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「KAM-S132とKAV-B130、見た目も機能もそっくりだけど、結局どちらを買えばいいの?」と迷っていませんか。
結論からお伝えすると、現在の価格差が数千円の帯に収まっている状況なら、基本はKAV-B130がおすすめです。上下3本のヒーターすべてが遠赤の「トリプル遠赤ヒーター」を備え、庫内の幅と高さにも余裕があります。
ただし、次のどれかに当てはまる人には、KAM-S132の方が向いています。
- レンジ台や棚など、設置スペースの幅・奥行に余裕がない人
- キッチンにレッドのトースターを置きたい人
- 購入費用をできるだけ抑えたい人
この2機種は、タイガー魔法瓶が同時期に発表した〈やきたて〉シリーズのグレード違いです。トースターとしての基本性能は共通で、違いは「ヒーター構成」「庫内と本体の大きさ」「カラー」「価格帯」の4点だけ。
この記事では、その4点を公式仕様にもとづいてひとつずつ確認し、あなたがどちらを選べば満足できるかを判断できるようにしていきます。
KAM-S132
KAV-B130
KAM-S132とKAV-B130の違いを一覧で比較
まず、2機種の違いをまとめて確認できる一覧表から見ていきましょう。
その前にひとつ、押さえておきたいことがあります。KAM-S132とKAV-B130は、どちらかが型落ちの旧機種というわけではありません。2024年8月27日にタイガー魔法瓶が同時に発表した〈やきたて〉シリーズの、同じラインアップに属するグレード違いです。
発売日もKAM-S132が2024年9月1日、KAV-B130が2024年9月21日と、ほぼ同時期。「新しい方を買っておけば安心」という選び方ができない組み合わせなんですね。
| 項目 | KAV-B130 | KAM-S132 |
|---|---|---|
| ヒーター構成 | トリプル遠赤ヒーター(上下3本すべて遠赤・3方から加熱) | トリプルヒーター(3本のうち上側が遠赤ヒーター) |
| 庫内寸法 | 幅32.5×奥行26×高さ10cm | 幅30×奥行26.5×高さ9cm |
| 本体寸法 | 幅37.7×奥行34.5×高さ24.5cm | 幅35.1×奥行32.8×高さ22.5cm |
| 質量 | 約4.3kg | 約3.7kg |
| コード長 | 約1.2m | 約1m |
| カラー | マットブラックのみ | マットブラック/レッドの2色 |
| 価格の傾向 | 数千円ほど上 | 価格を抑えやすい |
| 発売日 | 2024年9月21日 | 2024年9月1日 |
| こんな人に | 焼き上がりの加熱設計を優先する人・庫内の高さがほしい人 | 置き場所の制約が厳しい人・色を選びたい人・価格重視の人 |
表のとおり、2機種の違いは「ヒーター構成」「庫内と本体の大きさ」「カラー」「価格帯」の4点に集約されます。
逆に言えば、トースターとしての基本性能はまったく同じです。火力は1300W、温度は約80〜250度の無段階調節、タイマーは30分、トーストは3枚、約25cmのピザにも対応。ここは2機種で一切差がありません。共通部分の詳しい中身は、のちほど別の章でまとめて紹介します。
庫内寸法の行だけ、少し注意して見てください。KAV-B130は幅と高さに余裕がある一方、奥行だけはKAM-S132の方が0.5cm深くなっています。「KAV-B130の方が庫内が全面的に広い」わけではない、という点は次の章で詳しく確認しますね。
KAM-S132とKAV-B130の4つの違いを詳しく確認

ここからは、表で挙げた4つの違いをひとつずつ見ていきます。ご自身の使い方に関係のある項目から読んでいただいても大丈夫ですよ。
違い①: ヒーター構成 — KAV-B130は上下3本すべてが遠赤ヒーター
いちばん大きな違いが、このヒーター構成です。
KAM-S132のヒーターは「トリプルヒーター」。3本のヒーターの上側に遠赤ヒーターを配した構成です。一方のKAV-B130は「トリプル遠赤ヒーター」で、上下3本すべてが遠赤ヒーター。3方から加熱する設計になっています。
つまり、ヒーターの本数は同じ3本でも、「遠赤ヒーターが上側だけか、下側まで含めて全部か」が違うということ。機種名の看板になるほどの設計差で、価格差の中身も実質的にはここにあります。
メーカーはKAM-S132を「加熱バランスに優れたトリプルヒーター(上:遠赤ヒーター)で、トーストは素早く、お料理も中まで絶品仕上げ」としています。KAV-B130については「トリプル遠赤ヒーターですばやくこんがり」「表面だけでなく食材の中までしっかり加熱」という説明です。
使った人からは、こんな声が挙がっています。KAM-S132には、焼き色が均一になりやすいという声がある一方で、厚切りパンでは焼きムラを感じたという声もあります。KAV-B130には、短時間で焼けるという声もありますよ。
注意したいのは、公式がこの2機種を並べて焼き比べているわけではない、という点です。ですから「KAV-B130なら焼き上がりが格段においしくなる」とまでは言い切れません。
それでも、下側まで遠赤にした設計の変更は、メーカーが機種名に掲げるほどの違いです。毎朝のトーストや、グラタン・お惣菜の温めなおしなど、焼き上がりの加熱設計を優先したい人なら、KAV-B130が向いているでしょう。
自分と使い方が近い人の口コミをもっと読んでから決めたい場合は、商品ページで実際の声を確認してみるのがおすすめです。
KAV-B130
違い②: 本体の大きさ・重さ・コード長 — 置きやすさはKAM-S132が有利
次に、本体そのものの大きさです。ここは庫内とは逆で、KAM-S132に分があります。
本体寸法は、KAM-S132が幅35.1×奥行32.8×高さ22.5cmで約3.7kg。KAV-B130が幅37.7×奥行34.5×高さ24.5cmで約4.3kgです。KAV-B130の方が幅で2.6cm、奥行で1.7cm、高さで2cm大きく、重さも0.6kg上回ります。
数字だけ見ると小さな差に思えるかもしれません。ただ、レンジ台や食器棚の棚板は幅が最初から決まっています。いま置いているトースターの周囲にあまり余裕がないなら、この2.6cmが「入るか、入らないか」の分かれ目になることも。
購入前に、置く予定の場所を一度測っておくと安心です。測るのは、棚板の幅・奥行と、上までの高さの3辺。KAV-B130なら幅37.7×奥行34.5×高さ24.5cm、KAM-S132なら幅35.1×奥行32.8×高さ22.5cmの本体が収まるかどうかが目安になります。
このとき、いま使っているトースターの外寸から見当をつけるより、置き場所そのものを直接測る方が確実です。上の熱がこもらないよう、本体の高さぴったりではなく、周囲に空間の余裕も残しておきたいところですね。
一方、コードの長さはKAV-B130が有利です。KAM-S132の約1mに対して、KAV-B130は約1.2m。20cmの差は、コンセントから少し離れた場所に置きたいときに効いてきます。
本体の寸法とあわせて、置き場所からコンセントまでの距離も測っておくと、届く・届かないで慌てずに済みますよ。
このように、本体まわりは項目ごとに有利な側が入れ替わります。それでも「棚に入るかどうか」は価格より優先度の高い制約になりやすいもの。設置スペースに制約がある人にとっては、ひとまわり小さくて軽いKAM-S132が現実的な選択になるでしょう。
違い③: 庫内は幅+2.5cm・高さ+1cm。ただし奥行はKAM-S132が深い
庫内の広さは、正確に押さえておきたい違いです。
KAM-S132の庫内は幅30×奥行26.5×高さ9cm。KAV-B130は幅32.5×奥行26×高さ10cmです。KAV-B130は幅が2.5cm広く、高さも1cm高くなっています。
ただし、奥行だけは逆転しています。KAV-B130の奥行は26cmで、KAM-S132の26.5cmより0.5cm浅いんです。「KAV-B130の方がどの方向にも広い」わけではないので、ここは誤解のないようにしてください。
では、幅と高さの余裕はどんな場面で効くのでしょうか。高さの1cmは、グラタン皿や厚みのあるパンなど、背のあるものを入れるときの余裕になります。幅の2.5cmは、食パンを並べたときのゆとりですね。
もうひとつ注意点があります。庫内が広いといっても、一度に焼ける量が増えるわけではありません。トーストは3枚まで、ピザは約25cmまでという対応は、2機種とも同じです。
まとめると、背のあるものを焼く頻度が高い人には、KAV-B130の高さの余裕が効いてくる。そういう条件付きの違い、と考えるとよいでしょう。
違い④: 価格帯 — 数千円の差をどう考えるか
最後に価格です。実売ではKAV-B130の方が上で、その差はおおよそ数千円の帯に収まっています。
この数千円で手に入るのは、上下3本すべて遠赤の「トリプル遠赤ヒーター」と、庫内の幅・高さの余裕です。オートメニューやコンベクションのような機能が増えるわけではありません。ここは正直にお伝えしておきます。
そのうえで、焼き上がりの加熱設計を優先したい人にとっては、見合う差と言えるでしょう。逆に、そこに価値を感じないなら、基本性能が同じKAM-S132で十分。価格を抑えられるぶん、むしろ気持ちよく選べるはずです。
なお、カラーはKAM-S132がマットブラックとレッドの2色、KAV-B130はマットブラックのみ。キッチンにレッドを置きたい人は、KAM-S132の一択になります。
2機種に共通する基本性能 — 安いほうを選んでも失わないもの

最初に触れたとおり、2機種は同じ〈やきたて〉ラインアップに属する現行品どうし。だからこそ、トースターの土台にあたる部分はきれいに共通しています。
この章では、その共通部分をまとめて確認しておきましょう。言い換えれば「KAM-S132を選んでも失わないもの」のリストです。
焼く力と、温度・時間の自由度
消費電力はどちらも1300W。温度は約80〜250度の間を無段階で調節できます。
「弱・中・強」の段階から選ぶ方式ではなく、料理に合わせて好きな位置にダイヤルを合わせられる方式です。低めの温度でじっくり火を通すのも、高温で一気に焼き上げるのも、2機種とも同じようにできます。
たとえば、パッケージに焼き上げの温度が細かく指定されている冷凍食品でも、その数字にそのままダイヤルを合わせられます。決まった段階から近い温度を選ぶしかない方式と違って、指定どおりに設定できるのが無段階のよさです。
タイマーは30分のロングタイマー。グラタンや焼き芋のような時間のかかる調理でも、途中でタイマーを回し直さずに任せられる長さです。
一度に焼ける量
トーストは2機種とも3枚まで同時に焼けます。約25cmのピザにも対応。
3枚あれば、3人家族なら1回で、4人家族でも2回に分ければ朝のトーストが焼き終わる計算です。約25cmという対応サイズは、市販の冷凍ピザを切り分けずに丸ごと入れられるかどうかの、分かりやすい目安になります。
メーカーはこの庫内を「ワイド&ビック庫内」と呼んでいます。朝食のトーストを家族分まとめて焼きたい家庭でも、扱いやすい枚数ですね。
出し入れのしやすさと手入れ
扉を開けると焼アミが平行にせり出す「平行スライド焼アミ」も、2機種とも共通です。メーカーは、高さのある食材でも出し入れしやすい構造としています。
「平行」というのは、アミが手前に傾かず、水平の姿勢のまませり出してくるという意味です。中身の入ったグラタン皿を取り出す場面を思い浮かべると、この構造のありがたみが想像しやすいでしょう。
ワイドなガラス面で調理中の様子を確認しやすい、というのもメーカーが両機に共通して挙げる特長です。
手入れの面では、焼アミとパンくずトレイを取り外して丸洗いできます。付属する部品も、焼アミ・調理トレイ・パンくずトレイの3点で同一です。
操作はダイヤル2つ
操作部は、温度のダイヤルとタイマーのダイヤルの2つだけ。これも共通です。
ボタンで自動メニューを選ぶタイプではなく、自分で温度と時間を決めて使う方式になります。この点は次の章で少し補足しますね。
つまり、価格が抑えられるKAM-S132を選んでも、焼く力・焼ける量・手入れ・操作といった日々の使い勝手の土台は、KAV-B130と何も変わらないということです。
オートメニューや熱風がほしいなら、この2機種の外にある(KAV-A130)
比較の途中で、「そういえば、焼き加減を自動で調節してくれる機能はないの?」と気になった人もいるでしょう。
はっきりお伝えすると、次の機能はKAM-S132とKAV-B130のどちらにも搭載されていません。
- 熱風コンベクション(ファンで熱風を循環させる加熱方式)
- オートメニュー(食材に合わせた自動調理)
- 焼き色の段階調節
- リベイクメニュー
これらを備えているのは、同じ〈やきたて〉シリーズで同時に発表された最上位機のKAV-A130です。
KAV-B130と型番が似ているため混同されやすいのですが、コンベクションを持つのはKAV-A130だけ。KAV-B130を選んでも、熱風調理ができるようになるわけではありません。ここは誤解の多いところなので、はっきり分けて覚えておいてください。
あわせて気をつけたいのが、販売サイトの表記です。ショッピングサイトによっては、KAV-B130を「コンベクション」と紹介している出品も見られますが、タイガー公式の位置づけはあくまでオーブントースターです。
注文の前に、商品名だけでなく型番の表記まで確認しておくと、取り違えを防げますよ。
ですから、「パンを入れてボタンを押したら、あとはおまかせしたい」という人は、そもそもこの2機種の比較から一歩離れて、KAV-A130を検討する方が近道です。
逆に、温度と時間を自分で決めるシンプルな道具で足りるなら、この2機種のどちらを選んでも困りません。ここが確認できれば、あとは「加熱設計・大きさ・色・価格」の4点だけで決められますね。
KAV-B130がおすすめな人
ここまでの違いを踏まえて、KAV-B130が向いているのはこんな人です。
毎日のトーストや料理の焼き上がりを優先したい人
KAV-B130の持ち味は、上下3本すべてが遠赤という加熱の設計です。
トースターの出番が朝のパンだけでなく、グラタンのようなオーブン調理にも及ぶ人ほど、加熱の設計そのものが違うこの一台を選ぶ理由がはっきりします。毎日使う道具だからこそ、焼く仕組みの部分にこだわりたい人に合う選択です。
背のある器や厚みのあるパンをよく入れる人
庫内は高さに1cm、幅に2.5cmの余裕があります。
グラタン皿を頻繁に入れる人や、厚切りのパンが好きな人には、この余裕が日々の扱いやすさにつながるでしょう。
コンセントから少し離れた場所に置く人
コードは約1.2mと、KAM-S132より20cm長めです。
置き場所とコンセントの位置関係によっては、この長さの違いがすっきり設置できるかどうかに関わってきます。
この3つのどれかに当てはまるなら、数千円の上乗せは納得しやすい差のはずです。基本性能が同じぶん、差額はまるごと加熱設計と庫内の余裕に向かうお金だからです。
KAV-B130
KAM-S132がおすすめな人
一方、次のどれかに当てはまるなら、KAM-S132が良い選択になります。
レンジ台や棚板の寸法に制約がある人
本体は幅・奥行・高さのすべてでKAV-B130よりひとまわり小さく、重さも0.6kg軽い設計です。
「置き場所が先に決まっていて、そこに収まることが最優先」という人には、KAM-S132の方が現実的なことも多いでしょう。
キッチンにレッドを置きたい人
2色展開があるのはKAM-S132だけ。色で選びたい人にとっては、比較するまでもなくこちらに決まりますね。
購入費用を抑えたい人
基本性能はKAV-B130と同じまま、価格は数千円低い帯にあります。
上下すべて遠赤の加熱設計にまで価値を感じないなら、使わない部分にお金をかけない、という選び方は理にかなっています。
ダイヤル2つのシンプルなトースターで足りる人
KAM-S132は、3本ヒーターの上側に遠赤ヒーターを備えた構成です。
自動メニューに頼らず、温度と時間を自分で合わせて使うスタイルなら、必要なものはひととおり揃っています。トースターに求めるものが明確な人ほど、迷わず選べる一台です。
KAM-S132
結論: あなたに合うのはどっち?
最後に、価格まで含めた最終判断です。
基本はKAV-B130をおすすめします。数千円の差で、下側まで遠赤にした加熱設計と、庫内の幅・高さの余裕が手に入るからです。毎日使う道具の焼く仕組みにかけるお金として、回収しやすい差と言えるでしょう。
そのうえで、置き場所に制約がある人、レッドを選びたい人、費用を第一に考える人はKAM-S132を。どちらを選んでも、トースターとしての基本は何ひとつ失いません。
ひとつだけ、購入のタイミングで確認しておきたいのが、その時点の実際の価格差です。もし差が1万円近くまで広がっているようなら、KAM-S132を選ぶ判断も十分ありえます。逆に差がぐっと縮んでいるなら、置き場所さえ許せばKAV-B130を素直に選べる状況ですね。
KAM-S132
KAV-B130
メルカリで中古品をチェックしてみる手も
KAM-S132とKAV-B130は、メルカリに出品されていることがあります。
中には、引っ越し先のレンジ台に寸法が合わなかった、お祝いでいただいたものの手持ちのトースターと重複した、といった理由で、新品未使用品が安く出品されている場合もあるので、一度確認してみるといいですよ。

