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後継のAX-RS1Dが出たいま、AX-RS1Cを選んでよいかどうかは、AX-RS1Dで加わった機能を使うかどうかで決まります。使う予定が無いなら、本体が同じAX-RS1Cで必要十分です。
AX-RS1Cは、2025年6月に発売された30L・2段調理のウォーターオーブン「ヘルシオ」。2026年6月に後継のAX-RS1Dが出て、いまは前モデルにあたります。
発売から1年あまりで声の数はまだ限られますが、確かめた範囲に、購入を見直すほどの不満は見当たりません。
一部に気になる声として挙がっていたのは、肉などの解凍が固いまま、加熱中のカチカチという音、機能が多くて慣れが要る、温め直しに少し時間がかかる、の4つです。反対に評価されているのは、自動メニュー・まかせて調理の仕上がりと、温め直しの仕上がりでした。
冷凍肉を塊のまま手早く戻したい人や、温め直しの速さを何より優先する人には、合わない可能性があります。焼く・蒸す・温め直しを自動メニューに任せたい人なら、候補にしやすい1台でしょう。
この記事では、声を並べるだけでなく、その不満がどんな使い方の人に当てはまるのかまで整理します。
- 気になる口コミ: 一部に、肉などの解凍が固いまま/加熱中のカチカチという音が普通の電子レンジと違う/機能が多くて慣れが要る/温め直しに少し時間がかかる、という声。どれも購入を見直すほどの内容ではなく、使い方で当てはまるかが決まる
- 評価されている点: 自動メニュー・まかせて調理の仕上がりと、温め直しの仕上がり(焼きたてのよう・全体がむらなく温まる)。どちらも複数の掲載先で同じ方向の声。庫内の掃除が簡単という声も
- おすすめしにくい人: 冷凍肉を大きな塊のまま手早く解凍したい人。温め直しの速さを最優先する人。付属のトレーや角皿を食洗機で洗いたい人。本体の上に8cmの空きや15A専用コンセントを用意できない人。後継AX-RS1Dの新機能を使いたい人
- おすすめな人: 焼く・蒸す・温め直しを自動メニューに任せたい人で、後継AX-RS1Dの新機能(クックトークの新機能・トレーの蒸し野菜・早ゆでパスタ・トレーの食洗機対応)を使う予定がなく、本体が同じものを価格を抑えて手に入れたい人
AX-RS1C
AX-RS1Cの悪い口コミ・気になる評判

AX-RS1Cが発売されたのは2025年6月。まだ1年あまりで、使った人の声は掲載先を合わせてもそれほど多くありません。
そのうえで、確かめた声の中に、購入を見直すほどの不満は見当たりませんでした。気になる点として挙がっていたのは、次の4つです。
- 肉などの解凍が、固いままだった
- 温め直しや自動調理に、思ったより時間がかかる
- 機能が多くて、使いこなすには慣れが要る
- 加熱中のカチカチという音が、普通の電子レンジと違って気になる
どれも一部の人の声です。ただ、使い方によってはそのまま自分に当てはまることもあるので、暮らしへの影響が大きい順に見ていきます。
肉などの解凍が、固いままだったという声
一部には、肉などの解凍を何度やっても固いままだった、という声もあります。サックリ解凍と全解凍のどちらでも同じだったそうです。
まとめ買いして冷凍しておいた肉を夕食の支度に合わせて戻したいのに、使いたい状態にならない。そんな場面を想像すると分かりやすいでしょう。
取扱説明書に書かれている解凍の条件
AX-RS1Cの解凍は、電子レンジの加熱にスチームを組み合わせて、肉や魚を戻す方式です。スチームを使うので、水タンクの水が前提になります。
取扱説明書では、うまく解凍するための条件として次のような点を挙げています。
- 1回に解凍できる量は100~500g
- 冷凍するときに、薄く一定の厚みに整える(全解凍は2cm以内、サックリ解凍は2~3cm)。空気を抜いて密封する
- 食器や発泡トレーにのせたまま、ラップに包んだまま解凍しない
- 400g以上を全解凍するときは、同じ量ずつ2つに分けて冷凍したものを使う
- 水タンクに水を入れておく(入れなくても解凍はできるが、固めに仕上がる)
さらに、解凍ができていないときの確認項目としても、発泡トレーにのせていないか、水タンクに水が入っているか、の2つが挙がっています。
かたまり肉や鶏肉は、仕上がりを「強」に調節できます。それでも足りないときは、延長するか、手動のレンジ200Wで加熱を足す、という案内です。
声の主がどう使っていたかは分からないため、この条件を守れば解凍がうまくいく、とまでは言い切れません。ただ、買ってきたトレーのまま凍らせた厚い肉をそのまま入れる使い方は、取扱説明書の想定から外れていますね。
困りやすい人・気にしなくてよい人
特に困りやすいのは、500gを超える塊や厚みのある肉を、買ってきた形のまま凍らせて解凍したい人です。トレーごと入れて済ませたい人や、解凍の前に水タンクの水を確かめる習慣がつきにくい人も、手間に感じやすいでしょう。
一方で、冷凍する時点で小分けにして平らにしている人なら、取扱説明書の条件にもともと近い使い方です。解凍をレンジの主な用途にしていない人にとっても、大きなデメリットにはなりにくいはず。
冷凍肉の解凍をよく使う人は、取扱説明書の冷凍のしかたが自分の習慣と合うかを、買う前に確かめておくと安心です。
温め直しや自動調理に、思ったより時間がかかるという声
確認した口コミには、ピザや総菜パンの温め直しに時間がかかる、他の機種より調理時間が少し長く感じる、という声が複数ありました。前者の声は、時間はかかるものの仕上がりは焼きたてのようだ、とも評価しています。
ボタンを押してさっと温まる電子レンジの感覚とは、少し別物と考えておくとよいでしょう。
取扱説明書で分かる時間の目安
取扱説明書は、蒸し物はレンジ加熱に比べて時間がかかる一方、水分を補ってしっとり仕上げる加熱だ、と説明しています。
オーブン料理の予熱の目安も載っています。ウォーターオーブンなら200℃で約9分、250℃で約17分、300℃で約28分。ウォーターグリルの予熱は約25分です。
温め直しそのもの(ヘルシオあたため)にかかる時間の目安は、取扱説明書には書かれていません。
急ぐときの入口も用意されています。取扱説明書では、ごはんやおかずはレンジの自動あたため、短時間で野菜を加熱したいときはレンジのゆで葉菜・ゆで根菜をすすめています。
困りやすい人・気にしなくてよい人
朝の支度中や帰宅直後に、とにかく早く温めたい人には、待ち時間が気になりやすいでしょう。温め直しの速さを何より優先する人も同じです。
反対に、揚げ物やパン、焼き物をできたてに近づけたくて温め直す人なら、待つ時間と引き換えにする意味があります。ふだんはレンジの自動あたため、仕上がりにこだわる日はヘルシオあたため、と使い分けられる人も、困る場面は限られるはず。
つまりこれは、速さと仕上がりの引き換えです。速さが最優先なら向きませんが、仕上がりのために少し待てる人には見合う点でしょう。
機能が多くて、使いこなすには慣れが要るという声
複数の掲載先で、機能が多くて使いこなせていない、全部を使いこなすには慣れが要る、という声が見られました。
AX-RS1Cの掲載メニューは169、そのうち自動メニューは141。数だけ見ると、どこから手をつければいいか迷うのも無理はありません。
本体の操作は同じ手順のくり返し
本体で選べるメニュー番号は1~53で、あたため・解凍・らくチン1品・お料理・トレー・お手入れに分かれています。庫内の手前にはこの番号の一覧があり、設定つまみで番号を合わせてスタートする、という共通の手順で動かします。
まかせて調理は、本体のキーから網焼き・揚げる/焼く/炒める/蒸す・ゆでる の4つを選ぶだけ。予熱も裏返しも要りません。全メニューのレシピは、サポートサイトのレシピ集にまとめられています。
一方で、一部には、庫内の手前に見えるよく使う自動メニューの番号が便利だ、という声もあります。
169のメニューを全部覚える必要はありません。毎日の入口は、レンジの自動あたため、ヘルシオあたため、まかせて調理の3つで回ります。残りは、作りたいものが出てきたときに番号一覧とレシピ集から足していけば十分ですよ。
困りやすい人・気にしなくてよい人
ボタン1つで温めるだけでよく、多機能そのものを持て余しそうな人は、慣れるまでの手間を負担に感じるかもしれません。家族の誰かが設定に戸惑うのが心配な人も同じでしょう。
自動メニューに任せる使い方が中心で、使う機能を数個に絞って始められる人なら、この点で困る場面は少ないはずです。使いこなしの壁は、入口を絞れば低くできます。全部を使おうとしないことが前提ですね。
加熱中のカチカチという音が、普通の電子レンジと違って気になるという声
一部には、加熱中のカチカチというクリック音が、普通の電子レンジと違って気になる、という声もあります。以前のヘルシオから買い替えて、全体には満足している人の声です。
取扱説明書は、故障ではない音として、加熱中の製品内部のスイッチ音やファンの回転音を挙げています。ファンは加熱の種類に合わせて制御されるため、音が大きくなったり小さくなったりします。
ほかにも、電源を入れたときの動作音、加熱後に最大10分程度回る冷却ファンの音、オーブンやグリルのときのポンという音やきしみ音、レンジのときのパチンという音が、故障ではない音として並んでいます。
声にあったカチカチが、取扱説明書のスイッチ音と同じものかどうかまでは分かりません。終了音などのお知らせ音は設定で消せますが、スイッチ音やファンの音を消す方法は書かれていません。音の大きさの公式な数値もありません。
ワンルームや寝室の近くに置いて、静かな時間帯に使う人は、気になりやすいでしょう。音の種類が変わること自体が苦手な人も同様です。
キッチンに置いて日中に使う人や、前のレンジでも加熱中の音を気にしていなかった人なら、問題になりにくい点です。普通の電子レンジとは違う種類の音がする、と知ったうえで受け入れられるかで判断しましょう。
購入前に取扱説明書で確認しておきたいこと(ネット・置き場所と電源・水まわりと食洗機)
ここからは使った人の声ではなく、取扱説明書と公式の仕様から分かる確認点です。
買ってから「置けなかった」「思っていた使い方ができない」とならないよう、ネット、置き場所と電源、水まわりの3つを見ておきましょう。
ネットにつながなくても、手動調理と本体のメニュー番号は使える
アプリを入れないと使えないのでは、と心配になる人もいるでしょう。取扱説明書の手順では、AX-RS1Cのふだんの調理は本体だけで完結します。
操作部は、回して番号や温度・時間を合わせる設定つまみと、あたため・決定・スタート・とりけし・COCORO KITCHEN・まかせて調理・レンジ・手動調理の各キーです。
手動調理は、目的の加熱を選び、温度や時間を合わせてスタートする流れで、本体だけで設定できます。選べる加熱は次のとおりです。
- レンジ(600W・500W・200W・1000W)
- 蒸し物、ソフト蒸し(65~95℃)
- ウォーターオーブン・オーブン(予熱あり・なし。100~250℃を10℃単位と、300℃)
- スチーム発酵・発酵
- ウォーターグリル・グリル
メニュー番号1~53の自動メニューと、まかせて調理も、本体のつまみとキーで選べます。
ネットにつなぐと増えること
無線LANにつなぐと、次の機能が使えるようになります。
- COCORO KITCHENでメニューを選んで、本体へ送る(ログインが必要)
- ダウンロードメニュー(本体に保存できるのは1メニューで、電源が切れると消える)
- メニュー番号の検索
- 食べごろ解凍(解凍後そのまま食べられる、冷凍のお取り寄せ品向け)
- ヘルシオトレーの一部メニュー
- クックトーク(献立の相談、材料や手順、分量の変換などを声でやりとりする機能)
クックトークには、COCORO HOMEへの機器登録と、COCORO KITCHENへのログインが必要です。常時接続のブロードバンド回線が前提で、光回線が推奨。スマホのテザリングやモバイルルーターでは使えません。
接続の準備として、COCORO MEMBERSのID、COCORO HOMEアプリ、スマホのWi-FiとBluetoothをONにしておくことが求められます。対応ルーターはIEEE802.11a/b/g/nで、ステルス設定やMACアドレスフィルタリング、プライバシーセパレーターは解除しておく必要があります。
もう1つ知っておきたいのは、無線LANにつないでいる間は、表示が消えても電源は切れないこと。切りたいときは無線LAN機能をOFFにします。加熱中は内蔵の無線LANの通信性能が下がることがある、とも書かれています。
気にしておきたい人
困りやすいのは、クックトークを目当てにしているのに、自宅に固定のネット回線が無い人です。接続中に電源が切れない点が気になる人も、つなぐかどうかを先に決めておくとよいでしょう。
本体のメニュー番号と手動調理で足りる人、ネットはあとから足せばよいと考える人なら、この点で困ることはないはず。アプリやネットは、レシピを探したり送ったりするときに便利な追加の入口です。ネット環境を理由にAX-RS1Cを諦める必要はありません。
置き場所は上に8cm、電源は15A専用コンセント。約22kgの台と水平も確認
公式の仕様では、外形寸法は幅500×奥行435×高さ390mm(蒸気ダクト部を含む)、質量は約22kgです。ハンドルを含めた奥行は485mmなので、ハンドルの分だけ奥行が5cm増えます。
左右と後ろはピッタリ置きに対応していて、空けるのは天面から8cm以上。排気口は天面の奥にあります。
排気口と電源の注意
取扱説明書には、設置まわりについて次のような注意があります。
- 壁の材質によっては、排気口付近の壁が汚れたり結露したりすることがある(気になる場合は離隔距離以上離すか、壁面にアルミホイルなどを貼る。製品には貼らない)
- 窓ガラスは排気口から20cm以上離す。調理するときは換気をする
- 定格15A以上・交流100Vの専用コンセントを単独で使う(延長コードや分岐は使わない。電圧が下がると上手にできない)
- 丈夫で安定した水平な場所に置く(傾いていると水が漏れて、故障の原因になる)
落下・転倒を防ぐための金具も、別売で用意されています。
一部には、設置スペースの制約に合わせて選べた、という声もあります。置き場所で測っておきたいのは、本体の上の8cm、排気口の前の空き、それにコンセントの口の3つです。
気にしておきたい人
すぐ上に棚板があって8cm空かない人や、コンセントを他の家電と分け合うしかない人は、置き場所から考え直すことになります。約22kgを一人で棚に上げる想定なら、設置の段取りも考えておきたいところ。
30L級のオーブンレンジから置き換える人や、上が開けたカウンター・キッチンボードに据え置ける人なら、大きな心配はいらないでしょう。
水タンク・つゆ受けの日課と、食洗機に入れられない部品(トレーも手洗い)
水タンクは本体正面の右下にあります。水位1が約450mL(主に焼き物)、水位2が約700mL(主に蒸し物)です。
毎日の水まわり
取扱説明書にある日々の作業は、次のとおりです。
- 水タンクには新しい水道水を入れる(浄水器の水・アルカリイオン水・ミネラルウォーター・井戸水は使わない)
- 使用後は水を入れたままにせず、一日1度は捨てる。こまめに中性洗剤で洗う
- つゆ受けには多いときで約150mLたまるので、調理後は毎回捨てる
- 一日の使い終わりに本体の水抜き(30秒~9分程度)。しないと蒸気吹き出し口から水が出ることがある
- [洗浄]表示が出たら、クエン酸洗浄をする
食器洗い乾燥機に入れられない部品
取扱説明書では、水タンク・つゆ受け・角皿・ヘルシオトレーのいずれも食器洗い乾燥機を使わないとしています。調理網も手洗いです。
ヘルシオトレーは表面がコーティング加工で、使ううちに消耗していきます。トレーの上で金属のヘラやナイフは使わないこと、油の多い食材のあとは油がはねることがあるのでミトンで両手で取り出すこと、も案内されています。
なお、後継のAX-RS1Dではヘルシオトレーが食器洗い乾燥機に対応しました。AX-RS1Cのトレーは手洗いです。
庫内の掃除が軽いことと、水を使う機種ならではの水の出し入れは、別の話。トレーで一品作る日が多い人ほど、手洗いの回数は増えます。
気にしておきたい人
付属品を食洗機にまとめて入れたい人や、水タンクの水を毎日捨てる手間が続きにくい人には、負担になりやすい点です。
角皿やトレーをその都度さっと洗える人、水の入れ替えが苦にならない人なら、日課として回せるでしょう。トレー以外の水まわりは後継でも変わらないので、この日課を受け入れられるかどうかで判断するとよいですね。
気になる口コミと取説から分かる、AX-RS1Cをおすすめしにくい人
ここまでの声と、取扱説明書の条件を合わせると、AX-RS1Cが合わない可能性があるのは次の4つのタイプです。
- 冷凍肉を大きな塊のまま、トレーごと手早く解凍したい人
AX-RS1Cの解凍は、薄く小分けにした冷凍のしかたと、水タンクの水が前提の方式です。解凍をレンジの主な用途にするなら、自分の冷凍の習慣と合うか確かめておきたいところ。 - 温め直しの速さを最優先する人
過熱水蒸気で温め直す方式で、時間がかかるという声があります。レンジの自動あたためも使えますが、この機種の持ち味は速さより仕上がりにあります。 - 付属のトレーや角皿を食洗機で洗いたい人、水タンクの水を毎日扱う日課が続きにくい人
取扱説明書では、水タンク・つゆ受け・角皿・ヘルシオトレーはいずれも食器洗い乾燥機を使わないとしています。水タンクの水は一日1度捨てる必要もあります。 - 本体の上に8cm空けられない、15A専用コンセントを単独で用意できない場所に置く人
天面から8cm以上の空きと、定格15A以上の専用コンセントを単独で使うことが設置の条件です。後継のAX-RS1Dでも同じ条件なので、機種を替えても解決しません。
裏を返せば、これらは買う前に自分で確かめられる条件です。上の4つに当てはまらないなら、次に見る評価されている点が、そのまま選ぶ理由になります。
AX-RS1Cの良い口コミ・評価されている点

評価されている点は、仕上がりに集まっています。自動メニュー・まかせて調理の仕上がりと、温め直しの仕上がりは、複数の掲載先で同じ方向の声が見られました。
ほかに、シンプルなデザインでキッチンになじむ、という声もあります。
自動メニュー・まかせて調理で、料理がおいしく仕上がるという声
複数の掲載先で、自動メニューやまかせて調理の仕上がりがよい、自動調理で作った魚料理の加熱具合に満足している、という声が見られました。
自動メニューで作ったものとして挙がっていたのは、焼き芋、温泉卵、ハンバーグ、パンなど。いずれも本体の自動メニューにある料理です。
公式の仕様と照らし合わせると
まかせて調理は、網焼き・揚げる/焼く/炒める/蒸す・ゆでる の4つ。冷凍・冷蔵・常温の食材が一緒でもよく、総重量約1kgを目安に、予熱も裏返しもせずに任せられます。
センサーは、64眼赤外線ムーブ、らくチン!(絶対湿度)、温度センサーの3種類です。シャープは、これらのセンサーで食材の状態を見極めて、ムラなく加熱するとしています。
冷凍庫から出した肉と冷蔵庫の野菜を、同じ角皿に並べてスタートできる。焼く順番や途中で裏返すタイミングを考えずに済む、ということです。
満足しやすい人
毎日の主菜を1台に任せたい人や、帰宅後に冷凍食材から作ることが多い人は、メリットを感じやすいでしょう。以前のレンジで焼きムラが気になっていた人にも、向いている部分です。
もちろん、仕上がりの感じ方は食材や量でも変わります。時間が少し長めという声を受け入れられるなら、予熱・裏返し不要の手軽さはそのまま活きますよ。
温め直しが焼きたてのよう、全体がむらなく温まるという声
複数の掲載先で、ピザや総菜パンの温め直しが焼きたてのようだ、レンジの温めで全体がむらなく温まるようになった、という声が見られました。後者は、14年前の他社のレンジから買い替えた人の声です。
公式の仕様と照らし合わせると
ヘルシオあたためには、揚げたてサックリ、焼きたてふっくら、蒸したてしっとり、焼きたてパンふんわり、の4つのメニューがあります。少量なら、総菜パンやロールパン、天ぷらなどをヘルシオトレーで温め直すこともできます。
レンジの自動あたためは、食品の表面温度と蒸気をセンサーが見て加熱する仕組みです。
シャープは、ヘルシオあたためでできたてのようなおいしさに復元するとしています。上の声は、まさにこの方向の評価ですね。
買ってきた総菜、前の日の揚げ物、冷めたパンを、メニュー名どおり揚げ物はサックリ、パンはふんわりを目指して温め直す使い方になります。時間が少しかかる点は、先に触れたとおりです。
満足しやすい人
総菜や冷凍パンをよく温め直す家庭、今のレンジの温めムラに不満がある人は、違いを感じやすいでしょう。温め直しの仕上がりを重視する人にとっては、この機種を選ぶ理由の中心になる点です。
庫内の掃除が簡単という声
一部には、庫内の掃除が簡単だという声もあります。蒸気で汚れを浮かせて拭くだけで済み、内壁も拭きやすいそうです。
公式の仕様と照らし合わせると
庫内には脱臭クリーンコートが施されていて、シャープは油の付着とニオイを抑えるとしています。
お手入れメニューの庫内クリーンは約20分。高温で油を焼き切り、蒸気で汚れを浮かせます。終わったら、固く絞ったふきんで拭く流れです。ただし取扱説明書は、こびり付いた頑固な汚れは落としきれない場合がある、とも書いています。
ふだんの汚れは、蒸し物を10分した後に拭くと落としやすい、という案内もあります。調理後は、庫内が冷めてから油や食品カス、水滴を拭き取るのが基本です。
庫内のこびりつきをこすり落とす作業は、減らしやすい設計と言えます。とはいえ、使うたびに軽く拭くことや、水タンク・つゆ受けの水を捨てる日課は残ります。水まわりの手入れは、取扱説明書で確認しておきたいことの章で触れたとおりです。
満足しやすい人
庫内のこびりつき掃除が苦手な人、使ったあとにさっと拭くのを習慣にできる人には、ありがたい点でしょう。手入れが軽い方向の設計ではありますが、手入れがゼロになるわけではありません。
口コミと仕様から分かった、AX-RS1Cがおすすめな人
気になる声も踏まえたうえで、AX-RS1Cがおすすめなのは次のような人です。
- 焼く・蒸す・温め直しを、自動メニューとまかせて調理に任せたい人
時間が少し長めという声はありますが、仕上がりを評価する声が複数の掲載先にあります。冷凍・冷蔵・常温が混ざっても予熱・裏返しなしで任せられるので、毎日の主菜を1台に任せたい人にはメリットのほうが大きいでしょう。 - 総菜・パン・揚げ物を、できたてに近づける目的で温め直す人
温め直しの速さより仕上がりを取れる人なら、ヘルシオあたための長所をそのまま活かせます。急ぐ日はレンジの自動あたため、と使い分けられる人ほど相性がよいはずです。 - 古いレンジや以前のヘルシオからの買い替えで、温めムラを減らしたい人
古いレンジからの買い替えで全体が温まるようになったという声や、以前のヘルシオからの買い替えで全体には満足という声があります。庫内の手入れを軽くしたい人にも合う方向です。
どれも、仕上がりを優先できるかどうかが分かれ目。解凍の冷凍のしかたや、温め直しの待ち時間を受け入れられる人なら、AX-RS1Cの良さを日々の食事で感じやすいでしょう。
後継AX-RS1Dや上位シリーズと迷っている人へ(価格差をどう見るか)
ここまで見てきたとおり、AX-RS1C自体には、確かめた声の範囲で購入を見直すほどの欠点は見当たりません。解凍や温め直しの時間は、使い方によって当てはまるかどうかが決まる点でした。
ただ、後継のAX-RS1Dではなく、あえてAX-RS1Cを選ぶべきかどうかは、AX-RS1Cの声だけでは決められません。ここでは違いと価格差の大きさを短く整理します。
後継のAX-RS1Dと迷っている人
公式の仕様を突き合わせると、外形寸法、加熱方式、オーブン温度、センサー、付属品の構成、水タンクの容量は、AX-RS1CとAX-RS1Dで同じ値です。本体そのものは変わっていません。
AX-RS1Dで加わった・変わったのは、次の点です。
- メニュー数(AX-RS1Dは掲載177・自動150、AX-RS1Cは169・141)
- ヘルシオトレーで蒸し野菜が作れるようになり、トレーが食器洗い乾燥機に対応
- らくチン!パスタ(早ゆで)が加わった
- クックトークに、食材からのレシピ提案・段取りの提案・設定の音声送信・履歴からの提案が加わった(AX-RS1Cのクックトークは、献立の相談や材料・手順、分量の変換などの対話)
- 質量が約22kgから約21kgへ、約1kg軽くなった
- 色(AX-RS1Dはマットホワイトとマットブラック、AX-RS1Cはマットホワイトとダークメタル)
価格は、AX-RS1Dのほうが4万円前後上です。
クックトークの新機能や、トレーの蒸し野菜と食洗機、早ゆでパスタを日常的に使うなら、この差を払ってAX-RS1Dを選ぶ意味があります。どれも使う予定が無いなら、本体が同じAX-RS1Cで必要十分。焼く・蒸す・温め直しの基本はそのままに、価格を抑えられます。
なお、時期によって差が1万円程度まで縮んでいたり、AX-RS1Cの新品がAX-RS1Dと同じくらいの価格でしか見つからなかったりするなら、AX-RS1Dを選ぶ判断もあります。
新しく加わった機能が自分の暮らしで使えそうかは、AX-RS1Cの声からは判断できません。AX-RS1Dで増えた機能の中身と、取扱説明書から先回りした購入前の注意点は、後継AX-RS1Dの口コミ記事で整理しています。
上位のLSXシリーズも気になる人
シャープは、2025年6月に同時発表した2機種のうち、AX-LSX3CをAX-RS1Cの上に位置づけています。
AX-RS1Cには、調理後の保温機能「ほかほかキープ」が搭載されていません。これは同時発表のAX-LSX3Cにある機能です。
調理後の保温のような機能まで欲しい人は、上位のLSXシリーズを1世代前のモデルで検討するのも1つの手でしょう。LSX3Cと前モデルLSX3Bの差と、追加機能を使うかどうかで選ぶ考え方は、AX-LSX3CとAX-LSX3Bの違いを比べた記事でまとめています。
AX-RS1Cを選んで後悔しにくいのはどんな人?
後悔するかどうかは、気になる声が自分の使い方に当てはまるかで決まります。買う前に、次の4つを自分の暮らしに照らしてみてください。
- 肉を薄く小分けにして冷凍し、解凍の前に水タンクの水を確かめられるか
- 温め直しの速さより、仕上がりを取れるか
- 本体の上の8cm、15A専用コンセント、水平で丈夫な台を用意できるか
- 付属品がすべて手洗いでも続けられるか
どれにも引っかからなければ、自動メニュー・まかせて調理と温め直しの仕上がりという長所が、そのまま毎日の食事に効いてきます。
温め直しの速さや付属品の食洗機を最優先せず、後継AX-RS1Dの新機能を使う予定も無い人なら、AX-RS1Cを選んで後悔しにくいでしょう。新機能に心が動くなら、先にAX-RS1Dとの価格差を見比べてから決めるのが順番です。
AX-RS1Cの口コミ・評判まとめ
AX-RS1Cを使った人の声はまだ多くありませんが、その範囲で購入を見直すほどの不満は見当たりませんでした。
気になる声は、解凍・加熱中の音・使いこなし・温め直しの時間の4つ。このうち解凍と音には、取扱説明書に条件や説明があります。
評価されているのは、まかせて調理を含む自動メニューの仕上がりと、温め直しの仕上がりです。
4つの確認点をクリアできそうな人は、色や在庫を商品ページで確かめてみてください。
AX-RS1C
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
AX-RS1Cは、メルカリに出品されていることがあります。中には、後継のAX-RS1Dに買い替えて使わなくなったものなど、新品未使用品が安く出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

