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パナソニックのビストロ SR-X910Dは、炊き上がりの満足度を重視し、最初に食感を自分好みに合わせる手間を許せる人なら、選んでよい炊飯器です。いちばん注意したいのは、やわらかめのごはんが好きな人には炊き上がりが硬めに感じられる、という声。買ったときの炊き方が、ややかために炊ける「エコ炊飯」に設定されている点も知っておきたいところです。
ただ、同じ硬さを、粒感があって好みだと評価している購入者もいます。硬いこと自体が欠点というより、好みとの相性で評価が変わる点ですね。
評価されているのは、炊きたてのおいしさと、毎回洗うのがふた加熱板と内釜の2点で済む手入れのしやすさ。さらに、ビストロ炊飯では食感を13通りから選べます。
おすすめしにくいのは、やわらかめが好きで設定を触らずに使いたい人、炊飯器を棚にしまって洗ったらすぐ片付けたい人、炊飯器を持ち運んで使う人です。反対に、白ごはんをよく食べて家族の好みや料理に合わせて炊き分けたい人や、10年前後使った炊飯器から買い替える人なら、候補にしやすいでしょう。
SR-X910Dは2025年9月に発売された5.5合炊きで、2026年9月には後継のSR-X910Eも出ています。この記事では、悪い口コミを並べるだけでなく、その声がどんな暮らし方の人に響くのか、逆に気にしなくてよいのは誰なのかまで分けて整理していきます。
- 気になる口コミ: やわらかめ派には硬めに感じる炊き上がり(買ったときの設定はややかために炊けるエコ炊飯。ビストロ炊飯の「やわらか」「もちもち」で調整できる)/ふた加熱板を洗って乾かす間、ふたが閉まらない/本体が大きく重く、取っ手が無い
- 評価されている点: 炊きたてのおいしさ/毎回洗うのはふた加熱板と内釜の2点/13通りの食感を料理や好みで選べる
- おすすめしにくい人: やわらかめが好きで設定を変えずに使いたい人/炊飯器をスライド棚にしまい、洗ったらすぐ片付けたい人/炊飯器を持ち運ぶ人、置き場所に余裕が無い人
- おすすめな人: 白ごはんをよく食べ、家族の好みや料理に合わせて炊き分けたい人/10年前後使った炊飯器から買い替える人/据え置きで使い、手入れの手間を減らしたい人
SR-X910D
SR-X910Dの悪い口コミ・気になる評判

ここで取り上げるのは、2つの掲載先で確認した声です。家電レンタルで一定期間試した人の声と、購入して毎日の炊飯に使っている人の声の両方が含まれています。
購入の判断に響きやすい順に、4つの論点を並べました。どれも「その使い方をする人なら気になる」という性格の話なので、自分の暮らしに当てはまるかどうかを確かめながら読んでみてください。
炊き上がりが硬めに感じるという口コミ
複数の掲載先で、炊き上がりが硬めに感じたという声が見られました。ただし、この声は受け止め方が2つに分かれています。
ひとつは、やわらかめのごはんが好きな人が、思っていたより硬いと感じたという声です。中には、ビストロ炊飯で炊いても硬めだと感じ、食感を「もちもち」に変えたらちょうどよくなったという声もありました。
もうひとつは、硬めであることを好みとして受け止めている声。粒感があって噛むと中はもっちりしている、べちゃつかずに旨味が強い、と評価している購入者もいます。
つまり、同じ硬さが、やわらかめ派には気になる点に、粒感が好きな人には長所になっている、ということですね。
買ったときの設定は「ややかため」に炊けるエコ炊飯
取扱説明書によると、SR-X910Dは買ったときの炊き方が「エコ炊飯」に設定されています。エコ炊飯は火力を抑えて炊くため、ややかために炊き上がると取説に書かれています。
急いで炊くときの「高速」も、吸水時間を短くするぶん、ややかために炊き上がります。取説は、おいしさにこだわって炊くときは「ビストロ炊飯」を選ぶよう案内しているんです。
とはいえ、硬さの原因をエコ炊飯だけに決めつけることはできません。先ほどのとおり、ビストロ炊飯で炊いても硬めに感じたという声があるからです。
ビストロ炊飯の食感は、「ふつう」に加えて、かため・やわらか・しゃっきり・もちもちがそれぞれ3段階。全部で13通りから選べます。いちばんやわらかい「やわらか3」は、圧力をかけずに60分かけて炊くコースです。
一度炊いたコースは自動で記憶され、次からは炊飯ボタンを押すだけで同じ炊き方になります。好みの食感を一度決めてしまえば、毎回設定し直す手間はかかりませんよ。
硬いと感じたときに取説が案内していること
取説の「かたい・芯がある・ぱさつく」と感じたときの項目には、次の対処が書かれています。
- エコ炊飯や高速で炊いていないか確認する
- 水を水位線より1〜2mm増やす(夏場のお米など)
- 「ビストロ炊飯(やわらか)」など、好みのコースに変える
- お米を30分〜2時間浸してから炊く(このときは炊飯ボタンを1回押し)
どれも、買ったあとに自分でできる調整です。
硬さが気になりやすい人・気にならない人
気になりやすいのは、家族にやわらかめのごはんが好きな人や、高齢の家族、小さな子どもがいる家庭です。カレーや丼よりも、白ごはんをそのまま食べることが多い家庭も、硬さを感じる場面が増えるでしょう。
一方、かためのごはんや粒の立った食感が好きな人なら、むしろ好みに合う可能性があります。最初に一度だけ食感を合わせれば済む、と割り切れる人にとっても大きな問題にはなりにくい点です。
設定で調整できる範囲の話なので、購入をやめる理由にはなりにくいでしょう。ただ、「設定には触らず、買ってすぐやわらかめで炊きたい」と考えている人は、最初の1回で戸惑うかもしれません。届いたら、炊き方をビストロ炊飯に切り替えるところから始めると安心ですね。
本体が大きい・重い、取っ手が無いという口コミ
確認した口コミには、本体が大きい、重いという声が複数ありました。取っ手が無く、持ち運ぶ前提の作りではないという指摘も見られます。
一方で、思ったより置き場所は変わらなかったという声もあります。今使っている炊飯器の大きさによって、感じ方が変わる部分でしょう。
まずはサイズを確認しておきます。
| 項目 | SR-X910D |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅28.6×奥行30.0×高さ22.9cm |
| ふたを開けたときの高さ | 44.5cm |
| 質量 | 6.8kg |
| 置く棚の耐荷重 | 12kg以上(1.0Lタイプ) |
ふたを開けると、高さは閉じているときの倍近くになります。取説は、ふたを開けたときに壁や家具に当たらない位置、蒸気がこもらない所で使うよう案内しています。
本体の高さだけを見て棚に収まると判断すると、ふたが上の段に当たってしまうことも。置き場所を考えるときは、44.5cmを基準にしておくのが確実です。
大きさ・重さで困りやすい人
困りやすいのは、使うたびに炊飯器を棚から出し入れする人や、食卓へ運んで使いたい人です。取っ手が無いので、6.8kgの本体を両手で抱えて動かすことになります。
棚の上下の間隔がぎりぎりで、ふたを開けたときの44.5cmを確保できない人も注意が必要ですね。今の炊飯器がコンパクトなモデルなら、置き場所が窮屈に感じられる可能性もあります。
気にならない人
キッチンカウンターや炊飯器用の台に据え置きで使い、ふたを開ける高さと蒸気の逃げ道が確保できる人なら、この点はほとんど関係しません。
大きさと重さは、購入前に置く場所の高さと棚の耐荷重を測っておけば解決できる性格の話です。測るのが難しい人や、炊飯器を頻繁に動かす人は、そこだけ先に確かめておきましょう。
ふた加熱板を洗って乾かす間、ふたが閉まらないという口コミ
確認した口コミには、ふた加熱板を外して洗っている間、外ぶたが閉まらないことに触れた声が複数ありました。受け止め方は、ここでも分かれています。
SR-X910Dで毎回洗うのは、ふたの内側に取り付ける「ふた加熱板」と内釜の2点です。このふた加熱板を外したままだと外ぶたが閉まらないため、洗って乾かしている間は片付けられない、という声があります。炊飯器をスライドラックに収めている人からは、ラックが閉まらずに邪魔になるという声も見られました。
一方で、購入前はこの点を気にしていたものの、実際の生活ではあまり気にならなかったという声もあります。片付けの流れによって、困るかどうかが分かれる論点ですね。
取説で確認できる手入れの決まり
ふた加熱板と付属の立つしゃもじは、食器洗い乾燥機に入れられます。内釜は食器洗い乾燥機に入れられないので、手洗いです。
ふた加熱板を外したあとは、取り付け部分のくぼみやパッキンを拭くよう取説は案内しています。パッキンは外さずに手入れします。
困りやすい人・困らない人
困りやすいのは、炊飯器をスライド棚や引き出しにしまっている人、洗ったらすぐ元の位置に戻したい人です。キッチンの作業台が狭く、ふたを開けたまま置いておくのが落ち着かない人も、負担に感じやすいでしょう。
反対に、据え置きで使っていて乾くまで待てる人なら、困る場面はあまりありません。夜のうちにふた加熱板を食洗機に入れ、翌朝セットし直す流れの家庭も同じです。
しまう派の人は、購入前にふた加熱板を乾かす場所を想定しておくと、買ってから慌てずに済みます。洗う部品が少ないこと自体を評価する声については、良い口コミの章で取り上げます。
タッチ操作や設定の多さに慣れが要るという口コミ
複数の掲載先で、操作に慣れが要るという声が見られました。中身は少しずつ違っていて、ボタンを押し間違えることがある、設定の項目が多くて煩雑に感じる、操作部の方式が変わって好みが分かれる、といった声です。
一方で、操作が少し使いにくくても、頻繁に触る場所ではないので許容範囲という受け止め方もありました。
操作部は押し込まないタッチ式
SR-X910Dの操作ボタンは静電式です。押し込むボタンではなく、指で軽く触れて反応する方式ですね。取説は、文字の中央を軽く押すよう案内しています。
取説には、反応しないことがある場面も書かれています。
- 指や操作部がぬれている・汚れている
- 指以外で押した、指サックや傷テープをしている
- 早く押した
- ふたに手や物を置いている
触れていないのに反応するときはタッチ感度を「低」に変えられ、誤操作を防ぐ操作ロックもあります。しばらく操作しないと表示部は薄くなったり消えたりしますが、操作部を押せば再表示されます。
音声ガイドは、買ったときは「切」の設定です。小・中・大に変更できるので、操作を声で案内してほしい家族がいるなら、入れておくと戸惑いを減らせるでしょう。
なお、後継のSR-X910Eも同じタッチ式の操作部です。SR-X910Dだけの欠点ではなく、このシリーズに共通する注意点と考えてください。
慣れが要る人・すぐ慣れる人
困りやすいのは、押し込むボタンの手応えが欲しい人や、ぬれた手のまま操作しがちな人です。機械の操作が苦手な家族が使う家庭も、最初のうちは戸惑う場面があるかもしれません。
いつも同じコースで炊く人なら、心配は小さくなります。炊いたコースは自動で記憶されるので、2回目からは炊飯ボタンを押すだけで済むからです。
毎日の操作はそれほど多くないので、慣れで解消しやすい部分でしょう。最初のコース選びだけ家族で一緒に決めておくと、あとで迷わずに済みますよ。
このほか、一部には、夜に炊いて翌朝まで保温すると、内釜に接している部分のごはんが乾く、露で一部がやわらかくなる、という声もあります。逆に、保温で色は変わるものの品質は保たれているという声もあり、評価は一様ではありません。
取説には「変色や乾燥を抑える」「露やにおいを抑える」といった保温の状態を変える設定があります。30時間以内に食べきれない分は、早めに取り出して冷凍するよう案内されています。
保温中、夜中にポンプが動くという声もありました。取説では、べたつきを抑えるため、保温を始めて約5〜6時間後と約10〜12時間後に5分程度ポンプを動かし、キュルキュルと音がすると説明されています。故障ではありません。
ほかに、エコ炊飯の炊飯時間が以前の炊飯器より長くなったという声も一部に見られました。
悪い口コミから分かるSR-X910Dをおすすめしにくい人
ここまでの声を、暮らし方に置き換えてまとめ直します。どれも商品の出来そのものより、暮らし方との相性で分かれる話です。
- やわらかめのごはんが好きで、設定を変えずに使いたい人
- 炊飯器をスライド棚や引き出しにしまい、洗ったらすぐ片付けたい人
- 炊飯器を持ち運ぶ人、置き場所の高さや耐荷重に余裕が無い人
- 押し込むボタンの手応えを重視する人
1つめは、やわらかめのごはんが好きで、設定を変えずに使いたい人です。買ったままの設定は、ややかために炊けるエコ炊飯。食感は「やわらか」や「もちもち」に切り替えられますが、その一手間すら避けたい人には合わない可能性があります。
家族にやわらかめ派がいて、炊飯器の設定は誰も触らないという家庭なら、硬めに感じる場面が続くかもしれません。
2つめは、炊飯器をスライド棚や引き出しにしまい、洗ったらすぐ片付けたい人。ふた加熱板を乾かしている間は、外ぶたが閉まりません。毎食後に炊飯器を元の場所へ戻したい人ほど、乾かす時間と場所のぶんだけ片付けの流れが崩れやすいでしょう。
3つめは、炊飯器を持ち運ぶ人や、置き場所の高さ・耐荷重に余裕が無い人です。本体は6.8kgで、取っ手はありません。食卓へ運んで使う人や、使うたびに出し入れする人には負担になりやすい重さですね。
ふたを開けたときの高さは44.5cmになり、置く棚には12kg以上の耐荷重が求められます。今の置き場所がこの条件を満たさないなら、置き場所を見直すところから考える必要があります。
もうひとつ、押し込むボタンの手応えを重視する人も、相性を確かめておきたいところです。操作部はタッチ式で、後継のSR-X910Eも同じ方式。押した感触がはっきりした操作部でないと落ち着かない人は、このシリーズとの相性を店頭などで確かめておくと安心ですよ。
SR-X910Dの良い口コミ・評価されている点

ここからは、評価されている点です。炊き上がり、手入れ、食感の選びやすさ、そして長く使った炊飯器からの買い替えで感じた変化の4つを見ていきます。
炊きたてがおいしい・ふっくらしているという口コミ
複数の掲載先で、炊きたてのおいしさを評価する声が見られました。
一粒ずつふっくらしている、艶と甘みが増した、時間がたってももちもちでおいしい、といった声です。家族にも好評だった、つい食べ過ぎてしまう、という声もありました。
ブランド米を炊くとさらにおいしく感じるという声や、一部には、玄米も臭みが少なく炊けたという声もあります。
仕様で確認できること
SR-X910Dには「ビストロ匠技AI」が入っていて、すべてのコースで動きます。お米の鮮度や内釜の水量、室温などに合わせて、火力や圧力を自動で調整する仕組みです。
お米や台所の状態に合わせて、炊き方を炊飯器の側で変えてくれる、ということですね。お米の銘柄に合わせた炊き分けは、73銘柄に対応しています。
メーカーは取説で、ビストロ炊飯(ふつう)は高火力で炊くため甘味が増すと説明しています。甘みを感じにくいときは、エコ炊飯で炊いていないかを確かめ、ビストロ炊飯(ふつう)を試すよう案内しているんです。
味の感じ方には個人差も
炊き上がりを評価する声はありますが、味の感じ方は、お米の種類や水加減でも変わります。一部には、もっちりに設定しても違いをあまり実感できなかった、お米が良ければ炊飯器による差は小さいと感じた、という声もありました。
炊飯器を替えれば、どんなお米でも見違えるほどおいしくなる。そう期待していると、思ったほどの変化ではないと感じることも。
満足しやすい人
白ごはんをそのまま食べる機会が多い家庭ほど、毎日の食卓で炊き上がりの違いを感じやすいでしょう。丼やカレー、お弁当など、ごはんが主役になる料理をよく作る家庭にも向いています。
手入れが楽という口コミ
確認した口コミには、手入れが楽だという声が複数ありました。
洗うのがふた加熱板と内釜だけで済む、ふた加熱板を食洗機に入れられる、外ぶたに別に外して洗うふたが無い、という声です。内釜にごはんがくっつかない、しゃもじを立てておけて便利、という声も見られました。
仕様で確認できること
毎回洗うのは、ふた加熱板と内釜の2点。付属の立つしゃもじを含めても3点です。ふた加熱板としゃもじは食洗機に入れられ、内釜は手洗いになります。
においや汚れが取れにくくなったときは、約30分の「お手入れ」機能も使えます。内釜の内面のフッ素加工には、5年の保証が付いています。
洗う部品は少ない一方、乾かす間ふたが閉まらない点は前述のとおりです。
満足しやすい人
これまで、内ぶたなどいくつもの部品を外して洗う炊飯器を使ってきた人なら、毎日の後片付けが軽くなったと感じやすいでしょう。
食洗機がある家庭では、ふた加熱板を食器と一緒に任せられます。毎日炊く家庭ほど、洗い物が少ない良さは積み重なっていきますね。
食感を選んで楽しめるという口コミ
確認した口コミには、食感の炊き分けを楽しめるという声が複数ありました。
しゃっきり系ともちもち系の違いがはっきり分かり、食べ比べるのが楽しいという声。炊き方を選べること自体をよいと評価する声もあります。悪い口コミの章で、硬めに感じた人が「もちもち」に変えて好みに合ったと紹介しましたが、それを支えているのもこの機能です。
料理や用途に合わせて選べる
ビストロ炊飯の食感は、先ほど触れたとおり全部で13通り。取説は、うな重や親子丼、牛丼、お弁当といった料理の例を添えて、食感の選び方を案内しています。
冷凍しておくごはん向けには「冷凍用」のコースがあります。メーカーは、電子レンジで温めてもべたつきにくく、ほぐれやすいごはんに炊けるとしています。取説では、茶わん1杯(約150g)ずつ平らに包んで冷凍するよう案内されています。
なお、銘柄炊き分けで選べる食感は、かため・ふつう・やわらかの3つ。しゃっきりやもちもちは、ビストロ炊飯の食感から選ぶ形です。
満足しやすい人
家族で好みの硬さが違う家庭や、今日は丼、明日はお弁当と、料理に合わせてごはんを変えたい人に向いています。ごはんをまとめて炊いて冷凍しておく家庭なら、冷凍用のコースも出番が増えるでしょう。
古い炊飯器からの買い替えで違いを感じたという口コミ
複数の掲載先で、長く使った炊飯器から買い替えて違いを感じたという声が見られました。8年から17年ほど使ってきた炊飯器からの買い替えや、その買い替え候補として試した人の声です。
中には、前の炊飯器の内ぶたに不具合が出たのをきっかけに、買い替えたという声もありました。
違いとして挙がっていたのは、炊き上がりと手入れの2つ。艶や甘みが増した、前の機種より手入れがとても楽になった、という方向の声です。
長年使ってきた炊飯器の買い替えを考えている人は、炊き上がりと手入れの両方で変化を感じやすいでしょう。ただ、どれだけ変わったと感じるかは、今使っている炊飯器によっても違ってきます。
口コミと仕様から分かったSR-X910Dがおすすめな人
悪い口コミに挙がった点も踏まえると、SR-X910Dが向いているのは次の3つのタイプです。
- 白ごはんをよく食べ、家族の好みや料理に合わせて炊き分けたい人
- 10年前後使った炊飯器から買い替える人
- 据え置きで使い、毎日の手入れを減らしたい人
白ごはんをよく食べ、家族の好みや料理に合わせて炊き分けたい人
硬めに感じるという声はありますが、食感は13通りから選べるので、家族の好みに寄せていけます。好みが分かれる家庭ほど、この選び分けを活かしやすいはずです。
もともと粒の立った硬めのごはんが好きな人なら、そのままの設定で好みに合う可能性もありますね。
10年前後使った炊飯器から買い替える人
買い替えで違いを感じたという声は、長く使った炊飯器から乗り換えた人や、その候補として試した人から出ていました。炊き上がりと手入れが同時に変わるので、変化を実感しやすい立場です。
ただ、今の炊飯器より大きくなることもあります。ふたを開けたときの高さ44.5cmが置き場所で確保できるかだけは、先に測っておきましょう。
据え置きで使い、毎日の手入れを減らしたい人
洗うのはふた加熱板と内釜の2点で、ふた加熱板は食洗機に入れられます。乾かす間ふたが閉まらないという声も、据え置きなら影響は小さめ。
炊飯器を出し入れしない使い方なので、6.8kgの重さや取っ手が無いことも関係しにくくなります。据え置きで使う人ほど、気になる点の影響を受けにくい炊飯器と言えるでしょう。
後継モデル・下位モデルと迷っている人へ
SR-X910Dには、2026年9月1日に発売された後継のSR-X910Eがあります。内釜やメニュー、73銘柄の炊き分け、本体の寸法は共通。保温についても、メーカーはSR-X910Dと同等の性能として扱っています。
SR-X910Eが向くのは、大袋で買ったお米を精米から日がたった状態で炊くことが多い人です(メーカーは、乾燥したお米での炊き上がりについて、SR-X910Dからの改善を示しています)。ふた周りの拭き掃除を楽にしたい人(ステンレスクリアフレームはSR-X910Eだけ)や、炊き上げの制御を最新のものにしたい人も同じですね。
両者には1万円台後半の差があり、これらにこだわらないなら、基本はSR-X910Dで十分でしょう。差が数千円程度まで縮んでいるようなら、SR-X910Eを選ぶ判断もあります。保温で乾くという声が気になる人も、メーカーが保温を同等に扱っている以上、SR-X910Eに替えれば解決する部分とは言いにくいでしょう。
どの差が自分の使い方に効くのかを1項目ずつ確かめたい人は、SR-X910EとSR-X910Dの違いを、価格差も含めて比べた記事で整理しています。
同じビストロの下位グレード SR-X710D で足りるか迷っている人へ
SR-X910Dで評価されていたのは、炊き上がりと手入れ。硬めに感じる点も、食感の設定で合わせられることが分かりました。ただ、その良さを得るのに、同じビストロの中で上のグレードまで必要かどうかは、口コミだけでは判断できません。
下位グレードのSR-X710Dと比べると、銘柄炊き分けは73銘柄から6銘柄に、選べる食感は13通りから4通りに、保温は30時間から24時間になります。価格は、X7系のほうが1万円台以上抑えられます。銘柄ごとの炊き分けや細かな食感選び、長めの保温を使わない人なら、SR-X710Dで十分な可能性がありますよ。
X7系を選ぶなら、次に迷うのは新しいSR-X710Eと型落ちのSR-X710Dのどちらにするか。違い記事では、2機種の仕様の違いと暮らしへの影響を、価格差まで含めて整理しています。
SR-X710EとSR-X710Dの違いを、価格差も含めて確認する
ビストロまでは要らないと感じた人へ(おどり炊きの SR-N610E/SR-N510E)
SR-X910Dの良さとして声が挙がった食感の選び分けや、銘柄ごとの炊き分けは、使う人と使わない人がはっきり分かれる機能です。毎日のごはんがおいしく炊ければ十分で、価格を抑えたい。そう感じた人には、ビストロではない「おどり炊き」のラインも選択肢になります。
SR-N610EとSR-N510Eには銘柄炊き分けが無く、保温は24時間まで。ビストロのX9系に入っている加圧追い炊きポンプも搭載されていません。その代わり、価格はSR-X910Dより1万円台〜3万円前後抑えられます。こうした機能を使わないなら、ビストロである必要があるかどうかは、一度立ち止まって考えたいところです。
おどり炊きの2機種には、上位のSR-N610Eと価格を抑えたSR-N510Eで1万円台の差があります。どちらを選べば満足できるかは、炊き方と表示の見やすさの違いが分かれ目になります。
SR-X910Dを選んで後悔しにくいのはどんな人?
SR-X910Dで気になる声が出ていたのは、炊き上がりの硬さ、ふた加熱板を乾かす間ふたが閉まらないこと、本体の大きさと重さの3つでした。設定なしでやわらかめに炊きたい、炊飯器をすぐしまいたい、持ち運んで使いたい。こうした点を最優先する人には、おすすめしにくい炊飯器です。
一方で、炊きたてのおいしさ、洗う部品の少なさ、食感の選び分けには、評価する声が見られます。
最初に一度だけ食感を合わせる手間と、ふた加熱板を乾かす場所。据え置きの置き場所を確保したうえで、この2つを許せる人なら、SR-X910Dを選んでよいでしょう。
夜に炊いて翌朝まで保温することが多い人は、乾燥を抑える保温設定と、食べきれない分の冷凍を組み合わせる前提で考えておくと安心です。
SR-X910Dの口コミ・評判まとめ
買う前に確かめておきたいのは、次の3つです。
- 置き場所で、ふたを開けたときの高さ44.5cmと、12kg以上に耐える棚を用意できるか
- ふた加熱板を乾かしている間、ふたが開いたままでも困らないか
- 届いたら炊き方をビストロ炊飯に切り替え、好みの食感を選ぶところから始められるか
3つとも問題がなければ、ここで取り上げた気になる声は、自分の暮らしには響きにくい話になります。残るのは、炊き上がりと手入れのしやすさという、評価されている側の話です。
購入後の安心材料として、本体には1年、内釜の内面のフッ素加工には5年の保証が付きます。補修用の部品は、製造を打ち切ってから6年間保有されます。
本体色はブラックとライトグレージュの2色。在庫や価格は、商品ページで確認してみてください。
SR-X910D

