【タイガー・炊きたて】JPV-M100とJPV-Y100の違いは「分づき」メニュー。炊く部分は同じで価格差は1万円前後

【タイガー・炊きたて】JPV-M100とJPV-Y100の違いは「分づき」メニュー。炊く部分は同じで価格差は1万円前後 炊飯器

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タイガーの圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉のエントリーモデルとして、2025年8月に発売されたのがJPV-Y100です。そのJPV-Y100が公式サイトで「生産終了品」と表示されるようになり、ちょうど1年後の2026年8月1日に、同じくエントリーモデルと紹介されるJPV-M100が発売されました。「Y100がなくなるなら、新しいM100を買うしかないの?」「値段が上がったぶん、何が良くなったの?」と迷っている人も多いはずです。

結論から言うと、Y100の在庫が見つかるうちは、JPV-Y100を選ぶのが基本です。

理由は、2機種の違いが「分づき」メニューの有無、付属の計量カップ、本体の色の3つしかないのに、価格には1万円前後の差があるからです。内なべは補修部品の品番まで同じもので、圧力、消費電力、本体の大きさ、保温の仕組み、共通する17のメニューも同じ。ごはんを炊く部分に違いは見つかりませんでした。

一方で、分づき米をよく炊く人、白い本体を選びたい人、Y100がもう見つからない人には、JPV-M100がはっきりした選択肢になります。価格差が数千円まで縮んでいる場合も、新しいM100を選んでよいでしょう。

この「炊く部分は同じ」は、公式の仕様表だけを見て言っているわけではありません。両機の取扱説明書を照合し、タイガーの公式パーツショップで補修部品の品番まで突き合わせたうえでの結論です。

  1. JPV-M100とJPV-Y100の違いを一覧で比較
  2. 違いを詳しく確認
    1. 違い①: JPV-M100には「分づき」メニューがある(18メニュー vs 17メニュー)
      1. そもそも分づき米とは
      2. M100の分づきメニューで炊ける量と時間
      3. Y100で分づき米を炊くなら
      4. この違いが効く人、効かない人
    2. 違い②: 付属の計量カップが「とらカップ」になった
    3. 違い③: M100は白い本体が選べる
  3. 炊く部分は同じ。共通しているところ
    1. 圧力・炊き方・保温の説明が同じ
    2. 内なべは品番まで同じ部品
    3. 仕様表の数値が1項目も違わない
    4. 共通する17のメニュー
  4. M100はY100の「後継機」なのか
    1. 同じ日に出たJPV-L100との関係
  5. 取扱説明書から分かる、両機共通の注意点
    1. 「5.5合炊き」でも、メニューによって上限が違う
    2. 保温でしてはいけないこと
    3. 炊飯中の音
    4. 手入れ: 食洗機に入れてよいのは内ぶただけ
  6. 生産終了品のY100と、現行のM100(部品・保証・価格)
    1. 部品の保有期間と保証
    2. 価格と在庫は、買う時点で判断してよい
  7. JPV-M100がおすすめな人
    1. 分づき米を主食にしている家庭
    2. 白い炊飯器をキッチンに置きたい人
    3. Y100が見つからない、または価格差が小さい人
  8. JPV-Y100がおすすめな人
    1. 白米・玄米・雑穀が中心の家庭
    2. 同じ炊きあがりなら、価格を抑えたい人
    3. 黒い炊飯器でよい人
  9. 結論: あなたに合うのはどっち?
    1. Y100と、前から売られているC100の違いも知りたいなら
    2. メルカリで中古品をチェックしてみる手も
  10. 現行・型落ちモデル早見表
    1. タイガー 炊飯器ラインアップ
      1. 土鍋ご泡火炊き・最上位
      2. 土鍋ご泡火炊き・ハイグレード
      3. 土鍋ご泡火炊き・プレミアム
      4. ご泡火炊き・ハイグレード
      5. ご泡火炊き・スタンダード
      6. 圧力IH・コンパクトデザイン
      7. 圧力IH・高機能
      8. 圧力IH・エントリー
      9. IH・高機能
      10. IH・ハイバリュー
      11. マイコン・遠赤黒厚釜
    2. タイガー 炊飯器ラインアップ
      1. ご泡火炊き・ハイグレード
      2. ご泡火炊き・スタンダード
      3. 圧力IH・高機能
      4. 圧力IH・エントリー
      5. IH・高機能
      6. IH・ハイバリュー
      7. マイコン・遠赤黒厚釜

JPV-M100とJPV-Y100の違いを一覧で比較

まず、2機種の仕様を1つの表に並べます。太字にした行が違いのある項目で、それ以外の行は両機とも同じ内容です。

項目 JPV-M100 JPV-Y100
選べるメニュー数 18メニュー 17メニュー
分づきメニュー あり(0.5〜5.5合) なし(分づき米は雑穀メニューで0.5〜3合)
付属の計量カップ とらカップ 別品番の計量カップ
カラー グロスブラック / グロスホワイト モーブブラック
発売 2026年8月1日 2025年8月1日
加熱方式 圧力IH(約1.25気圧) 圧力IH(約1.25気圧)
内なべ 遠赤3層土鍋コート釜(なべ厚約2mm・とっ手つき) 遠赤3層土鍋コート釜(なべ厚約2mm・とっ手つき)
白米の炊飯容量 0.5〜5.5合 0.5〜5.5合
定格消費電力 1,100W 1,100W
年間消費電力量 93.5kWh 93.5kWh
本体寸法 / ふたを開けたときの高さ 幅25.7×奥行38×高さ21.4cm / 42.3cm 幅25.7×奥行38×高さ21.4cm / 42.3cm
本体質量 5.4kg 5.4kg
おにぎり・玄米GABA・冷凍ご飯・少量高速 あり あり
手入れする部品 内なべ・内ぶたの2点(内ぶたは食洗機対応) 内なべ・内ぶたの2点(内ぶたは食洗機対応)
保証 本体1年・内なべ内面フッ素加工3年 本体1年・内なべ内面フッ素加工3年
現在の流通 現行モデル 生産終了品(在庫限り)
価格の傾向 1万円前後高い 1万円前後安い
こんな人に 分づき米をよく炊く人。白い本体を選びたい人。Y100が見つからない人 白米・玄米・雑穀が中心で、同じ炊飯の中身を安く手に入れたい人

違いとして読む行は、メニュー数と分づき、計量カップ、色の4行です。ただしメニュー数の差は、M100に分づきが加わったことによるものなので、中身としては同じ話になります。発売の年は違いますが、これは機能の差ではありません。

一方で、圧力、内なべ、容量、消費電力、寸法、質量、手入れ、保証といった行は1つも違いません。消費電力量や質量のように、別の機種どうしなら少しずつずれることが多い数字まで、そろって同じです。

違いを詳しく確認

違いを詳しく確認のイメージ画像

表で見た違いを、重要度の高い順に確認していきます。炊飯器としての使い方が変わる可能性があるのは1つめの分づきメニューだけで、残りの2つは付属品と見た目の違いです。

違い①: JPV-M100には「分づき」メニューがある(18メニュー vs 17メニュー)

取扱説明書の表紙を見比べると、JPV-M100は「選べる18メニュー」、JPV-Y100は「選べる17メニュー」と書かれています。この1つ分の差が、分づきメニューです。

M100のメニューを取扱説明書の並び順どおりに挙げると、次の18個になります。

  • 01 白米 / 02 少量炊き / 03 極うま / 04 エコ炊き / 05 冷凍ご飯 / 06 おにぎり
  • 07 早炊き / 08 少量高速 / 09 麦めし / 10 雑穀
  • 11 分づき
  • 12 炊込み・炊込みおこげ / 13 おこわ / 14 おかゆ / 15 玄米 / 16 玄米GABA
  • 17 クイック調理 / 18 スロー調理

Y100には、このうち「分づき」がありません。残りの17個は名前も同じで、Y100では「10 雑穀」の次が「11 炊込み・炊込みおこげ」になり、以降の番号が1つずつ前にずれるだけです。

そもそも分づき米とは

分づき米は、玄米の外側(ぬかの層)を少しだけ削ったお米です。削る量によって「3分づき」「5分づき」「7分づき」などと呼ばれ、玄米と白米の中間にあたります。白米より色がつき、玄米よりは食べやすい、という位置づけのお米です。

メーカーは、M100の分づきメニューを「玄米の栄養と白米の食べやすさを兼ね備えた分づき米」専用のメニューと紹介しています。分づき米特有の食感を改善し、ふっくらと炊きあげる、という説明です。

M100の分づきメニューで炊ける量と時間

取扱説明書によると、分づきメニューで炊ける量は0.5〜5.5合で、白米と同じところまで炊けます。炊飯時間の目安は47分〜1時間。予約炊飯にも対応していて、予約時間の目安は1時間5分以上です。

なお、取扱説明書の表を見ると、分づきメニューには白米のような「無洗米選択」の設定がありません。

Y100で分づき米を炊くなら

ここで大事なのは、Y100でも分づき米が炊けないわけではない、という点です。Y100の取扱説明書には、発芽玄米や胚芽米と並んで「分づき米を炊くときは『雑穀』メニューを選ぶ」とはっきり書かれています。

ただし、雑穀メニューで炊ける量は0.5〜3合までです。M100の分づきメニューなら5.5合まで炊けるので、分づき米を一度にたくさん炊く家庭では、この上限の差が効いてきます。

まとめると、Y100にないのは「分づき米を炊く方法」ではなく、「分づき米専用の炊き分け」と「3合を超えて炊ける量」の2つです。

この違いが効く人、効かない人

読者

分づき米はたまに買うくらい。それでもM100のほうがいい?
取扱説明書では

Y100でも、分づき米は雑穀メニューで3合まで炊けます。専用の炊き分けと、3合を超える量が必要かどうかで決めれば大丈夫です。

精米店やお米の通販で分づき米を買い、毎日の主食にしている家庭なら、専用メニューで5.5合まで炊けることがM100を選ぶはっきりした理由になります。

一方、白米が中心で、分づき米は試しにときどき炊く程度なら、雑穀メニューで炊けるY100で困ることは少ないでしょう。この1つのメニューのために1万円前後の差を払うかどうか、というのがこの2機種の選び方の中心です。

違い②: 付属の計量カップが「とらカップ」になった

2つめは、箱に入っている計量カップです。

M100には、タイガーが「とらカップ」と呼ぶ計量カップが付いています。メーカーは、おなじみのトラのマークをかたどった計量カップと紹介しています。タイガーの公式パーツショップでも、計量カップの品番はM100とY100で別になっています。

とはいえ、使い方は同じです。取扱説明書には、両機とも「すりきり1カップが約1合(約0.18L)」「大麦1割用・3割用の目盛りがある」と同じ内容が書かれています。お米をはかる道具としての働きは変わりません。

計量カップは補修部品として単体で買えるものなので、本体選びの決め手になるほどの違いではありません。見た目がかわいいカップが欲しい、という人にとってのちょっとした楽しみ、くらいに考えておけば十分です。

違い③: M100は白い本体が選べる

3つめは本体の色です。

  • JPV-M100: グロスブラック / グロスホワイトの2色
  • JPV-Y100: モーブブラックの1色

Y100は黒系しか選べませんでしたが、M100では白が加わりました。白い家電でそろえたキッチンに置きたい人にとっては、これが選ぶ理由になります。なお、1升炊きのJPV-M180はグロスブラックだけで、白は5.5合のM100だけです。

黒どうしで比べると、M100は「グロスブラック」、Y100は「モーブブラック」と色の名前が違います。色味の差は写真や店頭で確かめるのがおすすめです。

違いは以上で全部です。ここから先は、それ以外が同じだと言える根拠を確認していきます。

炊く部分は同じ。共通しているところ

炊く部分は同じ。共通しているところのイメージ画像

「仕様表の数値が同じ」だけなら、よくある話です。この2機種について「炊く部分は同じ」と言えるのは、メーカーの説明、補修部品、取扱説明書の3つがそろって同じ方向を指しているからです。

圧力・炊き方・保温の説明が同じ

公式ページの説明は、両機でほぼ同じ文言になっています。

  • 炊きあげ時に約1.25気圧の圧力をかけ、内なべの中の温度を約106度に高める(メーカー調べ)
  • 「旨み粒立ち炊飯プログラム」で、低めの温度で長く吸水させてから急速に温度を上げる
  • 「遠赤3層土鍋コート釜」は、金属を重ねた3層構造に、土鍋の素材を使った遠赤コーティングを施した内なべ
  • 「粒立ち保温」で、ふたの蒸気センサーがごはんから出る蒸気を感知し、保温中の温度を管理する

メーカーは、この保温によって黄ばみや乾燥を抑え、炊きたてのハリやつやを長時間保つとしています。この説明も2機種で共通です。

内なべは品番まで同じ部品

タイガーの公式パーツショップで、両機の補修部品を突き合わせた結果が次の表です。

部品 JPV-M100 JPV-Y100 品番
内なべ JPV1244 JPV1244 一致
内ぶた JPV1449 JPV1449 一致
ふたパッキン小 JPC1253 JPC1253 一致
負圧パッキン JPL1085 JPL1085 一致
しゃもじ JPB2067 JPB2067 一致
上枠ゴム JNY2922(白はJNY2921) JNY2922 黒どうしで一致
計量カップ JRT1003 JPL1270 別品番

いちばん大事なのは1行目です。ごはんの炊きあがりを大きく左右する内なべが、品番まで同じ部品でした。内ぶた、パッキン類、しゃもじも同じ品番です。違うのは計量カップだけで、白い本体の上枠ゴムは色違いの部品になっています。

仕様表の数値が1項目も違わない

公式の仕様表と取扱説明書の仕様のページで、次の数値がすべて一致しました。

  • 定格消費電力 1,100W、年間消費電力量 93.5kWh、炊飯1回あたり187Wh、保温1時間あたり17.5Wh
  • 省エネ基準達成率 102%
  • 本体寸法 幅25.7×奥行38×高さ21.4cm、ふたを開けたときの高さ42.3cm、質量5.4kg
  • コードの長さ1m、生産国は日本

消費電力量や質量は、同じシリーズの別機種どうしでも少しずつずれることが多い数字です。前からある同じエントリーモデルのJPV-C100とY100を比べたときには、年間消費電力量や質量に小さな差がありました。M100とY100では、そうした差すら出ていません。

共通する17のメニュー

分づきを除いた15の炊飯メニューと、2つの調理メニューは両機に共通です。

  • 白米、少量炊き、極うま、エコ炊き、冷凍ご飯、おにぎり、早炊き、少量高速
  • 麦めし、雑穀、炊込み・炊込みおこげ、おこわ、おかゆ、玄米、玄米GABA
  • クイック調理(1〜30分)、スロー調理(30〜360分)

0.5合なら最短約15分で炊ける少量高速や、冷凍保存するごはん向けの冷凍ご飯、冷めてもおいしいごはんを炊くおにぎり、玄米を時間をかけて炊く玄米GABAといったメニューは、どちらにもあります。取扱説明書の仕様表に並ぶメニューごとの炊ける量も、共通のメニューについては数字が一致していました。

どちらも発売から日が浅いため、口コミはまだ多くありません。M100には、少なめの量を極うまメニューで炊いたところ、一粒一粒を感じられて甘みもあった、という声があります。内なべと内ぶたが同じ品番の2機種なので、こうした炊きあがりの傾向はY100にもおおむね当てはまると考えてよいでしょう。

M100はY100の「後継機」なのか

ここで、2機種の関係を整理しておきます。「新しく出たのだから後継機だろう」と考えがちですが、タイガーは公式にM100をY100の後継とは書いていません。

公式に確認できるのは、次の3点です。

  • どちらも公式ページで「タイガー圧力IHジャー炊飯器のエントリーモデル」と紹介されている
  • Y100は2025年8月1日、M100は2026年8月1日に発売された(ちょうど1年差)
  • 内なべは同じ品番の部品で、仕様表の数値もすべて同じ

つまり、M100は「Y100と同じエントリーモデルの位置に、1年後に出た新しいモデル」です。この記事では、それ以上の「後継」という言い方はしません。

同じ日に出たJPV-L100との関係

2026年8月1日には、同じ〈炊きたて〉の圧力IHとしてJPV-L100も発売されています。型番が似ているので混同しやすいのですが、L100の内なべは「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」で、Y100やM100の「遠赤3層土鍋コート釜」とは別のものです。L100は公式ページでエントリーモデルとは紹介されていません。

Y100と同じ3層の釜を使い、同じエントリーモデルと名乗っているのはM100です。「Y100の代わりになる現行機」を探しているなら、比べる相手はM100で合っています。

取扱説明書から分かる、両機共通の注意点

取扱説明書から分かる、両機共通の注意点のイメージ画像

ここからは、両機の取扱説明書に共通して書かれている内容のうち、買う前に知っておくと判断が変わりそうな点を取り上げます。どちらを選んでも同じ内容なので、「そもそもこの2機種でよいか」を確かめる材料にしてください。

「5.5合炊き」でも、メニューによって上限が違う

5.5合炊きと聞くと、どのメニューでも5.5合まで炊けると思いがちですが、取扱説明書ではメニューごとに炊ける量が決まっています。

メニュー JPV-M100 JPV-Y100
白米・極うま・エコ炊き・冷凍ご飯・おにぎり・早炊き 0.5〜5.5合 0.5〜5.5合
分づき 0.5〜5.5合 メニューなし(雑穀メニューで0.5〜3合)
少量炊き・少量高速 0.5〜2合 0.5〜2合
麦めし(大麦1割 / 3割) 1〜3.5合 / 1〜3合 1〜3.5合 / 1〜3合
雑穀・炊込み 0.5〜3合 0.5〜3合
おこわ 1〜3合 1〜3合
おかゆ(全がゆ / 五分がゆ) 0.5〜1.5合 / 0.5合のみ 0.5〜1.5合 / 0.5合のみ
玄米・玄米GABA 1〜3.5合 1〜3.5合

白米系は5.5合まで炊けますが、炊込みごはんと雑穀は3合まで、玄米は3.5合までです。家族分の炊込みごはんをまとめて炊きたい家庭は、この上限を先に確認しておくと、買ってから「思ったより炊けない」となるのを防げます。分づき米の上限が2機種で違うのも、この表のとおりです。

保温でしてはいけないこと

保温中は経過時間が24時間まで表示されます。取扱説明書には、においやパサつき、変色の原因になるとして、次のような保温をしないよう書かれています。

  • 差込プラグを抜いたままの保温や、ごはんを入れたまま保温を取り消すこと
  • 冷やごはんの保温、冷やごはんのつぎ足し
  • しゃもじを入れたままの保温
  • ごはんの量が1合以下のときの保温
  • 白米・無洗米以外(炊込みごはんや玄米など)の保温
  • 24時間以上の保温

見落としやすいのは、少ないごはんを保温し続けることと、炊込みごはんや玄米を保温することです。白米以外のごはんは、炊いたら早めに食べるか、小分けにして冷凍しておくのが取扱説明書に沿った使い方になります。冷凍する前提なら、両機にある「冷凍ご飯」メニューが使えます。

炊飯中の音

圧力IHの炊飯器では、炊飯中に内部のファンが回ります。取扱説明書には、「ブーン」というファンの音、「ジーッ」「チリリリ…」というIHの音、「プシュー」「ボコボコ」という沸とうの音、「カチャカチャ」という圧力調整の音は異常ではない、と両機とも同じように書かれています。

炊飯中に音がすること自体は故障ではありません。キッチンと寝室や仕事部屋が近い間取りなら、炊飯の時間帯を考えておくと安心です。

手入れ: 食洗機に入れてよいのは内ぶただけ

毎回洗うのは内なべと内ぶたの2点で、内ぶたはワンタッチで外せます。メーカーは、ごはんのおねばがついてもはがれやすい「お手入れシボフレーム」や、凹凸が少なく拭きやすい天面も両機の特長としています。

ただし、食器洗い乾燥機に入れてよいのは内ぶただけで、内なべは入れてはいけないとされています。内なべの内側のフッ素加工を長持ちさせるため、金属製のおたまや泡立て器を使わない、内なべの中で酢を使わない、金属たわしやナイロンたわしで洗わない、といった注意も共通です。

炊込みごはんや調理メニューのあとにおいが気になるときは、「クリーニング」のコースを使います。内なべに水を入れて運転し、においが気になるときはクエン酸を約20g入れる、という手順も両機で同じです。

生産終了品のY100と、現行のM100(部品・保証・価格)

ここまで見ると「新しいM100は、Y100に分づきメニューを足したもの」という関係です。そのうえで、買う時点の状況には違いがあります。

Y100は、タイガーの公式サイトで生産終了品と表示されています。在庫限りの商品です。一方のM100は、2026年8月に出たばかりの現行モデルです。

読者

生産終了品のY100を買って、部品や保証は大丈夫?
取扱説明書では

保証はどちらも本体1年、内なべ内面フッ素加工3年です。内なべ・内ぶた・パッキン類は現行のM100と同じ品番なので、消耗しやすい部品は現行機と共通です。

部品の保有期間と保証

取扱説明書には、補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後10年と書かれています。ただし、材料調達や設備状況などによっては10年未満で供給できなくなる場合がある、という但し書きも両機に付いています。「10年間は部品がある」と決めつけず、目安として受け取っておくのが正確です。

そのうえでY100の場合は、内なべ、内ぶた、パッキン類、しゃもじが、販売が続いているM100と同じ品番です。買い替えの時期が来やすい内なべやパッキンが、現行機と共通の部品として扱われている点は安心材料になります。

保証の中身は同じで、本体1年、内なべの内面フッ素加工3年です。保証でどちらかが有利になることはありません。

価格と在庫は、買う時点で判断してよい

この記事を書いている時点で、2機種の価格には1万円前後の差があり、Y100のほうが安く買えます。炊く部分が同じで、違いは分づきメニューと計量カップと色だけですから、この差をどう考えるかが判断の中心です。

在庫限りの商品は、在庫の減り方で価格が動きます。判断の目安は次のとおりです。

  • Y100が見つかり、M100より1万円前後安い → 分づき・白が要らないならY100
  • 分づき米をよく炊く、または白い本体が欲しい → M100
  • Y100とM100の差が数千円程度まで縮んでいる → 新しいM100
  • Y100が見つからない → M100

炊く部分は同じなので、どちらに転んでも炊きあがりで大きく損をすることはありません。買う時点の在庫と価格で決めて大丈夫です。

JPV-M100がおすすめな人

ここまでの内容を踏まえて、M100が向いている人を生活の場面で挙げます。

分づき米を主食にしている家庭

分づき米専用のメニューがあり、白米と同じ5.5合まで炊けます。Y100では雑穀メニューで3合までなので、家族分の分づき米をまとめて炊きたい家庭には、この違いがそのまま効きます。

白い炊飯器をキッチンに置きたい人

M100にはグロスホワイトがあります。Y100は黒系の1色なので、白い家電でそろえたい人はM100を選ぶことになります。

Y100が見つからない、または価格差が小さい人

Y100は在庫限りです。見つからない、あるいはM100との差が数千円程度まで縮んでいるなら、同じ内なべと同じ炊き方を持つ現行モデルのM100を選べば、Y100と同じ炊飯の中身に分づきメニューが付いてきます。販売が続いているので、取扱店を探し回る手間も少なくて済みます。

JPV-Y100がおすすめな人

Y100は、炊く部分がM100と同じで、いまなら価格を抑えて手に入る機種です。

白米・玄米・雑穀が中心の家庭

共通の17メニューには、白米、極うま、冷凍ご飯、少量高速、おにぎり、玄米、玄米GABAと、ふだん使うメニューがそろっています。分づき米も、ときどき炊く程度なら雑穀メニューで3合まで炊けます。分づきの専用メニューを使わないなら、Y100で十分です。

同じ炊きあがりなら、価格を抑えたい人

内なべは同じ品番、圧力も消費電力も同じです。追加のメニューを使わないなら、基本性能を保ったまま1万円前後安く手に入る、というのがY100のいちばんの理由になります。

黒い炊飯器でよい人

Y100の色はモーブブラックの1色です。黒系でよいなら、色で迷う必要はありません。

結論: あなたに合うのはどっち?

内なべ、圧力、炊き方と保温のプログラム、消費電力、寸法、質量、共通する17のメニュー、保証は同じ。違いは、分づきメニュー、付属の計量カップ、本体の色の3つです。

そのうえで、いまは価格に1万円前後の差があります。だから、分づき米を炊かず、黒い本体でよいなら、在庫があるうちにJPV-Y100を選んでください。

分づき米をよく炊く人、白い本体を選びたい人、Y100が見つからない人、価格差が数千円程度まで縮んでいるときは、JPV-M100を選ぶのがよいでしょう。

仕様表より

炊く部分は同じ2機種です。分づきメニューか白い本体が要るならM100、要らないなら在庫があるうちのY100、という選び方で問題ありません。

Y100と、前から売られているC100の違いも知りたいなら

Y100と同じエントリーモデルには、Y100より前から売られているJPV-C100もあります。違いはおにぎり・玄米GABAの2メニューなどで、こちらは販売が続いています。Y100が見つからないときのもう1つの候補として、JPV-Y100とJPV-C100の違いを比較した記事も参考にしてください。

メルカリで中古品をチェックしてみる手も

JPV-M100とJPV-Y100は、メルカリでも出品されていることがあります。中には、引っ越しや家族構成の変化で使わなくなった品や、景品でいただいたけれど使わない新品未使用品が安く出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

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