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象印の圧力IH炊飯ジャー、NW-BB10とNW-WA10。どちらも5.5合炊きで、本体の大きさも重さも同じです。型番もよく似ていて、並べて見ると「新しいほうを買っておけば安心かな」と考えたくなりますよね。
先に結論をお伝えします。基本はNW-WA10がおすすめです。
発売はNW-BB10のほうが1年新しいのですが、ごはんを炊く部分に手がかかっているのは、1年前に出たNW-WA10のほう。内釜は鉄を3層構造の中に仕込んだ厚さ2.2mmの「豪炎かまど釜」で、好みの食感に寄せていく「わが家炊き」は81通り。おこげやさらっとしたおかゆを炊く専用メニューもあります。
しかも価格は、古いNW-WA10のほうが数千円ほど安い傾向にあります。中身が手厚いほうが安く買える、少し珍しい組み合わせです。
ただし、次の2つに当てはまるならNW-BB10を選ぶ理由があります。ひとつは白い炊飯器が欲しい場合。NW-WA10は黒1色で、白が選べるのはNW-BB10だけです。もうひとつは、1合を約16分で炊ける「白米特急」が欲しい場合。このメニューはNW-BB10にしかありません。
- 基本はNW-WA10。内釜が厚く、わが家炊きは81通り、しかも数千円ほど安い傾向
- 「新しいほうが上」ではない。発売年と炊飯器としてのつくりの順番が逆になっているペア
- 白い炊飯器が欲しい、または帰宅後すぐ炊ける特急メニューが欲しいならNW-BB10
- 本体サイズ・重さ・電気代・保温時間・洗う点数はまったく同じ
NW-WA10
NW-BB10
NW-BB10とNW-WA10の違いを一覧で比較
象印の公式製品ページと、両機の取扱説明書を1項目ずつ突き合わせてまとめたのが下の表です。上から11行目までが違う項目、それより下は両機で同じ項目になっています。
| 項目 | NW-WA10 | NW-BB10 |
|---|---|---|
| 内釜 | 鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜。鉄をアルミ層とステンレス層の間に仕込む | 鉄器コート黒まる厚釜。鉄を釜の外面にコーティング |
| 釜の厚さ | 2.2mm(ふちは3.0mm) | 1.7mm |
| わが家炊き | 81通り | 49通り |
| 鉄器おこげメニュー | あり | なし |
| 粒立ちがゆメニュー | あり | なし(通常のおかゆはあり) |
| 白米特急メニュー | なし(急速メニューはあり) | あり(1合で約16分) |
| 保温の選択肢 | 極め保温/高め保温/保温なし | 極め保温/高め保温 |
| カラー(5.5合) | スレートブラックのみ | スレートブラック/ホワイト |
| 付属のしゃもじ | 銀イオン(Ag+)配合の立つしゃもじ | バイオマスプラスチックの立つしゃもじ&計量カップ |
| 発売(公式) | 2024年8月 | 2025年9月 |
| 価格の傾向 | NW-WA10のほうが数千円ほど安い傾向(白のNW-BB10だと差はもう少し開く) | |
| 炊飯容量 | 0.09〜1.0L(5.5合)(共通) | |
| 加熱方式 | 圧力IH・豪熱大火力・大火力ユニット(共通) | |
| 炊き分け圧力 | 7通り(白米は5通り)(共通) | |
| 極め保温 | 最大40時間(共通) | |
| 炊飯時消費電力 | 1240W(共通) | |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 139Wh(共通) | |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 27.5×34.5×21.5cm(共通) | |
| ふた開き時の高さ | 44.5cm(共通) | |
| 質量 | 6.0kg(共通) | |
| 毎回洗う点数 | 内ぶたと内釜の2点(共通) | |
| 保証 | 本体1年・内釜のフッ素加工3年(共通) | |
| こんな人に | 炊き上がりにこだわりたい、好みの食感を細かく詰めたい、おかゆやおこげも楽しみたい人 | 白い炊飯器が欲しい人、帰宅してから短時間で炊きたい人 |
表を上から眺めると、ひとつ気づくことがあります。新しいNW-BB10に「あり」が付いているのは、白米特急とホワイトのカラーの2つだけ。内釜・わが家炊き・専用メニューといった、ごはんの炊き方そのものに関わる行は、古いNW-WA10のほうが手厚くなっています。
いっぽう、置き場所や電気代に関わる行は、小数点まで同じ数字が並びます。どちらを選んでも、キッチンに置くスペースや毎月の電気代は変わりません。
ここからは、上の違いを1つずつ見ていきます。
違いを詳しく確認

違い① 内釜: NW-WA10は鉄を3層構造に仕込んだ2.2mm、NW-BB10は外面に鉄をコートした1.7mm
この2台の違いの中心は、ごはんを炊く内釜です。
NW-WA10の内釜は「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」。IHと相性のよい鉄を、熱をよく伝えるアルミの層と、丈夫なステンレスの層のあいだに挟み込んだ作りです。釜の厚さは2.2mmで、ふちの部分は3.0mmとさらに厚くしてあります。
NW-BB10の内釜は「鉄器コート黒まる厚釜」。こちらは鉄を釜の外側の面にコーティングする作りで、厚さは1.7mmです。
取扱説明書の巻末に載っている交換用の内釜の部品番号も、両機で別のものになっていました。見た目が似ていても、中に入っている釜は別の部品だということです。
メーカーはそれぞれの釜をどう説明しているか
象印は、NW-WA10の豪炎かまど釜について「蓄熱性・発熱効率・熱伝導に優れた」内釜だとしています。ふちを厚くしたのは熱が外に逃げるのを抑えるため、また内側のプラチナコートの効果で「ごはんの甘み成分を引き出します」とも説明しています。
NW-BB10の黒まる厚釜については、「釜全体に熱が伝わる形状」に加えて、発熱効率の高い鉄を外面にコーティングし、「炊きムラを抑えます」としています。
かみ砕くと、NW-WA10は「釜そのものに鉄を仕込んで、厚みで熱をためる」作り、NW-BB10は「釜の外側で鉄を発熱させて、形で熱を回す」作り、ということになります。
どのくらい味が変わるのかは、公式には示されていない
ここは正直にお伝えしておきたいところです。
象印は、この2台を炊き比べたデータを出していません。NW-WA10の公式ページにある比較の注記も、相手は2023年の別の機種です。ですから「NW-WA10のほうが何割おいしい」といった言い方はできません。
それでも、釜にかけている手間の方向ははっきりしています。鉄を層の中に仕込み、厚みを増やし、ふちまで厚くしているのはNW-WA10のほう。炊き上がりを左右する中心の部品に、より力を入れているのはこちらだと言ってよいでしょう。
使っている人はどう感じているか
炊き上がりについては、どちらの機種にも好意的な声が集まっています。10年前後使った炊飯器から買い替えて、甘みやもちもち感が増したという声は、NW-WA10にもNW-BB10にも見られました。
いっぽう、NW-WA10には、期待していたほどおいしくなったとは感じないという声もあります。10年以上前の機種からの買い替えでも差を感じにくかった、という内容です。お米の銘柄や水加減でも炊き上がりは変わるので、釜だけで劇的な変化を期待しすぎないほうがよいでしょう。
釜の厚みの違いは、手に持ったときにも表れるようです。NW-WA10には、内釜が重いのは厚いぶん仕方ないと受け止める声があり、NW-BB10には、お釜が軽く洗いやすいという声がありました。毎日洗って持ち上げるものなので、手首に負担をかけたくない方は、ここも頭に入れておくとよさそうです。
味に一番お金をかけたいなら、この釜の違いがNW-WA10を選ぶいちばんの理由になります。
NW-WA10
違い② わが家炊きは81通りと49通り。基本の炊き分けは同じ
「わが家炊き」は、前回食べたごはんの感想を答えていくと、炊き方を少しずつ調整してくれるメニューです。水の量は変えずに、かたさや粘りの好みに寄せていきます。
この到達点の数が、NW-WA10は81通り、NW-BB10は49通りです。
ここで誤解しやすいのが、「81通りのほうが細かく炊き分けられる」という受け取り方。実は、白米を「しゃっきり」から「もちもち」まで選ぶ基本の炊き分けは、どちらも同じ5段階です。玄米やすしめしまで含めた炊き分け圧力も、どちらも7通りで変わりません。
81と49の差は、アンケートを何度も重ねた先で、どこまで細かく微調整できるかの違いだと考えてください。
実際には何回くらいで好みに近づくのか
NW-BB10については、炊くたびに感想を入力していたら3回目で家族の好みの炊き方になった、という声があります。NW-WA10にも、自分の好みに合わせられるのがとてもよい、わが家炊きで調整するのが楽しい、という声が見られました。
どちらの機種でも、数回の入力で「おおむね好み」には寄っていくようです。81通りが効いてくるのは、その先の「もう少しだけかたく」「あと少し粘りを」と詰めていきたい人でしょう。
反対に、白米は「ふつう」で炊けば十分という方には、この差はほとんど関係ありません。NW-WA10にも、メニューはたくさんあるけれど全部は使わないだろう、という声がありました。
違い③ 片方にしかないメニューがある
メニューの顔ぶれは、取扱説明書でメニュー選択キーを押したときの並び順まで両機で比べました。熟成・急速・炊きこみ・すしめし・おかゆ・冷凍ごはん・雑穀米・麦ごはん・蒸気セーブは共通です。そのうえで、片方にしかないメニューが4つありました。
NW-WA10だけ: 「鉄器おこげ」と「粒立ちがゆ」
鉄器おこげは、おこげの香ばしさを楽しむためのメニューです。炊ける量は5.5合サイズで1〜4合。取扱説明書には、炊きたてがおすすめで、冷めるとおこげの部分がかたくなること、ほぐしにくかったり食感がかたく感じたりする場合があることも書かれています。
粒立ちがゆは、通常の「おかゆ」よりも粒の感じが残るおかゆに炊き上げるメニューです。象印は、高火力で炊き上げる専用の炊き方で「さらっとしていてごはんの粒感が楽しめる」としています。とろっとしたおかゆより、お米の形が分かるさらっとしたおかゆが好きな方向けですね。
通常の「おかゆ」メニューはどちらの機種にもあります。おかゆ自体は両方で作れるので、粒立ちがゆが要るかどうかは好みの問題です。
NW-BB10だけ: 1合を約16分で炊ける「白米特急」
NW-BB10には「白米特急」というメニューがあります。象印は、白米急速メニューよりさらに早く、1合なら約16分で炊き上がるメニューだとしています。炊ける量は0.5〜4合です。
NW-WA10には、この特急メニューがありません。早く炊きたいときに使えるのは「急速」メニューまでで、取扱説明書では「少しかために炊き上がります」と説明されています。
帰宅してから研いで炊く生活だと、炊き上がりまでの待ち時間がつらいこともありますよね。NW-BB10には、特急メニューが短時間で助かるという声も寄せられています。
NW-WA10だけ: 「保温なし」を選べる
保温の設定も少し違います。どちらも最大40時間の「極め保温」と、長時間は保温しない人向けの「高め保温」を選べますが、NW-WA10はさらに「保温なし」を選べます。
炊き上がったらすぐに食べ切る、残りは冷凍に回すという家庭なら、保温の電気を使わずに済む設定です。ただし取扱説明書には、保温なしが終わったらごはんをそのままにせず取り出すように、と注意書きがあります。釜の中に置いたままにすると、においや変色の原因になるためです。
違い④ 白い炊飯器が選べるのはNW-BB10だけ
5.5合サイズの色は、NW-WA10がスレートブラックの1色。NW-BB10はスレートブラックとホワイトの2色です。
キッチンの家電を白でそろえている方にとっては、ここで答えが決まってしまうかもしれません。実際にNW-BB10には、買い替えで家族から求められたのは「白い炊飯器」だけだった、という声があります。NW-WA10にも、黒がはやっているようだが白系が欲しかった、という声が見られました。
内釜や専用メニューの差よりも、毎日目に入る色のほうが大事、という考え方は十分にありです。白を選ぶなら、この2台ではNW-BB10しかありません。
違い⑤ 付属のしゃもじ(小さな違い)
最後はごく小さな違いです。NW-WA10には、銀イオン(Ag+)を配合した立つしゃもじが付いています。NW-BB10には、バイオマスプラスチック素材「Prasus」を使った立つしゃもじと計量カップが付いています。
どちらも立てて置けるしゃもじなので、使い勝手に大きな差はありません。選ぶ決め手にする必要はないでしょう。
「新しいほうが上」ではない理由と、価格の逆転
型番で比べると、NW-BB10のほうが後から出た機種です。それなのに、ここまで見てきたように炊飯の中身はNW-WA10のほうが手厚い。なぜこうなっているのかを整理しておきます。
2台は、別の系列の機種
象印の豪熱大火力シリーズには、内釜の違う系列がいくつか並んでいます。
- 豪炎かまど釜を積んだ系列: NW-WA10(2024年)→ NW-WB10(2025年)→ NW-WD10(2026年)
- 鉄器コート黒まる厚釜を積んだ系列: NW-BA10(2024年)→ NW-BB10(2025年)→ NW-BC10(2026年)
象印は、現行のNW-WD10を「豪熱大火力シリーズの最上位モデル」、NW-BC10を「ミドルモデル」と説明しています。今回の2台は、それぞれの系列の一つ前、二つ前にあたります。
つまりこの比較は、「1年前に出た、釜に力を入れた系列の機種」と「その1年後に出た、中位の系列の機種」を並べたもの。新旧の比較というより、系列違いの比較だと考えたほうがすっきりします。
価格は、古いNW-WA10のほうが数千円ほど安い傾向
そして、価格の向きが逆転しています。
スレートブラック同士で比べると、NW-WA10のほうが数千円ほど安い傾向にあります。NW-BB10のホワイトは黒よりさらに少し高めなので、白のNW-BB10と比べると差はもう少し開きます。
炊飯の中身が手厚いほうが、価格も抑えられている。これが、この記事で基本はNW-WA10をおすすめする大きな理由です。
どちらも「今あるうち」の機種
注意点もひとつあります。象印の公式ページでは、NW-WA10に「限定商品」、NW-BB10に「在庫限定品」という表示が付いています。どちらも、シリーズの現行ラインからは外れた機種です。
今のところ、どちらも通販で手に入る状態ですが、在庫の残り方しだいで価格の向きが変わることもありえます。買うときには、その時点の価格差を一度見比べてから決めるのがよいでしょう。
どちらを選んでも同じところ

違いの話が続いたので、ここで「どちらを選んでも変わらないところ」をまとめておきます。安いほうや、色で選んだほうを選んでも、次の部分は同じです。
置き場所と電気代
外形寸法は幅27.5×奥行34.5×高さ21.5cm、ふたを開けたときの高さは44.5cm、質量は6.0kg。3つとも完全に同じです。今の置き場所に収まるかどうかは、どちらで考えても答えが変わりません。吊り戸棚の下に置く場合も、ふたの開き具合の条件は同じです。
電気代も、炊飯時の消費電力1240W、1回あたりの炊飯時消費電力量139Whが同じ。1時間あたりの保温の消費電力量や、年間の消費電力量には0.1の差がありますが、電気代として気にするほどの差ではありません。
基本の炊き方と保温
どちらも圧力IHで、沸とうを保つ工程まで大きな火力をかけ続ける「豪熱大火力」と、ふきこぼれを抑える「大火力ユニット」を積んでいます。炊き分け圧力は7通り、極め保温は最大40時間。冷凍ごはんメニューや雑穀米の3コースも共通です。
保温については、どちらの機種にも、時間がたってもパサつきにくい、十分おいしいという声があります。40時間ずっと炊きたてと同じとはいかないものの、実用には十分という声が見られました。
お手入れ
毎回洗うのは内ぶたと内釜の2点だけ。この点も両機で同じです。3点洗う炊飯器から買い替えて、2点に減って楽になったという声がどちらの機種にもありました。
なお、どちらの機種も、内ぶたを食器洗い乾燥機で洗えるとは書かれていません。手で洗う前提だと考えてください。内ぶたの取り付けにコツがいる、内ぶたの裏に凸凹があって洗いにくい、おねばが付くといった声も、両機に見られます。
使う前に知っておきたい共通の注意点
両機に共通する声として、表示部にバックライトがなく、暗い場所では見えにくいというものがあります。象印は表示部を「高コントラスト液晶」として見やすさを説明していますが、自ら光る表示ではありません。キッチンの照明が手元まで届きにくい場所に置く方は、覚えておくとよいでしょう。
また、NW-WA10には、外ぶたのロックが少し固く、閉めるのに力が要るという声が複数ありました。圧力をかけて炊く方式なので、ふたはしっかり閉まる作りになっています。
保証も同じで、本体は1年、内釜のフッ素加工は3年。補修用の部品は、どちらも製造打ち切り後6年間保有するとされています。
NW-WA10がおすすめな人
ここからは、どんな人にどちらが向いているかを整理します。まずNW-WA10です。
- 炊飯器を選ぶなら、ごはんの炊き上がりに一番お金をかけたい人
- わが家炊きで、好みの食感を細かく詰めていきたい人
- おかゆやおこげも楽しみたい人、炊いたらすぐ食べ切る人
炊き上がりに一番お金をかけたい人
炊飯器選びで「結局はごはんの味」と考えている方には、NW-WA10が合っています。
鉄を3層構造に仕込んだ2.2mmの釜は、この2台のうちで炊飯にいちばん手間をかけた部品です。それが数千円ほど安く手に入る傾向にあるのですから、味を優先する方にとっては選びやすい状況でしょう。
内釜が少し重めだという声はあります。毎日の釜洗いを苦にしない方なら、気にならない範囲だと思います。
好みの食感を細かく詰めていきたい人
お米の銘柄や季節で炊き上がりの好みが変わる、家族で好きなかたさが少しずつ違う。そんな家庭には、81通りまで微調整できるわが家炊きが効いてきます。
最初の数回で大まかな好みに寄り、その先を細かく調整していくイメージです。感想を入力するのが苦にならない方ほど、NW-WA10の良さを引き出せるでしょう。
おかゆやおこげも楽しみたい人、炊いたらすぐ食べ切る人
体調を崩したときや朝食に、さらっとしたおかゆを食べたい。土鍋ごはんのようなおこげが好き。そういう方には、専用の粒立ちがゆと鉄器おこげのメニューがあるNW-WA10が向いています。
また、炊いたらすぐ食べ切るか冷凍に回して、保温はほとんど使わない家庭なら、「保温なし」を選べるのも便利です。
NW-WA10
NW-BB10がおすすめな人
次にNW-BB10です。炊飯の基本性能はNW-WA10と共通する部分が多く、そのうえで次の2つに当てはまる方にはこちらが合います。
- 白い炊飯器が欲しい人
- 帰宅してから炊くことが多く、短時間で炊けるメニューが欲しい人
白い炊飯器が欲しい人
この2台で白を選べるのはNW-BB10だけです。キッチンの家電を白でそろえている、明るい色の炊飯器を置きたい。そういう方にとっては、これ以上ない分かりやすい理由になります。
内釜の作りはNW-WA10と違いますが、圧力IH・豪熱大火力・炊き分け圧力7通り・極め保温40時間といった基本の炊き方は共通です。古い炊飯器からの買い替えで、ふっくら甘く炊けるようになったという声がNW-BB10にも複数寄せられています。ごはんの味を大きくあきらめることなく、色で選べるのがこの機種のよいところです。
なお、ホワイトはスレートブラックより少し高めの傾向があります。
帰宅してから炊くことが多い人
仕事から帰ってきてお米を研ぎ、そこから炊き始める。そんな生活だと、炊き上がりまでの時間が気になりますよね。
NW-BB10の白米特急なら、1合で約16分。一人分や二人分をさっと炊きたいときに、待ち時間をぐっと短くできます。予約タイマーを使いこなすより、その場で炊くほうが性に合っているという方には、NW-BB10のほうが暮らしになじむでしょう。
NW-BB10
結論: あなたに合うのはどっち?
最後に、選び方を短くまとめます。確かめるのは次の2つだけです。
1. 白い炊飯器が欲しいですか2. 1合を約16分で炊ける特急メニューが必要ですか
どちらか1つでも「はい」なら、NW-BB10を選んでください。どちらも「いいえ」なら、NW-WA10がおすすめです。内釜・わが家炊き・専用メニューのどれをとってもNW-WA10のほうが手厚く、しかも数千円ほど安い傾向にあるからです。
それでも迷う場合は、ごはんの味を優先するならNW-WA10、日々の使い勝手や見た目を優先するならNW-BB10、と考えるとまとまりやすいと思います。
判断が変わる条件
この結論は、今の価格の向きを前提にしています。
- NW-WA10の在庫が減って値上がりし、NW-BB10より高くなった場合は、特急や白が要らなくても、NW-BB10を選ぶ判断で十分です
- NW-WA10が手に入らなくなった場合も同じです。どちらも現行ラインから外れた機種なので、購入前にその時点の価格と在庫を確かめてください
- 基本はNW-WA10。釜が厚く、わが家炊きは81通り、おかゆ・おこげの専用メニューもあって数千円ほど安い傾向
- 白が欲しい、または特急メニューが欲しいならNW-BB10
- サイズ・重さ・電気代・保温時間・洗う点数は同じなので、そこは気にせず選んでよい
NW-WA10
NW-BB10
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
NW-WA10とNW-BB10は、メルカリでも出品されていることがあります。中には、引っ越しや贈り物の重なりで使わなかったといった理由で、新品未使用品が出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。
よくある質問
NW-WA10に白はありますか
象印の公式ページでは、NW-WA10の5.5合サイズはスレートブラックの1色のみです。白い炊飯器が欲しい場合は、この2台ならNW-BB10のホワイトを選ぶことになります。
内釜や内ぶたは食器洗い乾燥機で洗えますか
どちらの機種も、内釜は食器洗い乾燥機や食器乾燥器に入れないよう取扱説明書に書かれています。内ぶたも、食器洗い乾燥機で洗えるという記載はありません。どちらも手洗いが前提です。
1升サイズもありますか
あります。NW-WA18とNW-BB18です。ただし1升サイズは、5.5合サイズと違って質量に差があり、NW-WA18が7.5kg、NW-BB18が7.0kgです。色は、どちらもスレートブラックのみです。
NW-WB10とは何が違いますか
NW-WB10は、NW-WA10の翌年に出た、同じ豪炎かまど釜を積んだ系列の機種です。NW-BB10とNW-WB10の違いは、別の記事で詳しく比べています。この記事の下にある関連記事をご覧ください。
玄米や雑穀米は炊けますか
どちらも炊けます。玄米には1.3気圧の高い圧力をかけてやわらかく炊く設定があり、雑穀米はしゃっきり・ふつう・もちもちの3コースから選べます。この点に差はありません。
ほかのモデルと迷っているなら
この2台以外も候補に入っている方向けに、当サイトの比較記事をご紹介します。
- NW-BB10とNW-WB10の違いを比較した記事 — NW-WA10の翌年に出た、同じ豪炎かまど釜の系列と比べたい方へ
- NW-BC10とNW-BB10の違いを比較した記事 — NW-BB10の後継機と迷っている方へ
- NW-BB10とNW-BA10の違いを比較した記事 — NW-BB10の1つ前の世代も候補に入れている方へ
- NW-BB10の口コミ・評判をまとめた記事 — NW-BB10の使い勝手をもう少し詳しく知りたい方へ
豪熱大火力シリーズは、型番の数字や発売年だけでは上下が分かりにくいシリーズです。気になるモデルがあれば、それぞれの記事で内釜の種類を確かめてみてください。

