【シャープ・PLAINLY】RE-WF277とRE-WF276の違いは2つだけ。本体は同じ、差は冷凍ごはんとノンフライ

【シャープ・PLAINLY】RE-WF277とRE-WF276の違いは2つだけ。本体は同じ、差は冷凍ごはんとノンフライ レンジ・オーブン・トースター

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シャープの過熱水蒸気オーブンレンジ「PLAINLY」の新型RE-WF277と前年モデルRE-WF276、いま数万円単位の価格差があるなら、基本はRE-WF276がおすすめです。本体・容量・出力・センサー・手入れは仕様表の全項目で同じで、277で加わったのは「冷凍ごはんあたため」の専用メニューと、公式が特長として打ち出す「ノンフライ調理」の2つだけだからです。

ただし、炊いたごはんを冷凍して毎日温める家庭や、油を使わない揚げ物メニューを献立に取り入れたい人なら、277を選ぶ理由が立ちます。価格差が1万円程度まで縮んだときも同じです。

次の比較表では発売時期とメニュー数の差も示しますが、メニュー数は上の2つの中身がそのまま数に出たもので、独立した「機能の違い」には数えていません。

この記事では、何が同じで何が違うのかを公式仕様で突き合わせ、どんな家庭ならどちらで満足できるかを整理していきます。

  1. RE-WF277とRE-WF276の違いを一覧で比較
  2. 違いを詳しく確認
    1. 違い①: 中身は同じ本体。変わったのは発売年と価格帯
      1. 価格は数万円単位の差
    2. 違い②: 冷凍ごはんを毎日温めるなら、277の専用メニューが効く
      1. メーカーが打ち出す「加熱時間の短縮」
      2. 生活でどう効くか
      3. 276の温め具合は、実際にどうか
    3. 違い③: 油を使わない揚げ物メニューを作りたい人には277(276の公式特長には記載なし)
      1. 「276ではできない」とは言い切れない理由
      2. ノンフライ調理とフライあたためは別物
      3. メニュー数の差との関係
      4. どんな人に効く違いか
  3. 調べた結果、本体と基本性能は同じ。276を選んでも失わないもの
    1. 置き場所と大きさ
    2. 温める・焼くという基本の力
    3. 毎日の献立を助ける機能
    4. 手入れと電気代
    5. 276を選んで失うのは、2つのメニューだけ
  4. 買う前に確認しておきたいこと(どちらを選んでも共通)
    1. 27Lの1段調理。オーブンを2段で使いたい人は分かれ道
    2. 1000Wの連続運転は最大3分
    3. オーブンの高温は約5分で200℃に切り替わる
    4. 過熱水蒸気はスチームカップ式
    5. 自動メニューを使い込むなら、レシピ集はサイトで見る前提
    6. 277は、まだ使用者の声が集まっていない
    7. 10年以上前の機種からの買い替えなら、変化はどちらでも同じ
  5. RE-WF277がおすすめな人
    1. 炊いたごはんを冷凍して、毎日温めている家庭
    2. 油を使わない揚げ物を、献立の定番にしたい人
    3. 価格差が1万円程度まで縮んだとき、276の在庫が無いとき
  6. RE-WF276がおすすめな人
    1. 冷凍ごはんは週に数回。あたためオートで足りる人
    2. 揚げ物は、買ってきた惣菜を温め直すのが中心の人
    3. オーブンレンジの基本を、価格を抑えて手に入れたい人
  7. 結論: あなたに合うのはどっち?
    1. メルカリで中古品をチェックしてみる手も

RE-WF277とRE-WF276の違いを一覧で比較

シャープの過熱水蒸気オーブンレンジ「PLAINLY」の新型RE-WF277と、前年モデルのRE-WF276。公式の仕様表と特長ページを両方突き合わせて、違いと共通点を1枚の表にまとめました。

表の見方はシンプルです。違いがある行を上に、両機種で同じ行を下にまとめています。価格は実額ではなく、差の大きさだけを示しました。

項目 RE-WF277 RE-WF276
発売時期 2026年8月 2025年8月
冷凍ごはんのあたため 専用自動メニュー「冷凍ごはんあたため」あり 「あたためオート」で自動あたため(専用メニューなし)
ノンフライ調理(公式特長の掲載) 特長に掲載(油を使わず揚げ物メニュー。一部は少量の油) 特長ページに記載なし
自動メニュー数 / 掲載メニュー数 102 / 119 100 / 118
価格の傾向 高め(276と数万円単位の差) 抑えられている
総庫内容量 27L(1段調理) 27L(1段調理)
外形寸法 / 質量 幅465×奥行385×高さ390mm / 約13kg 同じ
設置 左右・後ろピッタリ置き、天面10cm以上 同じ
加熱方式 過熱水蒸気(スチームカップ式)+ヒーター 同じ
センサー らくチン!(絶対湿度)+温度センサー 同じ
レンジ出力 1000W(連続最大3分)・600・500・200W相当 同じ
オーブン温度 110〜250℃、発酵35/40/45℃ 同じ
手入れ フラット天面・スチームお手入れ・脱臭クリーンコート 同じ
カラー ブラック / ホワイト ブラック / ホワイト
こんな人に 冷凍ごはんを毎日温める人、油を使わない揚げ物メニューを作りたい人 基本性能があれば足りる人、価格を抑えたい人

表を見て分かるとおり、違いは上の4行に集まっています。発売時期、冷凍ごはんの温め方、ノンフライ調理の扱い、そしてメニュー数です。

このうちメニュー数の「自動メニュー+2、掲載メニュー+1」は、独立した差というより、冷凍ごはんとノンフライの中身がそのまま数に表れたものと見てよいでしょう。増えたメニューの内訳は公式に明記されていないので、「差は小さく、上の2つの特長と重なる」という理解で十分です。

5行目より下、容量・寸法・加熱方式・センサー・出力・オーブン温度・手入れ・カラーは、すべて同じ。仕様表の脚注まで両機種で一致しています。

つまり、置き場所を測り直す必要も、温めや焼きの基本性能を比べる必要もありません。考えるべきことは「冷凍ごはんの専用メニューとノンフライ調理に、価格差を払うかどうか」に絞られます。

次の章では、この違いが毎日の生活でどう効いてくるのかを、1つずつ確認していきます。

違いを詳しく確認

違いを詳しく確認のイメージ画像

ここからは、表の上4行にあった違いを、重要度の高い順に見ていきます。順番は「本体と価格帯」「冷凍ごはん」「ノンフライ調理」の3つ。メニュー数は前の章で触れたとおり、この2つの特長の中身なので、独立した項目としては扱いません。

違い①: 中身は同じ本体。変わったのは発売年と価格帯

RE-WF277は2026年8月、RE-WF276は2025年8月の発売です。つまり276はちょうど1年前のモデルで、277はその後継にあたります。

ただ、後継といっても本体が新しくなったわけではありません。公式の仕様表を項目ごとに並べると、総庫内容量27L(1段調理)、外形寸法の幅465×奥行385×高さ390mm、質量約13kgまでぴったり同じです。

加熱の中身も変わっていません。レンジ出力は1000W(連続最大3分)・600W・500W・200W相当、オーブンは110〜250℃に発酵35・40・45℃、過熱水蒸気はスチームカップ式、センサーは絶対湿度を測る「らくチン!」センサーと温度センサーの組み合わせ。

定格消費電力、年間消費電力量(70.4kWh/年)、付属品のワイド角皿とスチームカップも一致しています。デザイン名の「PLAINLY」も、ブラックとホワイトの2色展開も同じ。見た目で選び分ける要素はない、ということですね。

要するに、温める力、焼く力、置き場所、手入れのしやすさ、電気代。オーブンレンジとして毎日使う部分は、どちらを選んでも変わらないということです。

価格は数万円単位の差

一方で、はっきり違うのが価格帯です。新型の277は高めで、前年モデルの276とは数万円単位の差があります。276のほうが、おおよそ半額近い価格帯で手に入る状況です。

新しいほうが高いのは自然なことですが、ここで押さえておきたいのは「その差額で何が変わるか」。本体と基本性能が同じなので、差額に対応するのは、次の②と③で見る追加メニュー2つだけになります。

だからこの2機種を選ぶとき、基本性能を理由にどちらかへ傾く必要はありません。判断は「追加された2つのメニューに、数万円単位の差額を払うか」という一点に絞られます。その答えは、冷凍ごはんと揚げ物との付き合い方で決まってきます。

違い②: 冷凍ごはんを毎日温めるなら、277の専用メニューが効く

最初に確認しておきたいのは、冷凍ごはんは「どちらの機種でも自動で温められる」ということです。

277には、特長ページで「NEW」と示された専用の自動メニュー「冷凍ごはんあたため」があります。一方の276は、汎用の「あたためオート」で冷凍ごはんを温める方式。ラップで包んだものも、容器に入れたものも、そのまま自動で加熱できます。

つまり276でも、冷凍ごはんのために手動でワット数や時間を設定する必要はありません。違いは「冷凍ごはん専用のメニューがあるかどうか」、その1点です。

メーカーが打ち出す「加熱時間の短縮」

では専用メニューがあると何が変わるのか。メーカーは、「冷凍ごはんあたため」を使うと自動「あたため」より加熱時間を短縮できるとしています。

ただし、これには注記があります。比較の条件は「冷凍ごはん1個(150g)を自動あたためで温めた場合との比較」で、結果は食品の量や状態によって異なる、というものです。

何秒、何割速くなるかという数値は公式に示されていません。「短縮できる」というメーカーの説明までが、確かなところです。

生活でどう効くか

この違いが効いてくるのは、炊いたごはんをまとめて冷凍し、毎日のように温め直している家庭です。

たとえば共働きで、朝と夜に冷凍ごはんを1人1個ずつ出す家。あるいは子どもの食事時間がばらばらで、そのたびに1個ずつ温める家。こうした使い方なら、1回あたりの短縮はわずかでも、回数分だけ積み重なっていきます。

反対に、冷凍ごはんを温めるのが週に数回という家庭では、待ち時間の差を体感する場面はそう多くないでしょう。276のあたためオートで、目的はきちんと果たせます。

276の温め具合は、実際にどうか

276については、冷凍ごはんのあたためは実用的に使えているという声があります。一方で、加熱にムラを感じるという声も一部にはありました。

これは「専用メニューが無いと困る」という材料ではなく、むしろ「276でも冷凍ごはんの温めは実用に足りている」と読むのが妥当なところでしょう。

なお277については、発売から約1か月ということもあり、使用者の声はまだ集まっていません。専用メニューの使い勝手を実際の声で確かめたい人は、しばらく待つ必要がありますね。

まとめると、毎日冷凍ごはんを温める人には、277の追加分が生活に効いてくるでしょう。週に数回なら、276のあたためオートで足ります。276を選んだ人がどんな使い方をしているかは、商品ページで実際の声を確認してみるのも手です。

違い③: 油を使わない揚げ物メニューを作りたい人には277(276の公式特長には記載なし)

2つめの違いは、揚げ物の扱いです。

277の特長ページには「手軽にノンフライ調理」という項目があります。過熱水蒸気を使い、油を使わずに揚げ物メニューを作れる、という内容で、メーカーは表面はカリッと、中はジューシーに仕上がるとしています。なお、一部のメニューでは少量の油を使う、という注記も付いています。

一方、276の特長ページには「ノンフライ」という語がありません。揚げ物に関する記載は、買ってきた惣菜を温め直す「フライあたため」(スチームカップを使用)のみです。

「276ではできない」とは言い切れない理由

ここで注意したいのは、公式特長に載っていないことと、機能として使えないことは別だという点です。

過熱水蒸気の仕組み自体は、スチームカップ式として両機種に共通しています。加熱方式もセンサーもオーブンの温度帯も同じなので、この記事で言えるのは「277はノンフライ調理を公式に特長として打ち出している」「276の公式特長にはその記載がない」というところまで。276でノンフライ調理ができない、とまでは言えません。

ノンフライ調理とフライあたためは別物

もう1つ整理しておきたいのが、「ノンフライ調理」と「フライあたため」の違いです。名前は似ていますが、目的がまったく違います。

ノンフライ調理は、生の食材から、油を使わずに揚げ物風の一品を作る調理。いわば「揚げ物を作る」ための機能です。

フライあたためは、買ってきた惣菜をスチームカップの蒸気を使って温め直す機能。「揚げ物を温め直す」ためのものですね。

そしてフライあたためは、276にも277にも両方あります。惣菜の温め直しが目的なら、この違いは選択に関わりません。

メニュー数の差との関係

自動メニューは277が102、276が100で、掲載メニューは119と118。この小さな差が、冷凍ごはんあたためとノンフライ系のメニューに対応している可能性はあります。

ただし、何が増えたのかという内訳は公式に示されていません。ここでは「メニュー数の差は小さく、増えた中身は上で見た2つの特長と重なる」という理解で止めておきます。

なお、ノンフライ調理については使用者の声を材料にできません。277の声はまだ無く、276側にもノンフライに関する言及が見当たらなかったためです。

どんな人に効く違いか

油を使わない揚げ物を、献立の定番にしていきたい人。揚げ油の処理や後片付けを減らしたい人。そういう人には、メーカーが「ノンフライ調理」を特長として打ち出している277に、迷わず始められる安心感があるでしょう。

一方で、揚げ物は買ってきた惣菜を温め直すのが主で、自分で作るのは年に数回、という人なら、276のフライあたためで目的は果たせます。追加の特長を使わない人にとっては、価格が抑えられている276で十分ですよ。

調べた結果、本体と基本性能は同じ。276を選んでも失わないもの

調べた結果、本体と基本性能は同じ。276を選んでも失わないもののイメージ画像

「新型のほうが、何かしら良くなっているはず」。そう考えて277に気持ちが向くのは自然なことです。ただ、この2機種に限っては、その前提が当てはまりません。

公式の仕様表を、本文の項目だけでなく脚注まで両機種で照らし合わせました。1000Wの連続最大3分、210℃以上の設定が約5分で200℃に切り替わる点、ハンドルを含めた奥行437mm、待機時の消費電力量0.0kWh。細かい条件まで一致していて、数字が食い違ったのはメニュー数の行だけでした。

前の章で数値は挙げたので、ここでは「276を選んでも、生活のどこが変わらないか」を場面ごとに見ていきます。

置き場所と大きさ

27Lの1段調理タイプで、幅465mm・高さ390mm、重さは約13kg。左右と後ろは壁にぴったり寄せて置けて、天面だけ10cm以上あける設置条件も同じです。

つまり、いま置こうとしている棚やカウンターに276が収まるなら、277も収まります。逆も同じで、設置を理由に選び分ける必要はありません。

276については、小さめのキッチンにも収まったという声がある一方で、思ったより設置に余裕が要ると感じた声もあります。277も同じ寸法なので、どちらを選ぶかより、置く場所の幅と天面の空きを先に測っておくことのほうが大切だといえます。

温める・焼くという基本の力

毎日いちばん使う「温める」は、レンジ1000W(連続最大3分)から200W相当までの出力と、自動あたための判定を担う絶対湿度センサー「らくチン!」+温度センサーの組み合わせで、どちらも同じ。飲み物1杯から惣菜の皿まで、温めの仕上がりを左右する部分は276にもそのまま入っています。

「焼く」も同じです。オーブンは110〜250℃、パン作りに使う発酵は35・40・45℃の3段階、過熱水蒸気はスチームカップに水を入れて使う方式。惣菜を温め直す「フライあたため」や「スチームあたため」、冷凍食品あたため、全解凍・サックリ解凍も両機種にそろっています。

お菓子やパンを焼く人も、惣菜を温め直すだけの人も、276だからできないことは、この範囲にはありません。

毎日の献立を助ける機能

PLAINLYシリーズの中心にある献立機能も、両機種で共通です。

主菜1品と副菜2品を同時に仕上げる「3品献立セット」。野菜や煮物を1〜4人分まで自動で作り、冷凍の食材にも対応した「らくチン1品」。1皿で済む「ワンディッシュメニュー」、それに「フリーズドライスープ」。忙しい日に頼りたい機能は、276にすべて入っています。

操作の面では、276について、600Wが1回押しで選べるキー配置や、余計な表示のないシンプルな見た目が良いという声があります。一方で、取扱説明書だけでは機能の使い方が分かりにくく、サイトのレシピ集を見る必要があった、という声も。

キー配置と液晶は277も同じ設計なので、この「分かりやすさ」も「レシピ集を見に行く手間」も、どちらを選んでも変わりません。

手入れと電気代

庫内の天面はフラットで、拭き掃除がしやすい形。庫内を蒸気で手入れする「スチームお手入れ」、「脱臭クリーンコート」、使い終わると自動で電源が切れる「電源オートオフ」。手入れに関わる仕組みは、名前も中身も両機種で一致しています。

年間消費電力量も70.4kWh/年で同じです。新型だから省エネになった、ということはなく、電気代の差は生まれません。

276を選んで失うのは、2つのメニューだけ

ここまでを重ねると、276を選んでも、置き場所・基本の加熱・献立機能・手入れ・電気代は277と変わりません。手放すことになるのは、冒頭で挙げた「冷凍ごはんあたため」の専用メニューと、公式特長としての「ノンフライ調理」の2つ。

その2つが自分の生活に要るかどうか。次の章で共通の確認事項を押さえたうえで、おすすめな人の章で照らし合わせてみてください。

買う前に確認しておきたいこと(どちらを選んでも共通)

買う前に確認しておきたいこと(どちらを選んでも共通)のイメージ画像

ここまでは277と276の違いを見てきましたが、この章は少し視点を変えます。「そもそもこのシリーズの容量や仕組みが、自分の家庭に合っているか」。どちらを選ぶにしても共通する前提を、仕様表と使用者の声から7つ挙げておきます。

27Lの1段調理。オーブンを2段で使いたい人は分かれ道

庫内は27Lで、付属のワイド角皿1枚を使う1段調理です。自動メニューの「らくチン1品」が1〜4人分に対応していることからも分かるように、少人数から4人程度の家庭を想定した大きさです。

一方で、クッキーを一度にたくさん焼いたり、パンを2段同時に焼いたりしたい人には、1段調理という点が分かれ道になります。その使い方が中心なら、このシリーズよりも大きい容量帯を検討するほうが後悔が少ないでしょう。

1000Wの連続運転は最大3分

レンジの最大出力1000Wには「連続最大3分」という条件が付いています。飲み物1杯や惣菜1皿の温め直しが主なら、3分以内で済むことがほとんどなので、意識する場面はあまりありません。

大きな塊を長時間、最大出力のまま加熱し続けるような使い方を想定している人だけ、この条件を知っておくと安心です。

オーブンの高温は約5分で200℃に切り替わる

オーブンは最高250℃まで設定できますが、210℃以上に設定した場合、約5分で200℃に切り替わる仕組みです。

グラタンやクッキーなど、200℃前後で焼くものには影響しません。ピザのように高温を長く保って焼き上げたいメニューを重視する人は、この動きを踏まえて焼き方を考える必要があります。

過熱水蒸気はスチームカップ式

過熱水蒸気は、付属のスチームカップに水を入れて庫内に置き、その水を蒸気にして使う方式です。

構造が単純なぶん手入れは楽ですが、フライあたためやスチームあたためのようなスチーム系メニューを使うたびに、カップに水を入れて庫内に置く一手間が要ります。惣菜の温め直しに毎回蒸気を使いたい人は、この手順を面倒に感じないかを想像しておくとよいでしょう。

自動メニューを使い込むなら、レシピ集はサイトで見る前提

前の章で触れたとおり、276には、取扱説明書だけでは機能が分かりにくくレシピ集を見る必要があった、という声があります。

掲載メニューは100種類を超えます。3品献立セットやワンディッシュを使いこなすつもりなら、シャープのサイトにあるレシピ集をすぐ開けるようにしておくと、買ってすぐの戸惑いが減ります。これは277でも同じです。

277は、まだ使用者の声が集まっていない

277は2026年8月の発売で、2026年9月の時点では発売から約1か月です。長く使った人の評価はまだ出ていません。

「購入者の感想を確かめてから決めたい」という人にとって、いま参考にできるのは276の声だけ。本体と基本性能が同じなので、276の声は277の使い勝手を推し測る材料にはなりますが、専用メニュー2つの評価だけは、時間がたつのを待つ必要があります。

10年以上前の機種からの買い替えなら、変化はどちらでも同じ

276には、10年以上前の機種から買い替えたという声があります。

その年数の買い替えであれば、絶対湿度センサーによる自動あたためや、主菜と副菜を同時に仕上げる献立機能、フラット天面の手入れのしやすさといった変化を実感しやすいはずです。そしてこれらは、277と276のどちらを選んでも同じ内容で手に入ります。買い替えの満足度を左右するのは新型か前年モデルかではなく、このシリーズを選ぶかどうかだといえます。

RE-WF277がおすすめな人

数万円単位の差額を払っても277を選ぶ理由がある人は、はっきりしています。当てはまるのは、次の3つのどれかです。

炊いたごはんを冷凍して、毎日温めている家庭

週末にまとめて炊いて小分けに冷凍し、平日は朝も夜も冷凍庫から出す。共働きの家や、部活や塾で家族の食事時間がずれる家では、冷凍ごはんを温める回数が1日に何度にもなります。

277の「冷凍ごはんあたため」は、この作業のために用意された専用メニューです。メーカーは自動あたためと比べて加熱時間を短縮できるとしており、その効果は温める回数が多いほど生活に表れてきます。レンジの前で待つ時間が気になり始めている家庭ほど、この専用メニューの価値は大きいでしょう。

油を使わない揚げ物を、献立の定番にしたい人

揚げ油の後始末が面倒で揚げ物を敬遠している。あるいは、食事の油を控えたいと考えている。そういう人にとって、277はメーカーが「手軽にノンフライ調理」を特長として打ち出している機種です。

公式が特長として前面に出している以上、それを目当てにして選べる機能だといえます。ノンフライ調理を「たまに試す」ではなく「毎週の定番」にしていくつもりなら、277を選ぶ根拠になります。

価格差が1万円程度まで縮んだとき、276の在庫が無いとき

277を選ぶ3つめの理由は、機能ではなく買うタイミングです。

新型と前年モデルの価格差は、時間とともに動きます。いまは数万円単位ですが、差が1万円程度まで縮んでいるなら、追加メニュー2つを理由に277を選んでも釣り合いは取れます。

また、276は前年モデルなので、いずれ新品の在庫は減っていきます。買おうとしたときに276が手に入らなければ、迷わず277を選んでかまいません。本体と基本性能が同じ以上、新しいほうを選んで後悔する要素はほとんどありません。

上の3つのどれにも当てはまらないなら、次の章の276で十分です。

RE-WF276がおすすめな人

276を選ぶ理由は、「必要なものがそろっていて、価格が抑えられている」。この一言に集約されますが、具体的にどんな人かを3つに分けて見ていきます。

冷凍ごはんは週に数回。あたためオートで足りる人

冷凍ごはんを温めるのは、炊きそびれた日や、1人分だけ足りないときくらい。そういう頻度であれば、276の「あたためオート」で自動加熱できることが、そのまま答えになります。

前の章で触れたとおり、276でも冷凍ごはんの温めは実用的に使えているという声があります。専用メニューで短縮できるとメーカーが打ち出している時間差に、数万円単位の差額を払う必然はありません。

揚げ物は、買ってきた惣菜を温め直すのが中心の人

揚げ物は総菜売り場で買ってきて、家では温め直せれば十分。そういう家庭に必要なのは「フライあたため」で、これは276にも入っています。

生の食材から油を使わずに揚げ物を作る予定がなければ、277の「ノンフライ調理」は使う場面のない特長になります。使わない特長のために差額を払うより、その分を食材や別の家電に回すほうが、暮らしには効いてきます。

オーブンレンジの基本を、価格を抑えて手に入れたい人

温める、焼く、主菜と副菜を同時に仕上げる、手入れがしやすい。オーブンレンジに求める基本はこれで足りる、という人には、276が向いています。

本体、容量、センサー、オーブンの温度帯、手入れの仕組み、電気代まで277と同じものが、数万円単位で安く手に入る。追加された2つのメニューを使わない人にとっては、同じ本体を安く買えるというだけの話なので、迷う理由がありません。

シンプルに「きちんと温めて、たまに焼く」が主目的なら、276で満足できる可能性が高いでしょう。

結論: あなたに合うのはどっち?

数万円単位の価格差がある現状では、基本はRE-WF276です。本体と基本性能は仕様表の脚注まで同じで、277で増えたのは冷凍ごはんの専用メニューと、公式特長としてのノンフライ調理の2つだけだからです。

277に振れるのは、次のどれかに当てはまるときです。

  • 炊いたごはんを冷凍して、毎日温めている
  • 油を使わない揚げ物メニューを、献立の定番にしたい
  • 価格差が1万円程度まで縮んでいる、または276の新品が手に入らない

差が小さいということは、どちらを選んでも大きく失敗しないということでもあります。長く迷う必要はありません。いま買える方、予算に合う方を選んで、浮いた時間は献立を考えることに使ってよい2機種です。

メルカリで中古品をチェックしてみる手も

RE-WF277とRE-WF276は、メルカリでも出品されていることがあります。中には、設置予定の棚に収まらなかった、景品でいただいたけれど使わない、といった理由で、新品未使用品が安く出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

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