※PR 当記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
タイガーのトースター〈やきたて〉には、型番が1文字違いのKAT-B131とKAT-A131があります。名前がそっくりで、どちらを選べばいいのか分かりにくいですよね。
結論を先にお伝えします。揚げ物の温め直しやオーブン調理までトースターに任せたい人、ボタンで選べる操作がいい人は、白の「KAT-A131」。トーストと基本の焼き調理が中心で、ダイヤルを合わせるだけのシンプルな操作で十分な人は、黒の「KAT-B131」が向いています。
先に1つ、誤解を解いておきますね。型番のAとBから「どちらかが新しい型では」と想像しがちですが、この2台はどちらも2022年9月21日に発売された、並行する2つのラインです。どちらかが古い型、ということではありません。
しかも、トーストの実力と庫内の広さは2台とも同じ。この点はのちほど、独立した章で詳しく確認します。
また、両機とも現在は生産終了となっていて、新品は在庫限りです。入手しやすさの現状も、記事の後半で整理しますね。
それでは、5つの違いを一覧表から見ていきます。
KAT-B131とKAT-A131の違いを一覧で比較
まずは、5つの違いと「実は同じ」ポイントを1つの表にまとめました。どちらも同じ日に発売された、タイガーの〈やきたて〉シリーズの2台です。
| 項目 | KAT-B131(マットブラック) | KAT-A131(マットホワイト) |
|---|---|---|
| 品名(公式) | オーブントースター〈やきたて〉 | コンベクションオーブン&トースター〈やきたて〉 |
| 熱風コンベクション | なし | あり(遠赤外線+熱風) |
| 操作方式 | 温度・タイマーのダイヤル | マイコン+オートメニューのボタン |
| 本体サイズ・重さ | 37.7×34.5×24.5cm・約4.7kg | 37.7×38.5×24.5cm・約5.4kg |
| 庫内寸法 | 共通(32.5×26×10cm) | |
| トースト | 共通(3枚・1枚約2分30秒) | |
| 温度調節・タイマー | 共通(無段階 約80〜250度・30分) | |
| カラー | マットブラック1色 | マットホワイト1色 |
| クックブック | 付属なし | 付属あり |
| いまの入手しやすさ | 生産終了・新品在庫は少なめ | 生産終了・新品はまだ見つけやすい |
| こんな人に | ダイヤルだけのシンプル操作で十分な人・黒でそろえたい人 | 温め直しやオーブン調理まで任せたい人・白でそろえたい人 |
トースト1枚約2分30秒は、メーカーが示している目安時間です。
表を見ると分かるとおり、庫内の広さもトーストの枚数も、温度調節の幅もタイマーも同じ。迷いどころは実質、表の上のほうにある熱風コンベクションと操作方式の2つだけです。
残りの違いは、置き場所に収まるかの確認と、色の好み、そして付属品。共通ポイントの中身は、のちほど「実はここまで同じ」の章でまとめて整理しますね。
それでは、5つの違いを順に詳しく確認していきましょう。
5つの違いを詳しく確認

違い①: 熱風コンベクションの有無 — オーブン調理と温め直しに効く差
KAT-A131だけに搭載されているのが、熱風コンベクションです。品名もB131が「オーブントースター」なのに対し、A131は「コンベクションオーブン&トースター」。この1語が、2台のいちばん大きな分かれ目です。
熱風コンベクションとは、ファンで庫内に熱風を循環させる仕組みのこと。ヒーターの熱をファンでかき混ぜて、庫内の温度ムラを減らします。
仕様表で見ると、消費電力はB131が1300W、A131が1312W。差の12Wは、このファンを回すための電力です。ヒーターの火力そのものは、どちらも1300Wで変わりません。
メーカーはA131について、「遠赤外線と熱風で加熱ムラを抑えて、中までしっかり加熱」としています。
では、この仕組みは生活のどんな場面で効くのでしょうか。分かりやすいのは、揚げ物や惣菜の温め直し。それから、グラタンやローストのような厚みのあるオーブン料理や、庫内を端まで使ったときの焼きムラが気になる場面です。
つまり、パン以外の調理と温め直しに効く差だということ。実際、揚げ物の温め直しがサクッと仕上がるという声や、ファンの音は静かという声があります。
一方で、トーストの焼き上がりを支える土台は両機とも共通です。詳しくはのちほど「実はここまで同じ」の章で整理します。
トースターの主役が「パン以外」にも広がる人ほど、この差は効いてきます。逆にトーストと軽い焼き調理が中心なら、この機構がなくても困る場面はほとんどないでしょう。
違い②: 操作方式 — オートメニューのボタンか、ダイヤルだけか
2つめの違いは、毎日触る部分。操作のしかたです。
B131の操作は、ダイヤル2つだけ。温度(無段階)とタイマーを、それぞれひねって合わせます。対してA131はマイコンを搭載していて、オートメニューのボタンで操作します。
メーカーはA131について、「7つのオートメニュー」を備えるとしています。トーストは1〜3枚と冷凍、フライあたためは常温と冷凍を選べば、あとはマイコンがヒーターを制御する、という内容です。
生活の場面に置き換えてみましょう。冷凍しておいた食パンを2枚焼きたい朝、A131なら枚数を選んでボタンを押すだけ。火加減も時間も、機械に任せられます。
B131のダイヤルは、温度と時間の目安を自分で覚えていく使い方です。慣れてしまえばひねるだけなので早いのですが、最初のうちは焼き加減の調整に少し試行錯誤があるかもしれません。
機械の操作が苦手な家族や、年配の方が一緒に使うご家庭なら、ここは考えどころ。ボタンで選べる分かりやすさを取るか、「ひねるだけ」というこれ以上ない単純さを取るか、人によって答えが分かれるところです。
実際の評判も、A131には操作が分かりやすく、フライあたためのボタンが便利だという声が、B131にはシンプルで使いやすいという声があります。どちらも好意的で、優劣というより好みの軸ですね。
同じ「自動に任せるか、手動で十分か」という分かれ道は他メーカーの2台にもあって、象印 EQ-HM30とEQ-HA30の違いでも同じ軸で整理しています。操作方式で迷っている人には参考になりますよ。
メニューに合わせて機械に任せたいならA131、道具はシンプルなほど落ち着くならB131が向いているでしょう。
違い③: 奥行きと重さ — 庫内は同じでも、外形はA131が4cm深い
3つめは、置き場所に関わる違いです。
幅37.7cm・高さ24.5cmは両機とも同じで、違うのは奥行きと重さだけ。B131が奥行き34.5cm・約4.7kg、A131が奥行き38.5cm・約5.4kgです。A131のほうが奥行きで4cm、重さで0.7kgぶん大きくなります。この差は、背面にあるファン機構のぶんです。
ここで誤解しやすいのが、「本体が大きいA131のほうが、庫内も広いのでは」という点。そうではなくて、庫内寸法はどちらも32.5×26×10cmで同一です。
外形の差はあくまで外側の話で、一度に焼ける量が変わるわけではありません。庫内まわりの共通スペックは、次の章でまとめてお見せします。
設置面では、A131について、ファン部分が出っ張っていて奥行きが思ったよりあるという声があります。カタログの数字だけでなく、実際に置く場所との相性は気にしておきたいところ。
奥行きの浅い棚やラックに置くつもりなら、B131のほうが収まりやすい寸法です。どちらを選ぶにしても、設置予定の場所を先に測ってから決めると失敗がないでしょう。
違い④: カラーが1色ずつ — 黒ならB131、白ならA131
4つめの違いは、見た目。カラー展開です。
B131はマットブラック1色、A131はマットホワイト1色。それぞれに色違いが用意されているわけではなく、1機種1色の展開です。
つまり、「白いトースターが欲しい」と思った時点でA131が一択に、「キッチンを黒でそろえたい」ならB131が一択になります。機能を比べる前に、色で答えが出てしまう人も少なくないはず。
それは決して悪い選び方ではありません。トーストの土台は両機同じ設計なので、色を優先して決めても、毎朝のパンで後悔しにくい2台です。
ただし念のため、熱風コンベクションとボタン操作が自分に必要かどうかだけは、違い①と②に立ち返って確かめておくと安心でしょう。
違い⑤: クックブックの付属 — A131のみ
最後は、付属品の違いです。
A131にはクックブックが付属します。フルーツクラフトトースト、焼きレタスのシーザーサラダ、焼きラタトゥイユ、アクアパッツァといったメニュー例が公式ページに挙げられています。B131の公式ページには、レシピブック付属の記載がありません。
正直に言えば、これ自体で機種を選ぶほどの差ではないですね。
ただ、熱風コンベクションでオーブン調理を広げたい人にとっては、「まず何を作ってみるか」を示してくれる最初の一歩になる付属品です。パン以外の調理まで任せるというA131の性格を象徴する違い、と受け止めるのがちょうどよいでしょう。
実はここまで同じ — トーストの実力は同一設計

ここまで5つの違いを見てきましたが、この記事でいちばんお伝えしたいのは、じつは「同じ」の側です。
「コンベクションがあるA131のほうが、トーストもおいしく焼けるのでは?」。そう考えたくなるところですが、トーストの焼き上がりを決める部分は、2台とも同一設計です。
両機に共通する仕様を並べてみます。
- トースト3枚を一度に焼ける(1枚あたり約2分30秒はメーカーの目安)
- 約25cmのピザがそのまま入るワイドな庫内
- 断熱Wガラス構造の扉
- トリプルヒーター(上は黒遠赤ヒーター)
- 庫内寸法32.5×26×10cm
- 無段階の温度調節(約80〜250度)と30分ロングタイマー
- 焼きアミのせり出し・焼きアミとパンくずトレイの丸洗い・シリコン加工の深皿調理トレイ付属
焼き上がりを支える仕組みは、どちらにも載っている
順に噛み砕きますね。断熱Wガラスとは、扉のガラスを2重にして庫内の熱を閉じ込める構造のこと。メーカーは、水分の蒸発を抑えることで「外はサクッ、中はふわっ」とした焼き上がりになる、としています。
大事なのは、これがどちらか片方だけの専売機能ではないこと。断熱Wガラスの扉も、上に黒遠赤ヒーターを配したトリプルヒーターも、両機にまったく同じように搭載されています。
評判の面でも同じことが言えます。B131には焼き上がりが早く焦げ目も適度だという声が、A131には家族分のトーストを一度にムラなく焼けるという声があり、トーストそのものの評価はどちらの側でも好意的です。
庫内の広さも、お手入れのしやすさも同じ
一度に焼ける量も変わりません。3枚のトーストを並べて焼けて、約25cmのピザがそのまま入る庫内は、両機共通のものです。
温度調節も、どちらも約80〜250度の無段階。タイマーも30分まで回せます。
お手入れの構造も同一です。焼きアミは手前にせり出してくるので出し入れがしやすく、焼きアミとパンくずトレイは取り外して丸洗いできます。深皿調理トレイが付属する点も同じ。
つまり、トーストの焼き上がり、一度に焼ける量、お手入れのしやすさ。この3つを理由に2台を天秤にかける必要はない、ということです。判断材料は、前の章で見た5つの違いのうち「自分の生活に関わるもの」だけに絞って大丈夫ですよ。
KAT-B131がおすすめな人
ここからは、機能の一覧ではなく生活の場面で考えていきます。まずは黒のKAT-B131。こんな人に向いた1台です。
使い方の9割が、朝のトーストとちょっとした温め直しの人
トースターの出番を思い返してみて、朝のパンと、お餅や菓子パンを軽く温めるくらい、という人は多いはず。その使い方なら、B131の機能で足りない場面はまず出てきません。使わない機能は、載っていても持ち腐れになるだけ。主役がトーストなら、シンプルな構成のほうが日々は快適です。
説明書なしで使える道具が好きな人・家族みんなで使う人
B131の操作部は、温度とタイマーのダイヤル2つだけ。ボタンやメニューの数だけ、覚えることも増えるものです。機械が得意でない家族や年配の方が一緒に使うご家庭では、この少なさがそのまま使いやすさになります。
置き場所の奥行きに余裕がない人
本体は奥行き34.5cm・約4.7kg。A131より4cm浅く、0.7kg軽い本体です。食器棚の空きやスチールラックの棚板など、限られたスペースに収めたいキッチンでは、この4cmが効いてくることも。
キッチン家電を黒でそろえたい人
カラーはマットブラックの1色。炊飯器やケトルを黒系でまとめているキッチンなら、違和感なくなじみます。
オーブン調理は自分の感覚で仕上げたい人
温度調節は約80〜250度の無段階、タイマーは30分まで。グラタンやピザといった基本のオーブン調理は、B131でも十分こなせます。実際、30分タイマーがオーブン料理に便利という声や、市販のピザがそのまま入るという声も。焼き加減をのぞきながら自分で調整するのが好きな人には、むしろ気持ちのいい道具でしょう。
当てはまる項目が多かった人には、B131が合っています。
KAT-B131KM
KAT-A131がおすすめな人
次は白のKAT-A131。こちらは「トースター」というより、パンも焼ける小さなオーブンと捉えると選びやすい1台です。
揚げ物や惣菜の温め直しが週に何度もある家庭
仕事帰りに買ったコロッケや唐揚げを、夕食にもう一度おいしく出したい。そんな場面が多いなら、熱風コンベクションの出番は毎週やってきます。熱風で庫内の温度ムラを抑える仕組みが、いちばん生きるのがこの用途です。
トースターに「パンを焼く以外」の料理を任せていきたい人
付属のクックブックには、アクアパッツァや焼きラタトゥイユといったメニュー例が載っています。この1台に想定されている守備範囲の広さが伝わってきますね。オーブン料理のレパートリーを増やしたい人には、届いたその日から試せるとっかかりになります。
冷凍した食パンをよく焼く人・ボタンで完結させたい人
食パンをまとめ買いして冷凍しておく家庭なら、オートメニューの出番は毎朝です。枚数を選んで押せば、火加減の判断は機械側が持ってくれます。朝の慌ただしい時間に考えることが1つ減るのは、思いのほか楽なものですよ。
キッチンを白でまとめたい人
カラーはマットホワイトの1色。白い家電でそろえたキッチンや、明るい色調のダイニングに合わせやすい色です。
設置場所に奥行き38.5cmの余裕がある人
最後は確認事項です。本体の奥行きは38.5cmと、背面のファン機構のぶんだけ深さが必要になります。置く予定の場所の採寸だけ、先に済ませておくと安心ですね。
温め直しやオーブン調理まで任せたい気持ちが少しでもあるなら、A131が向いているでしょう。
KAT-A131WM
両機とも生産終了 — いま手に入れやすいのはどちらか
機種の希望が固まってきたところで、買う前に知っておいてほしい前提の話をします。
KAT-B131とKAT-A131は、どちらもタイガー公式ページに「生産終了品」と表記されています。新品として買えるのは、いま市場に残っている在庫だけです。
そして入手のしやすさには、2台で差が出ています。A131は新品をまだ見つけやすい一方、B131は新品の在庫が少なく、中古やフリマアプリで探す場面が増えているのが現状です。
中古・フリマで探すときの確認ポイント
中古で買う場合は、次の3点を見ておきたいところ。深皿調理トレイ・焼きアミ・パンくずトレイといった付属品がそろっているか。通電やヒーターの状態に問題はないか。そして、メーカー保証は基本的にない前提で考えること。
心強い材料もあります。深皿調理トレイ・焼きアミ・パンくずトレイの3点は両機共通の部品で、タイガー直営のパーツショップに交換用として登録されています。生産終了品でも、消耗しやすい部品は替えながら使い続けられるわけです。
なお、生産終了品にこだわらず現行モデルから選び直したい人は、バルミューダ K11AとK11A-SEの違いもどうぞ。
在庫は日々変わるものなので、「欲しいほうを見つけたときが買いどき」という前提で、次の結論に進んでもらえたらと思います。
よくある質問
最後に、ここまでの本文で拾いきれなかった疑問を3つ。
Q. 消費電力が12Wだけ違うのはなぜ?
A131の定格1312Wは、ヒーターの1300Wにファンの12Wを足した数字です。熱源の出力はどちらも1300Wで、差はファンを回す電力だけ。焼く力に差をつけているわけではありません。
Q. A131の「7つのオートメニュー」には何がある?
メーカーは「7つのオートメニュー」を備えるとしています。内訳のうち、トーストは1〜3枚と冷凍、フライあたためは常温と冷凍を選べる、というのがメーカーの説明です。それ以外のメニューについては、取扱説明書で確かめるのが確実でしょう。
Q. B131とA131で付属品は違う?
調理に使う付属品は共通です。深皿調理トレイ・焼きアミ・パンくずトレイの3点はどちらにも付き、交換用も同一部品。違うのはクックブックだけで、これはA131にのみ付属します。
結論: あなたに合うのはどっち?
最後に、選び方を2行に凝縮します。
- 揚げ物の温め直しやオーブン料理まで任せたい・ボタン操作がいい・白でそろえたい → KAT-A131
- トーストと基本の焼き調理が中心・ダイヤルの単純さがいい・置き場所が浅い・黒でそろえたい → KAT-B131
判断の軸は、この2行に尽きます。
そして忘れないでほしいのが、トーストの実力と庫内の広さは2台とも同じだという事実。どちらに決めても、朝の食卓の満足度は変わりません。
言い換えれば、熱風コンベクションとオートメニューを使う場面が具体的に思い浮かぶならA131、思い浮かばないならB131で必要十分、ということです。使わない機能のために選ぶ理由はありません。
両機とも生産終了となっているため、新品は流通している在庫限りです。
KAT-B131KM
KAT-A131WM

