【日立・オーブンレンジ】MRO-F6CとMRO-F6Dの違いは5つ。あとから出たF6Dで「無くなった」機能もあります

【日立・オーブンレンジ】MRO-F6CとMRO-F6Dの違いは5つ。あとから出たF6Dで「無くなった」機能もあります レンジ・オーブン・トースター

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日立の27Lオーブンレンジ、MRO-F6CとMRO-F6D。写真を並べても見分けがつかず、型番の末尾が1文字違うだけで何が変わったのか分からない。そこで手が止まっている人は多いはずです。

答えから書きますね。本体の大きさも、置くために必要なスペースも、レンジの火力も、加熱を受け持つ仕組みも、電気代のもとになる年間の消費電力量も、この2台ではまったく同じです。

違いが出るのは、自動調理メニューの中身と操作まわり。そして、その変化は一方通行ではありません。あとから出たMRO-F6Dで増えた機能もあれば、無くなった機能もあります。

買ってきた総菜の揚げ物を、番号ひとつ選ぶだけで温め直したい人。そして費用を抑えたい人。この2つに当てはまるならMRO-F6Cです。

鶏や魚のメイン料理までレンジにまかせたい人、1〜2人分の自動調理を増やしたい人なら、MRO-F6Dのほうが暮らしに合います。

もうひとつだけ先に。MRO-F6Cは日立の公式ページに「在庫品限り」の表示が付いた機種です。これが何を意味するのかは、あとの章できちんと説明しますね。

この記事の結論
  • 外形寸法・庫内・レンジ1,000W・オーブン250℃・トースト・年間消費電力量は2台とも同じ
  • 「揚げ物あたため」のオートメニューがあるのはMRO-F6C
  • 「らくらくプレート焼き」26メニューがあるのはMRO-F6D
  • MRO-F6Cには公式に「在庫品限り」(生産終了品)の表示がある
  1. MRO-F6CとMRO-F6Dの違いを一覧表で比較
  2. MRO-F6CとMRO-F6Dの5つの違いを詳しく見る
    1. 「揚げ物あたため」のオートメニューがあるのはMRO-F6C
      1. MRO-F6Dにあるのは、時間を自分で決める「リベイク」
      2. 差は「ボタン1つ」か「時間を選ぶか」の一点
    2. 「らくらくプレート焼き」26メニューがあるのはMRO-F6D
      1. MRO-F6Cにも冷凍からのオート調理はあります
    3. メニュー数は増えたのに、ノンフライだけ1つ減っている
    4. 操作まわり——リベイクボタンとメニューシールはMRO-F6Dだけ
      1. メニューシールはドアに貼れます
  3. ここからは同じ——置き場所・火力・毎日の定番機能
    1. 置き場所の条件は完全に同じ
    2. 庫内と火力も同じ
    3. 毎日の定番機能も同じ
    4. 手入れ・電気代と、2台に共通する注意点
  4. MRO-F6Cは公式に「在庫品限り」——買うタイミングだけは条件が違う
    1. 「もう買えない」ではなく「在庫が尽きたら終わる」
  5. MRO-F6Cがおすすめな人
    1. スーパーや総菜屋の揚げ物を温め直す回数が多い人
    2. 費用を抑えつつ、加熱の中身では妥協したくない人
    3. 使った人の感想を確かめてから決めたい人
  6. MRO-F6Dがおすすめな人
    1. 主菜までレンジにまかせたい人
    2. 1〜2人分の自動調理を増やしたい人
    3. 家族みんなで使う人・長く売られている機種がいい人
  7. 結論——選び分けは「揚げ物あたため」か「プレート焼き」か
    1. メルカリで中古品をチェックしてみる手も
  8. 現行・型落ちモデル早見表
    1. 日立 電子レンジ・オーブンレンジラインアップ
      1. G10 Flagship
      2. G20 High
      3. G30 Steam 31l
      4. G40 Steam 27l
      5. G50 Oven 27l

MRO-F6CとMRO-F6Dの違いを一覧表で比較

日立のMRO-F6CとMRO-F6Dは、どちらも27Lのオーブンレンジです。MRO-F6Cが2024年8月下旬、MRO-F6Dが2025年8月9日の発売。

公式の仕様表と取扱説明書を1項目ずつ突き合わせた結果を、そのまま一覧表にしました。

表は前半と後半で性格を変えてあります。前半は2台で中身が食い違う項目、後半は数値まで一致している項目です。急いでいる人は、前半のかたまりだけを追えばじゅうぶん。

前半をながめて気づくのは、並んでいるのが自動調理メニューと操作まわり、それに販売の状態だけだということ。庫内の広さやレンジの火力といった、加熱そのものに関わる行はひとつも入っていません。

価格については、発売から時間が経っているぶんMRO-F6Cのほうが手に入れやすい価格帯です。その差が何に対して付いているのかも、前半の行を見ればおおよそ見当がつきますよ。

項目 MRO-F6C MRO-F6D
「揚げ物あたため」オートメニュー あり(オートメニュー5) なし
リベイク(加熱時間2〜40分を選ぶ) なし あり(専用ボタン)
らくらくプレート焼き なし 26メニュー
オートメニュー数 74 91
レシピ数 91 112
少人数メニュー数 54 72
ノンフライメニュー数 8 7
仕様表の「簡単操作」欄 -(記載なし) 料理ボタン、リベイクボタン、トーストボタン
メニューシール(同梱) 記載なし あり(本体ドア下部に貼付)
公式の販売ステータス 在庫品限り(生産終了品) 現行モデル
発売日 2024年8月下旬 2025年8月9日
総庫内容量 27L ワイド&フラット
庫内有効寸法 375×323×213mm
本体外形寸法 幅483×奥行388(ハンドル含む440)×高さ355mm
ドア開放時の必要奥行 662mm
質量 約14.5kg
センサー 温度センサー
レンジ最高出力 1,000W(最大3分間)
オーブン 最高250℃(自動)・1段
スチーム/過熱水蒸気 簡易スチーム式/なし
トースト オート約8分・2枚まで
ボウル/スピードメニュー 15/14
2品同時あたため 対応
表示部 液晶(バックライトなし)
年間消費電力量 70.4kWh/年
カラー ホワイトのみ
こんな人に 総菜の揚げ物をボタン1つで温め直したい人・費用を抑えたい人 鶏や魚のメイン調理までレンジにまかせたい人・現行モデルを選びたい人

後半の行は、左右をどれだけ見比べても同じ数字が続きます。ここが大きな安心材料になりますね。

棚に収まるかどうかの採寸も、毎日の温めをどんな仕組みで見張っているかも、電気代のもとになる年間消費電力量も、どちらを買っても変わりません。この共通部分については、あとの章でひとつずつ確かめていきます。

MRO-F6CとMRO-F6Dの5つの違いを詳しく見る

MRO-F6CとMRO-F6Dの5つの違いを詳しく見るのイメージ画像

表の前半にあった違いは、整理すると5つです。そのうち4つは自動調理メニューと操作まわりの話、残る1つは公式サイト上での販売の状態です。

この章では、暮らしに直結する自動調理まわりの4つを順番に見ていきます。販売の状態については、買うタイミングの話とまとめて後の章で扱いますので、数を見失わないでくださいね。

読者

あとから出たほうを買っておけば間違いない、ですよね?
公式の仕様では

大きさも火力も同じ2台です。変わったのは自動メニューの中身で、増えたものも、無くなったものもあります。

「揚げ物あたため」のオートメニューがあるのはMRO-F6C

最初の違いが、この記事でいちばん大きな分かれ目です。

MRO-F6Cの取扱説明書には、オートメニューの5番として「揚げ物あたため」が載っています。説明は「天ぷら・フライの衣をサクっとあたためる」。食品別にあたためメニューを選ぶ案内のページでも、天ぷら・フライにはこの5番が指定されています。

つまり、買ってきた総菜を皿にのせて、番号を選んでスタートを押すだけ。あとの加減はレンジ側が持ってくれる、という作りです。

いっぽうMRO-F6Dの取扱説明書には、「揚げ物あたため」という言葉が一度も出てきません。オートメニューの番号も、5番が「解凍」に繰り上がっています。

MRO-F6Dにあるのは、時間を自分で決める「リベイク」

では揚げ物の温め直しをあきらめることになるのかというと、そうではありません。MRO-F6Dには専用の「リベイク」ボタンがあります。

操作の流れは、テーブルプレートをセットしてリベイクボタンを押し、加熱時間を2分から40分のあいだで選び、スタート。加熱時間は自分で決める方式です。仕様表の「簡単操作」欄にも、このボタンの名前が並んでいます。

メーカーは「日立独自の『セラミックプレート』とレンジ・グリルの複合加熱で、揚げ物や総菜パン、スイーツも、中はアツアツ、表面はサクッと仕上げます」としています。

時間の見当がつかない人のために、公式は目安も示していますよ。鶏のから揚げなら1個40gを4個で約14分、カレーパンは1個110gを2個で約8分、たい焼きは1個90gを2個で約7分、といった具合です。

差は「ボタン1つ」か「時間を選ぶか」の一点

ここを正確に言うと、2台の差は、揚げ物を温め直せるかどうかではありません。ボタン1つで任せられるか、加熱時間を自分で決めるか。その一点です。

この差が効いてくるのは、頻度の高い家庭でしょう。夕方にコロッケや天ぷらのパックを買って帰る日が週に何度もあり、家族の帰宅時間がばらばらで、そのたびに温め直す。そういう使い方だと、選ぶ操作がひとつ減るだけでも積み重なります。

反対に、揚げ物を温めるのは月に数回、しかも量や種類がまちまち、という家なら話は変わります。どのみち時間を見ながら加減するのですから、自分で分数を選べるほうが融通は利きますよね。

総菜の揚げ物や総菜パンを温め直す回数が多く、そのたびに考えたくない人はMRO-F6Cが向いています。食材ごとに時間を変えたい人、機械まかせより自分の目で決めたい人なら、MRO-F6Dでも困ることはないでしょう。

「らくらくプレート焼き」26メニューがあるのはMRO-F6D

2つめは、増えた側の違いです。MRO-F6Dの仕様表には「らくらくプレート焼き:26」という行があります。

MRO-F6Cの仕様表には、この項目の行そのものがありません。取扱説明書を探しても、この言葉は出てきませんでした。

中身をたどると、MRO-F6Dのオートメニュー10・11・12が「らくらくプレート焼き(鶏)」「同(鶏)(冷凍)」「同(魚)」です。

メーカーは「日立独自の『セラミックプレート』とレンジ・オーブンの複合加熱で、冷凍からもおまかせでおいしく焼き上げます」としています。鶏か魚かの2メニューから選び、味付けは塩・こしょうでよく、付け合わせの野菜も一緒に火加減おまかせで調理できる、という説明です。

生活に置き直すと、こういうことになります。仕事から帰って、鶏もも肉に塩こしょうをふり、切った野菜と一緒にプレートへ並べてボタンを押す。あとは扉を閉めておけば、主菜と付け合わせが同時に出来上がる、という段取りです。

MRO-F6Cにも冷凍からのオート調理はあります

ここで誤解しないでほしい点をひとつ。MRO-F6Cにも「冷凍からラクラクメニュー(焼き物・揚げ物)」という、冷凍のまま調理できるオートメニューがあります。

名前が似ているので置き換わったように見えますが、この2つが同じものの改称なのかどうかは公式に書かれていません。ですので、対応関係は断定しないでおきます。読み手として押さえておけばよいのは、プレート焼きという名前の26メニューがあるのはMRO-F6Dだけという事実のほうです。

主菜をレンジまかせで作る回数を増やしたい人、平日の夕食を1品でも自動化したい人には、MRO-F6Dが向いているでしょう。

メニュー数は増えたのに、ノンフライだけ1つ減っている

3つめは数の話です。仕様表の数字を並べると、レシピ数は91から112へ、オートメニュー数は74から91へ、少人数メニューは54から72へ。あとから出たMRO-F6Dのほうが、いずれも大きくなっています。

ところが、ノンフライメニューの欄だけは逆を向いています。MRO-F6Cが8、MRO-F6Dが7。ひとつぶん短くなっているのです。

合計は太ったのに、内訳のひとつは痩せている。この読み方が、2台を見比べるときにいちばん役に立ちます。総数だけを見て「増えたほうが全部そろっている」と判断すると、この1行を見落とすことになりますね。

どのメニューが外れたのかは、公式の資料からは特定できませんでした。ですので、この記事では8つから7つになったという数までにとどめます。

なお、副菜まわりの守備範囲は動いていません。耐熱ボウルを使うボウルメニューは両機とも15、10分以内で仕上げるスピードメニューも両機とも14。ここは同じ数です。

増えたぶんの中心は、らくらくプレート焼き系と少人数メニューだと読み取れます。1人分・2人分の自動調理を重ねて使う暮らしなら、54から72への増加はそのまま加点になるでしょう。

操作まわり——リベイクボタンとメニューシールはMRO-F6Dだけ

4つめは、毎日手が触れる部分の違いです。

仕様表の「簡単操作」欄は、MRO-F6Cが「-」、MRO-F6Dが「料理ボタン、リベイクボタン、トーストボタン」。この欄だけを見ると、ボタンの数に大きな差があるように見えます。

ただ、そこは正確に押さえておきたいところ。MRO-F6Cの公式ページにも「トーストボタンを押すだけで、トーストがオートで焼けます」という記述があります。トーストを1押しで始められるのは、どちらも同じなんですね。

書き分けとして確かなのは、仕様表の欄の書かれ方と、リベイクボタンがMRO-F6D側にあるという点まで。操作が面倒な機種とそうでない機種、という話ではありません。

メニューシールはドアに貼れます

もうひとつ、MRO-F6Dにはメニューシールが同梱され、本体ドアの下部に貼れます。webレシピの案内文も、MRO-F6Cが「本体天面や付属の取扱説明書表紙の2次元コードから」、MRO-F6Dが「メニューシールや付属の取扱説明書表紙の2次元コードから」と書き分けられているのが分かります。

MRO-F6D側には、あたためメニューの番号を覚えるのがひと手間、という声があります。シールがその手間をどう変えるかについては公式が触れていないので、ここは並べて置くだけにとどめておきますね。

番号を家族で共有したい家庭には、貼れるシールが地味に効いてくることも。子どもや親も同じレンジを使う家なら、本体に一覧が貼ってあるほうが「何番だっけ」と探す場面は減らせそうです。

ここからは同じ——置き場所・火力・毎日の定番機能

ここからは同じ——置き場所・火力・毎日の定番機能のイメージ画像

違いの話はここまでです。ここからは、2台で1つも食い違わなかった部分をまとめます。

地味に見えますが、じつはこちらのほうが分量は多い。しかも、毎日いちばん手が伸びる機能がここに集まっています。

置き場所の条件は完全に同じ

本体の外形は、幅483mm、奥行388mm(ハンドルを含めると440mm)、高さ355mm。ドアを開けたときに必要な奥行きは662mmです。

公式の設置図も、336mm・350mm・250mm・323mmという脚の位置まで両機で同じ数字が入っていました。放熱のためのすき間は、背面は壁ぴったりでよく、左右に4.5cm、上方に10cm以上。質量は約14.5kgです。

つまり、置き場所の下調べを2台ぶん用意しておく必要はありません。棚の内寸をはかって、扉を手前に開いたときのスペースを確かめて、上に10cmの余白が取れるかを見る。その結果がMRO-F6Cで通ればMRO-F6Dでも通りますし、その逆も同じです。

約14.5kgという重さは、大人ひとりで抱えて棚の上段に持ち上げるにはやや骨が折れる数字。設置の日だけは、二人がかりで動かせる段取りにしておくと安心ですよ。これも2台に共通する話です。

庫内と火力も同じ

庫内は27Lのワイド&フラット。有効寸法は375×323×213mmで、ここも数字がぴたりと重なります。メーカーは庫内幅39cmという開口寸法を挙げて、大きなお皿やピザが出し入れしやすいと説明しています。

レンジの最高出力は1,000W。手動でも自動でも、この出力が使えるのは最大3分間までという条件まで同じです。

オーブンは上下平面ヒーター式で、自動時の最高温度は250℃、段数は1段。250℃で運転できるのは約5分間で、その後は自動的に210℃へ切りかわるという注記も、両方の公式ページに同じ文言で載っています。グリルは上下平面ヒーターグリルです。

蒸気については、両機とも簡易スチーム式。テーブルプレートに水を入れてオートで運転するタイプで、茶わん蒸しなどをなめらかに仕上げる用途に使います。庫内へ高温の蒸気を送り込む過熱水蒸気は、どちらにも搭載されていません。

蒸気を使って焼き上げるタイプが気になった人は、MRO-S7DとMRO-S7CAの違いをまとめた記事もあわせてご覧ください。

毎日の定番機能も同じ

日常でいちばん出番の多いところも、そろって共通です。

  • トースト: オート(途中で裏返し)で約8分、2枚まで。テーブルプレートを上段にセットして使い、冷凍の食パンからでも焼けます
  • 2品同時あたため: 1品100〜300gが目安。冷凍と常温、冷凍と冷蔵、冷凍と冷凍の組み合わせは使えないという注記まで一致
  • 冷凍食品パリッと調理: 冷凍鶏のから揚げ、冷凍チャーハン、冷凍たこ焼き、冷凍今川焼きの4メニュー。品名まで同じです
  • 解凍・半解凍・下ゆで: 下ゆでは葉・果菜と根菜で分かれています
  • 少人数ボタン: 1人分・2人分の分量がオートで調理できる、とメーカーは説明しています。ただし分量はメニューごとに固定です
  • ボウルメニュー15/スピードメニュー14: 数も同じ

朝食のトーストも、お弁当の残りの温め直しも、冷凍食品の仕上げも、どちらを買っても同じ手順で同じ結果になる、ということですね。

手入れ・電気代と、2台に共通する注意点

セラミック製のテーブルプレートは外して丸洗いできます。庫内の側面と背面にはシリコン系の塗装が施され、天面は拭きやすいフラットな形状。この3つも共通の装備です。

お手入れコースは両機とも脱臭のみで、「※お手入れコース「清掃」はありません。」という注記が公式ページの同じ位置に入っています。片方だけ手入れが楽、という話ではないわけですね。

年間消費電力量は両機とも70.4kWh/年。電気代を判断材料にしたい人にとっては、比べる意味のない項目になります。

ひとつだけ、買う前に知っておきたい共通の割り切りどころがあります。表示部は液晶で、バックライトが入っていません。文字自体が光らないつくりなので、読み取りやすさは置き場所の明るさで変わってきます。

窓から離れた薄暗い一角や、夜に手元の照明を落とすキッチンでは、表示が見えにくいという声があります。これはどちらか一方の弱点ではなく、2台に共通する仕様から来るもの。設置場所の照明を先に思い浮かべておくと、あとから驚かずにすみますよ。

MRO-F6Cは公式に「在庫品限り」——買うタイミングだけは条件が違う

読者

「在庫品限り」って、もう買えないということですか?
公式の注記では

生産は終わっている表示です。ただ、店頭やネットに残っているぶんは今も買えます。

5つめの違いは、機能ではなく販売の状態です。

日立の公式製品ページを開くと、MRO-F6Cは型番のすぐ下に「在庫品限り」というラベルが付いています。ページの末尾には、こう書かれています。

○「在庫品限り」表示のある商品は、生産終了品のため品切れになる場合がございます。ご了承ください。

MRO-F6D側には、このラベルも注記もありません。代わりに、日立のオンラインストアへ進むための導線が用意されています。

裏づけになる事実がもうひとつ。公式サイトのオーブンレンジ機能比較一覧に、MRO-F6Dは掲載されていますが、MRO-F6Cは載っていません。メーカーとしては、すでに現行の並びから外れている扱いということです。

「もう買えない」ではなく「在庫が尽きたら終わる」

ただし、いま買えないわけではありません。2026年8月の時点で、MRO-F6Cは通販で新品を購入できる状態にあります。

正確に言うと、在庫が尽きたらそこで終わるという条件が付いている、ということ。すでに作られたぶんが流通しているあいだは、これまでどおり選べます。

価格の面でMRO-F6Cが手に取りやすいのも、この状態と無関係ではありません。安いほうを選ぶという判断に、時間という要素がひとつ加わる。そう受け止めておくとよいでしょう。

一方で、発売から時間が経っている機種には別の利点もあります。購入した人の声がそのぶん多く出ていて、買う前に読める材料がそろっているという点です。仕様表だけでは決めきれない人にとっては、これも判断の助けになりますよね。

この2機種のあいだには、2025年2月に発売されたMRO-F6CAという機種もあります。本記事は検索の多いMRO-F6CとMRO-F6Dの2台に絞って比較しています。

数年先まで同じ機種が売られている状態を望む人、付属品の相談や修理の窓口を長く使いたい人は、MRO-F6Dを選ぶ理由があります。反対に、いま買い替えの必要があって、揚げ物あたためのオートメニューを取りたい人なら、MRO-F6Cを選ぶ根拠ははっきりしています。

MRO-F6Cがおすすめな人

  • スーパーや総菜屋の揚げ物を温め直す回数が多い人
  • 費用を抑えつつ、加熱の中身では妥協したくない人
  • 使った人の感想を確かめてから決めたい人

スーパーや総菜屋の揚げ物を温め直す回数が多い人

揚げ物が食卓に出る日は、たいてい手が塞がっています。皿を出して、汁物を火にかけて、ごはんをよそって、そのあいだに衣を温め直す。

そういう場面で、オートメニューの5番を選ぶだけで済むのは実際に楽です。何分にしようか、途中で様子を見ようか、と考える余地がそもそも生まれません。

閉店前の値引きシールが貼られた総菜を買って帰る習慣がある家、揚げ物は作らずに買うと決めている家。どちらかに心当たりがあるなら、MRO-F6Cを選ぶ理由がここにあります。

費用を抑えつつ、加熱の中身では妥協したくない人

安いほうを選ぶときに引っかかるのは、「そのぶん料理の出来が落ちるのでは」という不安でしょう。

このペアに関しては、その心配は要りません。27Lの庫内も、レンジの1,000Wも、250℃のオーブンも、約8分のトーストも、簡易スチームも、MRO-F6Dとまったく同じものが手に入ります。

つまり、価格でMRO-F6Cを選んだことが、食卓に出てくるものに響かないということ。違いがあるのは加熱の中身ではなく、自動調理メニューの構成のほうですから。

自動調理は使えるぶんだけ使って、あとは自分で分数を決めればいい。そういう付き合い方をする人には、素直な選択になります。

使った人の感想を確かめてから決めたい人

家電を買うときに、仕様表よりも「先に手に入れた人がどう感じたか」を重く見る人はいますよね。

その点でMRO-F6Cは、発売から時間が経っているぶん、読める感想が積み上がっています。自分と似た暮らし方の人がどう受け止めたかを探しやすい、というのはひとつの強みです。

ただし、前の章で書いたとおり在庫品限りという条件が付きます。じっくり調べる時間と、在庫の状況。この2つを見ながら決めることになる、とだけ覚えておいてください。

MRO-F6Dがおすすめな人

  • 主菜までレンジにまかせたい人
  • 1〜2人分の自動調理を増やしたい人
  • 家族みんなで使う人・長く売られている機種がいい人

主菜までレンジにまかせたい人

平日の夕食でいちばん重いのは、メインのおかずを決めて、火加減を見ながら作る時間です。

らくらくプレート焼きは、そこを丸ごとレンジ側に渡せる機能。魚をグリルで焼けば受け皿と網を洗うことになりますが、プレート焼きなら加熱するのは庫内で、洗い物はプレート1枚で済みます。

冷凍のままの鶏肉を扱えるメニューが用意されているのも、買い置きで回している家には効いてきます。前の晩に解凍を忘れた、という失敗が献立を崩さなくなりますから。

主菜づくりの負担を減らしたい人、魚料理の後片づけが苦手で足が遠のいている人には、MRO-F6Dのほうが日々の負担が軽くなります。

1〜2人分の自動調理を増やしたい人

少人数メニューは54から72へ、オートメニュー全体も74から91へと増えています。増えた中身の多くは、この少人数まわりとプレート焼き系です。

ひとり暮らしの人、夫婦2人の食卓、子どもが家を出て2人分に戻った家庭。少ない分量をきちんと仕上げたい場面が多い暮らしほど、選べるメニューが多いことがそのまま便利さになります。

ひとつ補っておくと、少人数ボタンの分量はメニューごとに固定されている、とメーカーは説明しています。1人分と2人分のどちらかを選ぶ形なので、細かいグラム調整までおまかせにできるわけではありません。それでも、毎回の分量を自分で計算しなくてよくなるのは大きいですよ。

家族みんなで使う人・長く売られている機種がいい人

メニューシールを本体ドアの下部に貼れるのは、家族が交代でレンジを使う家に向いた作りです。番号の一覧が本体にあれば、料理をする人以外でも操作に迷いにくくなります。

仕様表の「簡単操作」欄に料理ボタン・リベイクボタン・トーストボタンが並ぶのもMRO-F6D側。よく使う機能に近いところへ手が届く配置です。

揚げ物の温め直しについては、リベイクで加熱時間を選べば対応できます。手数はひとつ増えますが、できなくなるわけではありません。

そして、公式サイトで現行モデルとして扱われているのはMRO-F6Dです。これから何年か使う道具として、情報やサポートが得やすい状態を選びたい人には、こちらが向いているでしょう。

結論——選び分けは「揚げ物あたため」か「プレート焼き」か

最後に、判断の物差しをひとつだけ置いておきますね。

まとめ
  • MRO-F6C: 買ってきた揚げ物や総菜パンを、番号ひとつで温め直したい人
  • MRO-F6D: 鶏や魚のメイン料理を、レンジにまかせて作りたい人

決め手になるのは、この1週間の食卓に、総菜の揚げ物と、鶏や魚のメイン調理、どちらが多く出てきたかです。

思い出せる範囲で数えてみて、揚げ物のほうが多かったならMRO-F6C。メインを一から作る日のほうが多かったなら、その手間を減らせるMRO-F6Dということになります。

どちらに決めても、置き場所も、庫内の広さも、レンジとオーブンの火力も、トーストの焼き上がりも、電気代も変わりません。選び方を間違えて後悔する幅が、そもそも狭いペアなんですね。

なお、MRO-F6Cを選ぶ場合は、公式に「在庫品限り」の表示が付いている点だけ頭に入れておいてください。

メルカリで中古品をチェックしてみる手も

MRO-F6CとMRO-F6Dは、メルカリでも出品されていることがあります。新居に合わせて買ったものの、備え付けの設備と重なって出番がなかった、といった経緯の品が並ぶことも。

とくにMRO-F6Cのように生産が終わっている機種は、新品の在庫が見つからなくなるほど、探し先が中古へ移っていきます。

購入前には、メーカー保証が残っているか、テーブルプレートや取扱説明書といった付属品がそろっているかを確かめておくと安心ですよ。

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