジ1430W/オーブン・グリル1350W(ヒーター出力 オーブン1350W・グリル1000W) | |
| 年間消費電力量/省エネ区分 | 76.3kWh/年/区分E | |
| 庫内乾燥/表示/IoT | 庫内乾燥あり(10分)/バックライト大型液晶表示(ホワイト)/IoT機能なし | |
| カラー | アッシュグレージュ/ミルキーホワイト | |
| こんな人に | 最新モデルであること自体に安心感を持ちたい人/新しい「お急ぎモード」で手動レンジを高速化したい人 | 本体の実力が同じなら型番の新しさにこだわらない人/型落ちという立ち位置を活かしたい人 |
表を見て、拍子抜けした人もいるかもしれません。公式の仕様を上から下まで突き合わせて、違っていたのは上の4行だけでした。
庫内の広さも、本体の大きさも、オーブンの温度も、レンジの出力も、センサーの種類も、付属してくる角皿も、公式に書かれている内容は2台でぴったり同じ。
電気の使用量まで同じ数値です。年間消費電力量も省エネ区分も、行が分かれずに1つにまとまってしまいました。
ここから言えることは、はっきりしています。「新しいほうが焼き上がりがいい」「新しいほうがあたためが上手」という選び方は、公式の仕様の上では成り立ちません。
置き場所の心配も同じ。買い替えを考えている人にとっては、設置スペースの条件がどちらでも変わらない、ということですね。
つまり選ぶ材料になるのは、表のいちばん上、4行だけ。その4つに自分が価値を感じるかどうかが、判断のすべてになります。
では、その4つが具体的に何を意味するのか。次の章でひとつずつ見ていきましょう。
ER-D100B
違いは4つだけ。ひとつずつ確認します

表に挙げた4行を、順番に確認していきます。それぞれ「公式にはどう書かれているか」を先に置いて、そのうえで、あなたの毎日に関係してくる話かどうかを考えていきますね。
違い①:庫内のコーティングが「とれちゃうコート」という名前に変わった
公式の機能一覧にある「庫内コーティング」の欄。ER-D100Cは「とれちゃうコート(セラミックコート)」、ER-D100Bは「庫内よごれプロテクト」と書かれています。
名前と素材の表記が入れ替わった、という形です。
ただし、コートが施されている範囲は2台とも同じ。どちらの欄にも「扉部、底面を除く」という但し書きが付いています。庫内の天井・背面・側面まわりが対象という枠は、変わっていません。
このとれちゃうコートについて、東芝は「庫内(天井・背面・側面)に、よごれがつきにくい。フラットな丸い天井でサッとふける」としています。
丸みのある天井なら、布が引っかかるような角が少なく、拭きやすいということでしょう。
ここで気をつけたいのが、2つのコートの読み比べ方です。どちらがよごれに強いかを比べた説明を、東芝は出していません。
「名前が新しくなったのだから、お手入れも楽になったはず」と決めてかかれる材料は、公式には見当たらないということですね。
お手入れの土台になる機能も、実は2台で同じです。庫内の湿気を飛ばす「庫内乾燥」は、どちらも10分。
調理のあとに庫内をひと拭きして、乾燥をかける。この日々の手順そのものが変わるわけではない、と考えておくとよいでしょう。
違い②:あたため機能の一覧が「コンビニ弁当」から「お急ぎモード」に入れ替わった
公式の「あたため機能(抜粋)」の欄には、両機とも6つの機能が並んでいます。
そのうち5つ、ごはん・おかず・お好み温度・のみもの・ゆで野菜は共通です。違うのは、最後のひとつだけ。
ER-D100Cは「お急ぎモード」、ER-D100Bは「コンビニ弁当」。公式の一覧では、ER-D100Cの側に「コンビニ弁当」は出てきませんし、ER-D100Bの側に「お急ぎモード」は出てきません。
つまりこれは、片方に機能がひとつ足された話ではなく、枠がひとつ入れ替わったという形なんです。
ただし、この欄はあくまで抜粋。ここに載っていない機能まで含めて、できることが増えたのか減ったのかまでは、公式の一覧からは分かりません。
では、新しく名前が挙がった「お急ぎモード」とは何なのでしょうか。東芝は「お急ぎモード」を、手動レンジの600W・500Wをスピードアップする機能としています。
手動レンジというのは、自動のボタンに頼らず、自分でワット数と時間を決めて動かす使い方のこと。その600Wと500Wが速くなる、という説明ですね。
生活の場面に置き換えると、この入れ替わりはうれしさの向きが違う、という話になります。
買ってきたお弁当を容器ごと温めることが多い人にとっては、その名前がそのまま付いたボタンがあるER-D100Bのほうが、迷わず押せて分かりやすいはず。
反対に、自動ボタンよりも自分でワット数を決めて使うことが多く、その待ち時間を少しでも縮めたい人なら、ER-D100Cの「お急ぎモード」が気になるところでしょう。
違い③:総レシピ数は1つ増え、自動メニュー数は1つ減っている
公式の「総レシピ数(自動メニュー数)」の欄は、ER-D100Cが141(97)、ER-D100Bが140(98)です。
レシピは1つ増え、自動メニューは1つ減っている。ちょうど入れ違いになっていますね。
「新しいモデルなのだから、メニューも増えているはず」と思っていた人には、意外な数字ではないでしょうか。実際には、1件ずつ増減しているだけです。
しかも、どのメニューが増えて、どれが減ったのかは公式に書かれていません。ですから、この±1をどちらかの得点として数えることはできないわけです。
料理のレパートリーの広さで2台を選び分ける材料にはならない。そう考えて差し支えありません。
違い④:現行モデルか、生産終了品か
4つ目は機能の話ではなく、2台の立ち位置の話になります。
ER-D100Cは2026年8月の発売で、東芝の公式ラインアップに掲載されている現行モデル。
一方のER-D100Bは2025年7月の発売で、公式の製品ページに「生産終了品」の表示が付き、ラインアップの一覧からも外れています。
「生産終了」という言葉には、どうしても身構えてしまいますよね。
ただしこれは、そのモデルが新しく作られなくなったという意味であって、公式に書かれた仕様が書き換わるわけではありません。
ここまで確認してきたとおり、庫内の広さも、焼く力も、あたための仕組みも、公式の数値では2台に差がついていませんでした。生産終了の表示が付いたからといって、その内容が変わることはないんです。
とはいえ、4つの違いのうち、いちばん現実の買い物に響いてくるのは、実はこの立ち位置の差でしょう。
現行モデルを選ぶのか、型落ちという位置づけを受け入れるのか。ここをどう考えるかで、答えが決まる人は多いはずです。
その判断のしかたは、このあとの章でじっくり整理していきますね。
変わらなかったところ(本体の実力は、公式仕様の上でまったく同じ)

違いを4つ確認しましたので、今度は逆側から見ていきます。変わらなかったところです。
新旧のモデルを比べるとき、気になるのは「焼く力」「あたための上手さ」「置き場所」「電気の使用量」のあたりではないでしょうか。
先にお伝えすると、その4つはすべて同じ数値でした。ひとつずつ見ていきます。
30Lの庫内と本体のサイズ。置き場所の心配は同じです
総庫内容量は2台とも30L。東芝が「ワイド&フラット庫内」と呼んでいる、仕切りのない平らな庫内です。
本体の大きさは、幅約49.3×奥行約39.9×高さ約37.8cm。質量は約18kgで、こちらも同じ数字が並びます。
30Lというのは、オーブンレンジの中では大きいほうの部類。ER-D100Bについて、庫内の広さに満足しているという声があります。
そして庫内のサイズは、新型もまったく同じです。広さを理由にどちらかを選ぶ、あるいは避ける、という判断は成り立ちません。
いま使っているレンジからの買い替えを考えている人にとっては、ここが地味に効いてきます。
置き場所の幅や奥行き、上に必要なすき間を測る作業は、どちらを選ぶことになっても一度で済むということ。カタログを2枚見比べて、寸法をメモし直す必要はありませんよ。
焼く力(石窯ドームオーブン・グリル・ノンフライ)
石窯ドームという名前の中身、つまり熱の当て方も共通でした。
どちらも「石窯ドームオーブン(上下ヒーター式)」で、オーブンの設定温度は100〜250℃。グリルは「大火力石窯ドームグリル」、ノンフライ調理にも対応しています。
パン作りに使う発酵は30・35・40・45℃の4段階。付属してくる角皿も、41.1×29.7cmの鉄板ホーロー1枚で、同じ品です。
トーストの目安時間も、6枚切り2枚で約9分20秒と揃っています。
メーカーの説明文まで並べてみると、同じであることがもっとはっきりします。東芝は「庫内まるごと遠赤」として、庫内全面(扉部を除く)から遠赤外線を放射し、食材の内側へもじっくり熱を通すとしています。
この説明、2台の製品ページに同じ文言で載っています。「石窯おまかせ焼き」も「冷凍から焼き物」も同様です。
グラタンの焼き色や、パンのふくらみ方を心配して選び分ける必要はない、と考えてよいでしょう。
あたための仕組み(レンジ出力とセンサー)
毎日いちばん使うのは、やはりあたための機能だと思います。ここも数値は変わっていません。
レンジ出力は1000W(最大3分。そのあと600W)に加えて、600W・500Wの連続使用、200W相当・100W相当。
温度を見張る仕組みも共通です。どちらも「ハイアングル赤外線センサー」と「温度センサー」の2つを積んでいます。
東芝は、このハイアングル赤外線センサーが食品の表面温度を上手に検知するとしています。
センサーというと難しく聞こえますが、要は「食品そのものの温度を見ながら、加熱の止めどきを決める仕組み」のこと。同じ仕組みで動くのなら、あたための癖も同じ方向に出ると考えるのが自然ですね。
操作まわりでは、ER-D100Bについて、表示が見やすいという声があります。
表示はどちらもバックライト大型液晶表示(ホワイト)で、ここも共通です。画面の見やすさを理由に新旧を選び分けることはできません。
電気の使用量と、お手入れの土台
最後は電気の話。ここも見事に揃っていました。
消費電力はレンジが1430W、オーブン・グリルが1350W。ヒーターの出力はオーブン1350W・グリル1000Wです。
1年間の目安として公表されている年間消費電力量は76.3kWh/年で、省エネ区分はE。数値も区分も、2台で違いはありません。
お手入れに関わる装備についても、コーティングの名前が変わったこと以外は、公式の一覧に並ぶ項目が同じ内容で揃っています。
毎月の電気の使用量を気にして新しいほうを選ぶ、という考え方は成り立たないということ。判断軸をひとつ減らせた、と受け取ってもらえればいいと思います。
- 焼く力(オーブン・グリル・ノンフライ)で比べても、2台に差はつかない
- あたための出力もセンサーも同じ。仕上がりの傾向は同じ方向に出る
- 本体の大きさも、電気の使用量も、公式の数値は同一
新型を待つべき? 旧型のままで損をしない?
前の章の最後で、判断のしかたは後ほど、とお伝えしました。ここがその章です。
「新しいほうが良いに決まっている」。家電を選ぶとき、たいていはこの気持ちから出発しますよね。
ただ、東芝の公式ページには、ER-D100CがER-D100Bより高い性能を持つ、という書き方がありません。製品ページに出ているのは「New 2026年8月発売」という表示だけです。
ですから、性能の勝ち負けを探しても答えは出ません。代わりに確かめたいのは、4つの違いが自分の暮らしで意味を持つかという一点です。
ひとつめ、庫内のコーティング。名前が新しくなったこと自体に安心感を覚える人にとっては、選ぶ理由になります。
反対に、拭き掃除の手間が具体的にどう変わるのかを知りたい人にとっては、判断材料になりません。その比較を東芝が出していないからです。
ふたつめ、あたため機能の入れ替わり。ここは4つのうちで唯一、毎日の操作に直結するところ。
自分がキッチンでいちばん多く押しているボタンを、思い浮かべてみてください。それがどちらの一覧に載っているか。判断としては、それでほぼ足ります。
みっつめ、レシピ数と自動メニュー数の増減。1件ずつ入れ違いになっているだけなので、ここで悩む必要はありません。
よっつめ、現行モデルか生産終了品か。実際の買い物にいちばん響くのは、やはりここでしょう。
「これから何年も使うのだから、いま並んでいる中でいちばん新しい型にしておきたい」と考えるなら新しいほう。「本体の中身が同じなら、そこにはこだわらない」と考えるなら旧型。どちらも筋の通った選び方です。
整理すると、こうなります。4つのうちどれかひとつでも「これは自分に効いてくる」と思えたなら、ER-D100Cを選ぶ理由があります。
どれもピンとこなかったのなら、ER-D100Bを選んで損をする理由は、公式に書かれた内容の中には見当たりません。
ER-D100Cが向いている人
ここからは人物像の話に移ります。仕様の説明はもう済んでいますので、生活の場面で考えていきましょう。
まず、レンジの自動ボタンをあまり使わない人。ごはんは何分、汁物は何分、と自分の中で時間が決まっていて、ワット数と時間を自分で指定して動かすタイプの人です。
その使い方をしている人にとって、ER-D100C側のあたため機能の一覧は相性がいいはずです。
夜遅く帰って、まず一品を温める。その待ち時間を少しでも短くしたい、という気持ちがある人も同じ側でしょう。
次に、庫内のお手入れまわりが新しい仕様になっていることに、素直に安心感を覚える人。
新しい名前が付いているというだけで気持ちが上がる、という感覚は、決しておかしなものではありません。扉を開けるたびに目に入る場所ですから、納得して使えることには意味があります。
そして、これから何年も使うつもりで、いま並んでいる中でいちばん新しい型を選んでおきたい人。
オーブンレンジは、一度置いたら長い付き合いになります。あとから「あのとき新しいほうもあったのに」と思い返したくない、という気持ちは、それ自体がじゅうぶんな選択理由です。
- 自動ボタンより、自分でワット数と時間を決めて温めることが多い人
- あたための待ち時間を、少しでも縮めたい人
- 庫内のお手入れまわりが新しい仕様であることに、安心感を持ちたい人
- いま並んでいる中でいちばん新しい型を選んでおきたい人
決め手になるのは、あくまで4つの違いのどれか。焼く力やあたための実力を理由に選ぶ必要はない、という点だけ、頭の片隅に置いておいてください。
ER-D100C
ER-D100Bが向いている人
続いて、ER-D100Bを選んで気持ちよく使える人を挙げていきます。
いちばんは、ここまで読んで「本体の中身が同じなら、それでいい」と思えた人。
30Lの広い庫内と、石窯ドームの焼き力。この2つが手に入るのなら、型番の末尾がBかCかは自分にとって大きな問題ではない。そう整理できた人には、もう迷う要素がほとんど残っていません。
次に、買ってきたお弁当を容器ごと温めることが多い人です。
仕事帰りにお弁当やお惣菜を買って、家に着いたらすぐ温める。そんな夜が週に何度もある人なら、その名前がそのまま付いたボタンがある側のほうが、指の動きが短くて済みます。
家族の分をまとめて温めたり、休日にグラタンやパンを焼いたり。そういう使い方については2台で差がつきませんから、自分の生活にすでに合っているほうを選べばいい、という話になります。
もうひとつ、型落ちという立ち位置を、気にせず受け止められる人。
新しい型番が出たあとも、公式に書かれた内容がそのまま残っているモデルです。年式の表記より、庫内の広さと焼く力を優先したい人には、素直に候補として残ります。
- 本体の実力が同じなら、型番の新しさにはこだわらない人
- 30Lの広さと石窯ドームの焼き力があれば十分だと思える人
- 買ってきたお弁当を容器ごと温めることが多い人
- 型落ちという立ち位置を、気にせず受け止められる人
ER-D100B
そもそも30Lでいい? 26Lの過熱水蒸気モデルという分かれ道
ここでひとつ、確認しておきたいことがあります。過熱水蒸気を使いたくてオーブンレンジを探している人は、実はこの2台のどちらでもないかもしれません。
公式の機能一覧で「過熱水蒸気調理」の欄を見ると、ER-D100CもER-D100Bも「―」。どちらも過熱水蒸気は積んでいません。
2台のスチームは、公式の表記でいう角皿式です。石窯ドームという名前から「当然、過熱水蒸気も使えるはず」と思って選ぶと、ここで食い違いが起きてしまいます。
同じ石窯ドームの中には、庫内が26Lになるかわりに過熱水蒸気を積んだER-D90Bというモデルもあります。
30Lの広さを取るか、26Lにして過熱水蒸気を取るか。この分かれ道に立っている人は、詳しくは別の記事で比べていますので、ER-D100BとER-D90Bの違いもあわせて読んでみてください。
逆に、過熱水蒸気にこだわりがないのであれば、30Lという広さはそのまま持ち味になります。この記事の2台で、判断を進めて大丈夫ですよ。
結論:あなたに合うのはどっち?
最初にお伝えしたとおりでした。公式の仕様で違っていたのは4行だけで、本体の実力は同じ。
ですから選び方は、とてもシンプルになります。4つの違いのどれかに価値を感じるならER-D100C、どれもピンとこないならER-D100Bで、じゅうぶんに満足できるはずです。
- ER-D100Cを選ぶ理由になるのは、新しい名前のコートと、あたための一覧と、現行モデルであること
- ER-D100Bを選んでも、焼き上がりとあたための実力は変わらない
- 決めきれないときは、自分がいちばん多く押すボタンがどちらの一覧にあるかで選ぶ
新旧が並ぶと、つい「新しいほうが安心」と考えてしまうもの。ただこの2台に関しては、その安心を選ぶかどうか、という判断に近いのだと思います。
どちらを選んでも、庫内に入るものも、焼き上がりも変わりません。あとは、あなたがキッチンでいちばんよく使う場面に、どちらの一覧が寄り添っているか。そこで決めてしまってよいでしょう。
ER-D100B
中古という選択肢もあります
ER-D100Bは、メルカリでも出品されていることがあります。
設置スペースに入りきらなかった、引っ越し先に備え付けのものがあった、といった事情で、ほとんど使われないまま出ているものが混ざっていることも。
オーブンレンジは大きくて重いので、受け取り方法の条件は出品ごとに違います。そのあたりを確かめたうえで、状態のよいものが出ていないか、一度のぞいてみる手もありますよ。

