※PR 当記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
東芝の石窯ドーム「ER-D70C」は、確認できた口コミの範囲では、購入を避ける理由になる不満は見当たりませんでした。ただし前モデルのER-D70Bでは、操作パネルのバックライトがまぶしく下のボタンの文字が見えにくいという声と、動作音を気にする声があり、表示の仕様はER-D70Cも同じ表記です。庫内掃除の手間を減らしたい人や、あたため・解凍・日常のオーブン料理を1台でこなしたい2〜3人家族なら候補にしやすい一方で、追加機能を使わない人は前モデルで足りる可能性があります。
ER-D70Cは2026年8月に発売された、26Lの角皿式スチームオーブンレンジです。発売から日が浅く、ER-D70Cそのものの口コミはまだほとんど集まっていません。
そこでこの記事では、表示や庫内の構造など、公式仕様が前モデルと同じ部分について、ER-D70Bに寄せられた声を「前モデルの声」として分けて使います。そこにER-D70C版の取扱説明書で確認した事実を重ねて、購入前に知っておきたい注意点を整理していきますね。
特に気にしておきたいのは、照明を落とした早朝や夜間に、手動でボタン操作をする場面です。前モデルで指摘が集中していた表示のまぶしさが、ここに関係してきます。
一方で、フラットな庫内と天井で掃除がラクだという評価は、前モデルで安定していました。ER-D70Cはその構造に、コーティングを新しくして載せた機種です。
- 気になる口コミ: 前モデルER-D70Bで、表示のバックライトがまぶしく下のボタンの文字が見えにくいという声。動作音を気にする声(静かだという声もあり)
- 評価されている点: 前モデルで、フラットな庫内・天井の掃除のしやすさ、庫内の広さ、自動メニューの多さ。ER-D70Cは同じ構造にコーティングを新しくして搭載
- おすすめしにくい人: 暗いキッチンで手動操作が多い人/寝室が近く動作音に敏感な人/250℃で長時間焼き続けたい人
- おすすめな人: あたため・解凍・日常のオーブン料理を1台でこなしたい2〜3人家族/庫内掃除の手間を減らしたい人/手動レンジで温める回数が多い人
- 結論: 確認した口コミに、ER-D70Cそのものを避ける理由になる不満はなし。ただし旧モデルで足りるかどうかは別の判断
ER-D70C
ER-D70Cの口コミはまだ少ない。この記事の読み方
ER-D70Cの口コミを複数の掲載先で調べましたが、ER-D70Cそのものの使用報告はごくわずかで、商品ページの評価欄にはまだ声が載っていませんでした。発売から日が浅いことを考えれば、無理もない状況です。
その1人分の報告の中身は、不満ではありません。一部には、他社の機種から買い替えて、冷凍した食材を解凍してから「おかず」あたためで温めても破裂せず、冷蔵の炒め物も芯まで温まった、という声があります。「カラッとあたため」については、前の機種で使ったことがなく比べられない、と評価を保留している内容でした。
つまり、良い悪いの評価が定まるほどの声は、まだない。それがER-D70Cの現状です。
前モデルER-D70Bの声を判断材料にできる理由
それでも、判断材料はあります。ER-D70CとER-D70Bは、表示(バックライト液晶・ホワイト)、加熱方式、センサー、庫内の寸法、設置条件、庫内コーティングの適用範囲が、公式仕様上同じです。
同じ構造の部分について前モデルで出ている声は、ER-D70Cを選ぶときの判断材料になります。この記事の悪い口コミ・良い口コミは、この共通部分に絞って前モデルの声を使い、「前モデルのER-D70Bでは」と主体を分けて書いています。
逆に、ER-D70Cで変わった点には前モデルの声を当てはめません。庫内コーティングの種類、お急ぎモード、レシピ数の3つです。ここは声ではなく、公式仕様と取扱説明書の記載で確認します。
前モデルの声だけでは「メーカーはこう言っている」より先が分からない論点については、ER-D70C版の取扱説明書で確認した事実を重ねました。表示が消えるまでの仕組みや、コーティングの及ばない場所など、購入前に知っておきたい事実はそちらで拾えますよ。
ER-D70Cの悪い口コミ・気になる評判|前モデルER-D70Bで指摘された点を中心に

ここで取り上げる不満は、いずれも前モデルのER-D70Bに寄せられた声です。表示、加熱方式、センサー、庫内の構造など、ER-D70Cと公式仕様が同じ部分に関するものだけを選んでいます。
各項目では、その不満に対してER-D70Cの仕様や取扱説明書がどう答えているかまで確認していきますね。
表示のバックライトがまぶしく、下のボタンの文字が見えにくいという口コミ
前モデルのER-D70Bでは、複数の販売ページで、操作パネルのバックライトがまぶしく、下に並ぶボタンの文字が見えにくいという声が見られました。前モデルの口コミとして確認できた不満のうち、最も多かったのがこの点です。
調理が終わったあとも、しばらく表示の点灯が続くのが気になる、という声も同じ内容に含まれます。
一方で、まぶしいけれど見るのに支障はない、明るいがこんなものだろう、と受け止めている声もありました。感じ方には個人差がある、ということですね。
不満の中身を生活の場面に置き換えると、こうなります。暗い場所では液晶の白い光がボタン面の印字に勝ってしまい、W数や時間、メニュー番号を手で選ぼうとしたときに読みにくい、という意味です。
自動あたためボタンを押すだけなら、ボタンの文字を読む場面はそれほど多くありません。困るのは「自分で細かく設定する」ときです。
困りやすいのは、照明を落とした早朝や深夜のキッチンで使う人。それから、W数や時間、メニュー番号を手で選ぶ操作が多い人です。細かい文字が見えにくい家族が使う家庭でも、気になりやすいでしょう。
反対に、明るいキッチンで使う人や、自動あたためボタンが中心でボタンの文字を読む機会が少ない人なら、この点が大きな不便になる可能性は低いと考えられます。
では、ER-D70Cではどうか。表示の仕様は、ER-D70CもER-D70Bも「バックライト液晶表示(ホワイト)」で同じ表記です。明るさが変わったという公式の説明はありません。
取扱説明書にも、明るさを変える設定は見当たりません。まぶしいと感じたときに本体側で調整する、という対処は用意されていないと考えておくのが安全です。
ただし、点いたままになるわけではありません。取扱説明書によると、表示部に「0」が出ている状態で1分間とびらを開閉しないと画面が少し暗くなり、さらに約4分間開閉しないと自動で電源が切れて表示も消えます。
| 状態 | 表示の動き(取扱説明書より) |
|---|---|
| 「0」表示中に1分間とびらの開閉なし | 画面が少し暗くなる |
| さらに約4分間とびらの開閉なし | 自動で電源が切れ、表示も消える |
| 「高温」表示中 | 電源は切れない(とびらを開けると電源が入る) |
「高温」の表示が出ている間は電源が切れないので、オーブンやグリルを使ったあとはしばらく点いたままになります。前モデルについての、調理後も点灯が続くという声に対しては、この取扱説明書の動作が事実としての補足になります。
前モデルの声の中には、自分でスモークシートを貼って対処したというものも一部にあります。ただしメーカーの案内ではないので、この記事では回避策としておすすめはしません。
そのため、暗い場所で手動操作をよく使う人は、購入前に注意しておきたい点です。明るいキッチンで自動あたため中心に使う人なら、過度に心配しなくてよいでしょう。
動作音が大きいという口コミ(静かだという声もあり、意見が割れている)
前モデルのER-D70Bでは、確認した口コミには、動作音やファンの音が大きいと感じるという声が複数ありました。
ただし、静かだと評価する声も別の販売ページを含めてあり、この点は意見が割れています。大きいと感じた声の中には、前に使っていた他社の機種と比べての体感、と書かれているものもありました。
何が気になるかというと、加熱中に続く「ジー」というレンジの動作音と、加熱が終わったあともしばらく続く「ブーン」という冷却ファンの音です。
困りやすいのは、ワンルームや、キッチンとリビング・寝室が近い間取りの人。夜間に使うことが多い人や、前の機種がとても静かだった人も、差を感じやすいでしょう。
一方、キッチンが独立している人や、使うのがおもに日中という人なら、気にしすぎなくてよい点です。
東芝は電子レンジ全般の案内として、調理終了後も電気部品を冷やすためにファンが回ることがあり、これは正常な動作としています。冷却ファンが動いている間は電源プラグを抜かないように、という案内もあわせて出ています。
音の種類についても、東芝は電子レンジ全般の案内として、加熱中の「ジー」はレンジ加熱の動作音、加熱後の「ブーン」は冷却ファンの音と説明しています。カチカチという切り換え音や、スチーム使用時のジュワーという音も含めて故障ではない、という内容です。
ER-D70Cの取扱説明書には、ブザー音に関する設定があります。すべてのブザー音を消す設定と、取り出し忘れのお知らせ(1分・3分・5分後に鳴ります)だけを消す設定の2つです。
ただし、これはブザーを消す設定であって、ファンの音や加熱中の動作音そのものを消す設定ではありません。ここは混同しないようにしてくださいね。
そのため、音に敏感な間取りや時間帯で使う人は注意が必要です。静かだという声もあるので、独立したキッチンで日中に使う人なら、購入をためらうほどの点ではないでしょう。
自動あたためのムラ・ぬるさが気になるという口コミ(ムラが少ないという声も同じだけある)
前モデルのER-D70Bでは、複数の販売ページで、冷凍食品や量の多いおかずの自動あたためにムラを感じるという声が見られました。
ただし、温めが早くてムラが少ない、牛乳や冷凍ごはんもムラなく温まる、という反対の声が同じだけあります。ここも意見が割れている点です。
不満の中身は、一度に量を温めたとき、中心は熱いのに端がぬるい、自動だとぬるく感じるので時間を指定して使っている、というものです。
困りやすいのは、量の多いおかずや市販の冷凍食品を、自動あたためでまとめて温めたい人。
茶碗1杯のごはんや飲み物、1人分のおかずが中心の人や、手動でW数と時間を決めて温める人なら、気になる場面は少ないでしょう。
東芝は電子レンジ全般の案内として、食品は庫内の中央に置くよう案内しています。位置がずれるとセンサーが食品を検知できず、温め不足になる場合があるためです。
加熱ムラは食品の種類・量・厚みで生じるので、途中で混ぜる・上下を返す、600Wや500Wを使う、といった対処も同じ案内の中で挙げられています。市販の冷凍食品については、自動あたためを使わず、パッケージの表示を目安に手動で温めるように、というのが東芝の案内です。
ER-D70Cの取扱説明書でも、庫内底面の模様を目安に、前後・左右の中央へ置くよう説明しています。庫内、特に底面が高温だと赤外線センサーが正しく働かないことがあるため、そのときはとびらを開けて冷ましてから使う、とも書かれています。
ここで触れておきたいのが、ER-D70Cで加わった「お急ぎモード」です。高出力で加熱して、設定した時間より短く仕上げる機能で、使えるのは手動レンジの600W・500Wだけ。加熱を始めたあと、表示が点滅している5秒の間に「スタート」を押すと切り替わります。
取扱説明書は、このモードについて「加熱不足や加熱ムラが出やすくなります」と明記しています。レンジ加熱の直後や庫内が高温のときは使えない場合がある、という注意もあります。
つまり、時短と仕上がりのトレードオフです。急いでいるときの選択肢として使い、仕上がりを優先したい場面では通常のあたためを使う、と考えておくとよいでしょう。どのくらい短くなるかの数値は、公式には示されていません。
そのため、まとめ温めが多い人でも、中央に置く・途中で返す・冷凍食品は手動で、という使い方を前提にするなら、過度に心配しなくてよい点です。
庫内の手入れまわり: 使い始めのにおいと、底面の拭きにくさが気になるという口コミ
掃除のしやすさは、前モデルで評価の高かった点です(詳しくは良い口コミの章で取り上げます)。ただ手入れまわりでは、知っておきたい声が2つあります。
使い始めのにおい
前モデルのER-D70Bでは、複数の販売ページで、初めてオーブンを予熱したときに焦げくさいにおいがした、使い始めのしばらくはにおいが気になった、という声が見られました。
一部には、においが抜けないという継続的な声もあります。使い始めだけの話とは限らない、という前提で読んでください。
初めての高温で出るにおいは、製造時に残った油が焼けるにおい、というのが東芝の説明です。取扱説明書を読まずにいきなりオーブン調理を始める人や、においに敏感な人ほど驚きやすいでしょう。
最初にカラ焼きを済ませておく人なら、その場で慌てずに済みます。
東芝はオーブンレンジ全般の案内として、オーブン機能を初めて使う前にカラ焼きが必要としています。製造時の油が板金などに残っていて、最初に高温になると煙やにおいが出ることがあるためです。
カラ焼きの前には小動物を別の部屋に移し、窓を開けて換気するよう案内しています。なお、庫内が空のままでレンジ加熱をするのは禁止です。
ER-D70Cの取扱説明書では、初めて使うときは「38 脱臭」のメニューでカラ焼きをして、防錆の油を焼き切るよう説明しています。時間は約30分。窓を開けて換気扇を回しながら行います。
使っているうちに庫内のにおいが気になったときも、同じメニューで脱臭できます。ただしすべてのにおいが取れるわけではなく、先に汚れを拭き取っておくことが前提です。あたため後の湿気が気になるときには「37 庫内乾燥」(約10分)もあります。
知っていれば慌てずに済む初期の症状ですね。最初に脱臭メニューを回す前提なら、過度に心配しなくてよい点です。
庫内底面の拭きにくさ
前モデルのER-D70Bでは、庫内の底面が拭きにくいと感じる声が複数の販売ページで見られました。
天井や側面はサッと拭けても、底面だけは手間を感じる、という意味です。
底面に汁や油をこぼしやすい調理をする人は気になりやすいでしょう。角皿を敷いてオーブンやグリル調理をする人、器に入れてレンジ加熱することが中心の人なら、気にする場面は多くありません。
ここで知っておきたいのが、コーティングの範囲です。ER-D70Cの「とれちゃうコート(セラミックコート)」が適用されるのは、扉部と底面を除いた部分。メーカーの説明も「庫内(天井・背面・側面)に、よごれがつきにくい」で、底面はコーティングの対象外です。
前モデルの「庫内よごれプロテクト」も、適用範囲は同じでした。底面の拭きにくさを新しいコーティングが解決する、という説明はどこにもありません。
取扱説明書によると、庫内の底面は耐熱ガラス製で、シリコンパッキンがあります。急に冷やす、衝撃を与える、高温のときに冷凍食品を直に置く、水をこぼす、といったことを繰り返すとヒビや割れのおそれがある、と注意書きがあります。
お手入れの方法も取扱説明書に書かれています。かたくしぼったぬれ布巾で、底面を含む庫内全面を拭く。落ちにくい汚れは、ぬれ布巾を30分ほど置いてふやかしてから拭く。ひどい汚れには薄めた中性洗剤を使い、たわしやフォークでこすらない、という内容です。
新しいコーティングに底面まで期待して買うと、そこだけは期待とのずれを感じやすい点です。底面は対象外と知ったうえで、角皿を使う調理が中心なら気にしすぎなくてよいでしょう。
悪い口コミから分かるER-D70Cをおすすめしにくい人
ここまでの不満を生活の条件に置き換えると、ER-D70Cをおすすめしにくいのは次の3タイプの人です。本当に当てはまる人だけを挙げています。
- 照明を落とした早朝・夜間のキッチンで、W数や時間を手で選ぶ操作が多い人
- ワンルームや寝室が近い間取りで、夜間に使うことが多く動作音に敏感な人
- 250℃の高温で長時間焼き続けるパンやピザを本格的に焼きたい人
暗いキッチンで手動操作が多い人
表示の章で書いたとおり、前モデルの不満の中心にあったのが表示のまぶしさで、ER-D70Cの表示仕様も同じ表記です。明るさを変える設定は取扱説明書に見当たらないので、本体側で調整する前提は持てません。
朝早く家族より先に起きて、暗いままのキッチンでお弁当のおかずを温める。そんな使い方が毎日なら、ボタンの文字が読みにくい場面は繰り返し訪れます。手動で細かく設定する頻度が高い人ほど、この点は購入前に重く見ておいたほうがよいでしょう。
動作音に敏感な間取りで、夜間に使う人
前モデルでは、音が大きいと感じる声と静かだという声の両方がありました。どちらに転んでも困らないのは、キッチンが独立している家庭です。
反対に、ワンルームや、寝室とキッチンが壁一枚という間取りで、家族が寝たあとに使う機会が多い人は、加熱後もしばらく回る冷却ファンの音を気にしやすくなります。ファンが回るのは正常な動作で、ブザーのように消す設定があるわけではありません。
音の感じ方は前の機種との比較で決まる部分が大きく、静かな機種からの買い替えなら、なおさら注意したいところです。
250℃で長時間焼き続けたい人
ER-D70Cのオーブンは、250℃で運転できるのは約5分で、その後は自動で200℃に切り換わります。これは前モデルも同じ仕様です。前モデルの声にも、一部にはオーブンの焼きは値段なり、という受け止めがありました。
高温を保ったまま長く焼き続けるハード系のパンや、本格的なピザを主目的にするなら、この仕様は選ぶ前に知っておきたい点です。逆に、グラタンや焼き魚といった日常のオーブン料理が中心なら、ここには該当しません。
ER-D70Cの良い口コミ・評価されている点|前モデルから引き継いだ構造と、ER-D70Cで変わった点

ここでも中心になるのは前モデルER-D70Bの声です。ER-D70Cで変わった点は、公式仕様として分けて書きます。
フラットな庫内・天井で掃除がラクという口コミ
前モデルのER-D70Bでは、複数の販売ページで、フラットな庫内と天井のおかげで掃除がラクだと評価する声が見られました。
低い評価を付けた人でも、手入れのしやすさは良い点として挙げていた、というのは書き添えておく価値があります。天井がフラットであることを条件に機種を探した、という人もいました。
生活の中では、こういうメリットになります。吹きこぼれや油はねを、サッとひと拭きで落とせる。回転皿や庫内の凸凹がないので、毎日の拭き掃除が短い時間で終わる。
回転皿式や古い機種からの買い替えを考えている人は、この差を実感しやすいでしょう。庫内の掃除をつい後回しにしがちな家庭にも向いています。
ER-D70Cも、ワイド&フラット庫内で、天井はフラットな丸い形です。前モデルで評価されていたこの構造を、そのまま受け継いでいます。
そのうえで、ER-D70Cは庫内のコーティングを新しくした機種です。前モデルの「庫内よごれプロテクト」から「とれちゃうコート(セラミックコート)」に変わりました。
メーカーは新しいコーティングについて「庫内(天井・背面・側面)に、よごれがつきにくい。フラットな丸い天井でサッとふける」としています。
ただし、前モデルと比べてどのくらい落ちやすくなったかを示す公式のデータはありません。前モデルの掃除のしやすさの評価に、新コーティングの効果を上乗せして断定することはできない、ということです。
底面がコーティングの対象外である点は、悪い口コミの章で書いたとおりです。
庫内が広く、大皿がそのまま入るという口コミ
前モデルのER-D70Bでは、複数の販売ページで、庫内が広く大皿がそのまま入ると評価する声が見られました。
大皿料理や横長の容器をそのまま入れられて、出し入れで引っかかりにくい。オーブン料理なら天板いっぱいに作れる。家族の食事を作る場面で効いてくる広さです。
満足しやすいのは、家族分をまとめて温める人や、オーブン料理を一度にたくさん作りたい人でしょう。
仕様で確かめると、ER-D70Cの総庫内容量は26L、間口は39.7cmです。この庫内の広さは、前モデルと共通しています。
本体の外形寸法は幅480×奥行390×高さ350mmで、重さは約17kg。設置には左右に3cm以上、上方に10cm以上のすき間が必要です。
なお、前モデルでは一部に、使用後に熱や水蒸気がこもるので置き場所に注意したい、という声もありました。すき間を確保できる置き場所かどうかは、購入前に確認しておくと安心ですよ。
自動メニューやワンタッチのあたためが多く、考えずに使えるという口コミ
前モデルのER-D70Bでは、複数の販売ページで、自動メニューやワンタッチのあたためが多く、細かいことを考えずに使えると評価する声が見られました。のみもの(牛乳)のボタンが日常で役立っている、という声もあります。
裏返しの声として、一部には、メニューを呼び出すまでのボタン操作が多い、センサーを使う条件が分かりにくい、というものもありました。
生活での効き方は、料理ごとにW数や時間を調べなくてよい、という点に尽きます。結果として、作ってみようと思える料理の幅も広がりやすくなりますね。
満足しやすいのは、レンジやオーブンの設定に詳しくない人。家族の誰が操作しても同じ仕上がりにしたい家庭にも向いているでしょう。
ER-D70Cの総レシピ数は134、自動メニュー数は91です。あたため機能は、ごはん/おかず/お好み温度/のみもの/ゆで野菜/お急ぎモードの6つ。便利なあたためとして、ふっくらパンとカラッとあたためもあります。
このうちお急ぎモードは、ER-D70Cで加わった手動レンジ向けの機能です。加熱ムラが出やすいと取扱説明書にある点は、悪い口コミの章で書いたとおりです。
肉(鶏肉)や野菜を任せて焼ける「石窯おまかせ焼き」は、前モデルからある機能で、ER-D70Cにも引き継がれています。
オーブン・発酵・解凍も日常用途なら十分という口コミ
前モデルのER-D70Bでは、複数の販売ページで、オーブン調理・発酵・解凍が日常用途なら十分だと評価する声が見られました。
ER-D70Cの購入者の報告(解凍からのあたためが問題なくできた)とも、方向は合っています。高温で長く焼き続ける用途については、おすすめしにくい人の章で触れています。
生活の中でのメリットは、あたため専用機とオーブンを別に置かずに、グラタンや焼き魚、パンの発酵、さしみの解凍まで1台でこなせることです。キッチンの置き場所が1台分で済むのも、見逃せない点ですね。
満足しやすいのは、単機能レンジや古いオーブンレンジからの買い替えで、日常の料理が中心の人でしょう。
ER-D70Cのオーブンは石窯ドームオーブン(上下ヒーター式)で、温度は100〜250℃。ただし250℃で運転できるのは約5分で、その後は自動で200℃に切り換わります。
ほかに、大火力石窯ドームグリル、ノンフライ調理、30・35・40・45℃の4段階の発酵、解凍とさしみ、角皿式のスチーム調理があります。
もっとも、仕上がりは食材や量、レシピによって変わります。どんな料理でもおいしく焼ける、と言い切れるものではなく、日常のオーブン料理を1台でまかなえる、というのが前モデルの声と仕様が示していることです。
口コミと仕様から分かったER-D70Cがおすすめな人
良い口コミが多いから、という理由ではありません。前モデルの声と、ER-D70Cの公式仕様・取扱説明書を突き合わせて、悪い口コミの影響を受けにくく、長所を生かしやすい使い方をする人を挙げます。
- 26Lの角皿式で、あたため・解凍・日常のオーブン料理を1台でこなしたい2〜3人家族
- 庫内掃除の手間を減らしたい人
- 手動レンジ(600W・500W)で温める回数が多い人
- 明るいキッチンで、自動あたためボタン中心に使う人
あたため・解凍・日常のオーブン料理を1台でこなしたい2〜3人家族
前モデルの声では、温め・解凍・オーブン調理が日常用途なら十分という評価が安定していました。ER-D70Cの仕様も、26Lの庫内に間口39.7cm、100〜250℃のオーブン、4段階の発酵と、2〜3人家族の毎日の料理をまかなう構成です。
夕食のグラタンを焼き、翌朝のパン生地を発酵させ、冷凍しておいた肉を解凍してすぐ調理に回す。そうした使い方が中心で、高温で長時間焼き続けるパン作りが主目的でなければ、性能面で足りない場面は考えにくいでしょう。
庫内掃除の手間を減らしたい人
フラットな庫内と天井は、前モデルで安定して評価されていた構造です。低い評価を付けた人まで手入れのしやすさは認めていた、という点が、この長所の確かさを示しています。
ER-D70Cはその構造のうえで、庫内コーティングを新しくしています。底面はコーティングの対象外という前提を知ったうえでなら、拭き掃除の負担を軽くしたい人に向いた選択です。
手動レンジ(600W・500W)で温める回数が多い人
ER-D70Cにだけある「お急ぎモード」は、手動レンジの600W・500Wで使える機能です。自動あたためよりも、W数と時間を自分で決めて温めることが多い人ほど、この機能を使う場面が出てきます。
ただし取扱説明書には、加熱不足や加熱ムラが出やすくなるという注意があります。仕上がりを優先する場面では通常のあたためを使い、急ぐときの選択肢として使い分けられる人なら、追加機能に見合う価値を感じやすいでしょう。
明るいキッチンで、自動あたためボタン中心に使う人
前モデルで指摘の多かった表示のまぶしさは、暗い場所で手動操作をするときに困る、という声でした。日中の明るいキッチンで、ごはん・おかず・のみもののボタンを押すだけの使い方なら、この不満の影響を受けにくい使い方です。
表示の点灯についても、使わずに置いておけば減光して消灯する仕組みがあります(表示の章で書いたとおり)。自動あたためが中心の家庭なら、前モデルで筆頭に挙がった不満とは距離を置いて使えるでしょう。
旧モデルのER-D70Bと迷っているなら、価格差も含めて判断
お急ぎモードや掃除の手間を理由にER-D70Cを選びかけている人が、最後にぶつかるのが「前モデルのER-D70Bでよいのでは」という疑問ではないでしょうか。
ER-D70Cそのものについて分かったことを整理すると、日常のあたため・解凍・オーブン料理を1台でこなし、庫内掃除を軽くしたい人に向いた機種で、確認した口コミには避ける理由になる不満はありませんでした。表示のまぶしさと動作音は、前モデルの声として知っておけば足りる点です。
ただし、ER-D70CとER-D70Bは基本性能が同じで、違いは実質「お急ぎモード」「庫内コーティングの種類」「レシピ数の微増」の3つです。この追加分に、時期によって動く1万円前後の価格差を払う価値があるかどうかは、口コミだけでは判断できません。追加機能を使わない人なら、価格の抑えられたER-D70Bで足りる可能性があります。
3つの違いが生活の中でどう効くのか、基本性能が同じだと言える根拠、価格差との釣り合い、そしてどちらがどんな人に向くのか。旧モデルとの分かれ道を決めきれない人は、ER-D70CとER-D70Bの違いを、価格差も含めて確認することで、自分の使い方ならどちらにお金を払うべきかを決めやすくなります。
ER-D70Cを選んで後悔しにくいのはどんな人?
ER-D70Cには、前モデルの声として、表示のバックライトのまぶしさと動作音を指摘する口コミがあります。表示の仕様はER-D70Cも同じ表記で、明るさを変える設定は取扱説明書に見当たりません。
そのため、暗いキッチンで手動操作が多い人、音に敏感な間取りで夜間に使う人、250℃で長時間焼き続けたい人には、おすすめしにくい機種です。
一方で、掃除のしやすさ、庫内の広さ、自動メニューの多さ、日常のオーブン・発酵・解凍は前モデルで評価されていて、ER-D70Cはその構造を引き継いでいます。2〜3人家族の毎日の料理を1台でまかない、拭き掃除を軽くしたい使い方なら、メリットを感じやすいでしょう。
「表示の明るさと動作音はそこまで重視せず、掃除のしやすさと日常の使い勝手を優先したい」という人なら、ER-D70Cを選んでよいでしょう。
価格差で判断が変わる場合
もうひとつ、判断に関わるのが前モデルとの価格差です。差は時期によって動き、いまは1万円前後。前モデルでは、価格に対して機能が十分という声もありました。
差が数千円程度まで縮んでいる時期なら、迷ったら現行のER-D70Cを基本に考えてよいでしょう。新しいコーティングとお急ぎモードが付いてくるうえ、現行モデルを選んでおきたい人にも合います。
反対に、差が1万5千円くらいを超えて開いているなら、お急ぎモードと新コーティングを使わない人はER-D70Bを強めに検討する価値があります。その場合は、前の章で紹介した違い記事に戻って、自分の使い方に照らして決めるとよいですよ。
ER-D70Cの口コミ・評判まとめ
ER-D70Cそのものの声は、まだごくわずかです。それでも、表示や庫内構造など仕様が同じ部分については前モデルER-D70Bの声が参考になり、取扱説明書の事実を重ねれば、自分に関係する注意点かどうかは判断できます。
前モデルの不満は、暗い場所での手動操作と、音に敏感な間取りという条件に絞られます。その条件に当てはまらず、掃除のしやすさと日常の使い勝手を求める家庭なら、ER-D70Cは候補に残る機種です。
- 気になる声(前モデルER-D70B): 表示のバックライトがまぶしく下のボタンの文字が見えにくい/動作音が大きい(静かだという声もあり)
- 評価されている点(前モデルER-D70B): フラットな庫内・天井の掃除のしやすさ/庫内の広さ/自動メニューの多さ
- 取扱説明書で分かった事実: 表示は使わずに置けば1分で減光・約5分で消灯(「高温」表示中を除く)/庫内コーティングは天井・背面・側面が対象で、底面は対象外
- 向いている人: あたため・解凍・日常のオーブン料理を1台でこなし、庫内掃除を軽くしたい2〜3人家族
ER-D70C
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
ER-D70Cは、メルカリに出品されていることがあります。中には、引っ越しでキッチンの寸法が合わなくなった、買い替えで手放すことになった、といった理由で、使用期間の短いものや新品未使用品が出ている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

