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タイガーの電気圧力鍋〈TIGER COOKPOT〉のCOK-B400とCOK-N400。型番がよく似ていて、「どちらかが型落ちなの?」「中身は同じで名前だけ違うのでは?」と迷ってしまいますよね。
先に結論からお伝えすると、この2台は新旧の関係ではなく、中身がほとんど同じ兄弟モデルです。
違いは「炒め」機能の有無、自動メニューの数、カラー展開、そして販路の4つだけ。容量も本体サイズも圧力も、調理の中核部分は完全に一致しています。
だから選び方もシンプルです。カレーの下炒めまで1台で完結させたい人や、白いキッチンに色を合わせたい人はCOK-B400。
色は黒でよくて、煮込みや炊飯のおまかせ調理が中心、同じ実力なら少しでも手に取りやすい方がいいという人はCOK-N400が向いているでしょう。
- カレーの下炒めまで1台で完結させたい人 → COK-B400
- 白いキッチンに色を合わせたい人 → COK-B400
- 黒でよくて、実力は同じで出費を軽くしたい人 → COK-N400
「名前だけ違うのでは?」という疑問への答えは、半分正解。ただし残り半分の「4つの差」で、選ぶべき1台は人によって分かれます。
この記事では、その4つを順番に確認していきますね。
COK-B400
COK-N400
COK-B400とCOK-N400の違いを一覧で比較

まずは2台の違いと共通点を、1枚の表にまとめました。
注目していただきたいのは上の4行だけ。それより下の基本仕様は、すべて同じ数字が並びます。
| 項目 | COK-B400 | COK-N400 |
|---|---|---|
| 調理モード | 1台11役(「炒め」あり) | 1台10役(「炒め」なし) |
| 自動メニュー数 | 43(クリーニング込み) | 41(クリーニング込み) |
| カラー | マットブラック / マットホワイトの2色 | マットブラックのみ |
| 販路 | 一般流通(家電量販店など) | WEB限定(直営EC・Amazonなど) |
| 満水容量 / 調理容量 | 4.0L / 2.5L(共通) | |
| 白米炊飯 | 1〜6合(共通) | |
| 本体サイズ・重さ | 幅31.9×奥行32.4×高さ25.7cm・約4.6kg(共通) | |
| こんな人に | 下炒めまで1台で完結したい人・白で揃えたい人 | 黒でよくて、おまかせ調理が中心の人 |
性格の違いが出るのは、表の上4行
項目は多く見えますが、2台の性格の違いが出ているのは「調理モード」「自動メニュー数」「カラー」「販路」の4行だけです。
まず調理モードの「11役」と「10役」。この1役分の差が、手動の「炒め」機能です。
数字の上では小さな差に見えても、カレーやシチューの下ごしらえをコンロでやるか鍋の中で済ませるかが変わる部分なので、4つの違いの中では生活への影響が大きいところですよ。
自動メニュー数の43と41に何が含まれるのかは、次の章で中身まで確認していきます。
表の下半分の基本仕様は、どちらも同じ
一方で、表の下半分に並ぶ基本仕様は数字の一つひとつまで同じです。満水4.0L・調理容量2.5Lという鍋の大きさも、白米6合までの炊飯も、幅約32cmの設置サイズも変わりません。
「手に取りやすい方は容量が小さいのでは」「どこかで性能を落としているのでは」という心配は要らない、ということですね。
つまりこの2台の比較は、「実力の違う2台からどちらを取るか」ではなく、「同じ実力の2台を、炒め・メニュー・色・買い方の4点でどう選ぶか」という話になります。次の章から、4つの違いを1つずつ詳しく見ていきましょう。
COK-B400とCOK-N400の4つの違いを詳しく確認

ここからは、2台を分ける4つの違いを1つずつ掘り下げていきます。ご自身の生活に関係のある違いがいくつあるか、数えながら読み進めてみてください。
違い①: 手動「炒め」の有無 — カレーの下炒めまで1台で完結するか
COK-B400は手動の「炒め」を含む1台11役で、手動メニューは8種類。COK-N400は「炒め」のない1台10役で、手動メニューは7種類です。
手動側の差はこの1つだけ。メーカーはB400の「炒め」を、カレーなどの下炒めに対応する新メニューとしています。
この差が効いてくるのは、カレーやシチュー、肉じゃがのような「具材を炒めてから煮込む」料理を作るときです。
N400の場合、玉ねぎやお肉を炒める工程だけはフライパンなど別の調理器具で済ませて、それから鍋に移す段取りになります。一方のB400なら、炒めるところから煮込みの完成まで同じ鍋の中で進められるので、コンロを使わずに済み、フライパンを1枚洗う手間も出ません。
料理の仕上がりを左右する機能というより、調理中の動きと洗い物を減らすための機能と捉えると分かりやすいでしょう。
もともと下炒めはフライパンでさっと済ませる派の人や、煮込みと炊飯が主な用途で下炒め自体をあまりしない人なら、N400で困る場面はそう多くないはずです。
逆に、仕事や育児で忙しく、「材料を入れたら台所を離れたい」「洗い物は1つでも減らしたい」という人にとっては、この1役の差がB400を選ぶいちばんの理由になります。
違い②: 自動メニュー数は43 vs 41 — 「白米早炊き」「濃厚焼きいも」はB400だけに公式記載
自動メニューの数は、仕様表の上でB400が43、N400が41です(どちらもお手入れ用のクリーニングメニューを含んだ数)。差はちょうど2つ。
そしてB400の公式ページにだけ、「白米早炊き」(1合を最短約25分で炊けるメニュー)と「濃厚焼きいも」の記載があります。
白米早炊きが頼りになるのは、帰ってきてからご飯の炊き忘れに気づいた、というような場面ですね。1合を最短約25分なら、おかずを用意している間に炊き上がる計算です。
濃厚焼きいもは、その名の通り焼きいも好きに向けたメニュー。おやつ作りまで守備範囲に入れたい人には、うれしい存在でしょう。
とはいえ、43と41という数字の通り、自動メニューの大部分は2台で重なっています。日々のおかず作りの幅が大きく変わるほどの差ではないので、この違いだけで機種を決める必要はありません。
「早炊きのスピードは欲しい」「焼きいもをどうしても作りたい」という具体的な当てがある人だけ、B400側に1票を入れておく。その程度の重み付けで十分です。
違い③: カラー — 白いキッチンに置けるのはB400だけ
カラー展開は、B400がマットブラック〈KM〉とマットホワイト〈WM〉の2色、N400がマットブラック〈KM〉の1色のみ。白い本体を選べるのはB400だけです。
幅約32cmの本体は、キッチンの中で炊飯器と同じくらいの存在感があります。しかも電気圧力鍋は、使うたびに出し入れするより、置きっぱなしにするほうが現実的な家電。
白や淡い色でまとめたカウンターに黒い鍋を置くと、そこだけ視線が集まってしまうことも。マットな質感とはいえ、色のミスマッチは毎日目に入り続けます。
キッチンの色に合わせたい、家電は白で統一している、という人は迷わずB400のマットホワイトを。反対に、黒い家電に違和感のないキッチンなら、この違いは判断材料から外して構いません。
違い④: 販路 — N400は店頭に並ばないWEB限定モデル。型落ちではない
最後は、機能ではなく「どこで買えるか」の違いです。
B400は家電量販店の店頭にも並ぶ一般流通モデル。対してN400は、タイガー直営のネットショップで「限定商品」、Amazonでは商品名に「WEB限定」と表記されるWEB通販向けのモデルです。
店頭でN400を見かけないのは、扱いが終わったからではなく、もともとネット販売専用だから、という事情なんですね。
「どちらかが型落ちなの?」への答え
ここで、冒頭にも出てきた「どちらかが型落ちなの?」という疑問にきちんと答えておきます。タイガーの公式サイトには、B400のシリーズとN400のシリーズが現行商品として並んで掲載されています。
つまりN400は、古くなって残っている旧モデルではなく、同じ世代の中でネット販売向けに機能を少し絞ったモデル。旧型を選ぶような後ろめたさは感じなくていい位置づけです。
価格の傾向と買い方の整理
そのうえで価格の話をすると、販売の経路を絞っているぶん、N400のほうが求めやすい傾向があります。ただし在庫や取扱いの状況は時期によって変わるものなので、購入前にリンク先で最新の状況を確かめてください。
店頭で実物の大きさや質感を見てから決めたい人はB400、ネットでの買い物に抵抗がなければN400も安心して選べる、という整理になります。
違いはここまで。基本仕様は2台とも完全に同じ

COK-B400とCOK-N400を分ける違いは、前の章で見た4つで全部です。ここからは反対に、「どちらを選んでも変わらないところ」を確認していきます。
電気圧力鍋としての実力を決める中身は、2台でそっくり同じ。どちらに決めても調理の面で損はしない、という安心材料の章です。
うま圧のおまかせ調理 — 圧力・無水・低温・発酵まで共通
COOKPOTシリーズの調理の中心にあるのが、「うま圧」と呼ばれる約1.15気圧の低圧調理です。最高圧力は15kPaで、これも2台共通。
メーカーは、やさしい圧力で食材の食感を守りながら、時短とおいしさを両立するとしています。火加減の番をしなくても、煮込みものをほったらかしで仕上げるための仕組み、と考えると分かりやすいでしょう。
うま圧のほかに使えるモードも、高速・スロー・低温・無水・発酵・ベイク・茹で・温めと、2台できれいに一致しています。
発酵は30〜60℃の範囲で温度を選べて、予約と保温はどちらも最大12時間。朝出かける前に材料を入れて予約しておき、夕方の食事に間に合わせる、という使い方も視野に入ります。
使い勝手の面では、調理を鍋に任せて、その間にほかの用事を済ませられるのが助かるという声や、煮込み料理の仕上がりに満足しているという声があります。どちらも炒めの有無とは関係のない、2台に共通する部分への評価です。
つまり、おいしさや時短の効き目といった調理の中核に、2台の差は1つもありません。だからこそ機種選びは、前の章の4つの違いだけに絞って考えられる、というわけです。
ご飯はおいしく炊ける? 炊飯器代わりになる?
炊飯まわりの仕様も2台共通です。白米は1〜6合、玄米は4合まで。
1〜2合をこまめに炊く一人暮らしから、6合まとめて炊いて冷凍ストックを作る家族世帯まで、日常の炊飯量はひととおりカバーできる範囲でしょう。玄米に対応しているので、ご飯を玄米に切り替えたい人にも使えます。
そして気になるのが、味のほう。炊飯専用機ではない鍋で炊いたご飯が、本当においしいのかどうかですよね。
この点については、ご飯が炊飯器と変わらないくらいおいしく炊ける、炊飯器の代わりとして使っているという声があります。
だから、こんな選び方もできます。
新生活で炊飯器と電気圧力鍋の両方を置く場所がない。あるいは、古くなった炊飯器の買い替えと電気圧力鍋の購入を同時に考えている。
そんな人なら、この1台に炊飯までまとめて任せる選択は十分に現実的です。白米6合まで炊けるため、4人家族の毎日のご飯でも量の面で不足しにくいはず。
なお、炊き上がりまでの速さも重視したい人は、違い②で触れた「白米早炊き」のことだけ思い出してください。炊飯の基本仕様そのものは、ここで見たとおり2台で全く同じです。
サイズ・容量・お手入れも全一致
設置とお手入れにかかわる数字も、すべて共通です。
- 満水容量4.0L / 調理容量2.5L
- 本体サイズ: 幅31.9×奥行32.4×高さ25.7cm
- 重さ: 約4.6kg
- 最大消費電力: 760W
- 電源コード: 約1.1m
- 洗うパーツ: 内なべ・つゆ受け・内ぶたの3点(つゆ受けと内ぶたは食洗機対応)
置き場所を考えるときに押さえるのは、幅と奥行きがおよそ32cm四方であることと、コードの届く範囲が約1.1mであること。この条件はどちらの型番でも同じなので、「片方は置けるけれど、もう片方は置けない」という事態は起こりません。
重さも約4.6kgで共通ですから、使うときだけ棚から出す運用でも条件は変わらないわけです。
お手入れの面では、毎回洗うのが内なべ・つゆ受け・内ぶたの3点で済む構成になっています。使い終わったあとの片付けパーツが少なくて楽だという声もあり、ここは「毎日使い続けられるかどうか」に直結するところ。
つゆ受けと内ぶたは食洗機に回せるので、手洗いの中心は実質、内なべだけになります。
設置スペースの心配も、お手入れの負担も、2台のあいだで比べる必要はありません。
購入前に知っておきたい注意点(両モデル共通)
中身が同じ2台ですから、購入前に知っておきたい注意点も共通です。良いところだけでなく、つまずきやすいところも先に押さえておきましょう。
蓋の開け閉め
圧力をかける構造上、蓋の扱いは普通の鍋と勝手が違い、開閉に慣れが要るという声があります。最初の数回は戸惑うかもしれませんが、毎日の調理で繰り返す動作なので、慣れとともに気にならなくなっていく類のものでしょう。
仕上がりの好み
圧力調理は素材が柔らかく仕上がりやすい調理法ですが、その柔らかさの度合いや、調理後の匂いについては好みが分かれるという声も。まずはカレーや煮物のような定番メニューから使い始めて、家族の口に合うかを確かめながらレパートリーを広げていくと安心です。
メニュー表示と説明書
メニューの番号表示や説明書が分かりにくいという声があります。自動メニューが40以上ある2台なので、よく作る料理の番号を覚えるまでは、説明書と行ったり来たりする時間があるかもしれません。
どれも2台共通の「最初の慣れ」
この3点はどれも、B400とN400のどちらかだけの弱点ではなく、電気圧力鍋という家電そのものに付いてくる「最初の慣れ」の話です。
致命的な不満の傾向ではありませんし、注意点まで含めて2台は同じ条件。選び方はこれまで通り、4つの違いで考えれば十分ですよ。
COK-B400がおすすめな人
ここまで見てきた違いをもとに、COK-B400が向いている人を具体的に描いてみます。
「炒めてから煮る」おかずをよく作る家庭
平日の夕食づくりをなるべく1台に任せてしまいたい共働き世帯や子育て世帯。カレーや肉じゃがのような「炒めてから煮る」おかずの登場回数が多い家庭ほど、フライパンを出さずに調理へ入れる日が積み重なっていきます。
保育園のお迎えから夕食までの慌ただしい時間帯に、コンロの前に立つ工程を1つ減らせるのは、気持ちの余裕にもつながる部分でしょう。
家電の色を白でそろえたい人
白や淡い色でキッチンをまとめている人。新居や引っ越しを機に家電の色を白でそろえてきたのに、ここだけ黒になってしまうのはもったいないですよね。
家電の色をインテリアの一部として考えるなら、マットホワイトを用意しているのはB400だけ、という事実がそのまま答えになります。
店頭で実物を確かめてから決めたい人
買う前に実物へ触れておきたい人にもB400が合います。
蓋の開け閉めの感触や操作パネルの見やすさは、画面越しには分かりにくいところ。家電量販店の店頭で確かめてから決められるのは、一般流通モデルならではの安心です。
この3つのどれかに心当たりがあった人なら、B400を選んでおくと毎日の使い勝手に納得しやすいはずですよ。
COK-B400に決めかけていて、容量をもう少し小さくしてもよいかで迷っているなら、同じ日に出た兄弟機のCOK-B220とも比べられます。調理機能は同じで、違いは容量と設置サイズ、消費電力です。COK-B400とCOK-B220の違いを、容量と置き場所から確認するで整理しています。
COK-B400
COK-N400がおすすめな人
一方のCOK-N400は、次のような人にちょうどいい1台です。
煮込みと炊飯のおまかせ調理が中心の人
使い道の中心が煮込みや炊飯といったおまかせ調理の人。具材を切って入れて、あとはスイッチを押すだけという使い方が大半なら、「炒め」のない10役で物足りなさを感じる場面はほとんどないはずです。
下ごしらえの炒めが必要な日だけフライパンを使えばいい、と割り切れる人にも同じことが言えます。
黒いキッチン家電に違和感のない人
冷蔵庫やレンジがすでに黒やシルバー系のキッチンであれば、マットブラック1色という条件は、もう制約とは呼べません。むしろ落ち着いた色合いとして馴染んでくれるでしょう。
同じ実力なら出費を抑えたい人
同じ調理性能なら出費を少しでも軽くしたい実利派の人。ここまで確認してきたとおり、鍋としての中身は2台で変わりません。
それなら浮いたぶんを食材や器に回そう、という考え方は十分に筋が通っています。
「機能を絞った方で本当に足りるのかな」と不安だった人も、この3つのどれかに頷けたなら心配いりません。なお、店頭には並ばないモデルですから、購入はネット通販からになります。
COK-N400
結論: あなたに合うのはCOK-B400とCOK-N400のどっち?
最後に、選び方をまとめます。判断のものさしは、冒頭でお伝えした基準そのままです。
- COK-B400を選ぶべき人: カレーの下炒めまで1台で完結させたい人 / 白いキッチンに色を合わせたい人 / 店頭で実物を見てから買いたい人
- COK-N400を選ぶべき人: 煮込みと炊飯が中心の人 / 黒い家電に違和感がない人 / 同じ実力なら出費を抑えたい人
そして忘れないでいただきたいのが、2台は容量も圧力も炊飯もお手入れも共通の、性能の芯が同じモデル同士だということ。どちらに決めても、調理の実力で損をすることはありません。
この比較は「選び間違えると失敗する」類のものではなく、暮らしに合う買い方を選ぶだけの、気楽な二択なんですね。
在庫や取扱いの状況は変わることがあるので、購入のタイミングでリンク先をのぞいてみてください。
COK-B400
COK-N400
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
COK-B400とCOK-N400は、メルカリでも出品されていることがあります。中には、引っ越しでキッチンに置き場がなくなった、いただきものだけれど使う機会がない、といった理由で、新品未使用品が安く出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

