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4枚焼きのAGT-G13Bと、2枚焼きのAET-GS13D。アラジンのトースターでこの2機種に迷ったら、価格差が数千円にとどまる現状では、基本はAGT-G13Bがおすすめです。
奥行き355mmの置き場所を確保できて、トースト以外の調理にも使う気が少しでもあるなら、数千円の上乗せで庫内の広さとグリルパン2種が手に入ります。
ただし、焼くのはトーストだけ・世帯は2人まで・置き場所が狭い、という人ならAET-GS13Dで必要十分。焼き上がりの土台になる遠赤グラファイトの発熱技術も、温度調節の範囲(100〜280℃)も、2機種で同じだからです。
つまり、判断のポイントは3つだけ。「①一度に4枚焼きたいか」「②グリルパンを使うか」「③奥行き355mmが置けるか」です。
この記事では、仕様の違いと「差」だと誤解されやすい共通点を順に整理していきます。読み終わるころには、自分に合う1台が決められるはずですよ。
AGT-G13BとAET-GS13Dの違いを一覧で比較
まずは、2機種の仕様を並べて見比べてみましょう。
上のほうに並んでいるのが「違う項目」、下のほうが「共通の項目」です。トーストを焼く土台の部分は下の共通欄に集まっている、という点を頭に置いて眺めてみてください。
| 項目 | AGT-G13B | AET-GS13D |
|---|---|---|
| 公式製品名 | グラファイト グリル&トースター(4枚焼き) | グラファイトトースター(2枚焼き) |
| 一度に焼ける枚数 | 4枚 | 2枚 |
| 庫内寸法(幅×高さ×奥行き) | 310×90×285mm | 310×87×235mm |
| 本体寸法(幅×高さ×奥行き) | 360×250×355mm | 350×235×295mm |
| 本体質量 | 約4.7kg | 約3.4kg |
| 付属品 | グリルパン2種・グリルプレート・レシピブック | 受け皿(ホーロー) |
| 付属品でできること | 焼く・炊く・蒸す・煮る(ふたをするとグリルパン内330℃) | 揚げ物の温め直し(油を落としてサクッと) |
| 消費電力 | 1390W | 1270W |
| 電源コードの長さ | 1m | 1.2m |
| 温度調節 | 100〜280℃(共通) | |
| タイマー | 15分(共通) | |
| 可動式焼き網 | あり(共通) | |
| 発売年 | 2023年 | 2025年 |
| 価格の傾向 | 数千円高い | 数千円抑えられる |
| こんな人に | 4枚同時に焼きたい人・トースト以外の調理もしたい人 | トースト中心の2人までの世帯・置き場所と軽さを優先する人 |
表のとおり、違いは「一度に焼ける枚数」「付属品」「サイズと重さ」「消費電力」の4つに絞られます。
逆にいえば、温度調節の範囲もタイマーも可動式焼き網も同じ。焼き上がりを左右する土台の部分に、2機種の差はありません。
4つの違いのうち、選ぶうえで本当に大事なのは3つです。次の章で、順番に詳しく見ていきましょう。
違いを詳しく確認

違いは4つですが、重さは同じではありません。ここでは重要な3つを順に確認し、残り1つの消費電力は3つめの最後に短く触れます。
違い①: 一度に焼ける枚数と庫内の奥行き — 4枚と2枚の差は「奥行き50mm」に集約される
一度に焼ける食パンは、AGT-G13Bが4枚、AET-GS13Dが2枚です。
この差を生んでいるのが庫内の奥行き。AGT-G13Bは285mm、AET-GS13Dは235mmで、その差は50mmです。
庫内の幅はどちらも310mmで同じ、高さも90mmと87mmでほぼ変わりません。つまり2機種の差は「食パン2枚の列を、奥行き方向にもう1列置けるかどうか」に集約される、ということです。
この奥行きの余裕は、パン以外にも効いてきます。メーカーはAGT-G13Bについて「22cmのピザが焼ける」としています。
AET-GS13Dもピザやグラタンに対応するとメーカーは案内していますが、焼けるピザのサイズについての公式な記載はありません。
またAGT-G13Bは焼き網の高さを変えられる構造で、高い位置にすればピザトーストのような調理トーストの具材までしっかり焼ける、とメーカーは説明しています。
実際、AGT-G13Bには「トースターというより小型オーブンとして使っている」という趣旨の声があります。庫内の広さが、トースター以上の使い方につながっているようですね。
まとめると、こういうことになります。3〜4人家族で朝のトーストを一度に焼き切りたい人、パン以外もあれこれ焼きたい人には、4枚焼きのAGT-G13Bが向いているでしょう。
2人までの世帯で、焼くのはもっぱらトーストという人なら、2枚焼きのAET-GS13Dで足ります。
違い②: 付属品と調理の幅 — グリルパン2種が付くか、受け皿だけか
付属品は、2機種でいちばん性格の違いが出る部分です。
AGT-G13Bには、深さの違うグリルパン2種類とグリルプレート、レシピブックが付きます。一方のAET-GS13Dに付くのは、ホーローの受け皿1点です。
メーカーはAGT-G13Bについて、2種類のグリルパンで「焼く・炊く・蒸す・煮る」ができるとしています。さらに「グリルパンにふたをして調理すれば、グリルパンの中の温度を330℃まで高められる」とも。
ここでひとつ、正確に押さえておきたい点があります。この「330℃」は、温度調節ダイヤルの上限ではありません。
ダイヤルで設定できる温度は、AGT-G13BもAET-GS13Dも100〜280℃でまったく同じです。330℃というのは「ふたをしたグリルパンの中が到達する温度」のことで、AGT-G13Bの本体の温度調節が280℃を超えられる、という意味ではないのです。
対するAET-GS13Dの受け皿について、メーカーは「揚げ物も余分な油を落としながらサクッと温め直せる」としています。
つまり片方は、ふたをして蒸す・煮る・炊くまでこなす調理道具。もう片方は、揚げ物の温め直しを助ける受け皿です。同じ「付属品あり」でも、守備範囲はかなり違います。
では、そのグリルパンは実際に使われているのでしょうか。AGT-G13Bには、グリルパンやオーブン用途で日常的に活用している趣旨の声があります。
その一方で、「結局トーストしか焼いていない」という使い方の声も混在しています。ここは正直にお伝えしておきますね。
判断の軸はシンプルです。数千円の差でグリルパン2種とグリルプレートが付いてくるので、トースト以外の調理を試す気が少しでもあるなら、その差額は見合うでしょう。
逆に、トーストしか焼かないと言い切れる人は、この差額を払う必要はありません。グリルパンでどんな料理が作られているのか気になる人は、商品ページで実際の声を確かめてみると、自分の使い方に合うかイメージしやすいですよ。
AGT-G13B
違い③: 置き場所・重さ・コードの長さ — 奥行き355mmが置けるかを先に確認
本体の大きさは、AGT-G13Bが360×250×355mm、AET-GS13Dが350×235×295mmです。
幅はほぼ同じで、違うのは奥行きと高さ。AGT-G13Bのほうが奥行きで60mm、高さで15mm大きくなります。
実際、AGT-G13Bには「一般的なトースターより場所を取る」という趣旨の声があります。とくに奥行き355mmは、買う前に確認しておきたい数字です。
重さは約4.7kgと約3.4kgで、その差は1.3kg。掃除や模様替えのたびに本体を動かす人ほど、この軽さは効いてきます。
電源コードはAET-GS13Dが1.2mで、AGT-G13Bの1mより20cm長めです。コンセントから少し離れた場所に置きたいキッチンでは、これはAET-GS13Dの素直な強みといえます。
購入前にやっておきたいのは、候補の置き場所をメジャーで測ることです。AGT-G13Bなら奥行き355mmに加えて、壁や上の棚から離すための放熱の余裕まで含めて確認しておくと、届いてから慌てずに済みますよ。
なお、4つめの違いである消費電力は、AGT-G13Bが1390W、AET-GS13Dが1270Wです。とはいえどちらも1200Wを超えるため「同じコンセントで他の家電と併用しない」という注意点は共通で、120Wの差はどちらを選ぶかの理由にはならないでしょう。
「差」だと誤解されやすい3つの共通点

2機種を検索して調べていると、あたかも「差」であるかのように紹介されがちなポイントが3つあります。
結論を先に言うと、3つとも2機種で共通です。ここを取り違えると選び方を間違えてしまうので、順に確かめておきましょう。
「0.2秒で発熱・遠赤グラファイト」は両機共通 — 焼く仕組みに上下はない
アラジンといえば「0.2秒で発熱する遠赤グラファイト」。この技術が4枚焼きだけの売りだと思われがちですが、実は違います。
遠赤グラファイトはAET-GS13Dにも搭載されていて、1枚焼きのモデルまで含めた全機種に共通の技術です。メーカーはどのモデルの紹介でも同じ訴求をしています。
つまり、パンを焼く仕組みそのものに上下はありません。実際、AGT-G13Bには焼きムラの少なさや焼き上がりの良さを評価する声があります。
一方のAET-GS13Dは、2025年10月発売とまだ新しいモデルです。使用者の声が少なく、使い心地の傾向を語れるだけの材料は集まっていません。
それでも、発熱の技術も設定できる温度の範囲も2機種で同じ、というのは公式仕様で確かめられる事実です。「高いほうがおいしく焼けるのでは」という心配は、この2択では要らないでしょう。
温度調節はどちらも100〜280℃ — 「330℃」はダイヤルの上限ではない
「AGT-G13Bは330℃まで温度を上げられる」という説明を見かけることがありますが、これは誤解です。
温度調節ダイヤルで設定できる範囲は、AGT-G13BもAET-GS13Dも100〜280℃。上限にも下限にも、いっさい差はありません。
330℃という数字は、違い②で触れたとおり「グリルパンにふたをしたときに、グリルパンの内側が到達する温度」のことです。
「設定できる温度の高さ」で2機種を選ぼうとしていた人は、ここは考えなくて大丈夫です。
可動式焼き網はどちらにも付いている — 先に採用したのは4枚焼き
焼き網を持ち上げられる「可動式焼き網」は、扉まわりのパンくずを掃除しやすくする構造です。AET-GS13Dの発表時に「新採用」と紹介されたため、新しい2枚焼きだけの機能だと思われがちなところ。
けれど、メーカーの発表文の言い回しは「4枚焼きでも好評の可動式焼き網を新採用」です。つまり先に搭載していたのはAGT-G13Bのほうで、現行の2機種を比べるかぎり共通の機能なんです。
「新採用」が差になるのは、先代の2枚焼き(AET-GS13C)と比べたときの話。今回の2択では、手入れのしやすさは決め手になりません。
なお、AGT-G13Bには、掃除は比較的ラクだという声がある一方、ヒーター周りは気を遣うという声もあります。どちらを選ぶにしても、ヒーター部分の手入れは説明書に沿って丁寧に、と考えておくといいですね。
そのほかの共通点も確認しておく
細かい部分まで含めると、次の項目も2機種で共通です。
- タイマーはどちらも15分
- マイコン制御なし(どちらもダイヤル操作。自動メニューや焼き色の記憶はフラッグシップ機の領分)
- 庫内の幅は310mm
言いかえると、価格が抑えられているAET-GS13Dを選んでも、この章で挙げた共通点は何ひとつ失わない、ということです。
そもそもアラジンのトースターはどう選ぶ? ラインアップと4つの軸
2機種の位置づけをつかむために、アラジンのトースターの現行ラインアップを一度だけ整理しておきます。
| 公式製品名 | 現行型番 | 焼ける枚数 | グリル調理 | 自動メニュー(マイコン制御) |
|---|---|---|---|---|
| グラファイト グリル&トースター(フラッグシップモデル) | AET-GP14B | 4枚 | あり(グリルパン深/浅・すのこ・炊飯釜付き) | あり(12種メニュー・焼き色記憶) |
| グラファイト グリル&トースター(4枚焼き) | AGT-G13B | 4枚 | あり(グリルパン2種・グリルプレート) | なし |
| グラファイトトースター(2枚焼き) | AET-GS13D | 2枚 | なし(受け皿のみ) | なし |
| グラファイトトースター(1枚焼き) | CAT-G8A / AET-G8A | 1枚 | CAT-G8Aのみミニグリルパン付属 | なし |
| グラファイト ポップアップトースター | AEP-G12A | ― | なし | ― |
どのモデルにも、0.2秒で発熱する遠赤グラファイトは入っています。そのうえで選ぶときの軸は、上から順に4つです。
- ① 何枚同時に焼きたいか。家族の人数と、朝食を一斉に出したいかどうかで決まります
- ② トースト以外の調理をするか。グリルパンで調理まで広げたいなら「グリル&トースター」の名が付くモデルが候補です
- ③ 自動でおまかせしたいか。メニューを選ぶだけの自動調理(マイコン制御)は、フラッグシップのAET-GP14Bだけの機能です
- ④ 置き場所の奥行き。大きなモデルほど、置き場所に奥行きの余裕が要ります
今回比べているAGT-G13BとAET-GS13Dは、③がどちらも「なし」。だから、この2機種で迷っている人は①②④の3つだけで決められる、というわけです。
「AGT-」「AET-」型番の頭文字は序列ではない
型番を見て「AGTとAETって、シリーズが違うの?」と気になった人もいるはずです。結論から言うと、頭文字で上下を判断することはできません。
実際、最上位のフラッグシップモデルはAET-GP14Bで、その下に位置する4枚焼きがAGT-G13B。「AETが上」でも「AGTが上」でもない、ねじれた並びになっています。
公式のラインアップは「グラファイト グリル&トースター(4枚焼き)」「グラファイトトースター(2枚焼き)」のように製品名で分かれていて、型番の頭文字では分かれていません。見分けるときは、製品名の「何枚焼きか」「グリル&が付くか」を頼りにするのが正解です。
もうひとつ、2枚焼きのページで戸惑いやすいのがブラックです。公式ページでは、ブラックだけ先代の型番のままのAET-GS13C(K)が併記され続けています。「Dのブラックが見当たらない」と思っても、慌てなくて大丈夫ですよ。
AGT-G13Bがおすすめな人
ここまでの内容をふまえると、AGT-G13Bが向いているのは次のような人です。
- 3〜4人家族で、朝のトーストを一度に焼き切りたい人
- トースターを「小さいオーブン」としても使いたい人
- 22cmの冷凍ピザや、具をのせた調理トーストをよく焼く人
- 奥行き355mmと放熱の余裕を確保できるキッチンの人
いちばん分かりやすい目安は、朝食の人数です。4枚を2枚ずつ2回に分けて焼くと、先に焼けた分はどうしても冷めていきます。家族がそろって食卓につく朝なら、4枚焼きの価値を毎日感じられるでしょう。
もうひとつの軸が、トースト以外への広がりです。深さの違うグリルパン2種とグリルプレートが最初から付いてくるので、グラタンや煮込みのような一品を追加の出費なしで試せます。レシピブック付きで、最初の一歩を踏み出しやすいのもうれしいところ。
確認しておきたいのは置き場所だけです。違い③で触れたとおり、奥行き355mmに放熱の余裕を足したスペースが要ります。
カラーはグリーンとホワイトが基本で、販路限定色もあります。設置スペースさえ確保できるなら、数千円の差で使い道がぐっと広がる1台です。
AGT-G13B
AET-GS13Dがおすすめな人
一方、次に当てはまる人は、AET-GS13Dを選んで大丈夫です。
- トーストが中心で、2人までの世帯の人
- 置き場所の奥行きに余裕がない人、軽さを優先したい人
- コンセントから少し離れた場所に置きたい人
繰り返しになりますが、遠赤グラファイトの発熱も、温度調節の範囲も、可動式焼き網も、AGT-G13Bと同じです。役割をトーストに絞れば、同じ仕組みの焼き上がりを数千円抑えて手に入れられます。
本体は約3.4kgと軽く、奥行きは295mm。カウンターの一角や棚の中など、置き場所の選択肢が広いのはこちらです。
電源コードが1.2mある点も、コンセントの位置に悩みがちなキッチンでは助けになりますね。発売が2025年10月と新しいことも、事実として添えておきます。
ここまで読んでAET-GS13Dのほうが合いそうだと感じたら、買う前にもう一段だけ確かめておきたいことがあります。確認した口コミには、焼き色が場所によって揃わないことを気にする声があり、これはマイコン制御を積んでいない構成と地続きの話です。焼き加減を自分の目で見て決める前提を受け入れられるかどうかで、満足度が変わってきます。単機種の記事では、この声がどんな使い方の人に影響して、逆にどんな人なら気にしなくてよいのかまで分けて整理しました。AET-GS13Dの気になる口コミと、注意が必要な人を確認する
AET-GS13D
結論: あなたに合うのはどっち?
最後に、この記事の判断をまとめます。
2機種は、遠赤グラファイトの発熱・温度調節100〜280℃・15分タイマー・可動式焼き網がすべて共通で、価格差は数千円です。
だから決め手は3つだけ。「①一度に4枚焼きたいか」「②グリルパンで調理の幅を広げたいか」「③奥行き355mmが置けるか」です。
置き場所が確保できて、トースト以外にも使う気が少しでもあるなら、AGT-G13B。トーストしか焼かない、2人までの世帯、置き場所が狭い。そんな人はAET-GS13Dで必要十分です。
どちらを選んでも、焼くための仕組みで失うものはありません。だからこそ、迷いすぎずに生活のかたちで決めてしまってよい2択です。
なお、2026年8月末の時点で、両機種とも後継モデルは発表されていません。「新型を待つべきか」で迷う必要は、いまのところ無さそうです。
AGT-G13B
AET-GS13D
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
AGT-G13BとAET-GS13Dは、メルカリに出品されていることがあります。
中には、置き場所に合わなかった、引っ越しを機に手放すことにした、といった理由で、新品未使用品や使用回数の少ない品が安く出ている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

