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日立の圧力&スチームIH炊飯器「ふっくら御膳」の5.5合モデル、RZ-V100JM(2025年発売)とRZ-V100GM(2023年発売)。見た目はほとんど同じ新旧2機種で、どちらを選ぶべきか迷いますよね。
先に結論からお伝えします。炊き上がりを決める仕組みは、どちらも同じです。
新型の看板である「甘み約12%アップ」も、日立の公式ページの注記に「2023年度商品RZ-V100GMから甘みがアップしています」と明記されています。味を理由に新型を選ぶ必要はない、ということです。
違いは「玄米の食感炊き分け」「部品の食洗機対応」「快速コースの少量炊飯」「本体の軽さ」の4つだけ。
玄米をよく炊く人や、食洗機を毎日回す家庭ならRZ-V100JM。白米が中心で、できるだけ手頃に手に入れたい人なら、型落ちのRZ-V100GMで満足できるでしょう。
- 玄米の食感炊き分け、食洗機対応、少量炊きのいずれかが必要なら → RZ-V100JM
- 白米中心で、甘みアップ後の炊き上がりを手頃に得たい人 → 型落ちのRZ-V100GM
RZ-V100JM
RZ-V100GM
RZ-V100JMとRZ-V100GMの違いを一覧で比較
2機種の違いと共通点を、1つの表にまとめました。見ていただきたいのは上段の5行で、発売時期と4つの違いはここに集まっています。
なお、2機種の間には2024年度のRZ-V100HMというモデルがあり、RZ-V100GMは2世代前にあたります。
表に出てくる「極上」コースは、お米の銘柄を問わず、しゃっきり・ふつう・もちもちの食感で選べる日立の炊飯コースのこと。名前だけでは分かりにくいので、先に一言だけ添えておきますね。
| 項目 | RZ-V100JM | RZ-V100GM |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2025年6月(2025年度商品) | 2023年7月(2023年度商品) |
| 極上コースで食感を選べるお米 | 白米・無洗米・玄米 | 白米・無洗米(玄米は食感選択の対象外) |
| 部品の食洗機対応 | ふた加熱板・オートスチーマープレートが対応(内釜は非対応) | 対応の記載なし(手洗い前提) |
| 快速コースの少量炊飯(0.5〜2合) | 選べる(2合 約26分) | 選べない |
| 本体質量 | 約5.6kg | 約6.0kg |
| 炊飯方式 | 圧力&スチームIH「圧騰甘み炊き」(最高1.3気圧・最高107℃) | |
| 内釜 | 大火力 沸騰鉄釜(6年保証) | |
| 容量・サイズ | 5.5合・幅24.8×奥行30.2×高さ23.4cm | |
| 保温 | スチーム保温 24時間 | |
| 価格の傾向 | 現行品のため高め | 型落ちのぶん手に入れやすい傾向 |
| こんな人に | 玄米の食感炊き分け・食洗機・急ぎの少量炊きを使いたい人 | 白米中心で、甘みアップ後の炊き上がりを手頃に得たい人 |
表の下段に「同じ」が続くことからも分かるとおり、炊き方・釜・サイズといった基本の部分は変わっていません。幅24.8×奥行30.2×高さ23.4cmで、置き場所の条件も共通です。
だからこそ、この2機種選びは「上段の4つの違いが自分の生活に関係あるかどうか」を確かめる作業になります。
価格は時期や店舗によって変わるため、表では傾向だけを示しました。次の章では、まず「味は同じ」と言える根拠から確認していきましょう。
味・炊き上がりは同じ。「甘み約12%アップ」はGMから始まっている

新型RZ-V100JMの公式ページには、「甘み約12%アップ」という言葉が大きく掲げられています。これだけ読むと、新型で味が一段とよくなったように見えますよね。
ところが、この数字には注記が付いています。ここが、この2機種選びのいちばん大事なところです。
「甘み約12%アップ」の比較相手は、GMよりさらに古いモデル
注記によると、比較の相手は「新浸し工程、新蒸らし工程未搭載の2022年度商品RZ-V100FM」。ひとつ前のGMではなく、さらに古い2022年度のモデルです。
そして注記は、「2023年度商品RZ-V100GMから甘みがアップしています」とはっきり続けています。
つまり甘みアップの起点はGM。「甘み約12%アップ」のごはんは、型落ちのGMでもすでに炊けていたことになります。ほかならぬ日立自身の説明です。
家電の「◯%アップ」という表示は、何と比べての数字なのかで意味が大きく変わります。今回の12%は、GMとJMの差を示す数字ではない、というわけです。
炊き方と内釜も、両機で同じ構成
甘みの注記だけでなく、味の土台になる部分も見ておきましょう。いくら甘みの起点が同じでも、炊き方や釜が変わっていたら話は別ですからね。
炊き方は、両機とも圧力とスチームを使う「圧騰甘み炊き」。最高1.3気圧をかけ、最高107℃の高温で炊き上げる方式です。
内釜も、発熱しやすい鉄の層を底に持つ「大火力 沸騰鉄釜」で共通しています。仕組みの詳しい中身は後の章で解説しますが、炊き方と釜のどちらにも2機種の間で違いはありません。
- 「甘み約12%アップ」の比較相手は2022年度のRZ-V100FM。甘みのアップ自体はRZ-V100GMから始まっている
- 炊き方(圧騰甘み炊き)も内釜(大火力 沸騰鉄釜)も、両機で同じ構成
だから、お米の味そのものは、判断材料から外して大丈夫。
選ぶ基準は、先ほどの表で見た使い勝手の4つの違いに絞られます。次の章で、ひとつずつ確かめていきましょう。
4つの違いを詳しく確認

ここからは、4つの違いを順番に見ていきます。スペックの差を並べるだけでなく、「その差がどんな生活だと効いて、どんな生活だと効かないのか」まで掘り下げますね。
違い①: 玄米も「極上」コースで食感を炊き分けられるのはRZ-V100JMだけ
RZ-V100JMの「極上」コースは、しゃっきり(約33分)・ふつう(約53分)・もちもち(約90分)の3つすべてで、対応するお米が「白米・無洗米・玄米」と公式ページに明記されています。
一方のRZ-V100GMで極上コースの食感を選べるのは、白米・無洗米だけ。玄米は食感選択の対象外です。
ここで、誤解しやすいところをはっきりさせておきます。
RZ-V100GMでも玄米そのものは炊ける
玄米を炊く機能は、両機にあります。RZ-V100GMを選んだら玄米が食べられない、という話ではありません。
差が出るのは「炊けるかどうか」ではなく、「玄米をしゃっきり・ふつう・もちもちから選んで炊けるかどうか」。この一点だけです。
食感を選べることの意味
玄米は、白米以上に炊き上がりの好みが分かれるお米です。プチプチとした歯ごたえが好きな人もいれば、白米に近いやわらかさでないと続かない、という人も。
食感を選べれば、家族の中で好みが割れているときや、献立によって炊き方を変えたいときに、同じお米のまま調整できます。
日立はこのコースについて、銘柄にこだわらず、お米本来の特長を活かしながら好みにあわせて炊き上げるとしています。
玄米を主食に近い頻度で炊いていて、日によって食感を変えたい人には、この差がRZ-V100JMを選ぶいちばんの理由になるでしょう。
逆に、玄米を炊かない人や、たまに炊く程度で食感までは求めない人にとっては、効かない差です。
違い②: 毎日洗う3点のうち2点を食洗機に任せられるのはRZ-V100JM
先に共通点から。毎日のお手入れ部品は、両機とも「内釜」「ふた加熱板」「オートスチーマープレート」の3点で、洗う点数そのものに差はありません。
違うのはその先です。RZ-V100JMは、3点のうちふた加熱板とオートスチーマープレートの2点が食洗機に対応しています(内釜は対象外)。RZ-V100GMには食洗機対応の記載がなく、手洗いが前提です。
つまりこの差は「洗い物が減る」のではなく、「3点のうち2点を、自分の手で洗わずに済むかどうか」。だから、家に食洗機があるかどうかで、この差の価値は反転します。
食洗機を毎日回す家庭なら
炊飯器のお手入れの不満は、内ぶたまわりの細かい部品に集まりがちです。実際、前の世代の機種については、内ぶたや部品の洗浄に手間がかかるという声があります。
その部品を食器と一緒に食洗機へ放り込めるのは、毎日のことだけに、じわじわ効いてくる差です。
ただし、RZ-V100JMでも細部の清掃が手間という声は残っています。内釜は食洗機に入れられませんし、洗う手間がゼロになるわけではない点は知っておいてください。
食洗機がない・使わない家庭なら
この差の価値はゼロになります。どちらを選んでも3点を手洗いすることに変わりはないからです。
その場合、食洗機対応を理由にRZ-V100JMを選ぶ必要はありません。ほかの3つの違いだけで判断して大丈夫ですよ。
違い③: 「快速」コースで0.5〜2合の少量炊飯ができるのはRZ-V100JM
RZ-V100JMは、少量炊飯(0.5〜1合/1.5〜2合)を「快速」コースでも選べます。2合を約26分で炊けると公式ページに明記されています。
RZ-V100GMにも少量炊飯そのものはあります。ただし極上コースなど一部のコースに限られていて、急いで炊きたいときの快速コースでは選べません。
なお、この機能はRZ-V100JMで初めて載ったものではなく、間の世代RZ-V100HMにも搭載されています。正確に言えば「RZ-V100GMの時点では無かった機能」です。
効くのは「今日のぶんだけ、早く炊きたい」生活
帰宅してから炊き始めて、30分たたずに炊きたての1〜2合が食べられる。一人暮らしや、共働きの平日の夜のような炊き方をする人には、使用頻度の高い差になります。
少ない量の炊き上がりについて、日立は「少量でも輪郭と甘みが際立つ」としています。
一方、週末にまとめて炊いて冷凍しておく人や、毎回3合以上炊く家庭では、この機能の出番はあまりないでしょう。急いで少量を炊く場面が思い当たるかどうかで判断するのがよさそうです。
違い④: 本体が約400g軽い(約5.6kg/約6.0kg)
本体の重さは、RZ-V100JMが約5.6kg、RZ-V100GMが約6.0kg。約400gの差があります。
どこが軽くなったのかは公表されていません。なので「釜が軽くなった」といった推測はせず、本体全体の数字として受け取るのが正確です。
5.5合炊きの炊飯器は、台所の家電の中でも重い部類。棚から出し入れしたり、掃除のときに動かしたりする場面では、軽いほうが扱いやすいのは確かです。
とはいえ、6.0kgが5.6kgになっても、片手で軽々と持てるようになるわけではありません。持ち比べれば分かる、という程度の差にとどまります。
正直に言えば、4つの中でいちばん影響が小さいのがこの差です。これ単独でRZ-V100JMを選ぶ理由にはなりにくく、ほかの3つの違いに付いてくるおまけと考えておくのがよいでしょう。
ここまでが4つの違いの中身です。次の章では、両機に共通する「圧騰甘み炊き」や「蒸気カット」の仕組みを、日立の炊飯器が初めての人向けに噛み砕いて解説します。
圧力IH・圧騰甘み炊き・蒸気カットとは? 日立の炊飯器を初めて選ぶ人向けに解説
カタログには「圧騰甘み炊き」「沸騰鉄釜」「蒸気カット」と、日立ならではの言葉が並びます。初めて日立の炊飯器を検討する人には、正直ピンとこないですよね。
この章では、それぞれの言葉が台所で何を意味するのかを、ひとつずつ確認していきます。
圧力IHと「圧騰甘み炊き」— 100℃を超える温度で炊く仕組み
まず前提から。ふつうの鍋でお湯を沸かすと、温度は100℃で頭打ちになります。水が100℃で沸騰してしまうからです。
圧力IH炊飯器は、釜の内部に圧力をかけることでこの上限を引き上げ、100℃を超える温度でごはんを炊けるようにした方式。この2機種では、最高1.3気圧・最高107℃まで上がります。
「圧騰甘み炊き」は、その炊き方に日立が付けた名前です。工程は3つに分かれています。
ひとつめは「浸し」。いきなり加熱せず、水温を約40℃に抑えてお米にじっくり水を吸わせます。
ふたつめは「加熱」。最高1.3気圧(最高107℃)まで一気に沸騰させ、仕上げの加熱で余分な水分を飛ばします。
みっつめは「高温蒸らし」。炊き上がった後も圧力をかけたまま、最高107℃のスチームで蒸らします。
土鍋でごはんを炊くときの「浸す・炊く・蒸らす」という流れを、温度と圧力の管理でやっている、とイメージすると分かりやすいですよ。
この炊き方について日立は、お米の甘みを引き出し、粒立ちよく炊き上げるとしています。
「大火力 沸騰鉄釜」— 凸底形状の鉄釜と全周断熱構造
「大火力 沸騰鉄釜」は、この炊き方を支える内釜の名前です。
釜の底には、発熱しやすい鉄の層が入っています。しかもその底面は平らではなく「凸底形状」。出っ張りを付けることで、熱を生む面積を広げた形です。
生まれた熱は、熱を伝えやすいアルミの層がお米へ届けます。さらに本体側は、ふたとボディに熱を通しにくい素材と空気の層を持つ「全周断熱構造」。釜で強く熱を起こし、その熱を外へ逃がさない造りになっています。
なお、この炊飯器の炊き上がりは、京都の米老舗「八代目儀兵衛」が監修していると日立は紹介しています。
「蒸気カット」— 蒸気が全く出なくなる機能ではない
「蒸気カット」は、炊飯中に出る蒸気を「給水レス オートスチーマー」という部分にためて、外へ出にくくする仕組みです。
ためた水分は捨てるのではなく、蒸らしや保温のときにスチームとして釜の中へ戻します。「給水レス」という名前は、このスチームのために水を入れる場所が別にあるわけではない、という意味ですね。
ただし、公式には「蒸気が全く出なくなる機能ではない」という注記があります。ここは誤解のないように押さえておきましょう。
RZ-V100JMで公表されている排出蒸気量は、白米・極上ふつうコースの3合炊飯で5.3mL(約1.0%)。蒸気が多めに出る条件(白米・快速・少量1合)では9.4mL(約4.2%)です。
蒸気のほとんどをため込みつつ、少しは外に出る。そういう動きだと受け取っておくのが正確です。
置き場所にも条件があります。炊飯時は蒸気口の上に5cm以上の空間をあける必要があり、周囲を全部おおわれた場所での炊飯は禁止されています。
そのうえで日立は、蒸気を抑えられるのでスライド式の棚の中にも置ける、としています。
蒸気カットという名前から「まったく出ない」を期待して、実際とのギャップを感じたという声もあります。「蒸気を大幅に減らす機能」と捉えて選べば、置き場所の自由度を広げてくれる、頼れる仕組みでしょう。
共通する機能 — サイズ・電気代・保温はどちらも同じ

炊く仕組みの共通ぶりが分かったところで、残りの共通点もまとめて確認しておきましょう。買い替えや置き場所の検討で気になるところは、ほぼこの章に集まっています。
サイズと置き場所の条件
外形寸法は、幅24.8×奥行30.2×高さ23.4cm。この数字は2機種で変わらず、置くのに必要なスペースはどちらも同じです。
四角くて置きやすい形だという声もあり、棚に収めたときの収まりのよさはこのシリーズの持ち味といえます。
見落としやすいのが、ふたを開けたときの高さ44.7cm。上に吊り戸棚やレンジ棚がある場所に置くなら、ふたが当たらないか、この数字で確かめておくと安心ですよ。
RZ-V100GMからRZ-V100JMへの買い替えなら、いま置いている場所をそのまま使えます。置き場所を理由にどちらかをあきらめる必要はありません。
コース・保温・電気まわりも共通
そのほかの主な共通点を並べます。
- 極上すしめしコース
- 冷凍用コース(冷凍ごはん向けの炊き方。白米・無洗米のみ)
- 炊込み・おかゆ・おこわなどの多彩なコース
- スチーム保温(24時間)
- 少量炊飯そのもの(0.5〜1合/1.5〜2合。使えるコースの範囲は違い③のとおり)
- 定格消費電力1400W・年間消費電力量81.4kWh
- 内釜の6年保証
- カラー2色(フロストブラック/フロストホワイト)
電気の使い方を示す数値が同じなので、電気代の面でどちらかが有利になることもありません。
保温も、ためた水分をスチームとして戻しながら24時間まで保てる点まで共通。夜に炊いて翌朝食べる、という使い方の条件も変わらないわけです。
内釜の保証が6年という安心材料や、キッチンに合わせて選べる2色展開まで、そろって同じ。この一覧に目当ての機能があるなら、どちらを買っても得られる体験は同じになるでしょう。
ここまでで比較の材料は出そろいました。次の章からは、それぞれの機種がどんな人に向いているのかを、生活の場面で見ていきます。
RZ-V100JMがおすすめな人
まずは新型のRZ-V100JMから。次の3つのうち、ひとつでも自分の毎日と重なるなら、新型を選ぶ価値があります。
玄米を主食に近い頻度で炊いている人
玄米を主食に近い頻度で食べている。でも家族には「もう少しやわらかいほうがいい」と言われてしまう。そんな食卓で、RZ-V100JMはいちばん力を発揮します。
今日は歯ごたえよく、明日は白米に近いやわらかさで。同じ玄米でも、日や食べる人にあわせて炊き上がりを変えられるのは新型だけです。
玄米が週に何度も登場する家庭なら、ほかを見るまでもなく、これだけで新型に決めてよいほどの違いですよ。
食洗機が毎日稼働している家庭
夕食後の食器はぜんぶ食洗機へ、が習慣になっている家庭にも新型が合います。炊飯器の部品を、その流れにそのまま乗せられるからです。
毎晩の手洗いは内釜だけで済み、内ぶたまわりの細かい部品をスポンジでこする時間が要らなくなります。一日ぶんは小さな時短でも、炊飯は毎日のこと。積み重なるほど効いてきます。
平日の夜、1〜2合だけ急いで炊きたい人
一人暮らしや共働きで、帰宅してから今日のぶんだけ炊く。そんな生活リズムの人にも新型が向いています。
帰ってすぐスイッチを入れれば、着替えて、おかずを一品作っているあいだに炊きたてが間に合う速さです。まとめ炊きの冷凍ごはんに頼らず、炊きたてを食べたい人にはうれしいところですね。
3つのうちどれかに心当たりがあった人は、RZ-V100JMを選んでおくと満足しやすいでしょう。
RZ-V100JM
RZ-V100GMがおすすめな人
続いて、型落ちのRZ-V100GM。「古いほうを選んで後悔しないだろうか」と心配になりますが、答えははっきりしています。
4つの違いが自分の生活に関係ないなら、型落ちで後悔する理由がそもそもないのです。具体的には、こんな人が当てはまります。
白米・無洗米が中心の食卓の人
ごはんはもっぱら白米。玄米は炊かないか、炊いてもたまにで、食感までは求めない。そういう食卓なら、2機種のいちばん大きな違いが関係なくなります。
白米・無洗米であれば、しゃっきり・ふつう・もちもちの炊き分けはRZ-V100GMでも同じように使えます。ふだんのごはんの楽しみは、新型と変わりません。
食洗機がない・使わない家庭
部品の食洗機対応は、食洗機がなければ出番のない機能です。どちらを選んでも手洗いになる以上、この機能のために新型へ手を伸ばす意味はなくなります。
残るは快速の少量炊きと約400gの軽さだけ。ここに強いこだわりがなければ、RZ-V100GMで足りない場面は考えにくいですね。
甘みアップ後の炊き上がりを、型落ちの手に入れやすさで得たい人
甘みがアップしたあとの炊き上がりを、現行品より手に入れやすい傾向にある型落ちで得られる。これがRZ-V100GMを選ぶいちばんの実利です。
味の部分に納得していて、あとは出費を抑えたい。そんな人にとって、型落ちはむしろ賢い選び方といえます。
生産完了品である点だけ、頭に入れておく
ひとつだけ知っておきたいのは、RZ-V100GMがすでに生産を終えたモデルだということ。新品は、流通している在庫かぎりになります。
候補として考えているなら、在庫があるうちに販売状況を一度チェックしておくのがおすすめです。
RZ-V100GM
結論: あなたに合うのはどっち?
ここまでの判断材料を、最後に短い流れにまとめます。確かめることは、実はひとつだけ。
「玄米の食感炊き分け」「部品の食洗機対応」「快速コースの少量炊飯」のうち、自分が使う場面がひとつでも思い浮かぶかどうかです。
ひとつでも思い浮かんだ人は、RZ-V100JMが合っています。毎日の炊飯で出番のある機能なら、新型を選ぶ理由として十分でしょう。
どれも思い浮かばなかったなら、選ぶのはRZ-V100GM。味の仕組みは両機で同じだと、日立公式の注記が示しているとおりです。
毎日使う家電だからこそ、決め手は新しさそのものではなく、機能と生活の重なり。思い浮かんだほうを選べば、長く付き合える一台になるでしょう。
- RZ-V100JM(新型)を選ぶべき:玄米の食感炊き分け、食洗機対応、少量の急速炊きのいずれかが実生活で必要な人
- RZ-V100GM(型落ち)で足りる:白米・無洗米が中心で、食洗機がない、まとめ炊きが習慣の人
- 味は両機で同じ:甘みアップはGMの代から始まっている(日立公式の注記より)
RZ-V100JM
RZ-V100GM
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
RZ-V100JMとRZ-V100GMは、メルカリに出品されていることがあります。
中には、新型への買い替えで前の機種が不要になったり、お祝いでいただいたものの使う機会がなかったりで、新品未使用品が安く出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

